社員旅行脱走ライド [余部鉄橋-湯村温泉]

181215_081928今週末は社員旅行(宿泊忘年会)で山陰方面に行くことなった。部外者のいない貸切バスでの移動となれば、多少の(?)融通は効く。こうした機会に折りたたみ自転車CARACLEを使わないのでは、製造メーカーとして説得力がない。というか、自腹を切らずに未走地域を走れるチャンスを逃す手はない(笑)。

181215_082321そんな訳で、出発前にTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)を折りたたんだ。

181215_083154シートポスト上部に黄色いカッティングシートを貼っているし、キズが付くのが嫌だったので、フレームに収めずに抜いて携行することにした。Di2バッテリーが収まっているのでコネクターを外し、ストラップで車体に固定。発売されたばかりのトレバッグCOZ(輪行袋)に収めて、手持ちのショルダーストラップを装着してみた。結果としては、ショルダーストラップはほとんど使用せず、車体を掴んで移動することが多かった。装備品を併せても7kg台前半と思われるので、片手で掴んで簡単に移動できるのだ。

181215_085616今では大阪に3台しかないという2階建てバスに乗り込んで、中国道を西へ向かう。大多数は主事業の精密鈑金事業のスタッフとその家族で、子どもたちは最前列で景色を楽しんでいる。

181215_095145一般的な観光バスのように大きなトランクスペースが無いので、輪行袋は一階席に置かせてもらった。CARACLE-Sに比べるとかなり大きいが、それでも700Cロードバイクに比べれば格段に小さい。

181215_110054師走だというのに道路が空いており、時間調整の寄り道をしながらバスは北西に向かう。三田でしいたけ刈りと昼食。

181215_135338天空の城「竹田城」のそばも通り、朝来のPAからは雪をかぶった山が見えたが、恐らく粟鹿山。頂上に向かう道路が見えて、上ってみたくなる。

路面はほぼ乾いているが、周辺には残雪が目につくようになってきた。いよいよ日本海が近づき、立ち寄ったのは余部鉄橋。

湯村温泉の宿についてから、上山高原にでも上れないかな。などと甘いことを考えていたが、山手は雪も残っているし、時間もそろそろ15:30。日没まで1時間半となれば、少しでも早く出走したい。そこで、ここで「脱走」することにした。

181215_155846「ホントに今から走るん?(ようやるわ)」と声を掛けられながら輪行を解き、出走準備を整える。トイレに行ったりで手間取り、結局出走は16時前。

余部鉄橋は「全長309.4m、橋脚の高さ41.5mで、トレッスル式鉄橋と しては日本一の規模を誇り、山陰本線の名物」とのことで、1986年に列車転落事故が起きたことでも有名な観光スポット。新橋梁ができた今でも鉄橋の一部が保存されている。上に登って見学もしたいところだが、時間がタイトなので泣く泣く出走。ちょうど、バスの出発と同じタイミングになった。

181215_160031181215_160111鉄橋のすぐ前には日本海。海の反対側には余部橋梁の向こうに雪をかぶった山々が見える。

海沿いに余部埼灯台でも見に行きたいところだが、時間もないし、海沿いの道は急勾配もあるかなりの難路らしい。ここは素直に国道178号線旧道を西進する。

181215_161804余部の集落を抜けるとすぐにゆるい上りが始まる。着込んで出走したが、暖まってきたのでウィンドブレーカーを脱いで再出走。ところがカーブを一つ曲がったら、ピークの桃観トンネルが現れた。・・・すぐ下りなら、脱ぐ必用はなかった。

国道178号線旧道の桃観トンネルの隣には、鉄道の桃観トンネルが通っている。最後に開通した山陰本線の難関であったこの区間は、山が海に迫る地形なので海沿いに線路を建設することができず、長大なトンネルを通すか、長大な橋梁を設けるかの選択になったとのこと。結局、長大な余部鉄橋が設けられ、トンネルは短くなったとのことだが、強風に寄る運休が相次ぎ、転落事故も起きた。もう一方の選択肢を選んでいたら、果たしてどうなっていただろうか? 開通が大幅に遅れていたかもしれないし、いいことばかりでは無かっただろうが、想像してみると面白い。

181215_162025桃観トンネルを抜けると、山陰近畿自動車道となっている国道178号線バイパスを見下しながらてひと下り。道なりに進んで現在は県道261号線となる区間に入る辺りから路面に白い泥水が流れており、車体に汚れが飛んでくる。堪りかねてわき道にそれたが、遅ればせなだったようですっかり汚れてしまった。背中への跳ね上げが防げたので、リアマッドガードを付けておいてよかった。

181215_162957久斗川沿いに出たところで16:30。そろそろ薄暗くなってきた。このまま川沿いに進めば、新温泉町の中心地である浜坂。もう一度くらい日本海を拝んでいきたいところだったが、ナイトランはできるだけ避けたいので、内陸の湯村温泉方向へ進路を取る。

181215_163852岸田川を渡り、県道47号線に入って川沿いに遡っていく。このルートはアップダウンもほとんどなく、道もきれいで走りやすい快走ルート。

181215_170008出合橋で国道9号線に入り、ほどなく湯村温泉の入り口に到達。時刻は17:00ちょうど。国道からそれて、温泉街に入っていく。

181215_171333すぐに湯村温泉の源泉が吹き出す荒湯付近に到着。足湯も設けられ、多くの湯治客が訪れていた。

兵庫県北部の日本海にほど近い山中にある湯村温泉は高温で豊富な湯量を誇り、夢千代日記の舞台としても知られている。

先に到着している(はずの)同行者たちもいないかと伺ってみるが、薄暗くなってきたのでよくわからない。

181215_170907ひとまずお宿の朝野家さんに向かい坂をひと上り。宿の方に尋ねてみると、やはりすでに到着していて、多くのメンバーは散策しているとのこと。

181215_171343もう一度荒湯付近に降りて周辺をウロウロしていたら、CARACLE-S 18インチ試作車に乗ったN岡さんが現れた。

他の同行者数人とも再会し、しばらく温泉街の風情を楽しんで、宿に戻った。短時間で距離も短く、日本海を満喫するコースでもなかったが、未走地域を少しでも走れたのは良かった。雪も残る寒さにチタンボルト除去手術を行った大腿骨に悪影響がないか心配だったが、特に痛みがぶり返すようなこともなかった。

181215_180510関西では冬場に、日本海にカニを食べに行くバスツアーが盛んで、「日本海=カニ」の図式が定着している。我々も山陰に来たからには、やはりカニだ。

鍋、焼き、造りとカニ料理だけでも何種類もいただき、美味しいお酒とともに、他にも山海の産物を美味しく頂いた。ビンゴゲームでも珍しく当選し、夕食の後はカラオケと、お約束の忘年会を満喫して気持ちよく就寝。

 

■コースマップ

 

■#relive

relive181215

Relive ‘社内旅行脱走ライド [余部-湯村温泉]’

 

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter181215CyclemeterGPSの記録

スタート: 2018/12/15 15:58:52

自転車完了: 2018/12/15 17:23:16

バイクタイム: 0:51:46

停止時間: 0:30:32

距離: 20.36 km

平均スピード: 時速 23.59 km/h

登り: 195 m

カロリー: 691 kcal

平均心拍数: 142 bpm

最大心拍数: 162 bpm

平均ペダルペース: — rpm

最高ペダルペース: — rpm

今月の走行距離:  318 km

今年の走行距離: 7450 km

先月の走行距離:  390 km

昨年の走行距離: 8853 km

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これまでのコメント

  1. […] 昨日は社員旅行を脱走してちょっとしたライドを楽しんだが、今朝は深酒でだるい身体を引き起こして朝食前の早朝ライドにでかけることにした。朝野家さんが会議室で預かってくれていたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ試作フレーム)を受け取り、出走したのは6:30過ぎ。最低気温は気温2度の予報だったが、やはりかなり寒い。 […]

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