TORACLE-COZ復活 [ディレイラー交換]

190505_103948先週、先週、丹生都比賣神社への上りで動かなくなったTORACLE-COZのDi2リアディレーラーRD-9070。一気にトップ側に落ちてからはそこから動かず、シフト操作をしてもモーターの唸る音が聞こえるだけ。

管理ソフトE-tubeでも「異常の可能性あり」との判定が下されたが、電動ディレーラーの内部の異常は、ユーザーには手の施しようがない。シマノでもDi2ディレーラー内部の修理は難しいようだ。友人からの借り物だけに頭が痛いところだが、友人は自分も含めた使用期間と走行距離を考えると寿命だろうとの判断だった。逆に謝られてしまい、恐縮。

190512_103745自腹で直ちに用意できるわけでもなく、代替品も友人の予備を貸してもらうことになったのだが、フロントディレーラーもそろそろ寿命が近いだろうとの友人の見立て。ついては、友人宅で前後ディレーラー、そしてチェーンをまとめて交換することになった。

9070シリーズはすでに供給されていない旧モデルのため、現行のR9150シリーズに変わる。まずはフロントディレーラーをFD-9070から、FD-R9150に交換。歯先のクリアランスが前後で微妙に合わないのは、元からだったのかモデルによる微妙な差なのか? FD台座の角度は調整可能なので、そのうち最適化しよう。

190512_104314リアディレーラーはRD-9070から、RD-R9150に交換。Bテンションボルトは最も緩めた状態であることを確認。

190512_111259チェーン長は前後共に最大ギアに掛けてピンと張った状態にプラス1~3リンクが、シマノのマニュアルの推奨長。つまりプラス2リンクが最適長ということだ。

ただし、CARACLE-COZは折りたたみ自転車なので、折りたたみ時の負担を減らすためにシマノ推奨値プラス2リンクが完成車のチェーン長だ。チェーンは2リンク単位でしが長さ調整できないのでピッタリとは行かないが、合計4リンク足して長さを決定(正確にはプラス3.7~3.8リンク程度)。RD-R9150はケージ長が長くなってリア最大30Tに対応していることを考えると、もう少し長めでも良かったかもしれない。接続はシマノ純正のクイックリンクを使用したが、かなり固くてなかなか嵌らなかった。一度嵌れば逆にしっかりした固定力が期待できて安心できる。

190512_112746インデックス調整は少々手間取った。全てのギアでシフトアップ・ダウン共にスムーズに動作するポイントはかなり狭く、Di2システムとハイロー調整ボルト、Bテンションボルトの微調整を繰り返した。

190512_121036納得の行くところまで詰めて、無事にTORACLE-COZは復活した。

上海出張の疲れもあって今週末はトレーニングを中止したが、来週はCOZで走り出せる。いきなり遠出は怖いので、近場で新ディレーラーを試してみよう。

ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。

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これまでのコメント

  1. […] 今週末も昨日は出勤日だったので、トレーニングのチャンスは今日しかない。前後ディレーラーの交換で復活したTORACLE-COZの試走もしておきたいので、イベントは不義理をして鍋谷峠に行 […]

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