雨降り前の汗だく峠トレ [鍋谷峠往復]

スズカエンデューロが出来過ぎの結果で終わり、少しはのんびりしたかったのと、仕事がハードで疲れが溜まっていたので、先週末はトレーニングを休んで休養した。今週末も昨日土曜日は休日出勤して、今日は2週間ぶりの遠出。
スズカの後は、ノリクラに向けて再始動! なのだが、休みが一日だけだとやらなきゃなならない用事がたくさんあるし、午後から雨の予報だったので、早朝に手近な鍋谷峠往復をすることにした。
とは言え、仕事の疲れも溜まっているので睡眠時間は確保したい。久々にご一緒する近所の友人は6:00出走を提案していたが、30分送らせて6:30出走。
このところ就寝中に脚が攣ったりともうひとつの体調だが、今日はまだマシ。とは言え平地で友人の後につくコバンザメ走法はいつも通り。まだ晴れ間のある空の下を南下していくが、かなり気温が高くアプローチから暑い。
府道61号線に入って徐々に上り傾斜が出てきたところで、今日もカワハラダの剛さんに追いつかれた。このところ、鍋谷峠に向かう度に遭っている気がする(^_^;)。今日はスパっと抜かずにしばらく一緒に走って頂いたが、なかなかのプレッシャー。ついつい無理をしてしまい、堺・和泉市境の南楽園峠(?)を越えるころには、かなり追い込まされた。
今日は時間がなく鍋谷峠に直行するという剛さんと横山小学校前交差点で別れ、我々はコンビニで小休止。カフェイン(今日はアイスコーヒー)を注入してから峠に向かった。
逢野トンネルを越えると、行く手の山々はまだ青空の下。この調子なら反対側に下っても雨は大丈夫そうだが、時間と体力の問題・・・。
定点観測地点、父鬼集落下の温度計は24度を表示。つい1ヶ月前まではアームウォーマーやウィンドブレーカーなどの防寒装備がないと厳しかったのに、久々に来たら山にも夏が近づいている。
第7回スズカ8時間エンデューロ春SP決戦仕様解除

ミニ・リカンベントの部で2位という、人生初の出来過ぎの成績を上げることができた第7回スズカ8時間エンデューロ春SPも終わり、次は8月末のノリクラに向けての日々が始まる。とは言え、このところの仕事の忙しさは続いているので、スズカエンデューロの前後も休まず土曜まで出社し続けた。
ようやく休んだ日曜だったが、疲れも溜まっていたし、決戦仕様のままでは遠出ができない。そこで、トレーニングを休み、CARACLE-Sを日常使用に組み替えた。
日常仕様(=ヒルクライム仕様)に戻すためには、まずギア比を下げること。
最初にチェーンを取り外す。今回導入したミッシングリンクを外すには、チェーンリングに1コマずらして乗せ、飛び出したところを適当な工具などで叩けば出先でも簡単に外せるとの話を聞いて、試してみた。
力加減を誤るとチェーンを傷めそうなので専用工具を入手するのが望ましだろうが、取り敢えずこの方法でも簡単に外れた。
ギア比を下げるために、まずフロントチェンリングを小径化する。
と言っても、クランクを以前のスギノXPに戻すのではなく、スズカエンデューロ直前に入手したデュラエースFC-7410をそのまま活かしたい。そのため、MicrOHEROのフロントチェンリングの47Tを入手していた。
スズカエンデューロ用に装着していた53T(同じくMicrOHERO)を外して交換。
第7回スズカ8時間エンデューロ春SP参戦記

昨秋に続く2回目の出場となったスズカエンデューロ。今回も勤務先の「チームCARACLE」として参戦で、走行性能を実証するべく、チーム全員が20インチの折りたたみ自転車CARACLE-Sで出場する。
ほぼ一日中雨の中で8時間走り続けた前回に比べると、今回は天候に恵まれそうな予報。メンバーの一人が直前に気管支炎にかかるという不安要素はあったが、薬と気合で症状を抑えてもらった。前回(一人が参加できなくなり、私が風邪気味)に比べれば、メンバーの状態もまだマシ。
今回も前夜から鈴鹿に入り、私は3:40起床。前回より1時間早い4:30にホテルを出発して、会場である鈴鹿サーキットに向かった。スケジュールでは5:00開門との事だったが、どうやら4:20頃には繰り上げ開門されていたらしい。4:45頃サーキット入口に着くと、すぐに中に入ることができた。
ごった返す会場内で受付をして、パドックからサーキットコースに入る。朝もやの漂う中を、5:30頃にはテントを張って居場所を確保した。
本気で上位を狙う今回は、ピットビルでなく、第一コーナー側の特設ピットに陣取った。ライダーチェンジの時間短縮を狙ったのだ。
ところが、早朝の草の上は非常に蚊が多く、戦いの前の戦い(^_^;)。虫除けスプレーを持ってきてはいたが、効果は限定的。ゼッケンを付けるためにジャージを脱ぐと、たちまち上半身を刺されまくる。
トイレが遠いのも特設ピットの難点。ピットビルまで行っても、朝のトイレはどこも行列だった。
6;15~7:15は試乗時間。ピットロードやフェンスがないので、ライダーがすぐ近くを通過していく。ピットビルにいるより臨場感があって面白い。
私は前回に続き第一走者を務めることになったが、スタート30分前にウォーミングを終えるのが望ましい。そこまで理想的にはいかないがでできるだけ遅く、試走時間の後半30分に走って、ウォーミングアップすることにした。
6:45が近付き、出発しようとしたら声が掛かった。旧知のにもさんは今回もミニベロで参加。11月にはミニ・リカンベントの部にエントリーしていたのでライバルになるのかと思っていたが、今回はゼッケン番号なしのオープン参加とのこと。
にもさんはすでに一周してきていたが、もう一周をご一緒することになった。走り始めると、やはりドライコンディションのサーキットは快適。徐々に心拍を上げながら・・・と行きたいところだったが、にもさんは結構飛ばす。一周目から心拍数を171まで上げて、かなりゼーハー(^_^;)。
ピットに入るにもさんと別れて、もう一周。周回後半は徐々にペースを落として心拍を下げていく。7:08に特設ピットに戻ってウォーミングアップ終了。最後まで走っていたT田さんも帰ってきた。
試走を終え、今回はスタート30分以上前には集合地点に並んだ。すでに何十人かは並んでいたが、かなり前方からのスタートができた。
スズカエンデューロは、計測チップによりスタートラインをまたいだ時点からの計測になるそうだ。集団前方に並ぶ必要はないようにも思えるが、スタート直後は混雑して思うようにペースを上げられない。少しでも早く、混雑から抜けだそうという算段。
問題は、いくら4時間組の前方に並んでも、3分前にスタートした8時間組の大集団が前方にいるということだ。画像のゲートの向こうに見える大集団がそれ。
ともあれ、今回はやれることは全てやってみる。
スタート前のセレモニーが始まったが、集団前方といっても最前列ではなく、招待選手の紹介やレースクイーンはよく見えない。そして、8:00にまず8時間組がスタート。
スタートが近くと私と周囲の緊張感が高まり、一瞬シンと静まりかえる。8:03、いよいよ我々4時間組のスタート。
やはりスタート直後は混雑するが、周囲にレース慣れした参加者が多いので前回に比べるとスピードが早く、スムーズに集団が流れていく。それだけに楽車が起きると深刻なものになりかねない。周囲に細心の注意を払いつつ、慎重にペースを上げていく。
最も混雑するスタート直後のシケインを抜け西ストレートに入ると、早くも8時間組の最後尾が現れた。それでも、インコース側は空く程度の混み具合であり、4時間組も集団が次第にバラけてくる。直線なので参加者が多くてもラインの乱れがなく、長い下りで一気に50km/h超までスピードが上がる。
第7回スズカ8時間エンデューロ春SP対策 その2 [CARACLE-S]

前回の作業で、CARACLE-Sの第7回スズカ8時間エンデューロ春SP用決戦仕様への組み換えはほぼ仕上げたつもりだったが、直前になってもう少し作業を追加した。
まずは、ヒルクライムレースなどここぞという時に装着してきた、超軽量シートポストの装着。軽量だがたわみが大きく、採用を見送った試作品を活用している。
(私はダンシングを多用するので)ヒルクライムならまだしも、スズカエンデューロのようなほぼシッティングのレースではたわみによる効率の低下が心配で前回の参加では装着しなかった。今回は、「結果を出すために何かしたい」という気持ちが強く、リスク承知で採用することにした。
ノーマル仕様のテレスコピックシートポストの下部が450g。対してこの超軽量シートポストは、今回QRレバー無しのシートクランプに変更して300g。差引き150gの軽量化。
そして、タイヤ&チューブの交換。今回は仕入先であるパナレーサーさんの協力を得ることができたので、チーム全員がミニッツ・ライト+R-airを装着する。
私自身は普段からミニッツ・ライトを使用しているが、4000km近くを走行してかなり消耗してきたので、トラブル要素をできるだけ排除するため新品に交換。ドライ、ウェット共にグリップ力に優れ、超軽量。そして、性能からするとかなりの低価格。サーキットレースではもう少し細いサイズがあれば理想的だが、1.25サイズでも走行感はかなり軽いし、406サイズでエアボリュームが少なすぎるのもリスキーだ。
第7回スズカ8時間エンデューロ春SP対策 その1 [CARACLE-S]

忙しさにかまけて来週末の第7回スズカ8時間エンデューロ春SPの準備がさっぱりできていなかったが、前週になってようやくCARACLE-Sをイジる時間を確保した。
本当は2016モデルを投入という話もあったのだが、組み上げる時間がなくて今回は日頃使用している2015モデルの試作車のままで決戦仕様に組み換え。本格的には昨日午後から作業を開始したが、午前中の最終チーム練習の前に、リクセンカウルのアタッチメントや前マッドガードの台座などは外しておいた。
今回の作業の大きな目玉は、チェーンホイールの交換。前回のスズカエンデューロでもチェンリングを48Tから52Tへ交換したが、今回はクランクやBBも交換する
最新のカーボン製クランクに交換すれば手っ取り早く軽量化を果たせるのだが、CARACLE-Sはフロントシングルだという特殊事情があり、何より資金力が限られる(^_^;)。
そこで、新旧パーツを織り交ぜて少ない費用で最大の効果を上げるべく頭をひねった。フロントをシングルギアで使用する場合、まずチェーンの脱落防止が課題となる。そう滅多に外れるものではないが、競技使用となれば万一の脱落も起こしたくない。ところが、チェーンデバイスやチェーンガードによる脱落防止策は重量増に繋がりやすい。WolftoothやSRAMの脱落防止ギアは重量増がなく、脱落防止効果も高いそうだが、消耗品でありながらあまりに高価過ぎる。
また、何の工夫も無しにロード用チェーンホイールをシングル化すると、チェーンラインがインナーかアウターのどちらかに偏ってしまう。それでもツーリング程度なら充分に使えるのだが、チェーンがひねられた状態で使用するとやはり効率が悪くなると思われる。競技で使用するとなれば、できるだけ負荷の少ないセッティングにしておきたい。
そこで白羽の矢を立てたのがMicrOHEROのチェーンリング。価格がほどほどでありながら、チェーンガード一体型で削り出しているので、今までのように別のチェーンガードを重ねて組み付けるよりも軽量だろう。
そして何より、ギア位置に注目。通常よりインナーよりの位置にギアがオフセットしているのだ。
これなら脱落防止とチェーンラインの問題を一気に解決できそうだと考えた。
ところが、このチェーンリングはPCD110が見当たらず、PCD130のクランクが必要になる。ホローテックIIなどの現行規格品でも良いのだが、軽量化を果たすためにはかなり高価なクランクセットが必要。
手持ちのクランクに手頃なものがなく、できるだけ安くて軽いクランクを探すうちに、デュラエースFC-7410の情報が目に入った。
スクエアテーパー時代の骨董品だが、クランク単体の重量はかなりの軽量級らしい。トッププロから剛性不足を指摘されていたとの話もあるが、腐ってもデュラエースの名前を背負ったレース機材。貧脚の私はツーリング用の5ピンクランクで特に不自由を感じていなかったので、問題はないだろうと判断。中古品をかなり安く入手した。