サディステックWAKAYAMA800 [鍋谷峠-紀の川フルーツライン-紀見峠]

服部産業のH本師匠にお誘いを受けたので、今週末も鍋谷峠に向かうことにした。H本師匠のご指導のお蔭で1年ぶりの自己記録更新を果たした先週に続いて今週もといきたいところだが、体調はもうひとつでアプローチから身体が重たく脚が回らない。心拍数もやや高い。

190526_071330国道170号線バイパスを越えて山麓が近付いてきたところで、サイクルショップカワハラダの剛さんに追いつかれ、走りながら二言三言。鍋谷峠に向かうとしばしばお会いするが、今日も鍋谷峠とのこと。「店開けなかんので」と、スパッと先行していかれた。

190526_072516H本師匠はともかく、私は着いていける脚力がないので、自分のペースで先に進む。定点観測地点の父鬼集落の温度計は7:25の時点で19度を表示。数字上は先週より1度低いが、体感的にはすでにかなり暑い。これから先が思いやられる。

いつものごとく製材所前の鍋谷橋からアタック開始。調子が上がらないなりに心拍数を170~175bpmの範囲に収めることを意識して、今回はやや積極的にダンシングを使うようにした。序盤、中盤とこの目標はほぼ達成でき、体感的には少し余裕を感じるほど。しばしば心拍数が175bpmを越えてペースを抑制する展開が続く。

190526_081620先に上って引き返してきたカワハラダの剛さんとすれ違い、終盤は早めにスパートを掛けて最後は心拍数を今季最高の190bpmまで追い込んで8:15頃にゴール。

一見、心拍とペースのコントロールは上手く行ったように思えたし、TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)の調子も悪くなかったが、タイムは26分28秒と先週より1分近く遅くなった。H本師匠によると序盤のペースが大幅に遅かったとのこと。序盤に慎重になり過ぎたことが主原因のようだが、全般を通じて体感的には余裕があった。心拍数値に囚われすぎて追い込みきれなかったのが、もうひとつの原因だ。今日は不調なりに、もうちょっと追い込んでも大丈夫だったのだろう。とは言え、これまでの経験で「体感」がアテにならないことも痛感している。ノリクラ本番は長丁場なので、コントロールはさらに難しい。客観的な数値が他にもあれば参考になるが、パワーメーターにはまだ手が出そうにない。

190526_083550今日は用事のあるので引き返すH本師匠とは、ここでお別れ。私は和歌山側に下った。暑くなりそうなのでためらいもあったが、回復力の向上のために、ロングライドにも取り組んでおきたい。

旧道区間の平集落を見下ろす定点観測点。青空ながらも少し霞んだ夏らしい風景。もっとも湿度はそう高くないので湿気による霞というよりは、光化学スモッグなのだろう。

190526_085047道の駅くしがきの里に立ち寄って、今回もWAKAYAMA800のスタンプをゲット。期間中にリピーターポイントが貯まる10回も訪れる可能性は低いだろうが、通り道なので念のため。

190526_090624明日は仕事だし、どんどん気温の上がる中であまり距離を伸ばすのは怖いので、先週に引き続き紀見峠を越えて帰阪することにした。

農閑期の日曜にだけ開業するラーメン屋がある「めのこ峠」を越えてさらに下っていく。

ついでに道すがらのWAKAYAMA800のスタンプポイントに寄れないかと思ったが、先日メカトラでたどり着けなかった丹生都比賣神社は途中まででもかなりの上りで、ここに寄って午前中に帰宅するのは難しいだろう。

190526_094210ならば、橋本市内の「くにぎ広場」に寄ってみるかと、紀の川沿いに降りて東進。先週と違って今日は追い風気味なので、ひとり旅でも快調に進む。

時間の余裕はあまり無いので、一度訪れた「道の駅紀の川万葉の里」や「柿の郷くどやま」は寄らずに、Googleマップの誘導する「くにぎ広場」への最短コースを進む。岸上橋で紀の川南岸に渡ったのは9:40過ぎ。

学文路190526_094814駅前を過ぎたところで山側に入り、南海電鉄高野線を渡る。ちょうど、観光列車「天空」を繋いだ編成が通過した。上りの一番列車らしい。

190526_095040踏切を越えると、目前にコンクリート舗装の激坂が出現した。かむろ大師に向かうこの道は、それでも車が通れるし、まだまだ余裕。

TORACLE-COZは重量が6.4kgというだけでなく、実はギア比も非常に軽い。700Cに換算するとほぼ1:1のギア比で、激坂も難なく上っていける。

190526_095424かむろ大師まで上ってくると、すでに下界を見下ろすいい景色。道の傾斜と路面状態も一時的に良くなる。明治時代に開創されたお寺はやや俗っぽく感じ、時間もないので素通り。

190526_095546かむろ大師の上には同寺の霊園墓地があるが、その中を上る細道はとんでもない傾斜。写真で確認すると20度はある。道路の勾配として一般的に使用される%表示なら37~38%はある。

くにぎ広場の面する紀の川フルーツラインに上る最短ルートなのだろうが、Googleマップはなかなかサディスティックなルート選んでくれる。

気温が上がる中、汗をポタポタ落としながら激坂区間を通過すると、霊園内の車道に出た。斜面を蛇行しながら上っていく道はアスファルトになって傾斜も落ち着いた。実はGoogleマップは直登する階段を指示していたが、これはさすがに乗って上れない。

190526_100230ようやく紀の川フルーツラインまで上がってくると、紀の川方面を見下ろす絶景。そりゃそうでしょ、あれだけ激坂を登らされれば・・・。

190526_100218ここでひと息かと言うと、目前にはまたもサディスティックな光景。アップダウンを繰り返す直線路が前後のはるか先まで・・・。

190526_100704予想はしていたが気が滅入る。気を取り直して先に進むと幸い一回の上り返しで「くにぎ広場」にたどり着いた。

一番奥のトイレのそばにサイクルラックがあり、紀の川を見下ろす絶景も拝める。そこにチェックポイントが設置されていたので、無事にスタンプをゲット。

190526_101530暑さに耐えかねて、売店でシャーベットと追加の飲料を購入。私の取ったルートは特に過酷だったかもしれないが、どんなルートを使っても、この標高まで自転車で上ってくるのはかなりの苦労を伴うだろう。いはやはとんでもないところにチェックポイントが設けられている。丹生都比賣神社といい、このスタンプラリーを企画した人はサディストに違いない。もしくは、酷道が楽しいマゾヒストか(^_^)。

まあ自転車乗りにはこれを楽しめる人が多いと思うが、うっかり一般人がトライしたりするとクレームになりかねないだろう。こんな参加者を限定するイベントを2回も開催するとは、和歌山県は勇気がある。

もうひとつ近くのチェックポイントを回れないかと思ったが、時刻はすでに10:20。一番近いJR隅田駅でも、寄っていたら昼までに帰れそうにないので、素直に帰宅することにした。

紀見峠に向かうにはフルーツラインを終点まで辿るのが一番の近道。アップダウンの繰り返しを恐れていたが、くにぎ広場から先は上り返しが一回あるだけでほぼ下りだった。・・・というか、激下り。上ってくるロードバイクの集団がいたが、かなりツラそうだった。やっぱりどこからアプローチしても、くにぎ広場は難所だ。

190526_111022フルーツラインの終点の清水交差点を下りの勢いで通過すると道なりに国道371号線バイパスに入り、橋本高野橋を渡って紀の川を渡る。恐らくは30度を超えた暑さの中、バイパスを上って紀見トンネル手前で旧道に入り、紀見峠着は11:10。

昼までの帰宅が厳しくなったが、急ぎ足で先へ進む。河内長野駅付近まで下って国道310号線に入り、12時は過ぎてしまったが自宅の近くまで帰ってきた。

ところが自宅まで1.2kmの地点で後輪に違和感。・・・ここまで来て、パンクだ。たぶん今年初。

この時点のパンクが幸か不幸かわからないが、この場で修理するより押して帰宅する方が早いだろうと、歩いて帰宅した。結局帰宅は12:30頃になってしまった。

最初から不調だったしかなり疲れたが、暑さの中でアップダウンの多い90km超を走れたのはまずまず。これから仕事が忙しくなりそうだし、梅雨もあるのでトレーニングは滞ることが予想される。毎年のことだし、できることをやるしか無いが、無理の利かない中高年にはツラいところだ。

■コースマップ

■#relive

relive190526
Relive ‘190526 サディステックWAKAYAMA800 [鍋谷峠-紀の川フルーツライン-紀見峠]’

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter190526CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/05/26 6:18:23
自転車完了: 2019/05/26 12:29:39
バイクタイム: 4:05:41
停止時間: 2:04:21
距離: 91.06 km
平均スピード: 時速 22.24 km/h
登り: 1093 m
カロリー: 3121 kcal
平均心拍数: 137 bpm
最大心拍数: 190 bpm
平均ペダルペース:  61
最高ペダルペース: 134 pm
今月の走行距離:  743 km
今年の走行距離: 3697 km
先月の走行距離:  760 km
昨年の走行距離: 7965 km

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これまでのコメント

  1. […] なんとか千切れずに終盤に至ったが、すでに体力は限界。峠まであとわずかになっても、ロクにスパートも掛けられない。何とか大きく失速せずに鍋谷峠にゴールしたが、最後に追い込めず、最大心拍数は187bpm止まりだった。肝心のタイムは26分28秒と前回(先々週)よりは43秒短縮し、かなり改善。ベストタイムの25分28秒にはまだ遠いが、タイム悪化に歯止めが掛かった。 […]

  2. […] ゴール後は片足を着いてしばらく自転車から降りることができないほど、息が上がっていた。久しくないほど追い込み、出し切った感は強かったが、タイムは27分11秒と前々回に記録したベストタイムより1分37秒も遅い。これだけ追い込んだのに、前回の26分28秒よりも43秒も遅い。頑張って峠通いを続けているのに、どんどんタイムが悪くなっていく状況は頭が痛い。 […]

  3. […] 売を控えてなかなかに忙しく、昨日も出社していたので週末トレーニングは今日になった。鍋谷峠、和泉葛城山と続いたので、今日は千早峠(金剛トンネル)に上ることにして、6:30にTORACLE-CO […]

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