2021ノリクラ残念記 [鍋谷峠-紀見峠]

一昨年まで19年連続で乗鞍ヒルクライムに参加していたが、コロナ禍により昨年に続いて中止となった。本当なら8月最終の土曜日は乗鞍高原に乗り込んで翌日の出走に備えているはずだが、新型コロナウイルスとの戦いは終りが見えない長期戦になっている。

そんなわけで昨年の「断念記」に続いて今年は「残念記」。来年こそは「乗鞍参戦記」を復活させたいところだ。

今日は少し早く目が覚めてしまい、6:18に出走した。H本さんから鍋谷峠が開通したとの情報をもらっていたので、早速視察に行ってみることにした。2020/1/20日から始まった鍋谷峠の工事による通行止めは同年4/19までの予定だったが、途中の大雨による被害もあって何度も工事期間が延長され、結局1年7ヶ月もの間通行できなかった。先日の偵察では工事期間が8/31までとなっていたが、最後は少し予定が早まり、8/20に開通した模様だ。

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先週まで雨が続いたが、今週はようやく晴天が続いている。幸か不幸か35度前後の暑さも戻ってきて、遅れ馳せの梅雨明けの風情。長雨の間に涼しさに慣れてしまった身には辛い日々が続いている。朝はまだマシだが、今日も暑くなりそうな青空だ。行く手の和泉山脈は少し霞んで、雲を被っているところもあるが、雨雲ではなさそうだ。

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雨が続いて今月は通勤ライドの回数も少なかったせいもあるだろうが、身体が重たく、脚が回らない。調子が上がらないまま上り口の父鬼集落までやってきた。定点観測地点の温度計は25度を表示していたが、点滅していたのは何らかの異常だろうか? ちょっと止まっている間にも何台ものロードバイクが追い越していく。開通したことを知って、早速やってきたのだろう。

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閉鎖されていた旧道入り口のゲートは撤去され、何事もなかったように進入できた。

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上り始めてすぐ、路面が非常にきれいなことに気付いた。ほとんどの舗装がやり直してあり、滑らかで非常に走りやすい。

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すっかり鈍った身体で無茶をする気はなかったので、心拍数160bpm程度でのんびり上り始めたが、途端に数台のロードバイクにぶち抜かれた。何台も追い越されるうちにスイッチが入り、次第にペースと心拍数が上がっていく。そうは言っても抜かれる台数の方が多かったが、数台を抜いて上り続ける。

 

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最後はラストスパートして鍋谷峠にゴール。心拍数192bpmまで追い込んだのは、今年初めてだ。しばらく荒い息が収まらない。今日は40分くらい掛けてのんびり上ろうと思っていたが、28分26秒のタイムは予想以上の出来。身体が重いの、脚が回らないだの言っても、ライバルがいると気合が入ってしまうことと、路面状況が大きく改善して走りやすいことも要因だろう。これは下りも楽になる。

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峠で小休止している間にも、次々と自転車が上ってくる。今日来ている方は開通を待ちわびていた「ガチ」の人が多く、タイムも早い方ばかりのようだ。

私が最後に上ったのは2019年11月なので1年9ヶ月ぶり。20回以上通った年もある最も身近なヒルクライムトレーニングコースというだけでなく、和歌山方面への経路としても使いやすい峠だったので、通行止めの間はとても不便だった。このまま水越峠のように何年も通行止めが続くことを心配していただけに、開通は誠に喜ばしい

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鍋谷峠の後のことを全然考えていなかったが、ここまで来たら久しぶりに和歌山側に下ってみたい。しばらく遠出をしていなかったので、暑さと体力的な不安はあったが時間的にはまだ8時なので余裕はある。久々の鍋谷アタックの高揚感のまま和歌山側に下り始めた。通行止めの前は、和歌山側の方がかなり路面状態が良かったが、今日はすっかり逆転していた。大阪側が良くなりすぎたこともあるが、通行止めの間交通量が減って整備が行き届いていなかったのだろう。路面に亀裂が入っているところもあって、注意が必要だった。

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それでも下界を見下ろせる景観は、和歌山側が圧勝。上ってきたご褒美だ。

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国道480号線バイパスに合流して、かつらぎ町の四郷地区を下っていき、県道125号線に入ってめのこ峠を越え、さらに下っていく。

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平地に降りて、大門口橋で紀の川を渡り、南岸を東に向かう。

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県道13号線(一部国道371号線供用区間あり)やサイクリングロードで紀の川を遡っていく。やはり平地の気温は高いが、追い風で気持ちよく東進することができた。

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橋本高野橋で再び紀の川を渡り、国道371号線バイパスで帰路につく。

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ここからの上りは暑さとの戦い。道幅の広いバイパスは日陰もなく、先の見える直登が辛い。今日は交通量が少ないのが、せめてもの救い。

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紀見峠に上る旧道に入る前にコンビニに立ち寄って飲料を補給してガリガリ君を投入。身体の内側から冷やす。

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食べ進めていくと、スティックになにか書いてある。よく見ると、ガリガリ君で初めて当たりが出た。仲間内のLINEグループで報告したら、「今年の運を使い果たしましたね」とのコメント・・・。

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旧道に入ると日陰が増えるので、少し暑さもマシ。10:30に紀見峠に到達。これで長い上りは最後だが、久々の長距離と暑さですでにかなりへばっている。大阪平野に降りてからの家路を考えるとげんなりする。

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河内長野駅までの下りはまずまず快適だったが、平地に降りるとますます気温が上がり、首肩が痛くて家までのわずか13km程度がかなり苦しかった。なんとか11:38に帰宅。疲れたが、久々の鍋谷峠と80km超ライドは達成感を感じるものだった。

もちろん、乗鞍で感じる達成感とは比べるべくもなく、早く世の中が正常化してくれることを願うばかりだ。

 

■STRAVA


2021ノリクラ残念記 [鍋谷峠-紀見峠] | ライド | Strava

 

■Ride with GPS


2021ノリクラ残念記 [鍋谷峠-紀見峠] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方

 

■CyclemeterGPS

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CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2021/08/28 6:18:36
 自転車完了: 2021/08/28 11:38:06
 バイクタイム: 4:07:04
 停止時間: 1:11:43
 距離: 88.08 km
 平均スピード: 21.39 km/h
 登り: 955 m
 カロリー: 3001 kcal
 平均心拍数: 133 bpm
 最大心拍数: 192 bpm
 平均ペダルペース:  60 rpm
 最高ペダルペース: 142 rpm
 今月の走行距離:  677 km
 今年の走行距離: 5502 km
 先月の走行距離:  775 km
 昨年の走行距離: 9412 km

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