友と往く峠の道に若葉萌ゆ [鍋谷峠-紀の川-犬鳴峠]

 毎年しつこい咳をはじめとする体調不良に悩まされる時期だが、原因物質が飛んでないのか、漢方薬が体質にあったのか、今週に入って調子は悪くない。例年6月に入ってからの方が症状が悪化するので油断はできないが。

 そんな訳で、今週は峠トレーニングに出かけた。この所、 ツーリングや事故後の療養も続き、マジメに峠を上るのは4/28以来一ヶ月ぶり。乗鞍もあと三ヶ月に近付いて来ているのに、今年はかなりマズイ状況だ(^_^;)。

120526_073820 今日は久々に近所の友人が道連れ。6:30に出走して、まずは鍋谷峠に向かった。天気は雲はやや多いが晴れ。足も気持ちよく回る。調子はまずまずだ。父鬼集落下の温度計は16度を表示。5月も後半なのに、この所涼しい日が続いている。それでも山々は新緑が徐々に青みを増し、夏が近づいていることを伺わせる。

120526_082106 いつもの製材所前の鍋谷橋からアタック開始。峠上りのブランクが長いので心配していたが、まずまずのペースで足も回り、心拍数も170以上にキープできる。ちょっと中だるみはあったが、最後はスパートをかけて心拍数を190まで上げ、鍋谷峠に到着。

120526_082310 アタック中の平均心拍数も174と出来すぎの数字だったが、何とタイムは27分45秒! 2年振りの27分台というだけでなく、4年前に記録した過去最高の27分43秒にあとわずかまで迫る記録が出た。ろくに峠トレーニングもしていなかったのに、この時期にこの数字が出たのは正直驚いた。

120526_082956 体調が良かったことや、装備が軽かった(ボトル1本のみ)こともあるだろうが、やはり仲間がいる緊張感が生んだ記録だろう。一人ではどうしても自分に甘えてしまう。

 好記録が出たのだが、友人も数分後に到着。彼もブランクを埋め、どんどん脚力を上げてきている。抜かれるのは時間の問題か?

120526_092846 ひと休憩の後、和歌山側に下り、麻生津大橋を越えて紀の川南岸へ。追い風気味の下流方向(西)に向かった。

120526_095258 河岸堤防上の歩行者自転車専用道を快調に飛ばしていると、前方にパラグライダーが飛んでいるのが見えた。今日は自転車だけでなく、色んなスポーツにとって気持ちのいい天気だろう。

120526_102608 帰阪ルートは通称犬鳴峠(池田隧道旧道)を越えることにした。竹房橋を渡って紀の川北岸に戻り、県道62号線を北上。普段交通量が結構多く気を使う道だが、今日は比較的車が少ない。何でだろう?

120526_103610 旧道に入ると交通量は絶無。友人と二人だけの坂道はなかなかハードだが、峠直下にはこんな絶景も待っている。

 池田隧道北側で県道62号線に合流した後は、延々と緩い下り坂が続く。神通温泉を越えて大阪府へ、さらに犬鳴山温泉を通過して、大阪平野に戻ってきた。

120526_113334120526_113546 熊取町内の間道を経由してR170旧道に入り、道端の水間寺(水間観音)に立ち寄った。744年、聖武天皇の勅命により行基菩薩が創建した古刹だ。境内には三重塔がそびえ、本堂も巨大な大きなお寺だ。私自身は何度か立ち寄っているが、友人が初めてなので、あらためてお参り。

 お参りの後はR170をひた走り、13時過ぎに帰宅した。前半飛ばしすぎて、終盤はすっかり足が売り切れ、空腹もあってペースが上がらない。独走ならダラダラ走るところだが、友人が先に走ってくれたお陰である程度のペースを維持できた。この辺りも仲間連れのありがたいところだ。

 今日は出来すぎの結果だったが、体調の波は必ずやってくる。この好調を8月末のノリクラまでずっと維持することもできないだろう。とにかく、出来るだけの精進を繰り返すしかない。

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/05/26 6:33:52
 完了: 2012/05/26 13:11:41
 バイクタイム: 4:33:18
 停止時間: 2:04:21
 距離: 100.97 km
 平均スピード: 時速 22.17 km
 最高スピード: 時速 79.29 km
 登り: 1157 メートル
 カロリー: 2284 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 103.5km
 消費カロリー:3582kcal
 計測時間:6:37:38
 平均心拍数:133
 最大心拍数:190
 平均速度:22.3km/h
 最高速度:53.4km/h
 平均ケイデンス: 81
 最大ケイデンス:126
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:27:41
 ターゲットゾーン内時間:1:52:05
 ターゲットゾーン以上時間:1:17:52
 走行時間:4:38:11
 累計走行距離:3654.7km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket


第15回 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ 観戦

今日はツアー・オブ・ジャパン(以下「TOJ」)の第一戦、堺ステージを観戦に行った。

昨年は東日本大震災の影響で中止になったため、2年ぶりの開催だ。これから来週日曜の東京ステージまで全6ステージで争われる、ジャパンカップと並び日本で最もステータスの高いロードレース大会だ。

TOJ本番の前に、11:15よりまずはTOJと同じ選手が出場する堺国際クリテリウムがマスドスタート形式で行われた。一昨年から(だったかな?)TOJ堺ステージが個人TTになったため、一般人にもわかりやすいマスドスタートレースを同時開催しているようだ。

とは言え、TOJと違ってプロロード選手にとって大したステータスになる訳ではなく、UCIポイントもつかない。要はエキシビジョンイベントなのだ。従って、選手たちは本番前にケガや消耗をしないようにセーブするだろう。一昨年の観戦の経験からも、気合の入った走りは期待できない。

120520_111042120520_111252スタートが迫り、選手たちがスタート地点に並ぶが、さほどの緊張感は感じられず、リラックスしている選手が多い。

120520_111346120520_111552旧知のフリーライター(兼カメラマン)の大前さんが、お仕事中。

120520_111512120520_111514スタートするとさすがに迫力だが、以前のTOJのマスドスタートには及ばない。先頭争いに今ひとつ必死さが感じられないのだ。

120520_111924元シマノチーム監督の今西さんが解説。

120520_112636120520_112954スタートを見送った後はイベント会場を見て回った。

120520_113000一昨年に比べると、少し人が少ないかな?

120520_113104応援している辻善光選手のゼッケンナンバー確認。

120520_113306120520_113328チームカー。

120520_114112初心者のための自転車レース解説。

120520_114702120520_115017一回りした後で、例年陣取る自転車博物館サイクルセンター近くで、撮影。すでに残り2周回で、ほどなく堺国際クリテリウム終了。

120520_121310120520_122448続いてJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)の堺クリテリウムがスタート。E2、E1の2レースが20分+1周ずつ。さすがエリートクラスだけあって、アマチュアレースにしてはなかなかの迫力。本気でないTOJ出場選手と、さほど差はないように見受けられた。

120520_122836とは言え、ずっと観戦しているのも疲れるので、今日は無料解放されている自転車博物館サイクルセンターを見学に向かった。これは途中で見かけた痛チャリ。

120520_122952120520_123158一昨年のTOJの際にも自転車博物館を見学したが、やはりその時より人が少ない。全体的に観戦者が少ないように見受けられたが、天気は曇りとはいえ悪くないのになぜだろう。自転車愛好家は多いのだが、一般の家族連れなどが少ないように思えた。

120520_123428120520_123444120520_123628120520_123634ツーリングから入った人間は、この辺に目が行っちゃうんですよね。

120520_123902輪行コーナー。

120520_124302坂本達さんの世界一周自転車。

120520_124328120520_124412ツール、ジロ、世界選手権を制したデュラエース搭載バイク。さすがシマノの作った博物館だ。

120520_124626120520_124724120520_124808地下収蔵庫。お宝がいっぱい。

120520_125130図書室には高千穂遙さんの著作も。

120520_125330一昨年にはパラパラとしか見られなかったマエダ工業60周年記念本「銀輪賛歌」。今回は中身をもう少し眺めてみた。

120520_125604120520_125948旧マエダ工業跡地は勤務先のすぐ近く。今は第一ホテル堺があるが、毎日横を通って通勤している。丹下精機さんが移転した今、恐らく私の勤務先は旧マエダ工業に最も近い自転車関連業者だろう。

120520_130254マエダ工業が廃業して久しい今「わが”サンツアー”が永遠に不滅であるために」という見出しを見ると複雑だ。もっとも、私は今もサンツアーパーツを現役で使用しており、今も決して消滅した訳ではない。

120520_131200120520_131202一段落して博物館を出ると、JBCF堺クリテリウムがラスト2周。

120520_134330120520_135026120520_135328120520_135954120520_142052120520_142126続いて、いよいよTOJ堺ステージ本番。30秒おきにスタートする選手たちが次々と目の前を通過していく。やはり、堺国際クリテリウムの時とは表情が違う選手が多い。コンマ1秒も無駄にするまいと、最短距離でコーナーを過ぎていく。

120520_142254120520_142255120520_142256そして贔屓の辻善光選手もやって来たが、ベストショットとはいかなかったのが残念。TOJは1周回のみなので、もうチャンスはない。

120520_142524120520_142544120520_142844最終的にバッテリー切れで撮り損なった1選手を除き、恐らく全選手を撮影した。

120520_145744120520_145902終了後は表彰台に向かった。開始までにずいぶん待たされた割は、さらっと終了した表彰式。ウィリアム・クラークが個人総合、ポイントの両ジャージを独占したので、表彰台に登ったのも一人のみ。

120520_150502120520_150844表彰式終了後は抽選会。事前に来場者が応募した箱から無作為に当選者を選ぶ形式だが、意外と応募者数は少なそうだ。商品はローグレードとはいえ自転車3台。期待して、最後まで粘ったが、残念がら3台とも外れ。これにてTOJの行事は全て終了した。

堺で最もステータスの高い自転車レースであることは間違いないのだが、個人的にはやっぱり本気のマスドスタートレースが見たいなあ、というところ。ジロと重なる開催時期をずらし、ジャパンカップのようにUCIプロツアーのチームを招待できれば、もっとすごい大会になるのだろうが・・・。

今年は来場者が減っている様子だったし、公園利用者とのトラブルも何件か見かけた。道路封鎖で行きたいところに行けないので、自転車に興味のない人にとっては迷惑な行事なのだろう。何とか周辺住民の理解を得て、末永く続いてほしいものだ。

■本日のフォトアルバム

120520 第15回 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ 観戦
120520 第15回 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ 観戦 by (C)猛虎参號

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket


娘の坂トレ [寺ヶ池公園-滝谷ダム]

 4/30の事故のキズはほとんど回復し、数日前から絆創膏を外した。普通に風呂に入って、髪を洗えることが本当にありがたい。

 遅ればせながらノリクラに向けて本格的なヒルクライムトレーニングに、となるところなのだが、完全復活とはまだ言えない。と言うのは、今年は少し早めに毎年6月に悩まされている謎の体調不良がやって来た。まだそれほど強い症状ではないが、しつこいセキに寝不足気味だ。足のむくみや倦怠感、尿切れの悪化などの症状も徐々に強くなってきており、これからしばらくツライ時期が続く。

 咳喘息、溶蓮菌、百日咳、その他いろいろの原因を疑い、医者の診察も受けているが、確かな原因は不明だ。毎年、ほぼ同じ時期に現れ、7月頃には勝手に回復することから、恐らくは花粉症のような季節的なアレルギー症状だと思われる。毎年色んな咳止めや抗アレルギー剤を試して、少しでも症状を抑えるように努力しているがなかなか効果的な方法がない。

120519_091622 そんなこともあって、長距離の本格的なトレーニングはやめ、娘のトレーニングに出かけることにした。山にほど近い河内長野市の寺ヶ池公園まで車で自転車を運び、出走。

120519_091634 2回目のノリクラ出場になる娘に、今年は新兵器がある。近所の自転車愛好家から、ジュニア用ロードバイクを貸していただいたのだ。しばらく使用されていなかった自転車を、何ヶ月もかけて整備していたが、ようやくまともに走れる状態になった。

120519_093624 近所を走らせたりはしていたが、本格的に走るのは今日が初めて。交通量の多い道を避けるために郊外から出走したが、まだ自由自在に使いこなせるという状態ではないようなので、正解だった。

120519_100646 石川沿いの府道215号線を遡り、滝谷ダムを目指した。坂道はフルインナーでも苦しいようでしばしば停車して小休止。娘は昨年のノリクラで、回りがほとんど本格的なスポーツ自転車の中で、一人だけジュニア用MTBルック車で参加したことが不満な様子だった。だが、やはり自転車が良いだけで早く上れるものではない。地道なトレーニングしかないのだ。ガンバレ、娘よ。

120519_101336 府道215号線は結構山深く、谷深い絶景も拝めるので、スゴイ所まで来たという満足感は得られただろう。

120519_101736120519_102628 滝谷ダム直前には、ダムの高さ分を一気に上る急坂がある。苦しいながらも目標が見えたので娘も頑張り、無事ダムまで到達。

120519_103632120519_103900 ダムに着くと、娘も笑顔。私のカメラで周りを撮影していた。

 先着した自転車乗りに挨拶すると「親子で走るのはいいね」と声を掛けていただいた。その方の自転車を見ると、かなり年季の入ったパーツ構成なのだが、ブリジストンのロゴシールが貼ってあるフレームはピカピカ。聞くと、やはり再塗装されたとのこと。30年くらい前に購入した自転車を再整備して乗っているが、タイヤ(27インチWO)などの入手に苦労したとのこと。20年モノの私の自転車の、さらに上を行っている。

 しばし話し込んだが、そろそろ戻らないとお昼までに帰宅できない。先に失礼して来た道を引き返した。

120519_111408 帰路にひとつ急な上り坂があり、残念ながら娘は本日初の押し歩き。ちょっとだけルートを変え、出発地の寺ヶ池公園まで戻ってきてちょうど20kmほど。距離は短いし、標高差もさほどではないが、まずは娘の新車第一歩だ。

 私にとってはトレーニングにならないポタリングだな、と思っていたが、帰宅して昼食を摂った後、眠くて昼寝をしてしまった。やはり、体調が思わしくないようなので、この程度にしておいて良かった。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/05/19 9:25:20
 完了: 2012/05/19 11:34:10
 バイクタイム: 1:17:49
 停止時間: 0:50:24
 距離: 20.22 km
 平均スピード: 時速 15.59 km
 最高スピード: 時速 46.30 km
 登り: 200 メートル
 カロリー: 390 kcal

POLAR CS200CADの記録
 ※センサー類不調のため未掲載

■本日のフォトアルバム

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket


伊勢志摩合宿2日目 [相差-賢島-志摩路トンネル-おはらい町]

 昨晩の酒を過ごしたか、伊勢志摩合宿2日目は若干のけだるさと共に目が覚めた。時刻は5時前、同室のメンバーはまだ寝ているが同じく目を覚ました別室のみわっちさんと共に朝の散歩に出かけた。

120513_050736 海女の一番多い町として知られる相差だが、早朝の漁港は意外に静か。釣り人がチラホラいるくらいだ。昨日の強風もかなり弱まり、一安心。

120513_051018 カゴ状の網を見つけて「伊勢エビの網かな?」などと想像しながら、防波堤の方に足を運んでみた。

120513_051434120513_052714 ちょうど日が昇ったばかりで、朝日に輝く海と灯台がきれいだった。

120513_052300 防波堤の先端まで行って引き返し、これまた朝の散歩に出てきたK野さんと挨拶を交わしていると、目についたのがこのクジラ。鯨祭りで使う山車だろうか? 魚市場の屋根にも小型版が乗っていた。

120513_054846 まだ朝食まで時間あるなあ、と思いながら港の反対側にぶらぶら歩いていくと「春雨展望台まで750m」の表示。「行けるところまで行ってみるか?」と歩き始めたら、道は軽自動車が通れるくらいの舗装路が続いていた。なぜか途中で距離の表示が伸びたりしたが、引き返すのシャクなので、結局先端まで到達。

120513_054954120513_055344 展望台からは、約20分歩いた甲斐のある絶景。でも、自転車でこれば良かった(^_^;)。

120513_061600120513_061614 1時間以上の散歩を終えて6:15ごろ宿に帰還したが、寒いし、かかとが痛い。MTB用のSPDとは言え、ビンディングシューズでこんなに歩くものではない。今日の出撃を待つ仲間たちの自転車はロードバイクが多数はとは言え、MTBやツーリング車も混ざる混成部隊。

120513_073122120513_073304 朝風呂に入って身体を温め、昨日の酒も完全に抜けて、7:30から朝食。昨晩の伊勢エビは味噌汁のダシになり、鯛のアラは煮付けになって登場した。お陰で朝からご飯三杯。トレーニングやレース参戦時はこんなに食べると苦しくなるが、のんびりペースのツーリングなら大丈夫だろう(?)。

120513_084738120513_084934 9:00出走の予定だったが皆が早く集まったので、写真を撮ってちょっと早めに出発。

120513_090022 朝はかなり寒かったが徐々に気温も上がり、風もかなり和らいでいる。天気は引き続き晴れで、今日は絶好のサイクリング日和だ。

120513_090248120513_091342 海沿いを南下していく県道47号線は小さなアップダウンが連続し、少々タフなコースだが海と山の景観がキレイで、交通量も少なく走っていて気持ちのいい道だ。

120513_092124120513_092138 小休止地点にて。宿のおみやげのワカメをくくりつけ、飲み残しの焼酎ビンが顔を出す自作サドルバッグ。

120513_094400120513_094502 伊勢志摩ロイヤルホテルのある高台の交差点を左折してパールロードに入り、坂を下ると海を見下ろす的矢湾大橋。

120513_100456 的矢湾大橋を渡り、志摩スペイン村の横を通って、さらに坂を下っていく。坂の底から上り返し、もう一度下るとパールロード終点。そのまま延長線上の道を進み、阿児文化公園前交差点で左折してR167に入る。

120513_102034120513_102550 後は道なりに進んでいくと小さな橋を渡り賢島に入る。志摩マリンランドの前を通って、ほどなく今回の伊勢志摩合宿の終点、近鉄賢島駅に到着。時刻は10:25頃。二日目は距離も短くあっという間。

120513_103030120513_103248 賢島駅特別駅長のペンギン、志摩ちゃんと一緒に記念撮影をして、一応の解散。2名はここから輪行で帰り、残りのメンバーはもう少し走ることにした。

120513_105102120513_112536 残り7名はR167を北上し、F野くんとは伊勢道路入口交差点でお別れ。鳥羽から伊勢湾フェリーで渥美半島に渡り、適当に走って輪行するとのこと。残り6名は伊勢道路(県道32号線)に入って峠越え。伊勢市駅まで走ることにした。

120513_115749120513_115902120513_120904 伊勢道路のピーク、志摩路トンネルまで標高差180mほど。軽くアタックをかけて、恵利原アメニティー前から15分ほどで到着。傾斜や標高は大したことはないが、鵜方磯部バイパスからの車も合流し、交通量が多く走りにくい。気温が上がり、上りでは汗ばむほどになってきた。

120513_121302120513_121320 正午を回り、そろそろお腹が空いてきた。仲間が揃ったので出発。交通量が多いし、上り坂だしで、志摩路トンネルを越えるのも緊張する。ライトを点けて突破すると、反対側に「逢坂峠」の表示があった。

 その後は「こがなくていい、ブレーキ掛けなくていい」調度良い傾斜の下り坂だが、車と同速度で走れるほどスピードは出ない。交通量が多く、最後の五十鈴トンネルは872mの長さで、追い抜いていく車に気を遣う。事故を起こしたばかりだけに、疲れる道のりだった。

120513_123856120513_123902 下りきるとそこは内宮至近。お腹も空いたし、手近なおはらい町で二日連続の昼食を摂ることに。

120513_130558120513_125026 本日は伊勢名物ではないかもしれないが炭火焼丼(やきとり丼)をいただいた。見た目はシンプルだが、ビールが欲しくなる美味。

 120513_130704120513_130932食後のデザートは「へんば餅」をいただき、これも美味しく完食。こしあんをくるんだお餅だ。

120513_133632120513_141556 13:30過ぎ伊勢路駅に到着・これにて第三回大人の合宿、伊勢志摩ツーリングは完全終了。各自輪行して、それぞれの家路についた。

 低温や強風はあったが、今回も雨は降らず、景色を楽しめる素晴らしい合宿となった。新しい仲間も加わり、完全に定例化したこの行事だが、さて来年はどこへ行こうか? たぶんノリクラで話し合うことになるだろう。

 個人的には、思ったより早く安く来られることもわかったので、また伊勢志摩方面を走る機会を作りたいと思っている。今度は大王崎や前島半島を周るコースも走ってみたい。

120513_153956 私は帰路も近鉄で、伊勢中川駅まで滋賀に帰るみわっちさんと一緒。往路と違い、快速急行のない時間帯だったので、鶴橋駅までに2回乗り換える必要があった。ヨメさんが最寄り駅まで車で迎えに来てくれることになったので、本日の自走はなくなった。それなら、と2回目の乗り換えの際にビール(系飲料)をゲットして、急行車内でプチ打ち上げ。ボックス席のない通勤用車両だったのが誤算だったが、やっぱり自転車後のビール(?)はうまい。

 先日の事故以来、色々考えることは多いのだが、やはり自転車ライドは楽しい。これからも自転車を離れることはできそうにないし、安全第一を心がけながら楽しんでいきたい。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/05/13 8:50:20
 完了: 2012/05/13 13:33:23
 バイクタイム: 2:48:20
 停止時間: 1:54:38
 距離: 49.00 km
 平均スピード: 時速 17.46 km
 最高スピード: 時速 78.20 km
 登り: 292 メートル
 カロリー: 1021 kcal

POLAR CS200CADの記録
 ※センサー類不調のため未掲載

■本日のフォトアルバム

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket


伊勢志摩合宿1日目 [伊勢神宮-二見浦-鳥羽-パールライン-相差]

 この5/12~13は、ノリクラ仲間との伊勢志摩ツーリングを以前から予定していた。4/30に事故を起こしてしまってから参加を迷っていたのだが、静養に努めた成果か肉体的にはかなり回復した。顔など各所の傷も絆創膏で済む程度になり、二日酔いのような頭の違和感もほぼ完全に無くなった。

 精神的にはまだショックから完全に立ち直れずにいるし、仲間に迷惑をかけたばかりの人間がのほほんと参加して良いのかという気持ちもある。加えて、毎年6月頃にやってくる体調不良が今年は早めにやってきて、しつこい空セキや身体のだるさを感じている。とは言え、私が誘った初参加のメンバーもおり、これまた私が不参加では申し訳ない。そんな訳で結局、参加することにした。

120512_053840 まずは5:30過ぎにJR三国ヶ丘駅から輪行。天王寺で環状線、鶴橋から近鉄に乗り換えるが、追加料金の必要な特急を避け、6:17発の快速急行に乗車。伊勢に向かう近鉄大阪線は自転車でよく並走していたが、自走ではずいぶんと時間のかかった所をあっという間に通過していく。自宅出走で最長不倒の桑名も1時間ほどで通過。

120512_0816238:15には集合地の伊勢市駅に到着。鶴橋から2時間ほどで到着するので、感覚的にはずいぶん早い。

 輪行袋を抱えて近鉄側改札を出て、自転車を組み立てようとしてハタと気付いた。工具その他を一切合切収めた大型サドルバッグを車内に置き忘れた・・・。サドルバッグは網棚に上げていたので、「忘れないように気をつけなければ」と自分に言い聞かせていたのにこのザマだ。実は過去にも何度か列車内に置き忘れをしたことがある。大学1年生の時にサイクリングサークルの新歓ランで荷物を忘れ、先輩から借りたランドナーをヘッドリテーナーのない状態で走行するという暴挙をしたこともある(リテーナー脱落防止でないマイクロアジャストヘッドだった)。

 アチャーと空を仰いだが、何度目かだけに対応は慣れている。すかさず駅員に事情を説明し、荷物の確保を依頼。終点の鳥羽駅まで車内捜索はできないとのことだったが、幸い無事にそれらしき荷物が発見された。伊勢駅の一つ先の宇治山田駅まで回送してもらい、受け取りに行くことにした。

120512_083028 すでに駅前に来ていたK野さんに工具を借り、荷物が回送される間に自転車を組み立てたが、ボトルを忘れていることにも気付いた。ウーム、ポカの連続に頭が痛い。ボトルはペットボトル飲料を買ってしのぐことにした。自走で宇治山田駅に向かい、すぐに到着した宇治山田駅の駅長室で、事情を話すとちょうどホームに荷物が届いたとのこと。

120512_091946 しばし待っていると、駅員さんに抱えられて懐かしき我がバッグが現れた。お礼を言いつつ受取書に署名して、失礼した。このサドルバッグは20年前に愛車猛虎参號の完成に合わせて自作したもの。普段は一回り小さなオーストリッチ製サドルバッグを改造して使用しているが、この自作バッグは一泊分の荷物くらいは余裕で入る大容量なので、今回久々の出番だった。かなりくたびれているが、今となっては再度自作する気合はとてもない。ともあれ、思い出の詰まったバッグを無事回収できてヤレヤレ。

120512_093708120512_093746

120512_093754120512_094502 取って返して伊勢市駅へ。集合時間の9:30をわずかに過ぎたところでJR側の駅前に到着。仲間たちもほとんど集まっており、K野さんの報告ですでに事情を知っている仲間たちにさんざん冷やかされる。先日の事故といい、迷惑を掛けてばかりで冷や汗モノだが、笑いで済むようなトラブルだったのが幸いだった。

120512_100150120512_100958120512_101008 集合写真を撮影して、10:00過ぎに駅前を出走。関東や関西の大学サイクリング部OBを中心としたノリクラ仲間が若き日のノリで始めた「大人の合宿」も今回が3回目。一昨年はビワイチ(琵琶湖一周)、昨年はしまなみ海道、そして今年の伊勢志摩合宿には9人が集まった。

120512_103124120512_103205

120512_103958120512_104024 時間の都合で駅からすぐの外宮を素通りして、伊勢神宮内宮へ。過去2回来たことがあるはずだが、前回の式年遷宮以前の話だ。久々の内宮は五十鈴川の清流も心地良く、多くの参拝者で賑わっている。

120512_104650120512_105724

120512_105726120512_110116 急ぎ足で本殿のみ参拝。家内安全と旅の無事を祈願してお守りも購入。外宮を素通りの急ぎ足だったので、来年に迫る次回の式年遷宮に絡めてもう一度来られたらなあ、というところ。

120512_111052120512_112148 参拝後は、おはらい町で早めの昼食。お約束の伊勢うどんと、てこね寿司のセットを賞味。伊勢うどんは確かにコシはないが事前に脅されていたほどマズイわけではなく、美味しく頂いた。てこね寿司は上々。

120512_115148120512_115204 食後は自転車を押して見物しながらおはらい町を通過。伊勢市中心部にも見所はたくさんあるのだが、のんびりもしていられない。次は二見浦に向かって出走。

120512_120822120512_120834 この時期にしてはかなり寒く、風が強い。アームウォーマーでは力不足で長袖ジャージで来れば良かったと思ったが、空はやや雲が多いものの晴れ。風も幸いに追い風でペースはマズマズ。とは言え、あおられて走りやすいとはいえない。吹きさらしになる所では、仲間のヘルメットのバイザーが、あまりの強風に外れてしまうほど。

120512_123316120512_123452 二見浦駅を通過し、夫婦岩が近づいたところで、コースリーダーのみわっちさんが停止。何かと思えば娘さんが数日前に修学旅行でこの宿に泊まったのだそうだ。宿の前で記念撮影していたので、家に帰って話のネタにされるのだろう。

120512_123838120512_124332 夫婦岩は折からの強風で、荒海に浮かぶ風情。晴天とのギャップが印象的だ。

120512_124054120512_124924 先を歩く仲間が、風にあおられてくるくる回るというギャグをかましていたので「何を大げさな」と思っていたら、予想以上に風は強く、私も同じ場所で回ってしまいました(^_^;)。風の集中する岬の先端だったせいでしょうが、波しぶきもかなり飛んできますし、カメラを構えても風で揺れてしまう。

120512_132310120512_132316 しばしの観光の後は走り再開。私を含めた「ロードバイク以外」班が先に走り、強風とアップダウン、そして交通量の多さと闘いながら先を急いだ。疲れる道のりだったが、鳥羽水族館もミキモト真珠島も素通りし、追い風のお陰で意外といいペース。

120512_134228120512_134428120512_140226120512_140234 鳥羽を過ぎてさらにアップダウンが厳しくなったので、ややペースを落とし、小休止を取ったりもしたが、後ろの「ロードバイク」班がさっぱり追いついてこない。「何かあった?」と仲間が連絡を取ってみると、夜の宴会に備えて鳥羽で買い出しをしているとのこと。

120512_142106120512_142112120512_143130120512_143156 荷物運搬能力の低いロードバイク班なのに申し訳ないが、スピードの劣る「ロードバイク以外」班は後ろに感謝しつつ先を急ぐのがマナー。14:20頃、麻生の浦大橋で小休止を取った後、本日のメインイベント、パールラインに突入。ペースを合わせづらい上りで、迷う道でもないので、各自のペースでフリー走行。

120512_144706120512_145104120512_145112120512_145122120512_145126 これまでもときおりいい景色が見えていたが、パールラインは標高が上がることもあって絶景。海の博物館のそばの展望台で小休止を取っていると、ロードバイク班が追い付いてきた。

 あらためて、ここからピークの鳥羽展望台までフリー走行。標高は170mとそう高くはないが、何度かアップダウンがあり、最後にはずい~と下った後で延々と上る、ほとんど真っ直ぐな道が先に見える。坂嫌いの自転車乗りなら気持ちの萎える類の道だが、身体の様子を見ながら軽くアタックを掛けてみた。

120512_151523120512_151906120512_152014120512_152754 事故後初めてだし、ほぼ2週間まともに自転車に乗っていなかったし、この時期の体調不良の影響も心配だったが、苦しいながらもそれなりに足は回る。15:15頃、鳥羽展望台に到着し、仲間も次々と到着。

120512_153924120512_154256 展望台が設けられるだけあって、三方を海に囲まれた絶景。伊勢湾対岸の渥美半島も見えるが、少しだけ霞んでいるので富士山は見えなかった。

120512_161310120512_161530 景色を堪能してからは、もうひと踏ん張り。パールラインから降りて海岸沿いの県道750線に入り、小さなアップダウンを越えた先に目的地の相差町が現れた。

120512_163152120512_163212120512_173122 16:30頃に今回のお宿「あおやま荘」に到着。風呂に入って一息ついたところで、早速ビール。寒かったとはいえ、一日走った後は格別のノド越し。

120512_180804120512_183242 大ビン6~7本のビールを空けた後で、いよいよ夕食。またもビールや日本酒が並び、鯛の姿造りや伊勢エビのお造りに舌鼓を打ち、お腹いっぱい。

 

120512_202852120512_202902 夕食後も宴会は続き、学生時代のバカ話を中心に大いに盛り上がる。買い込んだ日本酒や焼酎、ワインが次々空いていった。どう考えてもアスリート集団ではない。単なる呑兵衛の集まりだ。卒業から約20年を経過しても全然進歩がない集団だが、それでも若い頃のように夜通し呑むと次の日が心配。22時頃にはお開きにして、明日に備えて就寝した。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/05/12 10:07:37
 完了: 2012/05/12 16:29:38
 バイクタイム: 3:01:24
 停止時間: 3:20:29
 距離: 51.28 km
 平均スピード: 時速 16.96 km
 最高スピード: 時速 76.79 km
 登り: 253 メートル
 カロリー: 1200 kcal

POLAR CS200CADの記録
 ※センサー類不調のため未掲載

■本日のフォトアルバム

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket


サイト内検索

アーカイブ

お友達ブログ

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。


Back to Top ↑