谷筋の 濡れた激坂 ホイルスピン [和泉葛城山 蕎原ルート]

お盆休みに入っても天候不順や用事が続き、今日になってようやく出走。雨や曇りが続いてここ数日は少し涼しい(といっても最高気温は30度を越えている)日が続き、今日も35度は超えない予報だが、最高気温34度は充分に暑い。今日も11時までに帰宅しようと、30分早く起きて6:08にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出走した。

250813_062025
どこに行こうか考えたが、少しでも涼しくなる山に上りたいし、暑くなる帰路に平地を長距離走るのは避けたいので奈良方面は避け、今回も距離の近い和泉山脈に向かった。とはいえ、鍋谷峠は先週走ったばかりなので、和泉葛城山に上ることにした。まずは泉北丘陵を乗り越えて南西に向かう。荒山公園付近からは雲の多い空の下に、ちょっと霞んだ和泉山脈が見えた。

250813_063623
ひとまず、いつものように堺泉北環状線(府道204号線)で光明池駅付近までやって来たが、ちょっと違うルートを走ってみようと、府立母子センター南交差点で右折して室堂町の住宅街を抜けて国道480号線に入ったが、畜舎の前を通る激坂に糞が散乱していて苦労した。

250813_072342
ようやく国道480号線に這い上がっても、すぐに下るのはいつものルートも同じだがもったいない。納花町の交差点で右折していつものルートに合流し、松尾寺の前の抜けて国道170号線旧道に入り西進していく。ここに至るまで上るルートを決めていなかったが、最近父鬼ルート塔原ルートは上ったので久々に蕎原ルートを上ることにした。上った後は犬鳴ルートか神通ルートを下るかな、とその時点では思っていた。神於山の肩を越える上りで気付いたが、蕎原ルートの上り口に向かうならこんなに国道170号線旧道を西進しなくても、内畑町から山に向かって途中で射撃場のある峠を超えた方が、距離も短く上りも楽だった。

250813_073024
失敗したと思いながら河合町の交差点で左折して、山に向かう府道39号線に入った。阪和自動車道の高架をくぐる地点に設置されている温度計は26度を表示。涼しいといえば涼しい気温だが、湿度が高くて爽やかさはない。

250813_073820
射撃場のある峠を超えた道が合流する丁字路を通過。こっちから来ていればかなり時間と体力を節約できただっろう。

250813_074920
ひとまず蕎原に向かう分岐を素通りして、塔原へ直進。蕎原に自販機があるかわからないので、念のため知っている自販機で飲料補給。山中に入る備えだ。

250813_075836
府道40号線に入って貝塚市に入り、アップダウンを乗り越えて1.5km西ほど進むと蕎原集落。

250813_081241
7月に上り口付近を訪れたばかりだが、そのときに比べても道がかなり荒れ、濡れている箇所が多い。昨日までの断続的な雨の影響だろう。

250813_082549
渓流園地を過ぎるとコンクリート舗装の激坂が立ちはだかる。7月は序盤で同行者と合流できたのですぐ引き返したが、その時と比較しても路面が濡れて木の葉や小枝(や大枝)が散乱しており上りにくい。蕎原ルートは川に沿った谷をほぼ直登するため勾配が大きく、ただでさえ約2.5kmに渡って平均勾配12.1%の激坂が続き、最高勾配は16.6%に達する難路だ。加えて、今日は路面が前日の雨で濡れており、濡れ落ち葉も散乱しておりダンシング(立ち漕ぎ)すると後輪がホイルスピンする。少々重心を後ろに持っていった位ではスピンを防ぎきれず、思い切り後ろに腰を引くと、今度は前輪が浮く。ダンシングでシビアな重心コントロールに気を遣うより、シッティングの方がまだ楽だが、普段使わない筋肉を使うし、腰痛持ちにはツラい。

250813_084220
だんだん増してくる腰の痛みに足を着きそうになるが、我慢しながらシリシリ上り続ける。もう限界、というところでようやく谷筋の直登区間が終わり、終盤のつづら折り区間に入った。引続き平均勾配は厳しいが、カーブの度に緩急があるので腰を休めるタイミングが取れる。

250813_084855
苦闘の末、ようやく尾根筋の道に上がり、犬鳴山ルートと合流する。ここまで渓流園地から36分かかっており、久々の蕎原ルートはやはり過酷だった。路面が乾いていたとはいえ、7月はS間君はここまで上ったようだが、30分で上り下りしてきたので、20分ちょいくらいで上ったのだろう。脚力は大したものだが、普通はここまで上る前にポタリングコースとして不自然と気付くだろう(笑)。

250813_084940
消耗しているのもあるが、尾根上の道に入っても勾配がかなりキツく、路面も濡れておりペースが上がらない。犬鳴山ルートもこの道を通るが、これを下ると車体がかなり汚れてしまいそうだ。

250813_085601
神通ルート(紀泉高原スカイライン)と合流する直前で「展望台」の案内が目に入り、ちょっと寄ってみることにした。

250813_085738
案内板のある看板から100mほど遊歩道を進むとハイランドパーク粉河の展望台が現れた。何度も近辺を通っているが、有料の展望台に上らなくても景色が良いところはあるので、これまで近寄ったことがなかった。

250813_090619
入口の階段はタイルが剥がれてボロボロ。人影もなく寂れた感じが否めず、最初は閉鎖されているのではないかと思ったほどの状態。

250813_085915
開館午前9時の表示があり数分早かったが、入口のガラス戸が開いたので入ってみた。眼の前にコイン投入口のある自動改札があり、上れるようだ。ちょっと考えたが100円なら1回くらい体験してみようとコインを投入して入場した。

250813_085933
エレベーターなどは無く、展望台までひたすら階段を上っていく。壁の塗装が剥がれていたり、掲示された写真が変色していたりと、入口同様に寂れた感じが否めないが、床材は比較的きれいで10年以内に張り替えられたようだ。

250813_090039
蕎原ルートで脚を削った後の階段は少々ツラかったが、ようやく展望台まで上がった。雲も比較的少ないタイミングで、景観はなかなかのものだった。南方は紀の川沿いから和歌山市方向を見下ろせる。

250813_090054
西側も関西国際空港が見渡せるが、淡路島は霞んでわかりにくい。

250813_090144
東側は高野山方面の紀伊山地が見渡せた。

250813_090315
北側は「大阪市内」の案内板もあったが、近辺の木々が邪魔で見えなかった。開業当時は北側も下界が見えたのだろうか? 下を見下ろすと入口近くに置いたTORACLE-COZ2が見えた。

良し悪しなのだが、はめ殺しのガラス越しにしか景色を拝めないので、臨場感はちょっと物足りない。冷暖房機器が見当たらず、すでにかなり暑かった。天井近くの内倒し窓(排煙窓?)が開放されて少しは通風が確保されていたが、スズメバチが侵入して落ち着いて景色を見られなかった。まあ諸々難点もあるが、100円で文句を言っては贅沢だし、充分元は取れる景色だろう。

250813_091638
紀泉高原スカイラインと合流して和泉葛城山山頂に向かうが、比較的道幅のある区間も濡れて、荒れていた。

250813_092534
上り基調のアップダウンにペースを上げられず、のろのろと山頂に近づく。木立が深く景観が開けない区間が多いが、ようやく下方の紀の川方面を見下ろせる地点があった。

250813_092812
9:28に和泉葛城山頂の茶屋跡に到着。寄り道したこともあるが、蕎原から1時間半近く掛かってしまった。今日は自転車乗りが少なく、ロード乗り2人が茶屋跡から離れていくのを見かけただけだった。岸和田ツーリングクラブの掲示板には記帳したが、DIIIG(ディグ)の峠1000のポイント獲得を失念していたのが残念。

250813_093449
お盆休みは事業所によって異なるので今日が勤務日の方もあるだろうし、山頂付近に自転車乗りは少なかったが、カーキャンプをされている方やモービル・ハム(アマチュア無線)の方が何人もいたのが普段と異なる風景だった。

250813_100318
和歌山側はもちろん、神通ルートや犬鳴山ルートを下ると11時までに帰宅できそうにないし、予想以上に道が濡れて荒れているので、新鮮味はないが牛滝ルートをゆっくりと下山した。10:03に牛滝の上り口に降りて、後は素直に慣れたルートを辿ったが、それでも帰宅は11:10だった。曇りがちといっても、ウェアは絞れは汗が滴るほどになっていたので、遠回りせず帰宅して正解だった。

■STRAVA


谷筋の 濡れた激坂 ホイルスピン [和泉葛城山 蕎原ルート] | ライド | Strava

■Ride with GPS

谷筋の 濡れた激坂 ホイルスピン [和泉葛城山 蕎原ルート]・Ride with GPS

■CyclemeterGPS

cyclemeter250813
CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2025/08/13 6:08:36
 自転車完了: 2025/08/13 11:10:06
 バイクタイム: 3:32:46
 停止時間: 1:28:44
 距離: 73.24 km
 平均スピード: 20.65 km/h
 登り: 902 m
 カロリー: 2335 kcal
 平均心拍数: 124 bpm
 最大心拍数: 174 bpm
 平均ペダルペース:  54 rpm
 最高ペダルペース: 134 rpm
 今月の走行距離:  322 km
 今年の走行距離: 4949 km
 先月の走行距離:  874 km
 昨年の走行距離: 7989 km


Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

サイト内検索

アーカイブ

お友達ブログ

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。


Back to Top ↑