「TRACLE-S 2」組立て その1 [CARACLE-S]

TRACLE-Sの代替り [CARACLE-S]」からの続き

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残念ながら引退することになった初代TORACLE-SをGW前に徐々に分解していき、再使用するパーツをクリーニングしていった。走れないので事故後は勤務先に置いたままになっていたが、自宅に持ち帰るためにもGW中に自走できるようにしようと、出社して組立てを開始。

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BBタップ&フェイシング等の下準備をしていた新フレーム(rev.3)の付属ボルトを、チタンやアルミ製に交換していく。CARACLE-Sのフレーム付属ボルトは元々ほとんどがステンレスかチタン製なので錆びる心配はないが、少しでも軽量化したいので初代TORACLE-Sで使用していたボルト類を再活用して装着していく。ただ、画像下側の後輪位置調整ボルトは2016モデル(rev.1)でM6アルミボルトを装着していたが、規格がM5に変更されているので、新たにチタンボルトを装着した。ナットもひとまずステンレス製だが、いずれアルミ製に交換しよう。

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20インチWO(ETRTO451)ホイールとキャリパーブレーキを装着するので、カンチ(Vブレーキ)台座のシャフトを外す。

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シャフトを外した台座の左側には、アルミ製の専用キャップを移植して目隠し。右側にはチタンシャフトを加工したリフレクター台座を移植。

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BBやチェーンホイール類も初代TORACLE-Sから移植して装着。シングルギアだからという事情はあるが、わざわざ骨董品のデュラエースFC-7410を調達して、ナローワイドチェーンリングとチタンシャフトBBを組み合わせ、700gを切る超軽量仕様だ。

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久々の和泉葛城山 [塔原ルート]

ゴールデン・ウィークは結局1回走れただけだった。雨が多かったこともあるが、TORACLE-S(CARACLE-S)を代替わりさせ、とTORACLE-COZ 2もコンポを載せ替えたのだ。一気に2台をいじり倒したレポートは後からになるが、今日はひとまずTORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)のシェイクダウン(試し乗り)に6:35自宅出走。

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出走してまもなくの伏尾交差点。新しい案内板が建っていた。堺市中心部から上野芝の丘を越え、深井(転居前の自宅)、小阪(現自宅近く)と2車線道が続いており、転職前は通勤経路として毎日通っていた。旧街道っぽい雰囲気だとは思っていたが、上神谷街道という名前は初めて認識した。一帯は江戸時代に千葉の関宿藩領であり、旧久世村は関宿藩主久世氏から取られたとのこと。今も小学校の名称などに「久世」が残っている。距離的に非常に遠いこの地域が繋がっていたことが驚きだが、私自身も20代後半の千葉在住時にちょくちょく江戸川サイクリングロードを走って関宿城跡のそばを通っていたので、何とも不思議な縁。

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今日は久々に和泉葛城山に上ってみることにして、荒山公園の手前で右折して西進。少し雲もあり、黄砂のせいか霞んでいるが、概ね晴れており気温も15度を超えて、ウィンドブレークベストなしでも寒くない。薄手とはいえ上下ともロング丈のウェアなので、昼前には暑いだろうなと思いながら先に進む。

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光明池駅を過ぎてひとつ丘を超えていくいつものルート。久々のDi2はまだ勘が戻らずミスシフトもあるが、やはり快適。RB(リムブレーキ)モデル乗車時と同じくフルデュラ化したせいか、自転車のレスポンスがよく加減速やカーブが何とも言えず気持ち良い。ハンドルバーをショートリーチの剛性の高いものに変えたことや、デュアルコントロールレバーが小型化したことも貢献しているかも知れない。ショートリーチ化を補うためにすでに10mm長いステムに交換しているが、それでも前傾が不足する感がある。もう少しステムを伸ばすことを考えてみよう。

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自転車は快適なのだが、黄砂のせいか身体はどうも重い。自販機で缶コーヒーを買ってカフェインを注入し、松尾寺の前の間道を抜けて国道170号線旧道に入り、内畑町から牛滝に向かう府道40号線に入る。間道から合流したら、2台のロードバイクにの間に入ってしまい、前後を挟まれてついついペースが上がる。

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和泉葛城山の牛滝ルートは引き続き通行止めなので、逃げ出すように岸和田国際射撃場のある尾根を越えて府道39号線にトラバース。ところがこちらもロードバイクが次々走っており、気が抜けない(笑)。


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TRACLE-Sの代替り [CARACLE-S]

無理矢理451化とキャリパーブレーキ化したTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)用に軽量ホイールを組んだりしたが、引越しの前後はしばらく時間が確保できなかった。

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とは言え、通勤で毎日のように使用するうちに交換した低価格チタンBBに、懸念していたガタが出てきた。使い始めは(たまたま?)ガタが無かったが、調整機構のない構造なので使い込んでベアリングが消耗するとガタが取れない。ただ、こんなこともあるだろうと事前に調整用ワッシャ(厚さ1.5mm)を自作しておいた。このワッシャをBBシャフトとカートリッジベアリングの間に挟むと、ガタが無くなるまで締め込むことができる。ただし、BBシェルとBBの鍔(つば)が密着せずにすき間が開く。ネジ止め剤を塗布してしばらく様子を見たが、固定力が不足するようで少しずつ緩んでくる。すき間は約1mmだったので、10Sカセットスプロケット用の1mm厚スペーサーを挟んで再度締め付けるとすき間が埋まった。都合よく、ガタもなく緩みも生じにくい状態にできたようだ。差し引きで1.5-1.0=0.5mm締め込んだことになる。当面はこれで大丈夫だろう。

と思っていたのだが、よりによって引越し前日の2/19に「事件」が起きた。引越しに備えていつもより早めに退社してほどなく、駐車場に入るために反対車線から右折してきた125ccスクーターに突っ込んだのだ。信号待ちの車の間から直前にスクーターが飛び出してきたので、とっさのブレーキも間に合わなかった。車道左側の自転車ナビライン(青い矢羽根)上を直進していたので、私に基本的な非はないと思う。基本的な注意義務は進路を変える側(右折車)にあり、私は直進時でも車が車間を開けて止まっている場合は反対車線の右折車を確認するよう習慣にしている。とはいえ、スクーターが大して開いていない車間を通過してきたのは盲点だった。

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幸いなことに双方ケガは無く、事故相手も保険会社も誠実な対応で損害を全て補償してくれることになった。TORACLE-Sは前輪が歪んで、リムとブレーキシューと接触する状態。その他のダメージもパッと見ではわからいので、上司に車で迎えに来てもらい一旦勤務先に戻ってTORACLE-Sを置いて再度退社した。上司に途中まで車で送ってもらい、鉄道で帰宅したのは結局いつもより遅くなってしまった。

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私のTORACLE-Sは没になった試し塗り車体で、世の中に同じイエローのCARACLE-Sは存在しない。再入手はメーカーの人間でも(だからこそ)現実的でないので、できればフレームは再活用したい気持ちだった。

フォークコラム(ステアリング管)に気になる筋があったが、フレームには一見すると目に見えたダメージ(クラックやシワ)は見当たらない。これならと期待したのだが、フロントセンター長を計測してみると、5mm近く距離が短くなっていた。この時点でメーカー目線なら廃車決定。個人的にリスクを取って様子を見ながら使用することも考えたが、スチール製のダイヤモンド型フレームならともかく、アルミ製かつ折りたたみ関節のある1本フレームでこの変形は不安が残る。ロードバイク並みのハードな活用をしていることも考え、断腸の思いで再活用は断念した。

ダメージを受けたフレーム、フォーク、ヘッドパーツ、ホイールを交換することにしたが、同等のホイールZ-TOUGH2は欠品中。幸い、後輪にダメージはないし、再入荷までは通勤でも遠出用軽量ホイールの前輪を流用してしのいでおこう。残りのパーツはほとんどをそのまま移植するが、この機会に一層の軽量化も追求したい。

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CARACLE-Sのフレームも欠品中だが、検品エラーになったrev.3フレームが残っていたので、これを使用することにした。バッテン部分に凹みがあるが、美観上の問題だけで強度的な懸念はない。新生TORACLE-Sはブラックベースになるので、さてどう「虎」にするか? もういい歳だし、派手派手は止めて、落ち着いたカラーリングにしようか?

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とは言え、引越しのバタバタで作業時間はもちろん、デザインや軽量化の方針を検討する余裕が持てず、しばらく手がつけられなかった。3月末にようやく少し手を入れ、まずはBBのフェイシング。

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451化TORACLE-Sの遠出用ホイール組み等 [CARACLE-S]

無理矢理451化とキャリパーブレーキ化したTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)に、その後もいくつか手を入れ、リフレクター装着やプチ軽量化したり、ガタの出たBBを交換したり、ペダルを交換したりしていた。今のところは通勤や街乗りメインだが、451化により走行安定性と速度維持のしやすさが大幅に向上し、とにかく走っていて気持ちよかった。自社製品ながらCARACLE-Sの秘めた力を改めて知り、8kg台をめざす軽量化への気持ちも高まった。

とはいえ、並行してTORACLE-COZのディスクブレーキ載せ替えを進めていたので、なかなか手が回らなかった。載せ替えで浮くパーツの転用するので、まずはTORACLE-COZ 2を完成させないと、という事情もあった。

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そんな訳で、小改造が続いた。通勤用にTORACLE-Sを使い始めて一年間以上、CARACLE-S純正のCSスポーツサドル2を使用してきた。カーボンレールの軽量サドルの割にクッション性も高く、滑りにくい表面プリントが、ペダリングの際に力を掛けやすいのだが、私のお尻にはどうも合わない。10数キロの通勤や街乗りなら問題も少ないが、100kmライドは不安。そこで、とりあえずは以前装着していたブルックススイフトを復活。チタンレールモデルでも約390gと、今となっては重量級だが、200kmブルベでも痛みは出ない。これで繋いでいる間に、軽くてお尻に合うサドルの調達を目指す。まあ、私のお尻の形が独特なのか、なかなか合うサドルがないのだが。

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その際に課題に気づいた。TORACLE-Sには純正オプションのCSロングシートポストカーボンを装着しているのだが、2本ある固定ボルトの前側が上面からキャップボルトを調整するタイプなのだ。CSスポーツサドル2のように穴開きサドルを装着するなら支障はないが、スイフト穴無し。高さのあるサドルなのでアーレンキー(ヘックスレンチ)と突っ込むことができたが、最近の薄型サドルでは調整が大変だろう。

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そこでこの機会に調達したのがゴールドのチタンボルト。前側のボルトはあえてキャップボルトでなく、六角頭ボルトにすることで、横からスパナを入れられるようにしようという目論見。後ろ側のボルトはキャップボルトのままだが、元々のボルトの先端が飛び出していたので、少し短いものを調達した。

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わずかながらの軽量化を果たしたが、革サドルのスイフトの場合、交換前のキャップボルトの方がアクセスしやすかった(笑)。

スイフトに変えてから、お尻が快適なのでどこまでも走っていけそうな気がしていた。ただ、通勤用にクロスレシオのカセットスプロケット(11-25T)と耐パンク性の高いスチールビードのタイヤ(ミニッツ・タフ)を装着しているので、峠を交えた長距離は厳しい。できれば、ワイドレシオのスプロケットと軽量タイヤを装着した遠出用ホイールをもう一つ用意したい。といって、フロントOLD(エンド幅)74mmのETRTO451ホイールは、現在テック・ワンにも余分がない。

TORACLE-COZのディスクブレーキ化で軽量なホイールZ-LIGHTが余っているが、これはフロントOLD100mm。そこで、OLD74mmのハブと組み替えることを考えた。せっかくならトリプルバテッドの軽量ストレートスポークをそのまま活かしたいが、OLD74mmで、ストレートスポーク対応で、16Hで、なおかつ軽くてお値段が手頃なハブなんて、そうそうある物ではない。

・・・と思っていたが、探し回っていたら可能性のあるものが見つかった。軽量ハブで知られる台灣のDATI製のようだが、製品にブランドやモデル名の表示がなく、DATIのウェブページにも掲載されていなかった。

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いささかアヤシイが、価格が手頃だったので、モノは試しと入手してみた。重量57gと、元々のOLD100mmハブより18g軽い。残念ながらシルバーは無かったが、未採用サンプルを装着したZ-TOUGH2も前ハブがゴールドで前後のカラーが違う(笑)。スポーク装着部分の直径が元々のOLD100mmハブよりやや小さいが、OLD74mmなので相殺できる可能性もある。

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せめてものツツジ狩り&ぶどう狩り [法雲寺-信貴山-道明寺]

ゴールデン・ウィークに突入したと言っても、緊急事態宣言下では遠出も難しい。近場のトレーニングライドはするつもりだったが、4/29は雨で、4/30は出社する用事があり、今日5/1も昼前には雨が降り出しかねない天気予報。

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雨雲の動きを見ながら手短でも早朝トレーニングしようと思っていたが、出走準備で点検していて気付いたのか、後輪タイヤのトレッド剥がれ。走行中も目に入る前輪はまだきれいな状態だが、油断していたら後輪が消耗していた。いつバーストするかわからない状態なので、山に入るのは危険。まず勤務先に立ち寄って、タイヤを交換することにした。

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6:37にTORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)で自宅を出走。早朝の人の少ないうちに初夏の風情を味わっておこうと、ちょっとだけ寄り道して美原区の法雲寺に来てみた。西除川に面した敷地は壁で囲まれ、立派な山門が外界と境内を仕切っている。ほぼ7時ちょうどに到着したが、すでに山門は開いていた。

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自転車は持ち込めないので山門前に駐め、境内に入ってみた。ツツジの名所として知られているが、一歩境内に入った途端に右も左も一面のツツジに圧倒される。

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黄檗宗のお寺にしては珍しく、あまり原色の派手さはなく、歴史を経て鄙びた雰囲気の建物や像が立ち並び、周囲をツツジを始めとする植木が取り囲んでいる。周囲が壁で取り囲まれているので異世界感が強く、ツツジの海に大殿(本堂)と金色に輝く観音菩薩像が浮かぶ様は極楽浄土もかくや、というと大げさか?

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それなりに知られた名所なので昼間は賑わうかもしれないが、今朝はお坊さん一人と参拝客一人を見かけただけというひと気のなさもあって、短時間ながら心を洗われた。


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