秋桜と彼岸花 [竹内峠-藤原京-穴虫峠]
先週、先々週は連続3連休という方も多かったと思うが、私は東京出張も含めて公私のイベントが続いて2週末連続で走れなかった。正確には9/15にイベント会場まで往復したが、これは通勤ライドの範疇なので、本日は3週間ぶりの遠出になる。
6:13にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で自宅を出走し、今日もカラクリング(CARACLE+サイクリング)。ブランクが長かったのでいきなりハードなライドはキツいし、少しは暑さが落ち着いてきたのでそろそろ季節を感じるライドをしたいな、などと思っていた。昨日のNHKで藤原京のキバナコスモスが見頃とニュースが流れており、目的地は藤原京に決定。一路東に向かう。
自宅のある深井地区は私の東京出張中の先週末に地車祭りの試験曳きがあり、来週末に本番というタイミング。北野田を過ぎて通りかかった菅生神社にも各町の幟が並んでいた。今日が試験曳きのようだが、地車と行き合うことはなかった。
走ればさすがに汗ばむが、日差しがないこともあってかなり涼しく感じる。体調はもうひとつで脚がスムーズに回らないが、それでも気持ちよく走れる。のんびり上って7:30に竹内峠到着。
少し寒いほどのダウンヒルを経て、奈良盆地に降りても日差しはない。しばらく道なりに国道166号線を進んで、今日は延長線上の横大路でなく、国道166号線(国道165号線/県道277号線共用区間)で東進を続ける。弱い風が斜め後ろから吹いて、気持ちよく飛ばせた。
西面大垣の解説板のあるところから藤原京跡に入る。といっても、中は住宅地や田畑があり境界もはっきりしない。この辺りは発掘調査のあとかつての姿を想像できる形で残されたようだ。
少し北側の縄手池の辺に西面南門跡の解説板があった。ここだけ大垣の柱が途切れていたので、門があったことが推測されるとのこと。
暗峠チャレンジ [チームCARACLE]
空来友蔵(Caracle Tomozou)として活動している同僚I井さんが企画するライドイベントが、6月のビワイチ、7月のアワイチと続き、次は8月に激坂「暗峠」に上ろうという話になっていた。残念ながら、皆の予定が合わずに8月開催は見送り、本日の開催となった。
国道308号線の大阪府と奈良県の境、暗峠は標高こそ455mと大したことはないが、特に大阪側の勾配は近鉄奈良線との交差地点からわずか2.5kmで標高差400m以上を駆け上がり、平均勾配17.5%。終盤の緩勾配を除いた1.5kmは、平均勾配20%という規格外の激坂。
さらに、最も勾配の厳しい中盤のヘアピンカーブにはイン側37%という「壁」が待ち構え、国土交通省により国道で日本一の勾配と認定されているとのこと。勾配だけではなく、狭い道幅と、意外に多い通行車両、道を横切る水抜き溝に、木々に覆われ湿りがちの(滑りやすい)路面もあって、なまじの自転車乗りの挑戦をはね退ける、近くて遠い峠だ。
私自身は、2012年に1度だけ大阪側から足つき無しで上っている。それ以前も以降も奈良側からは何度か上っているが、大阪側はあまりの厳しさに気軽に上る気が起きず、もしCARACLEで上れなかったら営業として格好がつかないというためらいもあって、10年以上ご無沙汰していた。例外的に、チャリロゲいこまでポイントになった「暗峠最大勾配地点」に奈良側から下って到達し、上って引き返したことがあるが、最大勾配地点から上だけなら難易度はずいぶん下がる。
今回はI井さんの発起で11年ぶりに挑戦することになったが、超軽量かつ超低ギア比のTORACLE-COZ2なら、50代の私でも無着陸登頂を果たせるだろうか?
6:13にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で自宅を出走し、今日もカラクリング(CARACLE+サイクリング)。通勤ルートから府道12号線(ヤマタカ)を東進し、南河内サイクルラインが大和川を渡る新大和橋に7:10到着。対岸に一次集合地のリビエールホールが見える。
集合時間の7:30には早すぎたかな、と思いながら新大和橋を渡る。安堂交差点前のリビエールホールの向かいに来ると、ちょうどCARACLE-COZ RBを押して横断歩道を押していく二人連れが見えた。テック・ワンの金属加工部門のライアンとその友人のマーコさんだ。
続いてS間君がCARACLE-Sで登場。早く着きすぎてその辺を走り回っていたそうだ。
晴雨分け 夏秋の境 峠かな [乗鞍高原-白樺峠-境峠-木曽福島]
昨日は木曽福島駅から自走で乗鞍入りし、旧友たちと呑んだくれつつも早い時間に就寝した翌朝は4:30過ぎに起床。呑みすぎて少し頭が重いが、乗鞍ヒルクライムに出場するわけではないので、例年に比べて非常に気が楽だ。
やはり気になるのは天気なので、iPhoneでいくつかの天気予報をチェックすると、それぞれ微妙に違い、不確実性の高い状態が伺える。少なくともずっと雨ということはなく、小さな雨雲の通過はありつつも午前中は大崩れすることは無さそう。外に出てみると、周囲の稜線に朝もやが漂いつつも、乗鞍岳はくっきり見える。とは言え、昼前に雨雲が増えてくる予報だったので、今日も上高地へのサイクリングは諦めた。また来年以降の再履修を考えよう。
5:00から朝食。出場者(の一部?)はすでに臨戦モード。雨なら駅まで送ってくれると申し出てくれていた友人に、雨が降る前に自走で駅に向かう旨を伝えて、礼を言った。
空の様子を伺いながら「やっぱ走んなきゃダメかね?」と、なぜか残念そうな乗鞍出場メンバーと、気楽なBプランメンバー。
臨時自転車置き場である寿家さんの離れは、CARACLE比率が高い。今年は乗鞍ヒルクライムに出場するのはむらよしさんのCARACLE-Sだけだが、フラットハンドルの標準仕様で今年も90分切り。
最短距離の新島々駅までならひたすら下りで約25kmなので、1時間もかからずに到着するだろう。乗鞍HC出場者を見送ってから出発しても、雨に遭わずに済むかも知れない。とは言え、トンネルと交通量の多い松本方面に降りるのはできるだけ避けたいし、交通費も増える。何より、せっかくの信州を少しは走っておきたい。木曽路方面に戻るルートでも10:30まで藪原駅まで到達すれば雨雲を避けられる予報だったので、出場者の見送りを諦めて早々に出走することにした。 (さらに…)
今夏は輪行+自走で乗鞍入り [木曽福島-境峠-奈川渡ダム-乗鞍高原]
2001年の初参加以来、開催されれば必ず参加を続け、ほとんどを虎装束で上った乗鞍ヒルクライム(旧名 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)。昨年で20回連続出場となり、阪神タイガースも日本一になったのを区切りに卒業した。参加費は初参加の2倍になり、五十も半ばを過ぎてもはや記録更新は望めないし、年々高山病の症状が強く出るようになってきた事もエントリーしなかった理由。それでも定宿に集う仲間たちと飲み交わし、上高地にサイクリングを楽しもうと、今夏も乗鞍に足を運ぶことにした。
多くの機材を運ぶ必要も、コンディションを最上に整える必要もなくなったので、今年は輪行と自走で乗鞍入りすることにした。宿泊荷物を運ぶために、カーボン製折りたたみ自転車TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)にキャリアとバッグを装着するという掟破りのカスマイズを行い、経路の計画を練って、本日8/24は3時過ぎに起床。
4:20に自宅を出走。心配していたが、今のところ雨は降っていない。台風10号の影響で天気予報がコロコロ変わっているが、「土日とも雨」の予報が少し好転して今日午前中は現地でも雨は降らない予報だが油断はできない。4:35に地下鉄御堂筋線なかもず駅に到着。前後にバッグを装着していても、いずれも工具無しで簡単に着脱できるので、7分間で輪行完了。
5:44に新大阪に到着し、6:00発の始発の新幹線に乗り込む。
新幹線は車両最後列の特大荷物スペースつき座席を予約していたので、周囲のジャマにならず、盗難の心配の無い置き場所が確保できていた。
6:48に名古屋に到着し、7:00発特急しなの1号に乗り換え。名古屋は雨がザーザー降っていたのでヒヤッとしたが、さほど大きくない雲が降らせるにわか雨のよう。 (さらに…)
カーボン折りたたみ自転車へ荷物積載 [CARACLE-COZ DB]
20回連続出場を区切りに乗鞍ヒルクライムから卒業したが、同窓会化している大会前夜の宴会に参加するために今年も乗鞍入りする予定。20回通っても大会のコース以外走っていないので、この機会に久々に上高地へサイクリングしようと目論んでいる。前日に身体のコンディションを整える必要も無いので、輪行&自走で乗鞍へアプローチすることにした。となれば、いくばくかの宿泊荷物を運ぶ必要がある。一番簡単なのは背中に背負うことだが、重心が高くなるし、身体に負担がかかって長距離走行は辛い。そんな訳で、TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)に荷物を積載することを企てた。
自転車に荷物を積載して長距離走る場合、できるだけ低い位置に前後左右に荷物を振り分けることが望ましい。最近流行りのバイクパッキングではキャリア等の重量物を使用せずに車体に直接バッグを装着することで、ロードバイク等にも多くの荷物を積載できるメリットがあるが、最も多用される後ろに大きく張り出すサドルバッグは、重心が高く、テコの原理でフレームやシートポストに大きな負担を掛ける。
バイクパッキングでもフレームバッグは重心が低く、自転車の重心に近い位置に装着するので走行性能への悪影響や車体への負担が少ない優れた方法だが、私は内股ペダリングなので、ペダリング時にヒザが当たって大きなバッグを装着することが出来ない。
そうなると、やはりオーソドックスに車体の前後にバッグを装着するしかない。サイドバッグ(パニアバッグ)が最も重心を低く、大量に荷物を運べる方法だが、重量増は大きくCARACLE-COZに装着するのはかなり難易度が高そうだ。今回、そこまでの荷物は必要ないし、車体の負担を考えても望ましい方法ではない。そこで、前後に一つずつバッグを装着して前後のバランスを取ることにした。
まずはリア側だが、ある程度の重量物を車体の負担を少なく積載するためには、車軸付近から伸びるステーに支えられたキャリアが安心だ。シートポストのみで支えるキャリアもあるが、後ろに張り出した大型サドルバッグと同じで車体への負担が大きい。とてもではないが、カーボンフレームとシートポストに装着する代物ではない。
とは言え、CARACLE-COZ DBは折りたたみ自転車、かつリアサスペンション機能を備えているので前後のフレームの位置関係が変化する。走行性能の追求を最優先したロードバイクに準じた設計なので、キャリアを装着するためのエンド付近のダボも無いし、キャリアの前部のステーを固定するダボ穴も無い。しかもスルーアクスル仕様のディスクブレーキ仕様ときている。
なかなかの難題だったが、色々下調べして娘のCARACLE-Sに装着していたミノウラ製SSR-4000を改造すれば何とかなるだろうと当たりをつけ、いくつかのパーツを仕入れてみた。SSR-4000はリアサスペンション付きの自転車に装着でき、台座をセットしておけば工具無しで着脱できる製品だ。折りたたみ時には外してしまえばよいし、装着しない時はステーを折りたたんでコンパクトになる。これでいくつかの課題をクリアできる。
SSR-4000をあてがってみると、20インチHE(ETRTO406)である娘のCARACLE-Sに装着するためにステーを短縮していたので、高ナット(ステンレス製)の調整機構をいっぱいに伸ばしてもステーの長さが不足する。使用頻度の低いキャリアを買い直すのももったいないので、ロングサイズの高ナットを探してみた。幸い、アルミ製の丸パイプにネジ切りされたロングサイズの高ナット(?)が見つかった。
ついでに留めナットもアルミ化して、外観と重量の改善を図ることが出来た。ブラックカラーがあれば完璧だったが、そこまで言っては贅沢だろう。
フレームのエンド幅がディスクブレーキ&スルーアクスルの142mmなので、天板とステーの間に10mmのアルミスペーサーを挟んで20mm幅を広げ、ロングサイズ超低頭ボルトで少しでも突出を抑えた。両側にステーも外に張り出すように裏返して装着した。元々エンド幅135mmまでは想定されているだろうから、これで充分だろう。内側のナットもナイロンブッシュ付きのアルミ製に交換した (さらに…)