娘と自転車デート [堺ポタリング]

入学祝いにCARACLE-Sを組立て、娘は(晴れた日の)通学用に使い始めている。「時々モデルになってもらうこと」が条件なので、CARACLE-Sがキレイなうちに(笑)一緒に走る機会を持ちたいと思っていたが、お互いに多用でなかなかタイミングが合わない。
ゴールデン・ウィークも、前半は私の福岡出張で、後半も娘のクラブ行事などの用事があり、一日一緒にいられるタイミングが取れそうにない。やむなく、娘のクラブが終わった午後から出かけることにしたが、娘も午前中に疲れているし、スポーツライドもご無沙汰。さて、どうするか?
考えた末に、地元堺の街を巡ってみることにした。堺に越して13年経つが、身近すぎて実はちゃんと観光名所に入ったことがない。これなら他所から来た自転車乗りの参考にもなるだろうし、CARACLE-S活用事例としても、商売的にはよっぽどアピール度が高いと思われる。
小学生時代のノリクラトレーニング以来約4年ぶりの娘との自転車デートは、13時前に堺の深井の自宅を出発。15分ほどでまずは大仙公園へ。前職では毎日外周を走って通勤していたので、勝手知ったる公園だが、実は園内にある堺市博物館に入ったことがなかった。
この機会に入場して、堺の歴史をあらためてお勉強。拝観料は大人200円。
特に隣接する仁徳天皇陵を始めとする古墳に関する展示が多かった。シアターで上映された仁徳天皇陵を紹介する映像は、再現CGも迫力があり、往時の姿を想像することができた。
・・・が、クラブ活動で疲れた娘は居眠り寸前。
気を取り直して展示を見学。ネット上で多くの情報が得られる時代だが、実物の大きさや風格を見ると、歴史をより身近に感じられる。
実際に触れる複製品も多く配置されていたが、バーチャル情報との差別化のためには、良い取り組みといえるだろう。
(ちょっと前の?)流行りというか、イケメンのアニメキャラ風展示も(^_^;)。甲冑には堺市章入り。
歴史にさほど興味のない娘だが、自分の住む地域でもあり、多少は興味を持って展示を見ていたようだ。それでもあまり私がじっくり見ていると退屈になるだろうと、早足で30分ほど見学して退場。
お次は公園に隣接する仁徳天皇陵の正面遥拝所へお参り。
多くの人が訪れ、車道も近くにあるのだが、二重の堀の内側は不思議と荘厳な雰囲気が漂う。初めての方なら周囲を一周して、最大の古墳の大きさを実感するというのが、お勧め。
私たちは2人ともその大きさをすでに体感しているので省略し、次の目的地へ。
2kmほど西進して堺の旧市街を取り囲む堀である土居川を渡り、3つ目は南宗寺。
他のお寺と塀に囲まれた敷地を共有しており、その総門前に自転車を置き、新緑と花に溢れた参道を歩いていく。
寺の入口で拝観料(大人400円)を支払いって境内に入ると、10人位ずつにガイドが付き、見どころを案内してくれた。
残念ながら境内は撮影禁止とのことで、画像はないが、ガイド付きでなかなか充実した見学だった。
出張プチトレ [福岡今津湾沿い]

世間ではゴールデン・ウィークに突入する4/29、30と福岡の販売店さんでCARACLE-Sの試乗会を行うことになった。
こういった出張こそ、世界最小の折りたたみサイズを誇るCARACLE-Sの本領発揮の機会。試乗車(CARACLE-S 2017 スポーツパッケージ)の1台を新幹線で輪行して、福岡に乗り込んだ。
やはりゴールデン・ウィークというところか、キャビンの端にはすでに他の乗客の荷物が置いてあったので、CARACLE-Sはデッキに固定した。あくまで比較しての話だが、700Cバイクより周囲への迷惑にもなりにくい。
単純にホテルなどへの移動でも役に立ったが、スズカエンデューロが迫る中、トレーニングの間が空くのはできるだけ避けたい。
そこで、4/30の早朝に試乗車でひとっ走りすることにした。
海の中道に行ってみたい気持ちもあったが、宿はシーサイドももち地区にあり、仕事前にそこまで時間も取れず、6:40ごろ逆方向の西に向かって走り出した。
海に近いマリナ通りは橋を渡る際などに軽いアップダウンはあるが、道幅が広くて交通量が少なく、信号も少ないので走りやすかった。橋を渡る際などにチラチラと海が見えていたが、唐津街道に出て生の松原を過ぎると道は海岸沿いギリギリまで近づき、一気に風景が開ける。
長垂海岸で海沿いの小径に出てひと息。能古島や海の中道を見渡す絶景が広がっている。大陸からの黄砂や微粒子の影響なのか、晴れているのに霞んでもやっとしているのが残念。
それでも、朝日が海に反射してキラキラ輝き、水もきれいに澄んでいる。
10kmも走らずにこんな場所にたどり着けるとは、福岡は自転車乗りにとって恵まれた環境だ。
そのまま海沿いに走って今津橋を渡って今津半島に渡る。今津橋より内側は今津干潟と言い、カブトガニの産卵地としても知られているそうだ。
もう少し先に進みたいが、仕事前に無茶はできない。博多湾に面した長浜海岸の先、白山神社で折り返し。
iPhoneマウント更新 [通勤用CARACLE-S]

通勤用CARACLE-Sはライト、ベル、ライドケースマウント、リクセン&カウルアタッチメント、モバイルバッテリーと、ハンドル周りが非常にごちゃごちゃしている。
TORACLE(虎来る號)のスマホマウントを更新して、HIRAME製プレッシャーアンカー(の加工品)が余ったので、少しでもスッキリさせようとこちらのマウントシステムも更新することにした。
ハンドルポスト付属の専用トップキャップは、コラム内のリブを逃がす凹みの付いた専用品。
斜臼を使った固定システムを一体化しているため、これにライドケースマウントを装着することは困難で、これまではステムの胴部にバンド留めしていた
これを取り外し、プレッシャーアンカーを装着した。TORACLE(虎来る號)に装着する際に、すでにリブを逃す凹みを設けてある。
固定したプレッシャーアンカーにトップキャップ一体型のライドケースマウントを装着する。
これで少しはマシになったが、まだまだハンドル周りはゴチャついている。いっそ、通勤では滅多に使わないリクセン&カウルアダプターを外してしまうか? ちょっと考えてみよう。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
諸々自転車いじり [CARACLE-S、ママチャリ]

CARACLE-Sを通学用に使い始めた娘だが、大荷物を背負っていることもあるだろうが、お尻が痛いとのこと。ひとまずは以前私が使用していた少しパッドが厚めの男性用サドルを装着していたが、これは色合いも合わないので、元々「試し」のつもりだったが、「やはりそうなのか」というところ。
かと言って、純正のCARACLEスポーツサドルは男性用でさらにパッドも薄いレーシング仕様なので、荷物を背負った再入門の女の子には恐らく厳しい。かなり高価なモデルなので、ちょっとお試しというのもためらう。
そこで、女性用サドル(サンマルコ製エラ スタートアップ グラマー サドル)を調達して、交換してみた。ちょっと試しただけだが、娘いわく「今までよりは全然マシ」とのこと。
女性用だからといって合うとは限らないし、ポジションの微調整が必要だろう。ホントのところは距離を乗ってみないとわからないが、しばらくこれで様子を見てもらうことにした。
しばらく、通勤用のCARACLE-S 2015試作車にセライタリア製X1を装着していたが、お尻に合うとは言い難く、通勤程度なら我慢できるが、長距離は厳しい。
また、最近チームCARACLEで導入した、3本ローラーはダンシングができずひたすらシッティングだし、尻パッド無しで乗るケースが多いので、短時間でもお尻が痛くて仕方ない。
ブルックス製の革サドルなら確実にお尻に合うし、(品質のやや低下した最近の革でも)20年は使えるので、相対的なコストパフォーマンスは悪くない。とは言え、やはり(たとえチタンレールモデルでも)重いことがネック。TORACLE(虎来る號)用に使うことも考えて、お尻に合う軽量サドルを見つけておきたい。
そこで、今回はサンマルコ製アスピーデを調達。マンガンレールモデルなので、超軽量というわけではないが、お尻に合うならさらい軽いレール素材のモデルを再調達することも考えられる。
お尻に合う、合わないは試してみないとわからないので、いきなり高価なモデルは手を出しづらい。しばらく、こいつのポジションを微調整しつつ試してみよう。
車のいない峠道は自転車天国? [鍋谷峠アタック2本]

今日は久々に近所の友人と2人でトレーニングライド。すこし離れたところに引っ越した友人宅(と言っても、2kmも離れていないが)に6:30集合で出走した。大阪の最低気温7度と、季節がすこし戻った。薄手のロングウェアでは寒いほどだったが、走り出せば温まってくる。
毎度の鍋谷峠に向かったが、先週の堺浜で体力の低下を思い知ったこともあって、今日は峠を越えて和歌山側に新しくできた道の駅まで下って、登り返す、鍋谷峠アタック2本を計画。鍋谷峠トンネル開通後の様子を確認するのも目的。
気温は低いが、ほぼ快晴の素晴らしい天気。絶好の自転車日和で、行く手の紀泉山脈が青空の下に少しだけ霞んだ稜線を見せている。
友人は相変わらずの健脚で、ついていくのに必死。アプローチから結構追い込み、かなり消耗して山麓までやって来た。父鬼集落の下の鍋谷峠道路への入り口は長らく設置されていたゲートがなくなっているが、自転車は進入禁止の標識が立っている。
父鬼集落下の定点観測地点の温度計は6度の表示。山麓は街中よりさらに気温が低いが、陽射しがあるのでそれほどの寒さは感じない。
いつもの通り、製材所横の鍋谷橋からアタック開始。ところが、開通前日のライドで恐れていた通り、上りも歩道を押して歩くよう看板が立っていた(この画像は帰路に再現撮影)。
新道と旧道の共用区間は100メートルもないと思うが、SPDシューズの私はともかく、ロード用クリート(SPD-SL)の友人には厳しい規制。
私も何十秒かのタイムロスになったと思うが、旧道に戻って再度乗車してアタック再開。心拍数を170bpm以上に上げようとしたが、なかなか思うようにペースを上げられず、165~173位をうろうろするのが精一杯。
上りだと言うのに友人が先行し、必死で追いすがるがダンシングが安定せず、ペダリングもぎくしゃくする。走行ラインもフラフラするが、必死で踏み込み続ける。終盤で何とか友人を抜き、それでも大して差を開けることもできずに鍋谷峠にゴール。
序盤で押しを強いられた上に、体感的には非常に苦しく、タイムは期待していなかった。ところが、友人が「過去最高のタイムだった」と言うので、えっ? と自分のタイムも確認。結果は、28分03秒という(少なくとも)今期最高の記録だった。押しが無ければ、2008年に記録した過去最高記録の27分47秒を更新したかもしれない。