初アワイチ [淡路島一周]

前々からアワイチ(淡路島一周)をしたいと思っていたが、「淡路島サイクリングマップ」を入手したり、サイクルスポーツ誌のウェブページで2011淡路島ロングライドの紹介記事を見たりで気持ちが一気に高まった。

数日前まで天気予報が良くなかったこともあり、今週の実施は見送りかと思っていたが、いい具合に天候が回復してきた。

111001_050716 03:30過ぎに起床。なかもず駅から朝5:09発の地下鉄御堂筋線に乗車。

111001_055117 梅田駅に05:39着。JR大阪駅で6:00発の東海道・山陽本線快速に乗車。

111001_065208 06:49に明石駅下車。

111001_071438 淡路島に渡る淡路ジェノバラインの乗り場まで徒歩10分とのことだったので、輪行袋を担いで走れば1本早い便に乗れたかもしれない。とは言え腰痛持ちの私は無理が利かない。エスカレーターやエレベーターを使うので、大阪駅でも乗り換えにずいぶん掛かった。駅前で輪行を解いて自転車を組み立てるが、取りあえず走れるようにだけして、出航5分前にジェノバライン乗り場に到着。

111001_071930111001_071852 初めての乗るので勝手がわからず、あたふたと切符を買い(大人450円、自転車200円)乗船。自転車は乗車状態のまま載せられるが、デッキに固定されたので海水を被るのではと不安。私より先に来た自転車は船室内に固定していたので、運がよければその心配もないのだろう。

111001_072534 7:20明石港を出航。高速船なので、かなりのスピードで海を疾走していく。

船上でヨメさんからメールが届いた。
「淡路島サイクリングマップ、テーブルの下に落ちてましたよ」
 しまった! 肝心なモノを漏ってこなかったようだ。

111001_072934 途中で明石大橋の下をくぐる。

111001_073444 わずか13分で淡路島の岩屋港に到着。運航中は近寄れなかった自転車を確認してみたが、目に見えて濡れている所はない。ホッとしたが、海が荒れている日や雨の日は、塩水に濡れることを覚悟しないといけないだろう。

岩屋港でドリンクを準備して、ストレッチ。幸い、サイクリングマップは岩屋港にも置いてあった。やれやれだ。

111001_074358 7:45いよいよ一周約150kmのアワイチがスタート。右回りのルートは島一周の基本通り。道路の海に近い側を走るので、より景色が楽しめるし、陸側に比べて横断する道路が少ないのでスムーズに走れる。

111001_074730 景観のよい小島があったので、出走して数十メートルで停止。国生み神話のオノコロ島とも言われる絵島だ。じっくり見たいところだったが、先が長いことを思い出して撮影だけで再出走。

111001_074916 走り出した途端に海沿いの平坦な道が続き、景色もいい。

111001_075130 5分ほどでコンビニを発見して、また停止。停止して実感したが、今日は北風が強い。天気予報で知ってはいたが、帰路が向かい風になるので不安。

111001_075404 携行食にミニチョコパンを購入。ホントはあんパンが良かったのだが、見当たらなかった。

ようやく安心して走れる装備が整った。ミニチョコパンを早速1個口に放り込んで、再々出走。

111001_075638 気温は20度くらいで、自転車に乗るには最適な気温。追い風に乗って、足も快調に回る。30km/h超のペースで海沿いの平坦路を、一路南下する。キラキラ輝く海原の向こうには、大阪が見えるので不思議な感じだ。

111001_082034 なぜか(当然?)観光ガイドには全く載っていない「世界平和大観音」。地元出身の金持ちが立てたモノらしいが、周辺にも不釣り合いな造形物がいくつも立っている。現在は閉鎖されて荒廃しており、地元でも問題化しているそうだ。倒壊したらエラい事ですからね。

111001_085308 8:53、洲本市に入る。この時点で走行距離26kmほど。

111001_085750 8:57、厚浜のバス停付近にあった、展望所(?)。

111001_091734 9:17、洲本港に到着。走行距離約33km。

海沿いの県道76号線を進もうとしたら、大浜公園の脇でガードマンに遮られた。この先が災害復旧工事で通行止めとのこと。

111001_092742 仕方無しに案内された迂回路を進んだら。いきなり急坂。今日初めての本格的な上り坂が予定より早くやって来た。

111001_093016 峠らしき所で、やれやれ。日も陰ってきたので下りに備えてアームウォーマーを付ける。「迂回して山越えしてもらっているんです」って言ってたけど、大したことなかったな。

111001_093246 と思ったら大間違い。標識に従って左折した先は、まだまだ上りが続いていた。

111001_094350111001_094340 結局、洲本城址のある三熊山を越えて、通行止め区間の反対側のバリケードに到達したのが9:43。海沿いを走れば6~7分で越えたであろう区間に、30分近くかかってしまった。

海沿いの南下を再開したが、交通量は激減し、相変わらずの追い風で走りやすい。とは言え、由良の手前辺りの海岸では風が強いせいか、波しぶきが道路にまで飛んできて路面を濡らしている場所がいくつもあった。クロモリ製フレームの自転車に乗っている者には気が重い事態。その度に徐行したり、道路の反対側に寄ったりしていたが、たまたま車がいると左端を走り続けるしかないときもある。

「サビる~!」と叫びながら、危険地帯をいくつか突破しているうちに左手に成ヶ島が現れ、この島が防波堤になって落ち着いた。

由良の集落(約45km地点)を越えるとやや内陸に入り、細い山道になる。激坂と言うほどではないが、思ったよりペースは上がらない。ノリクラから一ヶ月余、すっかり登坂能力が衰えてしまった。

111001_100952 ムリせずだらだら上っていると、「ナゾのパラダイス」という看板が現れた。板が打ちつけられた右半分に何か書いてあるのかもしれないが、詳細はわからない。

111001_101354 また、現れた。

111001_101622 結局、そんな看板を5~6個も過ぎた辺りでひとつ目のピークを過ぎ、下っていく途中で・・・でかっ! 巨大な「ナゾのパラダイス」のゲートが現れた。「探偵ナイトスクープ紹介」との文字も踊っている。うさん臭さ全開だ。

111001_101904111001_101910 閉鎖されたこのゲートに「入口はドライブイン」と書かれているが、ドライブインも閉まっていた。ドライブインの脇に、はるか下の方に続く道があるが先の長い今日は寄り道するつもりはない。地図では「立川水仙郷」のある辺りだが、一体どんなパラダイスが待っているだろうか?

後で調べたら、やはり立川水仙郷「でも」あったようだ。公式ウェブページは意外とまともな作りだが、「でも」と書いたのには理由がある。公式ウェブページの「パラダイス」はさらっとしか書いていないが、少し検索すればどんなところかわかるだろう。

111001_103234 もうひとつのピークを越えて、海岸沿いに降りてくると中津川組の集落。この辺りで50kmを過ぎ、ようやく三分の一を突破。時刻は10:30頃。ここからは淡路島の南東岸を進むが、平坦で海沿いの道が飽きるほど延々続く。空も海も青く、交通量は寂しいほど少ない。実に気持ちのよいロケーションだ。ただし、追い風はやや弱くなり、コンクリート舗装の区間が多いので、スピードを上げきれない。

111001_104204 10:42、約57km地点。南あわじ市に入る。この辺りからはアスファルト舗装になり、振動が減ってスピードが一段上がる。

111001_105854 ずうっと沼島が沖に見えていたが、渡船がある灘の集落で真横に並んだ。

111001_110738 11;07、約65km地点。渡船乗り場のそばにあった灘ターミナルセンターに立ち寄り、ひと休憩。

111001_111028 約15km続いたまっ平らな道はここで終了。ほどなく、やや急な坂が現れ、内陸に入りながら標高を上げていく。

111001_112952 峠を越えて下っていくと、阿万の集落が近づいてくる。ふと目についたのが田んぼの稲垣が井桁状に組まれていたこと。初めて見る形で、淡路島でもこの辺りでだけ見かけた。

111001_113344 県道25号線に入って、針路を北向きに転じると、先ほどから見えていた風力発電の風車が針路と同じ方向を向いている。ついに、向かい風だ。平らな道でもスピードを上げられずもどかしい。巨大な風車は、遠くからでも強い存在感。

111001_114926 阿万塩屋町の長い直線路の先に急坂が現れた。大きなカーブを描く道を上っていくと、さっき通ってきた直線路が見下ろせる。

111001_115238 11:52、約77km地点。峠を越えると、これから降りる福良の街が見える。約30km、コンビニ一つなかったが、福良はかなり大きな街のようだ。

造船所などが立ち並ぶ福良の街は、アワイチのほぼ中間地点とのこと。もっと先に知人が営んでいるレストランがあるのだが、まだまだたどり着けそうにない。朝食も早かったのでこれ以上遅らせるとハンガーノックが怖い。やむなく、福良で昼食にした。

111001_120618 iPhoneで検索して、手打ちうどん鼓亭に入店。12:06、約80km地点。

111001_122144 鶏うどんを頂いたが、麺は腰があってうまい。タマネギが入っているのが淡路島らしいと言えるかもしれない。

111001_125758 昼食後は福良の海沿いを走って、街の外れで県道25号線に合流。食後にいきなりひと上りさせられたが、鳥取海岸の景色は最高。遠くに先ほどの風車も見える。

111001_130402 「鳴戸岬3.0km」の小さな矢印が分岐にあり、地図を見ると県道より海沿いを走る道があるようだ。一度標高ゼロ付近まで降りるようなので悩んだが、そちらの道に入ってみた。途中の集落を過ぎると道は細い山道になり、かなり荒れている。

111001_130938 ちょっと心配になったが、無事に県道25号線の先にある237号線に合流した。

111001_131200 合流点にあった廃墟。料金所らしきゲートなどもあり、もともとなにか公共の施設があったように思える。今は駐車場だけが開放されているようだ。

111001_131234 そこから見えた風車群。

111001_131908 13:19、約89km地点。ちょっとしたアップダウンを1kmちょい走ると、大鳴戸橋が間近に見える鳴戸岬の先端、道の駅うずしおに到着。ここからは本格的に北上コース。そろそろ疲れも出てきた身体で向かい風の中を走ると思うと少し気が重い。できれば無風か南風の時に走りたいものだ。

なんて事を考えていたら、ノリクラ仲間のみわっちさんから電話がかかってきた。仲間内のメーリングニュースに報告を入れていたりしたので、激励の連絡をくれたのだ。折しも、関東のノリクラ仲間の一部も日光方面を走っている最中。そちらにも連絡したそうだ。今日は、自転車ツーリング日和だ。

さあ、先はまだ長いので、のんびりはしていられない。鳴戸岬付近のアップダウンを終えればあとはほぼ平坦のはずだが、県道25号線に戻って北上するうちに、徐々に向かい風が強くなってきた。遮る山陰から出てきたからだろうが、もろにくらうと、20km/hを切る有り様。

丸山の集落で知人のレストランを探しウロウロ。結局、ネット上に掲載されていた住所が誤っており、どうやら海沿いの集落ではなく、山の上に見える別荘地にあるようだと判明。すでに20分ほどロスしており、先の見えない向かい風の中ではさらに寄り道するのも不安だ。残念ながら、今回は立ち寄らずに失礼することにした。近いうちにリベンジしたいものだ。

111001_135122 丸山漁港付近から見えた小島と、それを繋ぐ橋(?)。こちらも、今回は立ち寄らずに素通り。

111001_143152 丸山を過ぎると先ほど見えた風車群の真下を通る。その後も所々に風車が立っていた。

111001_145058 14:50、約110km地点。ようやく道のりの三分の二を過ぎた。湊の集落で県道31号線に入る。湊は瓦の生産地らしく、瓦の博物館なども見かけたが、橋にも鬼瓦(?)が埋め込まれていた。

111001_150242 そろそろ夕方の気配を見せる海岸、五色浜。15:02、約114km地点。海沿いは相変わらずの向かい風がツラい。

111001_152534 曼珠沙華(彼岸花)がキレイ。

111001_153138 15:30、約121km地点。向かい風との格闘に疲れきって、都志のコンビニで大休止。豚まんを頬張り、ストレッチ。

111001_155152 再スタートして、高田屋嘉兵衛翁記念館を通過。司馬遼太郎 の『菜の花の沖』で知られた回船問屋、次の機会には寄ってみたい。その先のトイレに寄ったら、そこが生誕地だった。

111001_155458 振り返ると、海際にも風車があった。

111001_155728 15:57、約123km地点。五斗崎付近で、淡路市に入る。

111001_161428 北淡路では、あちらこちらで秋祭りを見かけた。話しには聞いていたが、淡路島は地車(だんじり)ではなく、ふとん太鼓のようだ。

111001_164652 16:46、約142km地点。浅野付近。明石、加古川辺りの海岸が、ようやく近付いてきた。もう、疲れきって首や肩も痛い。ロングライドをするなら、少しステムを上げておけば良かった。

111001_164718 後ろを振り返れば、もうだいぶ日が落ちている。

111001_172252 17:22、明石大橋が見えてきた。

111001_172542 後ろは夕焼け。

111001_172956 淡路島の最北端付近。明石大橋の全景が見え、風が向かい風から追い風に変わってきた。あと少しだ。

111001_173544 17:35、約156km地点。明石大橋直下の道の駅あわじ。

111001_174540 17:45、約157km。ちょうど10時間で、スタートした岩屋港に戻ってきた。向かい風の後半はかなりツラかったが、ともあれ、無事にアワイチ完了だ。

111001_175724 18:00発のジェノバラインに乗り込んだが、行きよりも船が大きい。今回も船の後部のデッキに自転車を固定した。

111001_180622 出航すると、また明石大橋の下をくぐる。ライトアップが始まり、キレイだが、デッキにいると寒い。つい先々週は暑さに苦しんでいたのに、一気に季節が進んでしまった。

111001_180754 日が沈み、西の空には残照が残っている。今日のがんばりのごほうびになる、きれいな景色だ。

行き以上にスピードを出しているのか、波しぶきが上のデッキにまで飛んでくる。海面に近い自転車を積んだデッキはもっとひどいだろう。面倒だが、明日は塩をふき取る掃除をしなければ。

111001_182454 明石に上陸して、18:20頃明石駅に到着。輪行して駅で夕食を摂り、帰路についた。自宅についたのは21時頃。長い一日だったが、関西の自転車乗りのお約束のひとつであるアワイチを無事終了できたことに大満足。

意外と上陸が簡単な事もわかったので、そのうち再訪してみるつもりだ。次はもう少し寄り道して、観光もしてみたい。仲間を連れていくのもいいだろう。ただ、大人数だと一日で完全一周するのは難しいかな?

■コースマップ

(序盤約4km未記録)

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/10/01 7:45:52
 完了: 2011/10/01 17:46:50
 バイクタイム: 7:11:59
 停止時間: 2:49:00
 距離: 153.62km
 平均スピード: 時速 21.34 km
 最高スピード: 時速 53.15 km
 登り:782 メートル
 カロリー: 3297 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 155.1km
 消費カロリー:4714kcal
 計測時間:9:59:59
 平均心拍数:124
 最大心拍数:164
 平均速度:21.3km/h
 最高速度:53.7km/h
 平均ケイデンス: 82
 最大ケイデンス:120
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:6:47:14
 ターゲットゾーン内時間:2:54:21
 ターゲットゾーン以上時間:0:18:24
 走行時間:7:17:55
 累計走行距離:2601.3km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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オフトレ、家族で奇勝探検 [どんづる峯]

この3連休は色々行事が多く、今日9/25しか身体を動かす日がなかった。オフトレ宣言をしておきながらこのところ自転車ライドばかりだったので、今日は家族サービスを兼ねて山歩きをすることにした。

とは言え、連休最終日に疲れを残すのもまずいので、長距離や標高の高い山は避け、屯鶴峯(どんずるぼう)に行ってみることにした。とは言え、県道にある駐車場からさほど距離があるわけでもないようなので、さすがに短すぎる。周辺のハイキングコースを探してみたが、ネットで下調べしても、なかなか情報がない。しかも、戦時中に作られた防空壕の跡があり、どちらかというと心霊スポットとして有名らしい。

ちょっとヤバい気もしたが、ようやくこんなサイトを見つけ、関屋駅方面に抜けるルートがあることがわかった。

110925_105230110925_105300 県道703号線沿いの駐車場に車を停め、階段を上っていく。入口の説明看板には凝灰岩層が露出した学術的に貴重なものである旨は記載されているが、名前の由来やどんな風に奇勝なのかはわからない。屯鶴峯とは「鶴が屯(たむろ)している峰」という意味で、遠目に見ると白い岩の露出がそう見えるかららしい。

110925_105416 階段を上るとすぐに山道になり、先を行く息子が「お父さん、すごいで!」と叫びだした。木々の向こうが開けており、灰白色の岩が見える。

110925_105732110925_105756 息子の後を追っていくと、木々が途絶え、景色が一変した。辺り一面、見事に真っ白だ。

110925_105548110925_105706 かなり不思議な光景に、家族はみんな「すごい」を連発。うわさには聞いていたが、自宅からさほど遠くない大阪府県境に、こんな自然があるとは驚きだ。

110925_110602 ちょっとした東屋はあるが、施設らしい施設はなく、ただ白い岩肌が広がっているだけ。そんな異境にカマキリがたたずんでいた。今日はこの後もカマキリを何匹も見かけた。秋の産卵シーズンだからだろうか?

110925_111026 しばし風景を楽しんだあと、岩肌が開けた場所の西側にあった山道を進んでみることにした。情報不足でルートに確信はなかったが、きちんとした踏み跡もあるし、やがて向こうからやって来た若者たちとすれ違ったので、どこかに通じていることは間違いないと、先に進んでみる。

景色が開ける尾根筋から、やがて谷筋へ降りていき、また数人の山歩きの人たちに出会った。その一人に「防空壕にヘビがいるから気をつけて」と声を掛けられ、この先に例の防空壕があることがわかった。

110925_112602110925_112920 防空壕の入口は目につくところに3つあり、それぞれ中を覗いてみたが(このために持ってきた)強力なライトで照らしても中を見通すのが難しい。うち2つの入口からは奥に光が見えたので、反対側にも開口部があるのだろう。底に水がたまっているので、中に入るのは断念。もっとも、たとえ底が乾いていても、心霊スポットと知って入れたかどうか・・・。

110925_112846 道中、公的な標識は何もなく、木々に巻きつけられた目印(ビニールテープ)を頼りに進んできた。県道のすぐそば以外は、自治体も推奨していないルートのようだ。この人気のない廃墟にも何の標識も、立入禁止の柵や標識もない。

110925_113500110925_113742 秋だな、と思うのがキノコがやたらと目につくこと。専門知識がないので、採って帰ることはしない。

防空壕を過ぎると、道は平坦になったが藪が深く、歩きにくい。ルートの目印(ビニールテープ)も見当たらなくなった。ちょっと不安になったが、iPhoneのGPSのお陰で、少なくとも方向が間違っていないことはわかる。

110925_115214110925_115210 ススキの葉でいくつか傷を作りながらも、ようやく車が通れる道に出てホッとする。標識も何もないので、逆から来たら入口はわかりにくいだろう。なぜか、道端の大岩に、供養塔のように石が積み重ねてある。

110925_115854 ダートの車道を進んでいくと、R165に突き当たったが、道の出口がフェンスで封鎖されていた。フェンスの脇からR165に出ることができたが、このルートはやっぱり 非公式なものなのだろうか? 逆から来ると、どこにも立ち入りを禁止するような標識はなかったが・・・。

110925_120038 そろそろお昼時なので、R165を少し進んだところにある香芝総合公園に向かった。ところが、R165は交通量が多いのに歩道がなかったり、あっても狭く、路肩の茂みが張り出して歩きづらい。序盤は張り切って先頭を進んでいた息子が、疲労と空腹でフラフラになっており、かなり危険を感じた。

110925_120440 なんとか無事に香芝総合公園に到着。ところが、この公園はプールがメインなようで、トイレもベンチも見当たらない。適当な日陰で弁当を広げようとしたが、蚊がたかってくる。場所を変えようにも、もう子供らは空腹の限界。仕方無しに隣接する住宅街の道端で弁当を広げた。

110925_130156 通行人に奇異の目で見られながら昼食を終え、R165と県道703号線で駐車場まで戻り、本日の山歩き終了。今日は湿度が低く、身体を動かすと汗が出るが日陰でじっとしていると涼しく、とても心地よい気候だった。ようやく秋を肌で実感したが、昆虫や植物にも秋を感じた。

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サイクルスポーツ誌にも掲載していただきました [2011ノリクラ]

cs1110zcs1110afunride誌だけでなく、サイクルスポーツ10月号にも、私の姿が掲載されていましたヽ(^o^)丿。

下山後の様子を後ろから撮影されたようで、本人は気付いていませんでした。取材を受けたわけではないんですが、なぜか「10年連続出場」の情報が? 以前にも取材されたライターさんだったんでしょうか?

ノリクラへの出場は11年目だったんですが、確かにタイガースルックでの出場は10年目です。

自転車雑誌2誌に掲載となれば、今年のコミックエントリーは大成功です。また、来年に向けての励みになります。

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2011ノリクラ funride掲載!

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ノリクラでの私の雄姿が、雑誌funride10月号に掲載されました。おわかりでしょうが、コスプレイヤー3人の一番左が私です。

取材という形ではテレビのインタビューしか受けていなかったので、今年の雑誌掲載は期待していなかったのですが、走行中の姿を撮影していただいていました。

まだ見ていないのですが、サイクルスポーツにも載っているのと連絡がありました。明日にでも確認してみます。

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残暑の奈良ポタリング [大和高原・木津川・東大寺]

 今日9/18の大和高原ツーリングは、天候が悪そうなので中止。と、決まったので昨日はジョギングをしたりしていたのだが、昼過ぎにみわっちさんよりメールが入った。

「(前略)明日の(天気)予報がかわりました。奈良県北部は晴れ時々曇り降水確率30%でした。復活しますか?(後略)」

 えっ? 天気良くなるの? ジョギングしちゃったよ。ヒザも痛いし・・・。

 数度のやり取りの末、復活決定。もう一人の参加者、サムさんも名古屋から出張ってくるとのこと。ただ、私もヒザが心配だし、サムさんもゴルフをしていたとのことで、コースを調整して軽い走りにすることにした。

110918_064802 明けて本日は、自宅に近い快速停車駅であるJR三国ヶ丘駅から輪行。

110918_081050 JR奈良駅には7:53に到着。輪行向けの仕様でないマッドガード装着に手間取るので、何だかんだで出走準備に30分くらいかかった。最近、輪行の機会が増えてきているので、環付ダルマ等を利用した輪行仕様に改造しようかとも思う。

110918_083850 8:40頃、JR奈良駅を出発して、みわっちさんとサムさんが待つ近鉄奈良駅までひと走り。

110918_084828110918_084832 無事2人と合流。奈良が初めてのみわっちさんは東大寺の大仏にも興味があったが、涼しいうちに大和高原に上って、時間があったら戻ってきてから見学することにした。

110918_090154 行きがけの駄賃に興福寺の境内を通過。奈良中心地の寺社仏閣を回る機会も持ちたいなあとの話になった。青空に白雲の晴天は(変更後の)予報通りで、すでにかなり暑い。

110918_092134 県道80号線で大和高原に上る。これはみんなの輪チャリティーライドin奈良参加した時のルートだ。激坂と言うほどではないが、それなりの傾斜で標高差約350mを一気に上るので、すでに汗ダラダラ。途中で振り返れば、奈良盆地を見下ろす景色が広がる。

110918_094538 上りきって大和高原入り。チャリティーライドの際のルートを外れ、県道183号線に入る。

110918_095544 やや交通量の多かった県道80号線に比べると、静かな田園風景。緩い下り坂を気持ちよく下っていく。

110918_095856 史跡、太安万侶の墓(の下)に到着。

110918_095944 サムさんは墓に向かう急坂に自転車で挑戦。後ろから見ると青空に浮かぶ雲に向かってに向かって駆け上がるようで、まさに「坂の上の雲」の冒頭のナレーション(のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。)状態。が、サムさんも坂の途中のここまで。私とみわっちさんは徒歩で上る。

110918_100224110918_100428 ひと上りしたところにある墓で一休み。太安万侶は古事記の編纂者として知られているが、そんな歴史上の人物が長い間人知れず眠っていたことと、つい最近といえる昭和54年に発見されたことが感慨深い。周囲は茶畑が広がり、いい景色だ。ただ、やはり暑い。

 太安万侶の墓の近くから、右折して南進。田原の交差点で先ほどの県道80号線と交差して県道47号線に入る。緩い上り坂ながら、ここも交通量が少なくのんびりした道、

110918_102626 南田原町の分岐からは一台峠に向かって本格的な上りが始まる。

110918_103446110918_103452 みわっちさんはギア比変更を考えているので、試しにサムさんと自転車を交換。ギア比だけでなく、自転車の乗り味の違いがお互いに新鮮だった様子。じゃあ、私の自転車とも交換して下さい、とお願いしようかと思ったがやめた。20数年前の私の自転車との性能の差は確かめるまでもなく歴然で、下手に最近の自転車の性能を知ってしまうとツラくなるのは目に見えている。世の中には知らない方が幸せなこともあるのだ。

110918_104934 自動車とは数台としか行き会わない静かな道を、うだうだ話しながら上っているうちに、一台峠に到着。展望は開けないが傾斜もほどほどで、ほぼ木陰なので暑くても上りやすい。時刻は11:00前頃。少し早いが、自転車道の駅ハーブクラブに立ち寄って昼食にすることにした。

110918_110622110918_110642 一下りして左折してR369に入る。最後にほぼまっすぐな上り坂。標高差100mに満たないが、意外とコタえる。上りきったところにハーブクラブ

110918_110654110918_110906 自転車を停めて館内に入ってみる。モンベルルームが併設されており、レンタサイクルもある。

110918_111516 レストランの入口に目につく石釜。パンやピザを焼いていた。

110918_111608 サイクリスト向けの様々なサービス。工具レンタル、洗車、屋内シャワーなど。

110918_112645 ランチは11:30からとのことで、少し待ったが「ハーブクラブランチ」を賞味。今月はチキンカツレツをメインに副菜5品、そしてパンかライス。走行中なので消化がよく、手作りでもあるパンを注文。薄味ながら、そのお陰で素材の味を味わえる逸品は1,050円。普段の私は1,000円を越えるような昼食を食べることはありませんが、たまにはこんな贅沢も良いでしょう。

110918_115914 自転車用のハンガーラックから自転車を下ろす。カギがかけられるように、ループもある。

 ハーブクラブに寄るためだけに上った坂を下り、少し引き返したところで左折して東進。川沿いに緩やかにくだる間道で県道25号線に出て左折。この道はチャリティーライドの時に案内してもらい、気に入った静かな道だ。

110918_123114 一瞬激坂はあるが、ほぼ下り基調の道を布池ダムへ。釣りやバーベキューに来ている人がたくさんいる。

110918_125704 県道25号線、県道4号線と川沿いの下り基調の道は気持ちよかったが、柳生の手前でちょっとした激坂。尾根ひとつ越える峠の先はすぐ柳生。

110918_130542110918_132706 旧柳生藩家老屋敷を見学。

110918_131336110918_131520 見学料350円からすると収蔵品の展示内容は微妙だが、庭は落ち着いた風情でさすが。外は暑いが風の通る日本家屋は涼しく、「これなら冷房はいらないな」とのサムさんの一言。

110918_132306 庭の一角には曼珠沙華(彼岸花)が咲き乱れていた。暑いのでそんな感覚がなかったが、来週はもう彼岸だ。

 家老屋敷を出て、さあこれからのコースをどうするか。当初のプラン通りR369で大和高原をアップダウンしながら奈良への最短距離を進むか、それとも笠置駅方面に降りて木津川沿いに西進するか、だ。結局、遠回りでも川沿いの平坦路の方が早いだろう、とのことで、県道4号線で笠置に降りることにした。東大寺の見学時間を確保するためにも、早く奈良に戻りたいのだ。

110918_134412110918_134450 京都府に入り、急坂で大和高原から標高差200mを一気に下ると木津川。河原にはオートキャンプや水遊びの人がいっぱい。標高が下がって気温が上がったこともあり、「飛び込みて~」との声も・・・。

110918_140514110918_140518 木津川沿いのR163は案の定交通量が多く、時折大型車に抜かれるので気を使う。ただ、下り基調で追い風のため、ペースは順調。府道44号線の恭仁大橋を渡って南岸に渡り、さらに西進。土手上の道は、交通量が少なく追い風で、非常に快適。

110918_142236 府道47号線に合流して木津駅が近付くと、そろそろ東大寺へ向けて南進するルートを考えなくてはならない。R24などの交通量の多い道はできるだけ避けたいので、相楽中部消防本部を過ぎたところで左折して南進してみた。木津高校を右手に見ながら造成中の住宅地の丘を上っていく。半ば予想通りながら結構キツい。

 ひと下りして造成地を抜け、今度は州見台の新興住宅街を上っていく。そこに偶然にも、仕事でお世話になっているサイクルショップさんがあった。メールや電話では何度もやり取りしていたが、こんな時に前を通るとはびっくり。挨拶だけさせてもらい、これから東大寺に向かう旨を伝えると、親切に道案内と、「最後にちょっと上りが・・・」とのこと。

 お店を辞去して、さらに上り、少し下って府道(県道)754号線に合流。奈良県に入り、「最後のちょっとした上り」がコタえる。奈良阪のピークを越えるとあとは東大寺まで下り道。途中でR369が左から合流してくる。柳生までの距離表示もあり、こっちのルートもそのうち走ってみよう。

110918_151900 東大寺近辺は車も人も大混雑。南大門そばの臨時駐輪場に自転車を停めて、見学に向かう。

110918_151932 南大門。

110918_152438 鹿とフンがいっぱい(^^;。

110918_153220 大仏殿の前で。

110918_153550 大仏を見るのが初めてのみわっちさんは、感慨深そう。サムさんも高校1年生以来なので、新たな印象を感じておられるようだ。

110918_154112 子供のお約束行事、柱の穴くぐりは大行列。ウチの子供らも連れてこなければ。すいてる朝イチに。

 110918_154514お参りの前に見学してしまい順序が逆になったが、お賽銭を入れてお線香をいただき、手を合わせる。私のお願いはほぼいつも同じ「家内安全」。

110918_161340 16時ごろ東大寺見学を終えて、近鉄奈良駅そばのROCOCOで休憩。駐輪禁止区域のため、親切に自転車を敷地内に置かせてくれた。

 のんびりしながら、次回はどこに行こうかと話、そしてGW明けに予定している伊勢志摩ライドの話で盛り上がる。

110918_165102 17時前に店を出て、近いうちの再開を約して近鉄で輪行するお二人とお別れ。

110918_165704 私はJR奈良駅まで戻って本日のライド終了。

110918_172720 自転車をバラして輪行袋に詰め、17:30頃のなんば行き快速に乗車。自宅最寄りの三国ヶ丘駅には18:20頃到着。

110918_094258 余談だが今回も心拍計CS200のスピードセンサーが不調で、速度(=距離も)を検知しなかった。昨日チェックした時は動作したのに何でや、と考えるうち、ひょっとしてと本体をハンドルバーから外してセンサーに近づけてみると速度が表示された。どうやら電波が弱くて本体に届いていないようだ。購入したばかりで電池消耗が原因とは考えにくい。再三のトラブルに頭が痛い。今日は、iPhoneのアプリCyclemeterのGPSデータも正確に記録されておらず、飛び飛びになっていた。他のGPS利用アプリとの干渉が原因だろうか? こちらも頭が痛い。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録 (一部記録不正確)
 スタート: 2011/09/18 8:42:14
 完了: 2011/09/18 16:56:43
 バイクタイム: 4:22:13
 停止時間: 3:52:16
 距離: 67.73km
 平均スピード: 時速 15.50 km
 最高スピード: 時速 41.06 km
 登り:1035 メートル
 カロリー: 1238 kcal

POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
 走行距離: —km
 消費カロリー:2381kcal
 計測時間:08:14:22
 平均心拍数:113
 最大心拍数:—
 平均速度:—-km/h
 最高速度:—-km/h
 平均ケイデンス: 77
 最大ケイデンス:109
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:06:44:08
 ターゲットゾーン内時間:01:14:42
 ターゲットゾーン以上時間:00:15:32
 走行時間:——-
 累計走行距離:2445.1km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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