TORACLE-COZ用ホイール改造 [Z-LIGHTニップル露出]

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昨秋のブルベ
で段差に突っ込んでスポークを破断してから、TORACLE-COZ(CARACLE-COZ試作車)のホイールZ-LIGHT(初期型)を放置していた。間に合せで使用した高強度タイプのZ-TOUGH2の具合が意外と良かったからだ。100g程度の重量差はほとんど体感できないどころか、リムハイトが低い(=リムが軽量)せいか、走り出しはむしろ軽く感じるほど。そんな事態は発生していないが、万一スポークが折れてもスペアを持っていれば携帯工具で対処可能なのも安心感がある。

もちろん、高速巡航性能は劣るのだろうが、昨年で競技志向を止めたこともあって、実感できるほど高速で追い込む機会がなかった。

TORACLE-Sの451化のためにホイールが必要になったが、16穴ストレートスポークのZ-LIGHTの前ハブを74mm化するのは難しいし、やはりSよりCOZに軽量ホイールが相応しい。そこで、TORACLE-Sにはスズカリミテッドと同様にZ-TOUGH2を74mm化して装着することにして、COZにはZ-LIGHTを復活させることにした。

どうせなら折れたスポークを直すだけでなく、この機会に改造を試みることにした。というのは、Z-LIGHT(初期型)はエアロ効果を追求してニップルをリムに内蔵している。しかしながら、この構造はちょっとした振れ取りでもタイヤを外す必要があり、リムの外側からニップルを回す工具も必要だ。この整備性の低さに販売店から悲鳴が上がり、途中からニップルが露出した一般的な構造に仕様を変更した。

私自身にとってもカーボンホイールを越える約1,150gの超軽量は魅力だが、反面で出先で振れ取りすら困難な構造はデミリットを感じる。内蔵ニップルに対応した携帯ツールを探してみたりもしたが見当たらず、大きな専用工具を持ち歩くのでは軽量化の意味がない。そこで、通常の携帯工具でニップル操作が可能なニップル露出型に改造することにした。スペアスポークさえ持っていれば、出先でスポークが破断しても修理できるので、ブルベなどでも安心だ。

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まずはホイールを分解していく。内蔵ニップル専用工具でニップルをゆるめ、リムと分離。

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ストレートスポークなので、前輪と後輪の左側はハブシャフトを外してやらないとスポークを外せない。と言っても後輪は引っ張るだけでフリーボディーやシャフトを外せるので工具不要。前輪もアーレンキー(六角レンチ)だけで分解できる。後輪右側のスポークは露出したフランジに通しているので、簡単に外せる


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これで分解完了。

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スポークだけ通していたリムにニップルを通すことになるので、穴を広げる必要がある。ニップル穴のJIS基準は4.4mm径だが、Z-LIGHTはスポーク本数が少なくテンションが大きいのでニップルが通るギリギリの径4.2mmのドリルで穴を広げていった。

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加工したリムとハブは再使用するが、スポークとニップルは使い回しできないので、新しいものを用意した。前/後右/後左の3種類のスポークはニップルを露出することで、それぞれ8~9mm短くなる。ニップルも露出用の一般的な形状のものを使用する。

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通常のJ型(首折れ)スポークと異なり、ストレートスポークだとスポークが放射状に固定されるので仮組みしやすい。後輪も左側は同様だが、右側は上方に来るスポークが引っかからずにハブから抜け落ちてしまうので、ちょっと手間取った。

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前輪はスポークが折れた状態で数十キロメートル走行したのでリムが変形していないか心配だったが、振れ取りはスムーズに終わった。

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後輪も大きな支障なく振れ取り完了。これで携帯工具で振れ取りやスポーク交換ができる超軽量ホイールが完成した。ニップルが見えない方が格好は良かったが、これで安心して遠出ができる。

すでに6/27からは週末ライドにも使用している。走りの軽さは正直なところ微妙で、はっきり体感できるわけではない。むしろ高強度のZ-TOUGH2と比べると、ダッシュを掛けた際に少したわみを感じる。とは言え重量が軽いことで輪行時の持ち運びは楽になるだろうし、リムハイトが高いので高速巡航も楽になるはずだ。何より、ストレートスポークのルックスに高級感があり、満足度が高い(笑)。

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