2019ノリクラ決戦仕様解除 [TORACLE-COZ]

目標は達成できなかったが、今年のノリクラは終わった。大会翌週の先週は休みだった日曜に天気が怪しかったこともあって、久々に走らずに家でのんびりした。TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)の後始末くらいやりたいところだったが、前夜に雨が降ったので勤務先から乗って帰ることができなかった。

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TORACLE-COZはお盆休みの作業以降もいくつか手を加えた。薄汚れてきたバーテープは結局新調した。

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iPhoneホルダーは、ずれて下を向いてしまったり、重かったり、これまでなかなかしっくり来なかった。今回は2製品を組み合わせて加工し、一部のパーツの自作してみた。

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物理的にこれより下がらない形状のパーツを削り、角度を最適化した。これで落ち着いて欲しいものだ。

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結局チェーンは短くしなかったが、コネクターを再使用禁止のシマノ製クイックリンクから、数回の再使用が認められたKMC製ミッシングリンクに変更した。実際のところは、シマノ製が耐久性に劣るというより、安全マージンに対する考えた方の違いという気がするが、確かな裏付けも無いので無難な方にしておく。

写真はないが、大きく飛び出していたホイールスキューワーのチタンシャフトも切断し4~5mmの飛び出しに抑えた。

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そんな工夫を積み重ね、ペダルレス6.3kgを達成したTORACLE-COZだが、ノリクラに特化した仕様は普段遣いに不自由もある。今週は無事に自宅に持って帰れたので決戦仕様を解除していく。

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まずはホイールを外して、ノリクラで汗や路上の清水で汚れたフレームやリムなどを水拭き。続いてパーツクリーナーも用いて各部を簡単にクリーニングしていく。

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外したホイールのチューブを超軽量だがデリケートなR-AIRから、スタンダードタイプのチューブに交換。パンク対策を考えると、普段遣いはこの方が安心だ。合わせて、前後のタイヤローテーションもしておいた。

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サスペンション機能を備えた折りたたみコネクト部Quick-itのエラストマーをハードタイプの赤から、長距離走行に備えたソフトタイプの緑に交換。

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作業の大物は、前ギア周り。フロントシングルでも、ツーリング的な使用方法なら充分使用できる。実際、昨秋しばらく46Tシングル仕様のまま運用していた。とはいえ、今年は42Tという超低レシオ。これでも35km/hまでは充分回せるが、COZの走行性能でこれは物足りない。やはり53Tアウターのデュラエース純正チェーンリングを戻す。39Tインナーは700c換算ならほとんど前後1対1と同等なので、これからの季節に狙っている超激坂でも安心だ。


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20,000km到達 [通勤用CARACLE-S]

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CARACLE-Sの初代(2015)モデル試作車の走行距離が、先日20,000kmに到達した。

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約4年半で20,000kmというのはiPhoneアプリCyclemeterの記録があるものだけであり、未記録のライドもある。私が専属的に乗り始める前には試乗車として使用されていたので、実際にはもっと走っているだろう。

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この個体はテック・ワン入社前の2015年初めから乗り始めた。CARACLE営業担当として、折りたたみ機能を活かした輪行ツーリングはもちろん、ロードバイクと遜色のない走行性能を活かして、毎週のトレーニングライドから、ノリクラ(マウンテンサイクリングin乗鞍)、ブルベスズカエンデューロといった競技活動まで、折りたたみ自転車の範疇を超えてフル活用した。

2016年夏からは主力機の座をTORACLE-S(2016モデル試作フレーム)に譲ったが、通勤用に使用を続け走行距離を伸ばしていった。CARACLE-COZに乗り始めたこともあって、保管場所の確保のために15,000km到達の時点で引退させようと思っていた。とはいえ、まだまだ元気に走る様子に惜しくなり、キリのいい20,000kmまで先送りした。 (さらに…)

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2019ノリクラ参戦記・走行日

2019ノリクラ参戦記・受付日」よりの続き

朝、4:15頃に起床。ノリクラ参戦19回目にして初めて、前夜にお酒を一滴も入れずに就寝した。アルコール入りのビールを飲んだわけでもないのに夜中に4~5回も小用に行ったのは予想外だったが、ノンアルコールビールでも利尿作用はあるらしい。もっとも、21時過ぎに就寝したので睡眠時間は充分だろう。

年々体力的な厳しさを実感してきているが、昨年から乗り始めた勤務先の新モデルCARACLE-COZは近隣の峠で体力低下を補う素晴らしい性能を示した。この飛び道具で「大幅なタイム短縮を果たしてCARACLE-COZの性能を証明する」と意気込んだ昨年は、前夜の呑み過ぎで調子が上がらないままの出走となった。何とか39秒のタイム短縮は果たしたものの、とても「大幅なタイム短縮」といえる数字では無かった。

タイム更新を目指すのは昨年で最後でするつもりだったが、酷暑の中のトレーニングや、軽量化の投資を一夜の過ちでフイにしてしまったことに悔しさと徒労感が大きく、もう一年頑張ることにした。さらに手を入れたCOZの軽量化は100g程度だが、トレーニングは天候にも恵まれて直前14週のうち13週で峠に上れた。5/19に鍋谷峠の過去最短記録を出して以降は、なぜかトレーニングを重ねるたびにタイムが落ちていく停滞に陥ったが、服部産業のH本師匠の指導である程度持ち直した。

大腿骨のチタンボルト除去手術で冬場に走り込めなかったし、限られた時間と予算の中、故障がちで回復の遅い50歳の身体と私の精神力でできることには制約があるが、一切手を抜かずに取り組んだつもりだ。

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そして迎えたノリクラ走行日。寿家さんから見える乗鞍岳は頂上付近に雲をかぶっているが、畳平への走行コースがはっきり見える晴天。ちょっと低めの気温も、次第に上がるだろう。これまでの努力を無駄にする天候不順を恐れていたが、その心配も無さそうだ。

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5時からの朝食を終え、タイヤの空気圧やドリンクの準備。同宿の仲間たちの多くも、6時頃には三々五々スタート地点に向けて出発する。6:30の預け荷物の締め切りに間に合わせるためだ。

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宿のある番所大滝付近からスタート地点まで、距離は4kmほどで、標高差160mほど上る。車の多い県道を避けて、いがやスキー場跡の脇を上っていく裏道を辿るが、はけっこうな激坂が2箇所ある。アップにちょうど良いと言う人もいれば、スタート前にアップアップになってしまうと言う人も。

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2つの激坂の中間にある乗鞍BASEの芝生大広場付近からは、これから上る乗鞍がくっきり見える絶景。昨年もここで撮影した。今年はタイガース応援旗も外し、走りに必要ないものは全て除去した。モバイルバッテリーを収めているトップチューブのミニバッグ(BENTO BOX)も、競技中は外す。

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スタート地点に到着して羽織っていたアームウォーマーやレッグウォーマーを脱いでいると、久々に河合さんとの再会。年代別クラスで3位に入賞したこともある猛者だ。画像を見て意外に思う方もいるだろうが、今年の私の走行ウェアはタイガースハッピをまとわず、チームCARACLEジャージのみ。自転車だけでなく、ウェアも走行性能最優先。ブログ記事にも書いて頂いたが、「COZの走行性能を証明するために今回はガチで走る」のだ。

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2019ノリクラ参戦記・受付日

今年も「ノリクラ」こと「マウンテンサイクリングin乗鞍」がやって来た。残念ながら、チームCARACLEからは私一人の参戦となり、その他の大阪在住者もパリ・ブレスト・パリ参加や子供さんのトライアスロン参加のサポート、お仕事などのなど事情で来られないメンバーが多く、サイクリング部の後輩のM宮くんと二人で乗鞍に向かった。

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朝5時に堺の自宅を出発。この時点ではまだ前夜からの雨が降っていたが、大阪市内のM宮くんを訪ねたころにはほぼやんだ。勤務先のプリウスは荷室が低いので、M宮くんのMTBと私のTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)を2台横積みに重ねて収納。まあ、2台くらいなら余裕。

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道中ですっかり晴れてきたが、湿度が低く、気温も今までのように上がらず爽やか。恵那で和菓子屋に寄ったり、木曽福島で木曽の手仕事市を冷やかしたり、このイベントのせいでいつも立ち寄る蕎麦屋が混んでいて、結局道の駅で昼食を摂ったりと、若干の寄り道。乗鞍高原に着いたのは14時頃だった。

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まずは出走受付のために、観光センター前駐車場へ。まずは世を忍ぶ一般人の格好(?)で受付完了。シャツにTigersの文字があるが、この程度では注目は惹かない。やや雲が多く頂上付近に雲が被っているが、乗鞍岳もよく見える。会場近くに服部産業さんの車があったのでH本師匠を探してみたが、残念ながら出会えなかった。

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会場にはいくつもの業者のテントが立ち並び、即売会や商品アピールを行っている。GOKISOブースにいたのは山の神、森本誠氏(右端)。昨年、チャンピオンクラスの連続優勝が途切れたが、今年は雪辱を狙っているだろう。

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隣接広場に人だかりができていて、その中心にはNHKチャリダー★の出演者たち。うじきつよし氏や坂バカ女子部、もちろん坂バカ俳優猪野学氏の姿も見える。

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テレビカメラや雑誌ライターなどの姿も見えるので一旦車に戻り、正装して出直した。タイガースハッピに応援旗、このスタイルで会場入りすると、途端にあちこちから声がかかる。まずは毎年お目にかかる悪魔おじさんとがっちり握手。残念ながら、一緒に摂った写真が失敗で写っていなかった。

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NHKチャリダー★のロードレース男子部ジャージに身を包んだ筧五郎氏は、ステージ上でトークショーを開催。それを横目に見ながら進むと、居た居た。

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猪野学氏を発見して、ツーショット写真を撮らせていただいた。番組では、本業(俳優)が忙しくなってトレーニング量が減ってしまい、昨年はタイムを落としたと言われている。そのお蔭か、チームCARACLEのT田さんは小径車で猪野氏を越えた

今年の調子を伺うと、「今年は良いですよ」とのこと。明日のご健闘をお祈りします。


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2019ノリクラ直前最終練習 [千早峠(金剛トンネル)往復]

夏季休暇中にもう一度くらい走りたかったが、親族行事や台風で結局出走できず、峠トレーニングは初日の1回だけに終わった。金土は仕事だったので、今日がノリクラ本番前のラストチャンス。とはいえ、一週間前に激しいトレーニングをしても、もはや手遅れなのは多くの専門家が語る通り。これまでのトレーニングでめぼしい成果が出ていない中では焦りもあるが、決戦仕様のチェックと、疲れを溜めない程度のシミュレーションライドに留めることにした。

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手短かに済ませるつもりとはいえ、今日も最高気温34度の予報。少し早めの6時に近所のコンビニでH本師匠と待ち合わせ、決戦仕様に組み換えたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で出走した。台風で外出できなかったので、木曜にバーテープも新調した。

体調はまずまずで、決戦仕様で軽量化したTORACLE-COZも軽快。低レシオでのフロントシングル化で35km/h程度までしか踏めないが、巡航する分には平地でもさほど不自由は感じない。少し上げたハンドルポジションも快適だ。気持ちよく河内長野駅までアプローチし、石川を渡る諸越橋から軽めのアタック開始。

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ついつい踏み込んでしまいそうになるが、今日は心拍数が170bpmを超えない程度に抑えることを目標にした。観心寺前の温度計は23度を表示。薄曇りで日差しが弱いこともあって、これで涼しく感じるくらい、最近の大阪は暑い。

TORACLE-COZはいつにも増して気持ちよく坂を上れる。普段はギアを落としてペースダウンする区間も、ダンシングの勢いで乗り切れる場面が多かった。昨年より落としたギアレシオについては、トップ側もロー側ももう少しワイドであれば言うことはないが、充分に緩斜面から急傾斜までカバーできることを確認できた。フロントシングル化によってFDの変速タイミングを考える必要がなくなり、RDのハイ&ロー2択になるので、ギア選びがシンプルになるのも利点だ。これはノリクラのゴール前に酸欠で思考力が落ちたときに、実はかなり楽になる。

岩見川の集落を過ぎると道は傾斜を増し、しばしば心拍数が目標値を上回る。慌ててペースダウンをする展開が続き、後ろを走っているH本師匠にギクシャクした走りで迷惑を掛けてしまった。

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ロードバイクを2台抜きながらも、最後まで余裕を持って千早峠(金剛トンネル)にゴール。抑えめのペースのつもりだったが、タイムは44分58秒と前回の45分43秒を上回る今年の最短記録だった。体感的にはそれほど追い込んだつもりはなかったので驚いた。TORACLE-COZの軽量化の効果も多少はあるかもしれないが、恐らくは前半からセーブしたことが後半のペースダウンを防いだと思われる。アタックの序盤にパワーを出しすぎて、中盤以降はどんどんパワーが落ちる私の欠点については、H本師匠に以前から指摘されていたが、今回ははっきりと序盤に抑えた方が速いという結果が出た。

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