飛び出していけ(和泉)府中の彼方 [岸和田ヒルクライムチャレンジ~七葛~ 塔原ルート

先週のブログの末尾で「梅雨の最中だが週末は晴れて欲しい」と書いた私の願いが届いたわけでもないだろうが、6/27に過去最速の梅雨明けとなった。近畿地方が6月に梅雨明けするのは統計開始(1951年)以来初めてのことであり、例年より約20日間早い夏の訪れはありがたくもあるが、猛暑と地球温暖化の進行が心配だ。

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ともあれ、今週末も雨の心配はなく、6:28にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。走り出した空は雲一つ無く、まさに夏の空。朝のうちはまだ涼しく気持ちが良いが、今日は最高気温33度の猛暑予報なので、これからどんどん暑くなるだろう。

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先週の続きで和泉葛城山に向かうつもりだが、今日は平地側からアプローチ。SNSで和泉府中駅近くにユニークな飛び出し坊やがあると話題になっていたので、ちょっと立ち寄ってみた。滋賀発祥と言われる「飛び出し坊や」あるいは「飛出とび太」は、ドライバーに飛び出し注意を呼びかける看板だが、オリジナルデザインが増え、まちおこしに活用される例も出現している。こちらは機動戦士ガンダムGQuuuuuuXの主役キャラ2人を描いたもので、オープニングの歌詞「飛び出していけ宇宙の彼方~♪」と符合して吹き出してしまった。

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交差点の反対側には、当地板原地区の祭装束を纏ったゴルゴ13風飛び出し坊やがあり、地車(だんじり)祭りの盛んな泉州らしい看板だ。

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少し南西に進んで槇尾川を渡る。これから向かう和泉山脈まで雲一つ無い絶景。

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さらに大津側を渡って方向を南東に変え、府道229号線からその延長線の道を山に向かっていく。府道40号線と並走するこのルートは途中から牛滝街道と合流そ、交通量が少なく自転車で走りやすい。府道と合流と分離を繰り返すのでややわかりにくく、辿りきれなかった区間もあるが、ポタリング企画などで使えそうなルートだ。

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清酒六甲おろしの醸造元、井坂酒造場の前を通過。東西のルートではちょくちょく通るが、南北のルートで通るのは珍しい。また車で買い出しに来よう。

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国道170号線バイパスを越えて府道40号線に合流。さらに内畑町交差点で国道170号線旧道を渡るが、この方向で山に向かうのは新鮮だ。大沢町で西に折れて、射撃場のある尾根を超えて津田川沿いの府道39号線に横滑り。

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今日は「岸和田ヒルクライムチャレンジ ~七葛~」の塔原コースを上って応募資格を得るのが主目的。和泉葛城山への上り口である塔原バス停で小休止。山麓に来たのに日なたはかなり暑い。

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アプリをスタートさせてスタート地点の「南海ウイングバス 「塔原」バス停付近 」にチェックインして、8:10にアタック開始、序盤からかなりの急勾配が続くが、これでも七葛の中では最も楽なルートだ。林間でほとんど日陰なのが幸い。

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中盤は少し勾配が緩むのでひと息つける。植林時期が最近なのか、比較的明るい。

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終盤はまた傾斜がキツくなるが、ここでロードバイクに追い抜いた。抜き返されると恥ずかしいので脚に力が入る。つづら折りを上り切ると牛滝ルートと合流し、尾根上の道になる。最終盤は下り区間もあるが、調子に乗ってペースを上げると上り区間で失速するので、ペース配分を考えながら最後のひと踏ん張り。

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9:00ちょうどに和泉葛城山頂二ゴール。タイムは49分48秒と大したことはないが、ヒルクライム再開2回めにしてはまずまず身体が動いた。今日もハギスミさんがいた(笑)。

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先週と異なり、今日は山頂もいい天気で和歌山方面も見晴らせる。いいコンディションなこともあるだろうが、次々自転車が上がってくる。

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先週の牛滝コースに続き「岸和田ヒルクライムチャレンジ ~七葛~」のチェックイン。無事に塔原コースの獲得が認定されて2葛を達成した。今回は岸和田市の2コースのみ対象となったが、これは岸和田市が七葛に注目して標柱の整備を進めたりしていることに関連するのだろう。岸和田市域だけでなく、七葛全部がチャレンジのコースになったら面白いが、路面状況が悪く、交通量が非常に少ないルートもあり、和泉葛城山は天候急変も多いので、気軽なイベントにするのはためらわれるだろう。

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ハギスミさんは「今日はこれから(車で)串本に行くんです」と先に下っていったが、すぐに自転車を抱えて戻ってきた。うっかり、路面の穴に落ち込んで前後両輪パンクしたとのこと。何年もパンクしたことがなかったそうだが、手早くホイールを外してタイヤを外し、チューブ状態を確認すると、とテキパキ作業を進められた。失礼ながら、こんなに自転車いじりに長けた女性は珍しい。

やはり典型的なリム打ちによるバイス(ハの字)パンクだったが、私を含め、周囲の自転車乗りが協力しようとワラワラ集まってきた。ところが、ハギスミさんはハンドポンプとCO2カートリッジの両方を携行しており、タイヤブートも携行しているという徹底ぶり。ただ、スペアチューブが1本しかないとのことで、私はワンタッチパッチをご提供した。もっとも、その後ご自分で携行していたものがツールケースから出てきた。それ以外に、電動ポンプを携行していた方が協力して、CO2カートリッジを温存して楽にエアー再注入できた。

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一応の修理を終え、同じ牛滝コースを下るとのことで、私もご一緒した。修理状態に一抹の不安があったからでもある。ひとつめは、再注入したタイヤの空気圧がしばらくすると下がっていたように感じたのだが、はっきり認識できるものではなく自信がなかった。もうひとつはワンタッチパッチは貼ってすぐに高圧にすると剥がれてしまうことがあり、私もハマりにハマったことがある。その経験から私が助言したこともあって、低圧にされていたがそうなると再度のリム打ちパンクが心配だった。ハギスミさんは速度を落として慎重に下っていったが、いくつものグレーチングや路面の凹みを通過していくうちに、再び前後共にタイヤがふにゃふにゃになってきた。

タイヤを開けてみるとやはりバイス(ハの字)パンクだったが、最初から修理が不完全だったのか、下る途中のリム打ちだったのかは不明。低圧だったので修理済みのパッチが剥がれる事態は生じていなかった。ハギスミさんが後輪を私が前輪を受け持って再度ワンタッチパッチを貼り付けて、今度はCO2カートリッジで一気にエアー注入。ただし、慣れないハギスミさんのCO2インフレーターの使い方を誤って1本エアーを無駄打ちしてしまったので、私の携行していたカートリッジで充填。今度は先ほどより少し高圧にしてリム打ちのリスクを減らした。

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その後は無事に牛滝の上り口まで下ることができた。私の助言で低圧にしたことが招いたトラブルだったかもしれず、申し訳ないことだったが、ハギスミさんには丁寧にお礼を言って頂いた。ここからは会話のできない高速ダウンヒルルートで、途中の内畑町で別の道になるので、お別れの挨拶をしておいた。先を急ぐハギスミさんは下りでもグイグイ踏み込んでスタートしていき、私も後を追って下り始めたが、のんびりペダリングしているとさっぱり追いつけないどころか、だんだん離されていく。下りは車輪径の大きな700Cの方が有利とは言え、相当の脚力とコーナリングテクニックを持っておられることを再認識。日に何本も和泉葛城山に上り、PEAKSに出場されているのだがら当然のことで、私も気合を入れて踏み込んだが結局内畑町交差点まで追いつけなかった。ハギスミさんに走りで競うようなことは止めておくのが賢明だ。

内畑町交差点はよく通る国道170号線旧道から光明池付近を抜けて、1156に帰宅した。ハギスミさんにも言った「困ったときはお互い様」がサイクリスト精神だと思っている。私もこれまでに助けられたことが何度もあるので、少しでも恩返しができたのなら幸いだ。私以外もたくさんのサイクリストがハギスミさんに協力していたことに心が暖かくなった午前ライドだった。

■STRAVA


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■Ride with GPS

飛び出していけ(和泉)府中の彼方 [岸和田ヒルクライムチャレンジ~七葛~ 塔原ルート]・Ride with GPS

■CyclemeterGPS

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CyclemeterGPSの記録
スタート: 2025/06/28 6:28:20
自転車完了: 2025/06/28 11:56:18
バイクタイム: 3:19:49
停止時間: 2:08:09
距離: 67.56 km
平均スピード: 20.29 km/h
登り: 846 m
カロリー: 2328 kcal
平均心拍数: 128 bpm
最大心拍数: 174 bpm
平均ペダルペース:  63 rpm
最高ペダルペース: 146 rpm
今月の走行距離:  626 km
今年の走行距離: 3703 km
先月の走行距離:  676 km
昨年の走行距離: 7989 km

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