五月雨を集めてしまう雨男 (あるいは雨蛙?) [鍋谷峠]

 今日は激坂トレライドと銘打ち、鍋谷峠を越えて紀の川沿いまで降り、名手駅付近から和泉葛城山を登り返して(通称中尾ルート)で帰阪するという計画を立てた。獲得標高1700メートル超というだけでもなかなかの難コースだが、中尾ルートは平均10%の勾配というだけでなく、部分的に20%を越える勾配も待ち構える厳しいコースだ。

 そもそもは滋賀在住のみわっちさんがリアコグをロー側27Tの登坂仕様に組み替えるというので、工具をお貸しするついでに大阪で走るかというところから計画が始まった。結局、みわっちさんは工具も購入して交換作業を終えたので、目的は急坂で登坂仕様ギアを試すことに変わった。

120630_074818120630_075058 最初はあの伝説の暗峠なんて案も出したが、さすがに過酷すぎるので、今回の計画に落ち着いた。お互いに周囲に声を掛けて参加者を募り、今日は5人が集合場所のJR鳳駅に集まった。私の方は、得意先のショップさんの常連さん2人が参加。以前も串柿ツーリングでご一緒したT本さんと、今回初めて一緒に走るK田さん。みわっちさんの方は、mixiを通じてご縁ができたメロー=イエローさんを滋賀からお連れ頂いた。私は初めてご一緒する。

 ご挨拶の上で、簡単なコース説明。午後から降水確率が高まる予報もあり、極力観光を省略して昼食を大阪に戻ってから摂ることを目指すことにした。実は私は子供の頃から雨男として知られている。中学卒業式は大雪、高校は入学式の豪雨に始まり、行事での雨多数。大学時代は北海道合宿に台風を呼び、私がコースリーダーの日には大豪雨。社会人になってからは少し落ち着いたように感じていたが、「自転車を整備した翌日は雨」のジンクスはまだまだ生きており、昨日は自転車に触らないようにしていたのだが・・・。

120630_081230 不安はあるが、集合写真を撮って8:15出走。

120630_083450 まずは泉北ニュータウン内を抜けて南下していく。私以外はみなさんロードバイクなので、走り慣れた方ばかりなのでペースは結構早い。コースリーダーでなければ置いていかれたかも(^_^;)。

120630_084428120630_084824 光明池堰堤で小休止。今日は気温が高く、空は青空で、今のところは雨が降るとは思えない天気。「意外と大丈夫なんじゃないか?」と言葉を交わしながらも、そばに雨乞蛙(写真を撮り損なったのでこちらのサイトをご参照下さい)が鎮座していたのを発見。「縁起が悪いなあ」と話しながらも、その時点では笑っていられたのだが・・・。

120630_085806 交通量の多い道を避け、間道を繋いで進んでいく。寄り道したい寺社などもあったが、先を急ぐので素通り。

120630_090346国分峠に上る坂で、みわっちさんが急停止。チェーンがフロントギアのインナーに脱落してしまったとのこと。

 すぐに再出発し、槙尾中南交差点のコンビニに立ち寄ろうとしたら、何と改装中で休業。鍋谷峠前の最終コンビニだったのでしまったというところだが、幸い皆さんの装備がしっかりしており、水分だけ自販機で補充することになった。


 

120630_091530120630_091534 みわっちさんのフロントチェンジはその後も何度か脱落を繰り返したので、一時停止してフロントディレーラーを調整。プレートの角度が外を向いているように見えたので、固定ネジを一度緩めてギアと平行になるようにした。多少改善したのかもしれないが、応急措置では不調を根絶はできなかったようで、その後ももうひとつのようだった。「フロントディレーラーのプレートが曲がってたりして?」と話しかけると「それは困るな。デュラは高いんだ」とのやり取り(^_^;)。

120630_092714120630_094226120630_094228120630_094238 R480に入り、ひとっ走りすると父鬼の集落を抜けて鍋谷橋に到着。ここから本格的な山道で、多くの人がタイム計測の起点とする地点。ここまでくると日が陰り、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。

120630_094440120630_094446 心配しながらも、とりあえず鍋谷峠に上ってから今後のコースを考えることにした。峠まではフリー走行にして、三々五々スタート。

 私は勝手知ったるコースなので、皆さんを見送ってからスタート。ジモティーの強みでペース配分がわからずセーブしている方々をパスしながら上っていくが、最初にスタートしたK田さんには最後まで追いつけなかった。

 峠到着時点ではラップタイムをチェックし損なったが、あとで確認したら今日のタイムは28分ちょうど。前回27分45秒よりはタイムダウンしたが、まずまず。アタック中の平均心拍数175と、ハイレベルをキープできた。ラストスパートで出た最高心拍数は189。やはり、同行者がいると気合が入る。

 K田さんは27分くらいと仰ってただろうか? それでは追いつけないわけだ。さすがブルベもこなすご健脚。

120630_101502 ほどなく、T本さんご到着。和泉葛城山を年間100本上ったという猛者は、シッティングでさして息も上がらずに余裕でゴール。

120630_102320120630_102326120630_102830120630_103014120630_103022 メロー=イエローさん、みわっちさんも到着し、全員揃ったのが10:30頃。その頃には小雨がパラつきだした。スマホで雨雲レーダーをチェックすると、まだ活発な雨雲は来ていないようだが、ここで雨なら普段から雲をかぶりがちの和泉葛城山はさらに厳しいと予想される。いずれにしても雨雲が早めにやってくるようなので、和歌山側に降りるのは断念。大阪側に引き返し、山を降りて雨が降っていないようなら牛滝や蕎原あたりで昼食でも、ということに計画変更。

120630_104400120630_104432 途中で小止みになったりもしたが、鍋谷橋まで戻っても雲行きはやはり怪しく、雨がぱらついている。これは早めに戻った方が良いということになり、一応、その場で解散。ほとんどのメンバーは急ぎ足で鳳駅に向かって引き返し始めた。

120630_105950 帰路は少しルートを変え、府道226号線で春木川集落を抜けて行く。近隣の方が花を植えて整備しており、雨でなければ気持ちの良いルートなのだが、小雨が止まない。T本さんとはR170旧道と交差する春木川出口交差点でお別れ。

 残る4名は急ぎ足で北上を続けるが、徐々に雨脚は強くなってきた。レインウェアを着るかどうか悩んでいるうちに、次第に本降りになってきた。非防水のカメラも取り出せる状態でなく、撮影不能。私の雨男パワーか、それとも雨乞蛙か、いずれにしても神通力を遺憾なく発揮したようだ。

120630_115522120630_120056 ところが、鳳駅が近づくと雨がピタリとやんだ。雨が降りだしたのは山沿いだけということだろう。駅に到着する頃にはウェアも自転車も乾いた。

 一日かけた激坂トレーニングのはずが、結果として正午直前にゴールする朝練になってしまった(^_^;)。雨男パワーに加えて、うっかり雨乞蛙のいるコースを組んでしまったせいで、参加者の大事な自転車を雨中走行で汚してしまった。特にわざわざ滋賀からお越しいただいたお二人には、中途半端な走りになってしまい、申し訳ないことだった。いずれリベンジする機会を設けたい。

 せっかくなので近くのショッピングセンターで昼食をご一緒し、自転車談義に花が咲いた。すっかり長居をして、店を出ると鳳駅周辺も本降りの雨・・・。また一緒に走る機会を頂けるようお願いして、皆さんとお別れ。どうせ一度濡れた体だし、自宅までわずか3.5km。レインウェアを一度出すと干したりする手間が面倒くさいので、ずぶ濡れになりながら帰宅した。

 帰宅後は濡れたついで、雨を利用して洗車した。自転車のついでに、今年はじめて自家用車も洗車(笑)。自転車は大事にするが、自動車は雨ざらしで放ったらかし。主に使うのはヨメさんだし、走って曲がって止まれば良しという扱いだ。メカとして興味が無いわけではないが、入り込んだらキリがないし出費もかさむ。自転車でさえやりたいことのほんの一部しかできていないので、あえて車には興味を持たないように心がけている。

120630_161037 洗車注油を終えて、シートポストを抜き、逆さして水抜き乾燥。クロモリバイクはできるだけ濡らしたくないが、クリーニングするいい機会なったと思うことにしよう。

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/06/30 8:15:01
 完了: 2012/06/30 12:05:48
 バイクタイム: 2:36:23
 停止時間: 1:14:16
 距離: 53.76 km
 平均スピード: 時速 20.62 km
 最高スピード: 時速 48.83 km
 登り: 1153 メートル
 カロリー: 1363 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 56.7km
 消費カロリー:1908kcal
 計測時間:5:01:33
 平均心拍数:129
 最大心拍数:189
 平均速度:20.3km/h
 最高速度:47.4km/h
 平均ケイデンス: 79
 最大ケイデンス:109
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:44:14
 ターゲットゾーン内時間:0:39:23
 ターゲットゾーン以上時間:0:37:56
 走行時間:2:47:04
 累計走行距離:3885.8km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム

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信貴の寅に甲子の虎の加護を乞う [十三峠-信貴フラワーロード-信貴山-誉田八幡宮]

 今週は梅雨と台風の連続で雨ばかりだったが、今日は晴れた。今週も体調はもうひとつだが、例年のこの時期に比べればずいぶんマシなので、自転車トレーニングに出た。

120623_072932 今日は近所の友人と一緒に、6:30頃出走。今日は一発目十三峠に上ることにして、適当に北東に向かい、大和川の土手に上がり東進。早朝からサイクリングロードは歩行者と自転車がいっぱい走っている。

120623_073730 柏原市役所近くの安堂交差点で一般道に降り、R170旧道を北進。

120623_080300 ルートがわかりやすい所では友人が引いてくれたのでペースは結構早く、8時過ぎには十三峠への登り口、大竹7丁目交差点に到着。平地では友人に引いてもらうパターンが定着してきている(^_^;)。

 小休止している間にも、次々とロードバイクが上っていく。我々もアタック開始したが、やっぱり調子はもうひとつ。心拍計の調子が悪いこともあって目安もなく、ペースも一定しない、序盤で抜いたロードバイクが後ろに迫ってきて、慌ててペースアップ。ヒイヒイ言いながら、急坂を上っていく。

120623_083758 しばしの苦闘の末、十三峠に到着。タイムは24分18秒。

120623_084020 十三峠は大阪中心部を見下ろすなかなかの眺望。夜景スポットでもある。自転車乗りも多く、次々上ってきて峠で休憩している。

120623_084122 すぐに友人も上がってきた。何とかヒルクライムでは先行できるが、平地では完全に置いて行かれるようになってきた。いつまでヒルクライムで優位に立てるか・・・。

120623_092226 しばらく休憩してから奈良側にしばし下り、山の中腹を走る信貴フラワーロードに入った。アップダウンを繰り返すこの道は、十三峠で力を使い果たした身にはかなりキツく、完全に友人に置いて行かれる。

120623_093356 終点で県道236号線に入り、ひと上り。信貴山朝護孫子寺に立ち寄った。本堂までは階段もあり、ビンディングシューズではキツイので、参道の巨大な寅の張り子(大寅、世界一福寅)にお参り。寅の縁の朝護孫子寺は阪神タイガースの守り仏でもある(?)。最近不甲斐ない甲子(きのえね)の虎(甲子園のタイガース)に加護を乞う、表題のような川柳も出てくるというわけだ。

120623_094406120623_094356 お参りの後は表参道でにある開運橋を渡った。以前も一人で通ったが、珍しいカンチレバー構造で国の登録有形文化財になっている。カンチレバーブレーキを装着した自転車でカンチレバー橋を渡るというシチュエーション。

120623_095940 府県境を越えて大阪府に戻り、府道183号線を進む。ここもアップダウンを繰り返す信貴フラワーロードの続きのようなルート。今日はまだ涼しいし、だんだん下り基調になっていくので気持よく走れたが、夏の炎天下に逆ルートを取るとかなりツラいルートだ。

 急傾斜の細道である堅下集落付近を避け、より東の2車線道路を下って行くと亀の瀬地すべりの対策工事の行われている地域を通って、峠集落近くで大和川沿いに出てきた。周辺には地すべり防止のために何百本もの巨大な鋼管が打ち込まれているので、壮観だ。

 ロードバイクの友人には申し訳ないが、大和川の北岸を通る細道や、河内堅上駅付近の田畑間の歩道を通って西進。ペースが上がらず走りにくかっただろうが、ついついランドナー的な走り方をしてしまう。

120623_103506 再び府道183号線と合流し、大和川沿いを飛ばす。R170旧道で大和川を渡り南進。府道31号線に入るための近道として応神天皇陵の南側の細道に入ったら、誉田八幡宮があったのでお参り。友人としばし歴史談義。

 ここまで細道を辿ることが多かったが、ここからは幹線道路をかっ飛ばし、ペースを上げて一気に帰還。もっとも、私はほとんど友人の後で風圧から逃げていたが・・・。ロードバイクの走り方はこうだな、と思い知らされた。

 体調不良でなかなか本格的なトレーニングをできないままではあるが、昨年などと比べれば自転車に乗り続けていられるだけマシだ。恐らく7月に入れば体調も回復すると思うので、乗鞍に向けて頑張っていこう。

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/06/23 6:31:27
 完了: 2012/06/23 12:00:26
 バイクタイム: 3:05:05
 停止時間: 1:57:13
 距離: 69.50 km
 平均スピード: 時速 22.53 km
 最高スピード: 時速 68.75 km
 登り: 1014 メートル
 カロリー: 1650 kcal

POLAR CS200CADの記録
 ※センサー不調につき正常なデータなし

 

■本日のフォトアルバム

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長雨に 我も蛙と なりにけり [プールで水泳&水遊び]

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 毎年恒例の体調不良は好不調の波があり、今週前半はかなり身体がしんどかった。それでも後半には改善し、今日も軽い走りに行けるくらいの調子ではあった。とは言え、やはり季節は6月。今週末は土日の両方共天候が思わしくないようだ。

 そんな訳で、久々に近所のプールに出かけた。例によって子供らと一緒だ。過去のブログをチェックしたらどうやら昨年6/19以来、ほぼ1年ぶりだった。

 開場の9:30と同時に入場し、子供らは子供用コーナーで遊ばせて、私は長距離コースで泳ぎ始めた。残念ながら朝イチから来場者が多く、自分のペースでは泳げなかったが、基本クロールで、前の人に追いついたら平泳ぎに切り替えて、と調整。

 この「サン燦プール」はプールの一辺に人工滝などがあるせいか、不規則な「潮流」があり泳ぎにくい。流されてコースロープにぶつかったり、オープンウォータースイミングの気分を味わいながら1000メートル一本、約30分。

 久々なので、それだけでも結構疲れたし、まだ四十肩が治りきっていない肩を酷使したのでずーんと重い。泳ぐのはそのくらいにして、子供らの泳ぐ練習をしたり、一緒に遊んだりしたが、これもまた結構疲れる。息子がロッカーの扉で頭を切ったりと、トラブルもあったが大事にはならず、お腹を空かせて昼時に帰宅した。

 トレーニングとしてはごく軽いものだったが、最低限のノルマ達成。

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二上越え紫陽花艷し寺社巡り [竹内峠-當麻寺-山口神社-倭文神社]

 例年より調子の良い日が続いていたが、やはり恒例の体調不良はやってきた。毎年悩まされるセキはまだマシなのだが、ここ数日身体がだるく通勤ライドでダッシュする気合も入らない。週末トレーニングに出るのも躊躇う体調だったが、幸か不幸か昨日土曜日は雨。ゆっくり睡眠をとったら、多少回復した。

 そんな訳で今日、日曜日に走りに出ることにしたが、高い峠をいくつも越える長距離コースはやはり難しそうだ。体調を伺いながら適当に走ることにして、まずは府境の峠の中では低めの竹内峠に向かうことにした。二上山の肩を越える竹内峠は標高300m足らず。

120610_065340 6時過ぎに自宅を出走。今日はいつもよりゆっくりしたペースで、のんびりとアプローチ走。少年野球の練習風景を眺めながら(息子も今年から野球を始めた)石川を渡る。

120610_065400 雲が多いが青空も覗く天気。南方の金剛山の山頂付近は雲を被っているが、二上山はくっきり。

120610_070742120610_071006 旧竹内街道を上り、道の駅近つ飛鳥の里太子付近でR166に合流。

120610_072218 7:20頃に竹内峠に到着。登坂中の平均心拍数は155と、これまたのんびりしたペースだが、途中停止することもなく上れたのは、まだマシというところ。

120610_073040 foursquareでチェックインしたら、「お帰りなさい!(竹内峠に来たのは11年9月以来です)」とのメッセージ。どうやら竹内峠は9ヶ月ぶりだったようだ。

120610_073758引き返しはせずに奈良側に下ったが、水越峠や千早峠(金剛トンネル)を越えて帰阪する気合はない。低標高の北回りコースを取ることにして、県道30号線の手前で脇道に入った。

120610_074346細道を北進すると當麻寺の山門前に出る。白鳳時代に創建されたと伝わる古刹で、広い境内の大きなお寺だ。どうせ今日はポタリングペースなので、久々に境内に入ってみた。

120610_075200120610_075218早朝8時前の境内は人影もなくとても静か。かすかに勤行の声が聞こえてくる。

120610_080148北側の門から出たら、階段脇に紫陽花。當麻寺は牡丹の花の名所だが、これもまた良し。

120610_074804120610_080630時間に余裕があるので、境内にあった観光案内板に載っていた山口神社に向かうことにした。山側を回りこんでいく道があったので、そちらを辿ってみたら、案の定急坂出現。

120610_081028公園として整備された川沿いから離れると、杉の落ち葉が散乱する濡れた路面で、普通にダンシングで上ると後輪がスリップする。後輪に荷重をかけて上るので負担が大きいが、舗装されているだけマシだろう。

120610_081454120610_081700ピークを超えて下って行くと、ほどなく(當麻)山口神社に到着。山々の精霊を支配した大山祇命などを祭っており、853年には記録に現れる由緒ある神社とのこと。社殿前にはウェブページの記載もある由緒書が掲示してあった。例によって家内安全を第一にお参り。

120610_082220120610_082148山口神社の脇がため池になっており、堰堤付近からは後ろは二上山、前方は奈良盆地を見渡せるなかなかの景色。ただ、雲が多くなってきたようで、ほとんど青空は消えてしまった。

120610_083124120610_083324120610_083244二上山麓を北上していると、別の神社が目に入ったので立ち寄ってみた。地図に掃守神社とあるが、その場では縁起を書いたものが見当たらず詳細は不明。社殿に架かった表札(?)には中央に大きく倭文神社と書かれ、両脇に掃守神社、二上神社と小さめに併記されている。???となりながらも、家内安全を第一にお参り。

帰宅してネットで調べてみると、正式には葛木倭文座天羽雷命神社という名前で機織や裁縫の神である天羽雷命を主祭神として祀り、単に倭文(しずり)神社とも呼ぶ。摂社として掃守(かもり)神社(天忍人命)と二上神社(大国魂命)も祀っているとのこと(Wikipedia)。

その後はR165で、ほとんど上らない田尻峠を越えて大阪府に戻り、大和川沿いに西進。今日はほとんどへなちょこライドだったので、終盤はできるだけペースを上げた。とは言え、この時間の自転車道(南河内サイクルライン)は歩行者も多く、やみくもに飛ばせない。自転車も非常に多く、次々とスレ違い、次々と追い抜くという状態で、いちいち挨拶もしていられないほど。信号こそ少ないが、スレ違いに気を使う必要があるので、一般道の車道左端を走る方がよほど楽なほどだ。

120610_092432中央環状線を越えて、堤防上が一般道になると本格的に飛ばせる。ペースの近い人の後ろに付いたり、付かれたりで吾彦大橋まで気合を入れて走った。吾彦大橋からは南進して、10時前には帰宅。

50kmちょいのポタリングライドだったが、帰宅後は疲れて眠くなり、昼寝。体調が戻るまで、もどかしい日々が続くことになりそうだ。例年なら7月の声を聞く頃には復調するが、今年は悪化するのが遅かったので、ちょっと気になるところだ。早いところ、全力でトレーニングできるようになって欲しい。

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/06/10 6:05:34
 完了: 2012/06/10 9:56:38
 バイクタイム: 2:20:37
 停止時間: 1:30:17
 距離: 52.33 km
 平均スピード: 時速 22.33 km
 最高スピード: 時速 50.05 km
 登り: 719 メートル
 カロリー: 1301 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 56.70km
 消費カロリー:1702kcal
 計測時間:03:50:58
 平均心拍数:116
 最大心拍数:178
 平均速度:20.5km/h
 最高速度:62.4km/h
 平均ケイデンス: 82
 最大ケイデンス:121
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:02:49:19
 ターゲットゾーン内時間:00:38:01
 ターゲットゾーン以上時間:00:23:37
 走行時間:2:45:31
 累計走行距離:3793.7km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム

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更衣やや肌寒き峠道 [千早峠(金剛トンネル)-荒坂峠-大口峠-水越峠]

 しつこいセキをはじめとする体調不良に悩まされていた例年のことを思えば、6月に入っても調子の良い日が続いている。多少のセキや夜間の頻尿などは出てきているが、自転車に乗れば絶好調と言って良い状態で、先週も鍋谷峠で過去最高に迫る良いタイムが出た。確かなことはわからないが、今処方されている漢方薬(小青竜湯)は血圧を上げる作用があるようなので、低血圧の私には合っているのかもしれない。

 今週も峠トレーニングに出かけたが、先週ほどでないにせよ序盤から脚はよく回る。ここ数日の暑さに半袖ジャージにレーパンの夏装備で走りだしたが、今日は薄曇りで気温があまり上がらず、やや肌寒いほど。走りだしてすぐにアームウォーマーとウィンドブレークベストを重ね着した。

120602_063744 5:50に自宅を出走し、6:30過ぎに河内長野駅前に到着。駅の裏手の石川を渡る諸越橋からまずは本日の1本目、R310千早峠(金剛トンネル)へ向けてアタック開始。

 先週は久しぶりにスピード、ケイデンス、心拍の3センサーとも正常だったが、今週はまた心拍計の調子が悪く、心拍センサーの電波を拾わない。本体をセンサーに近づけると反応するが、片手放しで走るわけにもいかないし、今度はスピードセンサーの電波を受信しない。まったく頭が痛い。

120602_073804 そんな訳で心拍データがわからないままだったが、涼しい中を気持よく上って、千早峠(金剛トンネル)に到着。諸越橋から49分17秒というまずまずのタイムだったが、もうちょっと気合を入れて上ればよかった。

120602_081838 奈良側に下るが、今日は霞んでいて眺望も開けないし、かなり寒い。今日は確実に昼までに戻らなければいけないので(あまり)遠回りはせず、五條道路の側道を進んだ。側道はアップダウンも多いが、ひと峠越えた後なのにさほど苦労せず走れるのはやはり調子が良いのだろう。荒坂峠もさらっとクリア。何というか、同じ自転車なのに、走る、曲がる、止まるという動作がとてもスムーズに感じて、走っていてすごく気持ちがいいのだ。

120602_082352120602_082234120602_082226 県道120号線に向かう道をちょっと行き過ぎてしまい、北宇智駅付近を通った。駅の北側の踏切を渡る道は、伏見峠を越えて大阪に向かう古い街道とのこと。歴史好きの峠好きとしては興味を惹かれる看板だった。

120602_084808 県道120号線を経由してR309に入り、大口峠もさらっとクリア。

120602_090356 R309の旧道に入り、本日2本目の本格的な上り、水越峠へ上りはじめた。行く手の金剛山と葛城山の間の凹みがそれだが、今日は相変わらず薄曇りですっきりしない天気だ。

120602_090621 県道30号線との交差点より、アタック開始。いつもなら千早峠を越えた後の水越峠はヘロヘロになって登っているが、今日はまだ余裕があり、(主観的には)サクサクと上って行ける。

120602_093658120602_093842 30分36秒というタイムで水越峠へ到着したが、普段はタイムを意識するほどのペースで上れていないのでどのくらい早く登ったのかはよくわからない。9:30を過ぎて気温も少し上がり、大阪側への下りもさほど寒くなかった。

 さすがに少しくたびれてきたが、普段と比較すればずいぶんマシ。下った後の府道202号線の2つの小さな峠と、錦織公園脇の上り坂も楽々にクリアして、普段よりかなり早い時間に近所まで戻ってきた。

120602_103424 そんな訳で、ちょっと寄り道して100円ショップで心拍センサー用の電池を購入。まだ電池が消耗する時期ではないとは思うが、電波が出ていないわけではなく、弱いということならできることはこれくらいだ。

120602_104044120602_104128 脚に余裕があるので、もう一発上りを上っておこうと、もうひとつ寄り道。「おわり坂」は西高野街道の難所として知られた坂で、距離は300メートルほどだが、10%越えの傾斜。すでにいくつも峠を越えてきた身には、なかなかハード。

 ダンシングで一気に上り切って、本日の上りは終了。ちょっと回り道をしながら11時過ぎに帰宅した。今日の調子なら、もう少し距離を伸ばしてもよかったかもしれない。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/06/02 5:49:12
 完了: 2012/06/02 11:10:33
 バイクタイム: 4:14:06
 停止時間: 1:07:09
 距離: 83.92 km
 平均スピード: 時速 19.82 km
 最高スピード: 時速 58.81 km
 登り: 1235 メートル
 カロリー: 2129 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 82.2km
 消費カロリー:—-kcal
 計測時間:5:21:17
 平均心拍数:—
 最大心拍数:—
 平均速度:19.7km/h
 最高速度:59.0km/h
 平均ケイデンス: 76
 最大ケイデンス:112
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:——-
 ターゲットゾーン内時間:——-
 ターゲットゾーン以上時間:——-
 走行時間:4:11:25
 累計走行距離:3737.1km(2010年12月10日より)
  ※心拍計不調

 

■本日のフォトアルバム

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