炎暑の90km走 [鍋谷峠-紀見峠]
8/16になってお盆休みに2回めの出走ができる時間が確保できた。今日も35度を超える気温が予報されているので、11時までに帰宅しようと30分早く起きた。が、ちょっと出遅れて6:21にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。
前回、和泉葛城山に上ったので今日は鍋谷峠に向かった。日が出ているがやや雲が多く、もやって行く手の和泉山脈も霞んでよく見えない。最低気温は27度で朝から汗ばむ気温だ。
暑さに気合が入らずダラダラ走っていたら、荒山公園の横で「おはようございます!」と、鍋谷峠の主、カワハラダの剛さんにスパッと抜かれた。少し追いすがってみたが、地脚が違うので諦めてマイペース走行に戻った。
南楽園峠を越えて和泉市に入り、国道170号線旧道を経て国道480号線に入るいつものルートで南下していく。逢坂トンネルを抜けて和泉山脈の間近までにくると、稜線もくっきり見えた。大阪府内にところどころ小さな雨雲あるようだが、近辺は青空で蒸し暑い。
父鬼集落下の定点観測地点の温度計は26度を表示。山沿いまで来ると少しだけ気温が低いが、湿度が高くてさっぱり涼しくはない。
南横山八幡神社で小休止してから国道480号線旧道に入って鍋谷峠に向かって上り始める。お盆前週の雨せいだろうが、路面に小枝や落ち葉が散乱してがかなり荒れている。
平均心拍数159bpmののんびりペースで8:13に鍋谷峠に到着。製材所前の鍋谷橋から32分22秒。今日はアブが飛び回って、虫よけをスプレーしてもしつこくたかってくる。毎年のことだが、お盆頃からハチやアブが多くなって山中で落ち着いて休めない。急ぎ足で和歌山側に下り始めた。
和歌山側の道はどんどん荒れてきている。障害物や大きな段差があってかなり危険な状態だが、鍋谷峠トンネル開通以来、なかなか整備されない。和歌山側は大阪より雲が多く、どんよりしているが、このくらいがありがたい。
鍋谷峠トンネルを抜けてきた新道と合流して豪快なダウンヒルを経て、道の駅くしがきの里に立ち寄り。薄曇りで、日が差しても少し楽だ。
今回もWAKAYAMA800のスタンプを獲得。8thシーズンですでに3回めの獲得なのだが、他のスポットと合わせて10回再訪するとリピーター賞に応募できる。
帰路の府県境越えは、東の紀見峠に向かうことにした。県道125号線を下って紀の川沿いまで降り、ちょっと寄り道して道の駅 紀の川万葉の里に9:00ちょうどに立ち寄り。
こちらでもWAKAYAMA800のスタンプを獲得。今シーズン2回目の獲得でリピーター賞用に1口獲得。
道の駅の目の前のサイクリングロードに入って紀の川沿いに東進し、大門口橋で紀の川南岸に渡る。陽射しは弱くてもこの時間になると暑さがますます厳しい。
弱い向かい風でペースがもう一つだが、南岸で東進を続ける。かつらぎ町三谷で、三谷橋を振り返ってパチリ。雲は多いが青空も川面に反射して美しい。……暑いが。
9:35に道の駅柿の郷くどやまに立ち寄り。トイレと飲料補給とスタンプ獲得。
道の駅の目の前の丹生川と紀の川の合流地点付近では、沢山の人が水遊びをしていた。暑くて仕方ないのでうらやましい。
今日は国道371号線より手前で山手に向かうつもりなので、学文路で紀の川をわたって北岸に戻るつもりだった。とはいえ、途中にちょっとした峠を超える必要があるので、どうせなら1つ手前の九度山橋で北岸に戻ることにした。和泉山脈上空の雲がかなり発達していることが少し気がかり。
この近辺の北岸は川沿いの道がスムーズに繋がっておらずややこしいが、代わりに小田頭首工の雄大な光景を拝むことができる。頭首工とは用水の取水口のことで、紀の川にはこうした頭首工がいくつも設けられて、広い地域に灌漑されている。
少し遡って上流側から小田頭首工を振り返ると、せき止められた川面に空が映って美しい。
学文路から岸上橋を渡ってきた道に合流して、紀伊山田駅のそばで北に向かい、山田川に沿って和泉山脈へ上り始める。雲も多いが、この辺りでは晴れており、とにかく暑い。
和泉山脈山麓を東西に走る広域農道に合流し、少し東に向かうが、振り返ると少し西側の雲がかなり分厚く黒い。
日なたではiPhoneの画面が見づらいので日陰を探して停車し、雨雲レーダーを確認する。すると、「雨が昼前11時30分に一旦止みます」と表示され、現在地に雨が降っているように表示された。実際には現在地に雨は降っていないが、西側の雲がこれに当たるのだろう。しばらく陽射しに悩まされるほど晴れていたので油断していたが、いつ降り出しても不思議ではない。急ぎ足でさつき台に入って国道371号線に入り、南海高野線の御幸辻駅前まで来てホッとした。ここから輪行することも考えたが、雨雲レーダーと実際の雲を交互に観察して、もう一つ先の林間田園都市駅まで進むことにした。
国道371号線(バイパス)を上っていくと、パラッと雨が降ってヒヤッとしたがすぐに止んだ。悩んだが、空を見上げているとすぐに強い雨を降らせそうな雲は見当たらないので、林間田園都市駅も通過して引き続き上り続けることにした。ところが、坂を下って旧道と合流すると、アスファルト道路が濡れた時の匂いがする。路面が少し湿っており、さっきまでちょっとした雨が降っていたようだ。
ヒヤヒヤする展開だが、周囲に小さな雨雲が散在する状態なので、もし降ってもすぐ止むと判断。次の紀見峠駅への分岐も通過して、旧々道に入って紀見峠へ上り始めた。柱本の自動販売機で飲料を補給しようとしたら、新500円玉も新1000円札も使えなかった。暑い中で補給できなかったのは辛いが、飲料接種をセーブしながら上り続けた。
峠が近づいたところでアラートが鳴り、雨雲接近とのこと。かなり強い雨が降る予報だ。できるだけペースを上げて走る。
西の空を見上げると確かにぶ厚めの雲が見えるが、青空も見える。そこまで強い雨雲ではなさそうだ。
ちょっと余裕ができて、せっかくなので峠1000のチェックイン。
ところが、大阪側に下り始めた途端に、雨が降ってきた。雨宿りできる場所を探しながら下り続けたが、そんな都合の良いところはなく、雨脚はどんどん強くなってくる。結局、紀見トンネルの出口で旧々道と旧道が合流する地点の商店跡(往時は園芸店だったかな?)の屋根の下に飛び込んだ。
雨雲レーダーには「雨は夕方15時まで」という恐ろしいメッセージが表示されていたが、幸い10分も立たずに雨はほとんど上がった。
路面もびしょびしょになるほどでなく、すでに晴れ間も見える。気温も少し下がったのか28度の表示。少しペースを抑え気味に河内長野駅方面に下っていく。
下る途中で路面はすっかり乾き、峠付近の局地的なにわか雨だったようだ。ただ、河内長野駅付近まで降りてくると暑さが半端ではなかった。おやっと思ったのは地蔵盆の飾りつけ。関西周辺で盛んな子どもがお菓子をもらえるお祭りだが、本来は8月23、24日の地蔵菩薩の縁日に行われるもの。最近は近辺の土日に開催される地域が多いが、こちらの地蔵尊ではひと足早くお盆期間中に行われるようだ。開催を見送る地域も増えているなか、存続するための工夫なのだろう。
平野に降りてホッとしていたら、またアラートが鳴った。振り返るとやばい雲が近づいてきている。頑張ればギリギリ逃れられそうなので必死で走った。パラッと一瞬降っただけで、何とか逃げきった。自宅近くまで来るとさっきの黒雲が嘘のような青空と猛暑。11時までに帰宅するつもりが、結局正午を越え、12:07に帰宅した。雨宿りがなかったらぎりぎり午前中に帰宅できた計算だが、雨雲が迫るから必死で走ったのでこの時間に帰れたとも考えられる。いずれにしてもこのクソ暑い中で90kmを超えるコースを組んだのが失敗。大事がなかったのが幸い。
■STRAVA
炎暑の90km走 [鍋谷峠-紀見峠] | ライド | Strava
■Ride with GPS
炎暑の90km走 [鍋谷峠-紀見峠]・Ride with GPS
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2025/08/16 6:21:42
自転車完了: 2025/08/16 12:07:58
バイクタイム: 4:17:59
停止時間: 1:28:17
距離: 93.90 km
平均スピード: 21.84 km/h
登り: 986 m
カロリー: 3403 kcal
平均心拍数: 139 bpm
最大心拍数: 184 bpm
平均ペダルペース: 62 rpm
最高ペダルペース: 135 rpm
今月の走行距離: 416 km
今年の走行距離: 5043 km
先月の走行距離: 874 km
昨年の走行距離: 7989 km
コメントを残す