信貴山周辺行き当たりばったり [千光寺-十三峠]

個人的に一年で一番重要なイベントであるノリクラ(乗鞍ヒルクライム)が終わり、先週末はTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)のクリーニングや決戦仕様の解除作業や、後片付けでトレーニングはお休み。今週末は土曜が出勤日だったので、今日出走した。

今日は近所の友人と予定が合わずひとり旅。6:39にTORACLE-COZ2で自宅を出走した。ノリクラが終わったのでヒルクライムトレーニング主体でコースを考える必要は無くなった。どこに行こうか迷ったが、次の競技的イベントは11月の信貴山サイクルロゲイニングになりそうなので、信貴山周辺に向かうことにした。まだ先の話だが、ソロの時に何回か下見をしておこうと思っている。

走りながら、今日は平群町の千光寺と清滝石仏群を目指すことにした。昨年の大会では「かなり上る」という仲間の助言でパスしたが、自分の目で(脚で?)確かめておきたいし、旧跡としても興味がある。

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まずは大和川沿いに遡って奈良県入りするために、柏原方面を目指す。ジグザグと東進しているうちに道明寺天満宮の近くを通ったので、ついでに山門に立ち寄った。

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府道12号線の石川橋で石川を渡る。7:30前とあってまだましだが、ぐんぐん気温が上がっている。9月なのに最高気温33度の予報はげんなりするが、青空はキレイだ。このところ不安定な天気が続いていたので、通勤ライドでも泣かされていた。今日はほぼ雨の心配がないのでありがたい。

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大和川沿いに出ると、川面が朝日を反射して輝いている。行く手の山々の稜線からは、白いモヤが輝きながら流れ落ちてくるが途中で薄れて消えていく。なかなか幻想的な風景だ。

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国豊橋を渡って大和川北岸を遡り、河内堅上駅手前の細道を抜けていく。以前は田畑の間の小道と表現できたのだが、道の周囲は年々休耕地が多くなり、草が伸び放題で見通しも悪くなっているのが残念。

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河内堅上駅手前で町道に合流し、引き続き大和川の北岸を遡っていく。昨日までの不安定な天候の影響で水量が多く、濁っている。


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亀の瀬まで来たら、今まで気付いていなかった「亀岩(亀石)写真スポット」の看板が目に入った。半ばツーリング気分の今日はちょっと止まってみた。

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亀の瀬の名前の由来になったと言われる亀石を間近で拝めるかと思ったのだが、ナロータイヤではためらう急傾斜の細道を降りろということらしい。SPD-SLのレーサーシューズでもあり、下に降りるのは断念した。下に集落があるわけでもないのに、こんな細道の入口にポストが設置されているのが不思議だ。峠集落の集会所の入口にに面してはいるが、普通なら車道側に設置するだろう。

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亀の瀬の先は、最近の雨のせいかかなり道が荒れていたが1-1/8インチ(28mm)幅のタイヤのお陰で安心感を持って走れた。峠八幡神社も青空が美しい。

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少し下ると奈良盆地に入って三郷町の住宅街。県道196号線で丘を越え、国道158号線に入って竜田川沿いに北上する。平等寺交差点で国道を離れ、斜め左に分岐した道で引き続き竜田川を遡る。正面には生駒山のアンテナ群が見えてくる。近鉄生駒線の踏切を越える際にパチリ。

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ゆるい坂を上っていくと再度近鉄生駒線と交差し、本山上口駅前で左折してまた近鉄生駒線を越え、竜田川を渡る。ここから緑ヶ丘の住宅台の中を、千光寺方面に上っていく。

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信貴山系の山麓というか、山肌にあるこの住宅地はかなりの激坂。まだリア34Tを用いるほどではないが、へぼなエンジン(私)が暑さが厳しくなってきたこともあって出力が上がらない。ノロノロと坂を這い上がっていく。

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集落の最上部で信貴フラワーロードに入り、さらに上っていく。傾斜は少し落ち着いた。

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千光寺への案内看板に従って右折し、櫟原川(鳴川川とも)の流れる谷に下ってから遡っていく。

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傾斜が増してきたところで「鳴川石仏」の看板が目に入った。鳴川渓谷の清滝石仏群の入り口らしい。見てみたいとは思って来てみたが、ナロータイヤでもレーサーシューズでもためらう急傾斜の細道が下に向かってた。上流側からもアクセスできるようなので、とりあえず先に千光寺まで上ってから帰路に道を探してみることにした。

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その先にあった「ゆるぎ地蔵」。元寇の際に国難回避のために建てられたものらしいが、病気などの痛みが消える(揺るぐ)と信心されるようになったとのこと。近くに「この上おかめ石」の看板もあったが山中を覗き込んでもよく分からなかった。ゆるぎ地蔵の脇を降りれば、清滝石仏群に行けるようだが、ひとまず千光寺に向かう。

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と、目の前にこの風景が現れた。千光寺までは激坂と聞いてはいたが……これは相当エゲツない。カーブミラーや赤い消防ホース格納箱と比較してもらえば、その角度がわかるだろう。

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それでもリア34TのTORACLE-COZ2なら苦もなく……とはいかないが、苦労しつつ何とか上りきった。千光寺総門までくれば道は平坦になる。

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そのまま進むと千光寺表門前にたどり着く。レーサーシューズで来た迂闊さを呪いつつ、眼の前の石段に参拝は断念。今度はせめてSPDシューズで来よう。

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表門の前を右に進むコンクリート舗装路が続いていたので、急坂を上ってみた。信徒会館の横を過ぎると、棚田が続いていた。急坂で写真を撮る余裕がなかったのでこれは帰路に撮影したものだが、もうかなり稲穂が大きくなって頭を垂れてきている。残暑は厳しいが、秋に入りつつあることを感じる。

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これも帰路に下り方向を撮ったものだが、棚田を過ぎると竹林と雑木林の間の激坂が続いていた。舗装はされているが、濡れた路面に砂や落ち葉が散乱し、かなり滑りやすい。立ちこぎができずにシッティングで細心の注意を払いながら上り続ける。

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あまりにスリッピーだし、転倒でもしたら厄介だ。そろそろ引き返そうかと思ったところで、伸縮ゲートで塞がれたところまで到達した。

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私有地の境界を示すものならこの先には進めないが、そばに「扉の開け方」が記されていた。恐らくイノシシなどの動物よけのゲートで、人は通って良いということのようだ。

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ゲートの向うを見ると墓石らしきものが並んでいた。恐らく千光寺の墓地なのだろう。入っても咎められることはなさそうだが、ゲートの先は舗装されておらず、この先に道が通じている可能性も低い。ここらで引き返すことにした。

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急坂を慎重に下ってゆるぎ地蔵まで引き返し、分岐を少し下ってみたが、とても自転車に乗ったまま進める道では無さそうだ。むろん、レーサーシューズでも厳しいので、すごすご引き返した。千光寺ともども、SPDシューズかスニーカー持参でいつか再履修しよう。

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元来た道を引き返したが下りばかりではなく、谷底から画像の橋のある高さまで上る必要がある。

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信貴フラワーロードに戻って、先ほど見上げた橋を渡り南下していく。

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信貴フラワーロードはアップ・ダウンを繰り返し、橋やトンネルを越えていく。暑さの中でなかなかタフなルートだ。

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このまま進んで信貴山朝護孫子寺-のどか村-ぶどう坂とたどるルートを考えていたが、信貴フラワーロードのアップ・ダウンに気持ちが萎えて来た。そこで、十三峠で一気に山越えして大阪平野に戻ることにした。ここからなら峠まで2km程度だし、アップ・ダウンの繰り返しよりはよほど楽。

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地元の方々が除草作業をしてくれている中を上っていき、9:45に信貴生駒スカイラインの下をくぐるピークのトンネルに到達した。

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トンネルをくぐって十三峠展望台へ。今日は見事な青空に白雲で大阪平野を見下ろす絶景。平野の向こうの六甲山では六甲有馬ヒルクライムフェスタが開催されているはず。現役引退前なら参戦していたかもしれないが、今の脚力で個人TT形式の純レースに出るのはためらう。

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小休止していると、アニソンらしき音楽を流しながらブロンプトンが上がってきた。かなりのペースだし、展望台に立ち寄ることもなく、すっと引き返していった。かなりの脚力の持ち主と思われ、トレーニングとしか思えない行動だが、何者だろう?

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大阪側に下っていき、山麓の分岐近くで上り方向にTORACLE-COZ2の向きを変えパチリ。なかなか良い写真が撮れた。

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完全に平地までは降りず、玉祖神社などの前を通る山麓の道を南下していく。多少のアップ・ダウンはあるが、交通量が少なく、大阪平野を見下ろす景観もよく、信号は皆無でまずまず走りやすい。ただ、西信貴ケーブルカーの手前で道は一旦途切れ、近鉄信貴線を越えて下っていくことになった。

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住宅街の中をジグザグと走って横滑りし、少し登り返して信貴山口駅前に到達。

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西信貴ケーブルカーは落雷の影響で運休していたが、9/16から営業を再開するとの掲示がされていた。

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信貴山口駅からは再び山沿いに進む道が続いていた。わかりやすい道は恩智神社付近で途切れ、その先は道がごちゃごちゃしていたので、ここで平地まで降りた。

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国道170号線旧道を南下して大和川に突き当たると、周辺がかなり混み合っている。車も人も自転車も多い。それを避けようとサイクリングロードの一部でもある新大和橋で大和川南岸に渡った。振り返ると河川敷にテントが立ち並び、流行のSUPが川面に浮かんでいた。ロハスパーク大阪柏原というイベントが開かれていたらしい。覗いてみたい気もしたが、昼も近いし、暑さに参っていたので、帰宅を急ぐことにした。

ジグザグと間道を走って帰宅したのは11:40。TORACLE-COZ2は絶好調で、激坂もものともしなかったが、やはり暑さの中での激坂上りは結構消耗した。11月の信貴山サイクルロゲイニングは激坂の連発が予想されるので、精進精進。

■STRAVA


信貴山周辺行き当たりばったり [千光寺-十三峠] | ライド | Strava

■Ride with GPS


信貴山周辺行き当たりばったり [千光寺-十三峠] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方

■CyclemeterGPS

cyclemeter220911
CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2022/09/11 6:39:01
 自転車完了: 2022/09/11 11:40:54
 バイクタイム: 3:38:46
 停止時間: 1:22:59
 距離: 78.28 km
 平均スピード: 21.47 km/h
 登り: 570 m
 カロリー: 2393 kcal
 平均心拍数: 125 bpm
 最大心拍数: 172 bpm
 平均ペダルペース:  55 rpm
 最高ペダルペース: 128 rpm
 今月の走行距離:  236 km
 今年の走行距離: 6418 km
 先月の走行距離:  739 km
 昨年の走行距離: 8954 km


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