暫定ワン・ツーフィニッシュからの急転直下 [信貴山サイクルロゲイニング2021]

昨年は同僚I井さんとその友人O川さんが組んで、初参加ながら7位に入った信貴山サイクルロゲイニング。今年は私と技能実習生のライアンが加わって、CARACLE発売元テック・ワン関係者4人で挑むことになった。私自身は初参加なのでいきなり上位が狙えるとも思っていなかったが、事前に昨年のチェックポイントの一部を回るチーム練習をしたり、今年のチェックポイントになりそうな場所を予想したりと、出場する限りは本気で準備に取り組んだ。

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I井さんと参加したブルベ200km以降も長距離や山岳ライドが続き、個人的にはかなり脚力も回復してきたので悪くないペースで回れるだろう。スタート地点までのアプローチでも朝日が清々しく、意欲満々で乗り込んだ。

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7:30過ぎには、八尾空港に隣接する集合地の大阪府中部広域防災拠点にチームメンバー勢揃い。私とI井さんがCARACLE-COZ DB(ディスクブレーキ)で、ライアンとO川さんはCOZ RB(リムブレーキ)。O川さんは世界に1台しかないメタリックグリーンの塗装試作フレームを活用したデュラエースDi2モデル。

メカトラなどのトラブル発生時に分離できるように2人ずつでチーム分けし、I井さんとライアン、O川さんと私で組んでいるが、基本的には4人組で行動する。

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7:45から受付開始。今年のマップを受け取って、早速作戦会議。山上や遠隔地のポイントは得点が高いらしいが、競技中は実際の得点は発表されないので、予想で行動を決めるしか無い。昨年の50ポイントと比べて今年は30+2(ボーナスポイント)とチェックポイントが少ないこともあり、全部回る勢いで検討を始めたが、数が減った分かなりのアップダウンを強いられる難易度の高いポイントがいくつかある。スタートまでの限られた時間で、昨年の経験者2名の意見や、各々の土地勘を活かして大まかなプランをまとめた。

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トイレに行った際に会場を見下ろすとかなりの人数だ。昨年は時節柄DNS(出走断念)もあり、67チーム190人の出場だったが、今年は全102チーム279人の出場となり、欠席者もゼロとのこと。我々の「一般6時間の部」だけでも64チームが出場する。この時点で昨年よりかなり上位進出が難しくなった。

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開会式に続いていよいよ9時からスタート・・・なのだが、密にならないように少しずつスタートするので、走り出すまでに4分ほど掛かった。後になってみれば、この4分さえ馬鹿にならない展開になったので、出口に遠いところに位置していたことが悔やまれる。

各ポイント間の詳細コース選定は主に私が請け負い、4人の先頭で出走。ゴールに近いポイントは調整用に後回しにするのがセオリーだが、市街地を交通量の少ない朝のうちに回ってしまおうと北上していく。


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ナンバーゼッケンを確認できるよう、固定した撮影者以外のチーム員全員を写すのがルール。今回はI井さんとO川さんが撮影し、ライアンと私が被写体になることにした。

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練習会で回った昨年のポイントが今年も使われたり、「ここがポイントになるかも」とO川さんが予想した施設がズバリ今年のポイントになったりで、序盤のコース取りは楽だった。

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「ホントにココ?」山沿いに来ると急坂や細道が多く、ルート取りが難しい。ポイント近くに来ても見本写真の場所が見つからず右往左往。他の参加者と情報交換しながら、ようやく発見。

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大阪平野を見下ろす急坂を上らされて、他の参加者も苦笑。

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「えっ? そっち?」と階段を担いで上り下り。超軽量で狭い場所でも小回りの利くCARACLE-COZが大いに役立った。

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・・・が、反対側からアプローチすれば担ぐ必要はなかった(笑)。ルール上、撮影者以外のチーム員を写すのは必須だが、別に自転車を写す必要は無い。それでもCARACLEスタッフとしては、できるだけCARACLE-COZをポイントでの写真に入れなくてはならない。

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八尾市のポイントをほぼ回り、柏原市のポイントを回る前にコンビニで小休止。思えばこれば最初で最後のまともな休憩になった。パンやおにぎりを急いで胃に突っ込み、山麓のポイントを経てぶどう坂を上り始めた。

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今回のイベント名にもなっている「信貴山」に上るぶどう坂は、序盤の急勾配でグイグイ高度を上げる。キツいが山腹や山上にポイントが多数設けられているので、ここは絶対に外せない。

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4人共勝手知ったるルートだし、練習会で逆ルートを走ったばかりなので、次々とポイントを回っていく。

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外せないエリアだけあって、他の参加者も多い。撮影の順番待ちでごった返すポイントもあるほど。

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開運橋を押し歩き。急ぎ足の競技中ではあるが、雲のほとんど無い快晴と紅葉の山々、そして眼下の湖が美しい。

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似たような風景の参道で「この写真の場所どこだろうな?」と呟いたら、ライアンが「こっち」と案内する。半信半疑で着いていくと、見本写真通りの場所。「ライアンはマップ見ても細かい日本語判らんし、着いてくるだけやろな」と思っていたが、さすが平日もちょくちょくぶどう坂を上っているだけのことはあって、下手の日本人より詳しい。

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順調なようだが、すでに競技時間の半分を過ぎた。昨年の経験のあるO川さんが、難易度の高い山上や山腹のポイントを回っていると山麓のポイントを回りきれないと提起。この申し出がなければ、山好きの私は上りに挑んでいただろう。残念ではあるが、山麓とボーナスポイントを取りこぼさずに回ることにして、山を下る。山麓の田舎道をアップダウンして平群町のポイントに向かう。

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スタートから一番遠い地点に設けられたボーナスポイントのひとつは、地図に明確な場所が記載されていない。とは言え、店名がわかれば場所は簡単にわかる。とは言え、途中のアップダウンがキツい。

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渋滞している幹線道の一本山手に気持ちのいい道を見つけたなあ、と思っていたら次のポイントまで規格外の激坂。またも街を見下ろす風景。

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さらに三郷町に入る。ここにかつてケーブルカーがあったのは知らなかった。

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山麓とは言えアップダウンが続き、いい加減消耗してくるが必至で引き続ける。このポイントは下から来れば楽だったが、わざわざ一度上って、上からアクセスするルートを取ってしまった。コースリード失敗の巻。さて、早くも残り90分。あと、どれだけ回れるか?

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柏原市に入り、地元出身のI井さんに先導を代わってもらう。激坂の先にある山腹のポイントはパスすることにして、大和川沿いを下っていく。詳細場所が記されていないもうひとつのボーナスポイントも、ドンピシャで到達。

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ここでみかんを頂いた。疲れの溜まってきた身体に染みる味。のんびりしたいところだが、1個だけ頂いて、急ぎ足で出走。

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渋滞気味の道路にもどかしい思いをしながら、必死で進む。ここまでくればスタート&ゴールの八尾空港はすぐ近くに思えるが、O川さんの時間管理だとそろそろ余裕はないとのこと。もう1箇所寄りたいポイントが有ったが割愛し、八尾空港に急ぐことにした。

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ここからはI井さんとライアンが途中でついていけなくなるほどのペースで鬼引きし、一気に八尾空港に。最後の調整用に残しておいた八尾空港敷地内のポイントで撮影したのは、競技終了の15時まで残り18分の時点。

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ここまで来れば、ゴールは目の前。・・・なのだが、空港内を突破できるわけではない。ぐるりと空港を回り込んで、大阪府中部広域防災拠点に戻ってきたのは14:50。何はともあれ、2チームとも無事にゴール。

ゴールしてみれば余裕は10分しかなく、パンクひとつでタイムオーバーになりかねないギリギリのところだった。山上ポイントに寄るどころではなく、平地でももう1箇所回っていれば、確実にアウトだっただろう。

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記念品のバナナやアミノ酸飲料を口にしながら、成績発表を待つ。これだけガチのロードバイク乗りが多いと上位は厳しいだろうが、他の折りたたみ自転車には負けたくない。早そうな折りたたみ車の乗り手に何人か声を掛けてみたが、どうやら我々ほどポイントを回ったチームは無い様だった。

よしよし初参加としてはまずまずだろう、あわよくば昨年のお二人の順位(7位)より上ならいいな、と思いながら他人事で結果発表を聞いた。

「一般6時間の部の表彰を始めます。1位、カラクルIR、26ポイント、238点。2位、カラクルOH、25ポイント183点・・・」
「えっ? ええぇ、ホンマ?」

正直なところ、全くの予想外だった。一緒に回ったのにポイント数や得点が異なることは不思議だったが、約280人も参加者がいるイベントで、CARACLE乗車チームがワン・ツーフィニッシュという結果は、営業担当者として望外の喜びだった。

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メンバーはCARACLE-COZを持って表彰台に上る。私はCOZを折りたたんだ状態で台上に置いた。「あれ、折りたたみやったん・・・」「折りたたみで優勝かいな」といった声が参加者から聞こえてくる。ロードバイクに負けない走行性能を、はっきりした結果で示すことができただろう。

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最後まで晴天に恵まれ、(この時点では)最高の結果で信貴山サイクルロゲイニングは閉幕した。

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当日発表された暫定リザルトでは、3位チームと4ポイント20点の差をつけていた。4人の脚力に大差がなく、2人の参加経験と、私のルート立案、O川さんの時間管理、I井さんの土地勘と終盤の鬼引き、ライアンも上りを引っ張り、ポイントを案内できる土地勘を持っていた。私はいくつかルート選択の失敗があったが、土地勘のあるメンバーの助言で重大な失敗にはならなかった。誰も体調不良やメカトラを起こさず、4人の能力が絶妙に噛み合って最大限の結果を導いたと言える。

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優勝は4人の協力で勝ち取ったもので、全員の功績だと思っていた。ロードレース的に言えば「エースの優勝はチーム全員の優勝」だ。とは言え、撮影担当のO川さんはポイントた得点に差がついたことに責任を感じて、主催者に再確認を依頼していた。

そのせいだけでは無いと思うが、数日後に発表された正式リザルトでは2チームが同点になった。それだけなら喜ばしいことなのだが、3位だったチームが我々の上位に来てしまった。我々2チームは同点2位になったということだ。

最初から2位だったなら喜ばしいことだっただろうが、一度1位と思ってしまうとガッカリ感が半端ではない。家族にも祝ってもらい、社内の朝礼で報告して、報奨の話も出ていただけにバツが悪いこと極まりない。ルール違反を行った参加者が失格や降格するなら理解できるが、全力を尽くした結果が悪い方に変動することは、納得できるものではない。

たくさんの参加者の写真を判定して集計していく作業が大変なことは理解できるし、低額の参加費でこんなに楽しめるイベントを開催してくれている主催者を責めるつもりはないが、本当に残念だ。

それなら、来年は圧倒的な差をつけて文句無しの優勝を勝ち取ってやろう。などというポジティブ発想もしてみたが、今回手を抜いたわけでも、不首尾があったわけでもない。4人の能力が奇跡的に噛み合い、判断材料のない「賭け」の部分も上手く当たった。過去の経験から言っても、チーム競技でこんな理想的な状況は何度も再現できるものではない。恐らくは今年が非常に恵まれており、次回にこれ以上の結果を出すことは正直かなり難しい。できることなら、こうした変動が起きにくい仕組みを考えて欲しいものだ。

■STRAVA

暫定ワン・ツーフィニッシュからの急転直下 [信貴山サイクルロゲイニング2021] | ライド | Strava

■Ride with GPS

暫定ワン・ツーフィニッシュからの急転直下 [信貴山サイクルロゲイニング2021] – でのサイクリング

■CyclemeterGPS

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CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2021/11/14 6:24:45
 自転車完了: 2021/11/14 17:00:35
 バイクタイム: 5:18:19
 停止時間: 5:17:05
 距離: 112.34 km
 平均スピード: 21.18 km/h
 登り: 759 m
 カロリー: 4031 kcal
 平均心拍数: 136 bpm
 最大心拍数: 186 bpm
 平均ペダルペース:  61 rpm
 最高ペダルペース: 136 rpm
 今月の走行距離:  477 km
 今年の走行距離: 7714 km
 先月の走行距離: 1028 km
 昨年の走行距離: 9412 km

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