マッドガード検討 [TORACLE-COZ]

少しずつ決戦仕様から遠ざかっているTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)。今日は前々から考えていたマッドガードの検証と検討。6kg台のカーボンミニベロロードにマッドガード? と思われるだろうが、私は基本的に全ての所有自転車にマッドガードを装着している。

天気予報の精度向上と、外出先でもスマホで雨雲レーダーを確認できるようになって、不意の雨に遭うことはずいぶん減った。それでも、遠出をすれば予想外の雨に遭うこともあるし、晴れていても山中では清水などで路面が濡れていることがよくある。マッドガードがあれば、雨上がりに跳ね上げを気にせずにすぐ行動できる。

COZにはさすがに装着するか迷ったが、複数のご購入者から装着できるマッドガードについて質問を受けたこともあり、装着を検討することにした。

180708_162642もっとも簡単に装着できて、スタイル的にも違和感が少なそうなモデルとして白羽の矢を立てたのは台湾のサニーウィル製のQR式マッドガード。TORACLE-Sに装着しているものと同タイプだ。あえて小径車用でなく、700Cにも対応する長めのサイズを選択している。

180708_163638本来はオーソドックスなクロスバイクなどに装着することを想定したもの。色々な意味で特殊なCOZにポン付けできるとは思っていなかったが、台座をあてがってみたところ、リア側は装着自体は簡単にできそう。

180924_103750とは言え、そのまま装着するとステーが長く伸びるので、長めのボルトとスペーサーを組み合わせてプレートをオフセットし、マッドガードを車体に近付けるように工夫した。

180924_103834横から見た際の見栄えはもうひとつだが、機能的には問題のない状態に装着できた。

もちろん、QR式なので晴れた日や折りたたみ時に簡単に外すことができる。

180924_104046問題は前側。本来はフォーククラウンの前側にプレートをボルト止めして、クラウンの下側を通した先にマッドガードを装着するが、COZはクラウンの前後幅が広すぎて、プレートを装着するのは不可能。

180924_104218ではクラウンの後側に装着できないかとも思ったが、フォーククラウンの貫通穴をキャリパーブレーキが塞いでいる。

枕頭ナットが奥深くに沈んでいるので、猛虎四號のようにジルベルトウのナットを用いることもできない。

COZの標準仕様であるダイレクトマウントブレーキに変更すれば、フォーククラウンの貫通穴が空く。長いボルトを用いて後側に装着することはできそうだが、クラウン後面がボルト穴に対して斜めになっているので、カーボン製のクラウンに負担を掛けないか心配。プレートが長く後ろに飛び出すのも美しくない(TORACLE-Sはその状態だが)。何よりデュラエースで揃えるとなると、ダイレクトマウントブレーキの購入費用が高くつく。マッドガードのためにそこまで費用をかけるのか悩むところだ。

前側についてはもうちょっと方法を考えてみよう。

ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。

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これまでのコメント

  1. […] TORACLE-COZのマッドガード検討に続いて、通勤用CARACLE-Sの整備。あと5000km走ることを見据えて、徐々に消耗品を交換している。 […]

  2. […] Tweet Check Share on Tumblr Pocket!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var j=d.createElement("script");j.id=i;j.src="https://widgets.getpocket.com/v1/j/btn.js?v=1";var w=d.getElementById(i);d.body.appendChild(j);}}(document,"pocket-btn-js"); 戦闘的なフォルムに似合わないとは思うが、平時はTORACLE-COZ(CARACLE-COZ試作フレーム)に、リアだけマッドガードを装着している。少々濡れた路面を走っても背中やサドルが汚れないので重宝しているが、既製の台座をそのまま使用すると、機能的には支障ないが少々台座の見栄えが悪い。 フロント側にも装着したいし、そのうち併せて台座を加工しようと思っていたが、日々の忙しさに追われているうちに、1年以上経過してしまった。 ノリクラ決戦用に組み替えるためにマッドガードを台座ごと外した機会に、とりあえずリアだけでも台座を加工してみた。3箇所の曲げ加工が施されてひしゃくのような形状をしていたプレートを途中でぶった切ってエッジを丸め、新たに固定穴を開けた。 シンプルなL字型に加工した台座プレートを、M6サイズの超低頭ボルトとキャリパーブレーキ用の枕頭ナットで装着する。 余計な凸凹をできるだけ抑えた状態で、COZに装着できた。 マッドガードを装着してみたが、以前よりはスッキリして見栄えも良くなっただろう。理想を言えばもう少し上方に装着して、フレーム側のマッドガード兼用ブリッジ(チェーンステイとシートステイをつなぐ部位)の延長線上に持ってきたかった。とは言え、すでにギリギリの位置で切断して穴開けしており、既製台座の加工だとこれが精一杯。 機能的にはこれで充分だが、理想にこだわると最終的に専用の台座を作るしかない。前側はキャリパーブレーキを装着していることもあって、も既製台座では装着が難しい。やはり台座を自作するしか無いのだろうか? ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。 Tweet Check Share on Tumblr Pocket!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var j=d.createElement("script");j.id=i;j.src="https://widgets.getpocket.com/v1/j/btn.js?v=1";var w=d.getElementById(i);d.body.appendChild(j);}}(document,"pocket-btn-js"); […]

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