さらば猛虎弐號

昨年はあまりに色んなことがあってすっかり時期遅れの話題になってしまった。昨年夏に実家が引っ越したので、残していた私物を整理するために、何度か足を運ぶことになった。大学時代に使用していたランドナー「猛虎弐號」のフレームも、20数年ぶりに屋根裏から引っ張り出した。

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このランドナーフレームは、1990年に東京両国のいちかわにオーダーしたもの。完成した時点では黄色一色だったが、すぐに黒いプラスチックテープを貼り付けて、初めてのオーダーフレームを、いきなり下品なカラーリングに仕上げた。

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完成直後はこんな仕様だった。ランドナーと言っても、ブレーキレバー以外のコンポはすべて当時最新のMTBコンポ「シマノ製デオーレXT」を採用した。ちょっと上りになるとインナーになかなか落ちないフロントディレーラーや、雨の日は下ハンで渾身の力で握りしめてもさっぱりスピードの落ちないカンチブレーキが当たり前だった時代に、確実な変速と強力なブレーキで旅の道具としての実用性を高めてくれた。

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ハンドルもブラケットポジションが狭いランドナーバーを嫌ってロード用のマースバーを採用し、マッドガードに装着したリフレクターにボタン電池とLEDを仕込んでワイヤレステールライトを自作したのは、当時としては先駆けだったと思う。ミノウラ製のアルミ製リアキャリアはカラーに惚れ込んで採用したが、これはすぐに溶接部が外れてスチール製に入れ替わった。何でも新しいものが良いわけでもなかった。

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MTB用のシートQRを採用し、輪行やダートを下る際に素早くサドル高を調整できるようにした。ダブルボトル仕様にするためにポンプペグをシートステイに設けた。

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シートステイにプーリーを装着できるようにダボを設けてもらい、輪工時に後輪を外してもクランクを動かせる仕様にした。

 

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つつじ鑑賞ポタリング下見

今年はつつじを鑑賞するライドイベントをしたいと思っており、今日はその下見に走ってみることにした。6:47にCARACLE-Sで出走し、集合地の候補である大仙公園に向かった。最低気温9度で最高気温は16度まで上がる予報だったので、薄手のロング上下にウィンドブレーカーにして、ハンドルカバー(バーミッツ)も外した。

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大仙公園最寄り駅のJR阪和線百舌鳥駅に、7:00に到着。輪行で来る参加者はここで下車してもらうことを考えている。百舌鳥駅は階段を上り下りせずにホームから改札を出られる「輪行の楽な駅」だ。

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周辺のソメイヨシノはまだ固い蕾の状態だが駅前の桜はすでにかなり咲いている。品種はわからないが、ソメイヨシノより花弁の中心部の赤みが強いようだ。河津桜だろうか?

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車で来る参加者は大仙公園第3駐車場が最寄りとなるだろう。

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わかりやすく、周囲のじゃまにならない集合場所として、仁徳天皇陵遥拝所はどうだろうと思っている。ここからイベントをスタートする前提でコースを考えつつ走ってみる。7:05頃スタート。

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まずは仁徳天皇陵の周回ルートを左回りにたどってみる。車も少なくのんびり走れるが、三国ヶ丘駅付近で南海高野線を渡るためのルートが難しい。交通量が多い狭い道を通らざるを得ないか?

 

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第1回ツーリズムバイク試乗会 under 玉手橋

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3/5-3/8は毎年のごとくTAIPEI CYCLE(台北國際自行車展)出展と視察のため、台湾に出張していた。今回も自分たちでスーツケースに入れた展示車両を運ぶという、ツーリズムバイクを名乗るCARACLEシリーズらしい展開。

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自転車産業振興協会の日本ブースへの出展も毎年のことながら、今年はオープンスペースだったのでより開放的で来場者から見やすいのか、声を掛けられることも多かったようだ。私自身は新製品探しや今年のトレンドを把握するために会場をひたすら歩き回っていたので、あまりブースにはいなかった。

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E-BIKE一色だった昨年に比べると非アシストロードバイクやクラシック系車種、そして折りたたみ自転車も復活していたように感じた。とはいえ、ディスクブレーキのさらなる普及や電動変速の増加といったここ数年の傾向は、後戻りすること無く進んでいる。ディスクブレーキ用ホイールの前輪が左右非対称(右側ラジアル)なものや、細い支柱を組み合わせたカーボンコンポジットホイールがあちこちに展示されていたのが印象に残った。

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TPUチューブが増えたことや、フリー機構の刷新をアピールするハブメーカーが多いこと、フル内臓ヘッドパーツがあちこちで提案されていたことも今年目新しい点だった。変わり種では自転車用空調服なんてのも展示されていた。

多くのメーカーが素材リサイクルへの取り組みをアピールしており、自転車にもSDGsへの取り組みが求められていることを感じたし、E-BIKE化により実現しやすくなった身障者向けモビリティ(ハンドバイク、トライクルなど)が多く展示されていたことも感じさせられた。

海外での出展に続き、本日は地元大阪でイベント。同僚I井さんの発案で、近場(大阪南部)でCARACLEの試乗イベントを開催しようということになり、色々検討してもらった結果、玉手橋下の石川河川敷で開催することになった。名付けて「第1回ツーリズムバイク試乗会under玉手橋」。第1回で人が集まらなければ第2回が開催されないまま消える可能性もあるが、あわよくばCARACLEに限らず他の自転車業者も集まるイベントに育てられればという目論見もあって、あえて「CARACLE」の名前は入れていない。

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帰国直後の私は担当スタッフではなかったが、ちょっと顔を出すつもりで9:11にCARACLE-Sで出走した。東進して、石川も近づいく誉田御廟山古墳(応神天皇陵)の空は晴れ。風はちょっと強いが、屋外イベントで一番心配な雨の心配はなさそうだ。周辺は古市古墳群と呼ばれ、堺市百舌鳥地区の古墳群とともに世界遺産に認定されている。 (さらに…)

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祝い日に 季節香るか 桃節句 [竹内峠-當麻寺-田尻峠-玉手橋]

先週は天気も優れなかったが、生駒市のスタンプラリー「たけまるくんといこまめぐり」で、ペア宿泊券に当選したので、久々にヨメさんと二人で車で出かけた。

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生憎の雨だったが車での移動だったので、大和郡山城址の盆梅展や城下町を散歩して、子供が産まれて以来20数年ぶりの二人っきりのデートらしきものを楽しんできた。

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大和郡山城下町では「大和な雛まつり」が開催されており、町のあちこちに雛人形が飾られていた。

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お宿はもちろん生駒市で、生駒山中腹の生駒聖天(宝山寺)門前の 城山旅館さん。無料宿泊にも関わらず、生駒市街を見下ろせる絶景の部屋を用意して頂いた。今回の特等賞品の目玉は、ろうそくと灯火の明かりだけで行われる「夜咄茶事」。この歳になって恥ずかしい話だが、本格的な茶会は今回が初めて。色々伺いながらだったが、「もてなす側になるには色々大変ですが、客人側は誰でも楽しんでもらえるものなんです」とのことで、料理とお酒ともちろんお茶を楽しませてもらった。撮影したい気持ちもあったが、「日常から離れてくつろぐ機会」という言葉を聞いて、スマホとカメラを置き、その場の接待に集中して楽しむことにした。ろうそくの明かりだけだと視覚情報が限られるので、食感や味覚に集中し、微妙な違いがわかるのが「なるほど」というところ。本当にしばらく異世界に行ったような、不思議な体験だった。

他に用事もあって先週末の3連休は自転車で走れなかったが、スタンラリーに取り組んだお陰で、得難い体験をさせてもらった。

今週末はサイクルモードライド大阪が開催中だが、私は週明け火曜日から台北ショー出張なので、他のスタッフにお任せした。昨日土曜日は出勤日でもあり、勤務先で電話番。今日3月3日上巳(桃)の節句は、軽く走ってから出張準備のつもりだ。TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)はまだバラバラなので、今回もCARACLE-Sで6:27出走。早めに帰宅したいので、竹内峠-穴虫峠で二上山を周回する短距離低標高コースを辿ることにした。

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美原区のさつき野から富田林市の梅の里と、丘陵を越えていくいつものルートだが、最低気温1度と寒さは3月と思えない厳しさで、バーミッツを装着していても指先が冷える。サイクルモードに行った同僚からは昨日も相当に寒かったと聞いており、私は参加していないのが申し訳ないが、台北出張前に体調を崩しかねない気候なので幸いだったとも言える。

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石川を渡る河南橋からは行く手の二上山がよく見える。周辺には「石川大清掃」の幟が立てられていた。調べてみると毎年3月の第一日曜日に、富田林市が実施しているようだ。ありがたい話で頭が下がる。


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「愉快・爽快・空海ウォークデジタルスタンプラリー2023」コンプリート

先週は仕事やシクロクロス観戦や帰省で自分は走れず、昨日土曜日も出勤日と2月もなかなか毎週走れない。それでも今日は何とか午前中身体を空けた。TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)はまだ組み直せずバラバラなので、今回もCARACLE-Sで6:45出走。

は今日も前回の「堺旅2024デジタルスタンプラリー」に続いてスタンプラリー。午前ライドにお誂え向きな「愉快・爽快・空海ウォークデジタルスタンプラリー2023」に取り組むことにした。2022年以来毎年取り組んでおり、2022年には河内長野市の特産品が当選した。

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スタンプラリーは西高野街道沿いのスポットを巡るものだが、同じルートを往復するのは面白くないので、西側から丘越えで河内長野市に入ることにした。道すがら梅の名所の荒山公園に立ち寄ってみたら、見頃の花が咲き誇っていた。

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開花時期の早い蝋梅などはすでに盛りを過ぎていたほどで、春が近いことを実感した(蝋梅はクスノキ目ロウバイ科に属し、バラ目バラ科の他の梅とは別系統らしいが)。最低気温も9度と朝の冷え込みも穏やかで、薄手の長袖ジャージにウィンドブレーカーでちょうどよい。

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櫻井神社の前を通って府道38号線を上っていき、陶器山の尾根筋を通る天野街道に入る。荘園町の住宅街の向こうに金剛山と大和葛城山が見える。金剛山の山頂付近は雲をかぶっているが、間の水越峠付近が明るくなっており、陽が昇って来ているのかもしれない。

 

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