遅ればせの上り初め [千早峠(金剛トンネル)]

引越しで週末ライドを2ヶ月休み、再開後も動けない週があったりで、なかなか以前のように走れない状態が続いている。明日は雨予報だし、今日も用事があるので時間はさほど確保できない。そんな状況下で、昨日からノリクラ(乗鞍ヒルクライム)の参加申込みが始まった。昨年はコロナ禍で開催中止となり、参加費も全額返金とはならなかった。今年も中止の可能性も低くないだろうし、記録更新を目指した走りは一昨年で引退した。高額な参加費を支払って参加する理由は以前ほど大きくない。最近はエントリーせずに乗鞍に赴き、仲間との「同窓会」や周辺のツーリング、自転車無しで観光を楽しむ仲間も増えた。そんなパターンも悪くないか、とも考えていた。

が、いざ参加申込が開始されると、条件反射的にエントリーしてしまった。やはり20年間続けたきたノリクラ習慣はそう簡単に変えられない。

少なくともノリクラを完走できる脚力が必要になったので、今日は手近の峠を上ることにした。周辺の鍋谷峠和泉葛城山牛滝ルート水越峠は引き続き通行止めが続いている模様なので、短時間で戻ってこれる千早峠(金剛トンネル)に上ることにした。

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6:48にTORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)で自宅出走。空は薄曇りでパッとしないが、河内長野駅方面に向かう国道310号線からは行く手の山の稜線がちゃんと見える。数日前の黄砂やPM2.5はかなり薄まったようだ。

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体調はほどほど。好調というほどではないが、まずまず脚は回る。河内長野駅付近でカフェインを注入して、上りに備える。

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上着を脱いで、7:45に石川を渡る諸越橋からアタック開始。考えてみれば、本格的な峠に上るのは今年初めて。一年中峠に登っていた数年前を思うと情けない体たらくだが、これもまた年齢に合わせた楽しみ方だ。

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観心寺手前の温度計は12度の表示。これだけ暖かければ下りもさほど冷えないだろう。

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暖かいこともあってか、今日は非常に自転車乗りが多い。スタート時から前方にロード乗りが1人いて、スタート直後に1人に抜かれたが、久々なので序盤から無理はしない。心拍数を170bpm程度に抑えて、自分の調子を探る。傾斜が緩む区間で強度を落とさないように意識して上り続けるうちに、恐れていたよりは脚が回ることがわかった。

観心寺を過ぎた急傾斜区間でスタート時から前方にいたロード乗りを抜き、スタート直後に抜かれたロード乗りを追いかける。しかしながら、少し追い込んだくらいだと徐々に離されていく。まだまだ序盤だし、追走は諦めてマイペース走行に戻る。

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その後1人に抜かれて2人抜き、なんとかペースを大きく落とさずに上り続けた。最後の集落岩見川のバス停前ではロード乗りが桜と撮影中。私も下りで寄ろう。

岩見川を過ぎると終盤の急傾斜区間に入る。ここで1人に抜かれたが、速度差はさほどなく、程なく追いついた。とは言え、こちらも抜き返してぶっちぎるほどの余裕はない。しばらく後ろについていたら、仲間らしき人が下ってきて、Uターンして先行し始めた。

仲間に引っ張られて彼もペースが上がり、また少し離された。お仲間のが、「次のカーブが最後。曲がったらトンネル見える!」と助言したので彼はさらにペースアップしてラストスパート。

とは言え、最終カーブはまだ2つ先のはず。私もラストスパート気味に少しだけペースを上げたが、峠まで走り続けられるよう全力走はしなかった。さらに離されたが、案の定「あ、ゴメン。まだ先やった」と声が聞こえ、先行者はガクンと失速。

一気に距離が詰まったので、「上に看板が見えたら最後のカーブですよ」と声を掛けながら脇を追い抜いた。徐々にペースを上げて本格的なラストスパートに入ったが、Uターンしてきたお仲間が余裕で私を抜き返して先行し、千早峠(金剛トンネル)に到達。

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軽いアタックのつもりが、最後はスプリント状態で心拍数は久々に190bpmを越えた。タイムは45分44秒。もちろん、自己ベストの43分41秒には遠く及ばないが、3ヶ月以上も峠をご無沙汰していた割には悪くない結果だった。

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今日は非常に多くの自転車乗りとオートバイが、次々と峠に上がってきた。トンネル内でUターンして上り下りを繰り返しているオートバイがいて、私がトンネルの入口で小休止している間にも同じオートバイが、何度もそれなりのスピードでギリギリを通過していき、危険を感じた。ちょっとムッとしたが、私と距離を取って通過した他のオートバイはトンネル内で曲がりきれずに、バックして切り返していた。Uターンの半径を確保するジャマになっているようなので、早々に退散することにした。

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予想外にかなりの汗をかいたので、念のためウィンドブレーカーを持ってきて良かった。上りで見た岩見川の桜で停車して撮影。残念ながら先週末はソメイヨシノが五分咲き程度で、今週末はすで散り始めている。ここまでに足を止めてまで撮影するほどの桜に出会えなかったが、この老木は見ごたえがあった。あとは青空ならきれいな写真になったのだろうが。

河内長野駅の裏手まで下って、石川沿いに少し遠回りをしてみた。週日の仕事中に河内長野の北の方に桜で白くなっている一角が見えたので、あわよくばとの思いがあった。位置的には願昭寺かなあ、と思っていたが麓を通っても山が染まるほどの桜は見当たらない。場所が違うのか、すでに散ってしまったのか、いずれにしてもそれほど時間に余裕がある訳ではないので、素通り。

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その後も先週を越えるほどの桜や春の風景には出会えず、撮影することのないまま10時前には帰宅した。「三日見ぬ間の桜」とは良く言ったもので、2年続けて週末に満開は拝めなかった。ちなみにこの写真は3/31の出勤途上に撮影したもの。今日はこんなアップで撮影したら、花びらの欠けた見苦しい状態になるのが残念だった。

ノリクラが開催されたとしても、今年は撮影しながらのんびり上るつもりだが、最低限の脚力と心肺能力を確保しておかないと標高差1,400mを楽しめない。ここ数年、ゴール後の畳平で高山病と思われる酸欠症状が出ているので、その意味でも心肺能力は鍛えておく必要があるだろう。(一昨年までほどではないが、)中止が早期に決まらない限り、上り主体の走りを積み重ねていくことになるだろう。

■STRAVA

遅ればせの上り初め [千早峠(金剛トンネル)] | ライド | Strava

■Ride with GPS

遅ればせの上り初め [千早峠(金剛トンネル)] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方

■CyclemeterGPS

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CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2021/04/03 6:48:47
 自転車完了: 2021/04/03 9:58:19
 バイクタイム: 2:26:04
 停止時間: 0:43:10
 距離: 55.32 km
 平均スピード: 22.72 km/h
 登り: 661
 カロリー: 1869 kcal
 平均心拍数: 137 bpm
 最大心拍数: 191 bpm
 平均ペダルペース:  65 rpm
 最高ペダルペース: 142 rpm
 今月の走行距離:  109 km
 今年の走行距離: 1826km
 先月の走行距離:  408 km
 昨年の走行距離: 9412 km


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これまでのコメント

  1. […] 最後まで気持ちよく上れたが、タイムは50分47秒。自己ベストの43分41秒にはもちろん、今年の上り初めの45分44秒と比べても大幅に遅い。何のことはない、追い込んでいないから楽なだけだ […]

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