2025ノリクラ応援記
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乗鞍ヒルクライムの朝は、呑みすぎてちょっと重い頭で明けた。私は出場しないので気楽なものだが、参加する仲間たちと5時前には食堂に集まった。
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何度もお代わりする仲間も多いが、私はそこまでの食欲がなく、茶碗一杯のご飯とおかずを残さずに食べるのが精一杯。まあ、これは出場していたころも同じで、食べ過ぎると上りで苦しい。
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一応出走の準備をして6時頃に外に出ると、仲間たちが三々五々準備を進めている。出走時間帯がそれぞれ違うので、めいめいでペースが違う。
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多くのメンバーは参加することに意義があるという姿勢だが、本気で挑んでいる一部のメンバーはローラー台でアップする体制。年代別クラスに出場するなら条件は同じなので、順位を狙うなら何歳になっても取り組める。
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見上げる乗鞍岳は、雲一つない青空の下に雄姿を誇っている。これほど雨の心配が無い年も珍しい。基本的に参加者にとっては嬉しいことだが、一部の参加者は止める理由が無くなって文句を言っている(笑)。
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寿家さんをバックにしたこの光景も今年が最後と思うと寂しいものだ。気がつけば我々も50歳代が中心になり、寿家さんのご主人や女将さんも宿の維持が難しい年齢になってしまった。
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時代の流れを感じると言えば、今年は友人がドローンを持参した。寿家さんのある番所はドローン規制の範囲外とのこと。
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障害物の一切無い上空から撮影した乗鞍岳は見事だ。今日は風も弱いので撮影しやすかったらしい。
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むらよしさんは今年もフラットハンドルのCARACLE-S標準仕様で出場。毎年これでロードバイクを次々抜き去っているし、カーボン製でドロップハンドルのCARACLE-COZに乗る私より遥かに速かった。
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A本は私と同じく応援組だが、今回はディスクブレーキ化とフロント変速ダブル化を施した魔改造CARACLE-S初代(2015)モデルを持ってきた。
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自分で削り出したオフセット金具を介して、先端をカットしたフロントディレイラーを装着し、フロントダブルと折りたたみを両立しているが、「良い子がマネをしたらどうするんですか」という、メーカーとしてはとてもマネできない仕様(笑)。ディスクブレーキ化もそれを想定した設計や検証を行っているわけではないので、メーカーとしてはお勧めできないが、いずれ純正ディスクブレーキモデルが登場することは間違いない。ただし、重量増やサイズ増大、そしてコストアップが避けられない。当分はリムブレーキモデルも併売することになるだろう。いずれにしても数年以上先の話だ。
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6:30くらいから仲間たちが小グループに別れて出走していき、スタート地点に向かった。
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いがやスキー場跡のつづら折り区間はかなりの激坂だが、出場者のスタート地点が私のゴール地点なので、脚力を出ししみする必要はない。はあはあ言いながらペースを上げ何組かの仲間を追い抜いた。
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つづら折り区間を上った乗鞍BASE(いがやレクリエーションランド)の端によさそうな撮影ポイントを見つけて仲間を待ち受けた。後ろ姿にはなるが、乗鞍岳を背景に撮影できる。
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仲間を見送ってから私もTORACLE-COZ2を撮影。今日は本当に雲一つ無く素晴らしい青空だ。
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再び仲間を追い越しながら撮影していく。当然ながら出場者はウォーミングアップ程度の走りで、私のように必死で走っている人はいない。
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上高地乗鞍スーパー林道にぶつかる丁字路で、最後まで追いつけなかったmasaさんが待っていた。ある程度の仲間が集まったところでスタート受付地点の乗鞍観光センターに向かう。
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観光センターに到着すると仲間は出場者入口のある北側に自転車を押していく。
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閉鎖されて今日の午前中は出場者専用の県道84号線(エコーライン)の向こうに乗鞍岳と、スタート時間の近い出場者が固まっているのが見える。
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まるで出場するかのようなTORACLE-COZ2と乗鞍岳の写真(笑)。
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会場に入って並んでいる仲間たちに声を掛ける。毎度のごとくアミノバイタルをもらって、徐々に近づくスタートを待っている。
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仲間の多い56~60歳のスタートまで15分ほどになったので、スタートの少し先で待ち構えることにした。
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ゴールゲート直後の計測開始ライン。多くの参加者はスタート時間帯に入った途端にスタートしていくが、15分の間にスタートすればタイムを計測してもらえるので、以前のようにスタート地点が殺気立つことはない。遅れてスタートしたほうが乗鞍ガールにしっかり応援してもらえる?
スタートの少し先のカーブでA本がカメラを構えていたので、私はさらに先の沿道に陣取った。7:30に56~60歳のスタート時間帯に入ると、まずは本気の先頭グループが通過していき、続いて仲間たちが次々とやって来た。
仲間たちの出走を見送り、徒歩の私は観光センターまで戻った。8:15に最後の8000番台のスタート開始。最後の参加者が8:27頃に出走していった。
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8:30には正式に出走時間終了。すると、30秒も経たずに回収車が走り出した。体調不良で走れなくなる参加者もいるかもしれないので、そうのんびりとしてもいられないのだろうが、こんなにすぐに追いかけていくとは思わなかった。すぐ後ろに回収車がいるとプレッシャーはかなりきついだろう。
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全出走者と回収者を見送ってから、CARACLE-S連れで撮影していたA本も戻ってきた。自転車で逆走は参加者と紛らわしく危険だからということだろう。十数年前だったろうか、途中で上ることを断念した参加者が逆走して、危険だと炎上していたことがあった。
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見送り組のN田さんとS本さんの自転車は、いずれもフルマッドガードのツーリング車。S本さんは大会に参加はしていないが一足先に乗鞍入し、一昨日に山頂の畳平まで上っている。
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見送り組のうち4人で寿家さんに戻ることになり、珍しく自転車道を走ってみた。以前ちょっと走ってみたことがあるが、幅が狭く路面が荒れた箇所も多いため、もっぱら車道を走るようになっていた。上高地乗鞍スーパー林道と並走するルートから離れて東に向かうと、林間を下っていく自然豊かなルートで、後ろを走るS本さんの自転車を撮影すれば「そのままニューサイ(休刊となったNewCycling誌)の表紙に使えますね」なんて話していたが、暗い林間では明るさが足りずブレブレだった。
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なぜかサイクリングロードに階段と、「降りて下さい」の看板。スロープを押し歩きで下る。全員、歩けるシューズ(SPDまたはフラットペダル)で良かった。
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乗鞍BASE(いがやレクリエーションランド)近辺で車道に出た。一ノ瀬園地と県道84号線に向かうサイクリングロードと交差したが、方向が違うので車道で番所の宿まで下った。あちこちで蕎麦畑に白い花が咲いている。
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9時前には寿家さんに戻り、あとは出場者の帰りをのんびり待つ。
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ヨメさんと東京に帰る娘はウチの車で松本駅まで行くために、10時過ぎに寿家さんを失礼した。寿家さんのおカミさんや、仲間たちがわざわざ見送ってくれた。友人はドローンを飛ばして空猿。
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ひと足先に去っていく車の後ろの乗鞍岳に、少し雲が掛かりだした。仲間たちは山頂の景色を楽しめているだろうか?
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昼前から、出場した仲間たちが三々五々帰ってきた。下から見ると雲がかかっているのが気がかりだったが、乗鞍遠岳の上の方からの眺望は良く、下りでウィンドブレーカーを羽織る必要も無いくらい暖かかったそうだ。昨年も出場はしなかったが雨が降る前に脱出しようと(結局ずぶ濡れになったが)、朝早く寿家さんを失礼したので、出場者を出迎えるのは初めてだ。みんな、いい顔だ。
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むらよしさんは1時間30分を数秒越えてしまい残念だったとのことだが、フラットハンドルのCARACLE-S標準仕様でこのタイムはすごいことだ。
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先を急ぐ一部のメンバーは、早々に出発したが、ほとんどのメンバーは昼食を摂ってから寿家さん最後の記念撮影に臨んだ。最初にお世話になった頃を思えば、我々もだが、おカミさんもすっかりお歳を召されて、時の移ろいを実感させられた。思い出の尽きない定宿の閉業は寂しく、残念な限りで、今年はひとまずの区切りとなった。来年は新しい拠点を定めて、また皆で集まるつもりだが、まだ確実な保証のない状態なので不安はある。最近はヒルクライムからツーリングに重心が移ってきているが、乗鞍はこのブログの主題でもあり、乗鞍遠征記を続けていきたいものだ。
■STRAVA
■Ride with GPS
■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2025/08/31 6:35:31
自転車完了: 2025/08/31 8:56:42
バイクタイム: 0:30:53
停止時間: 1:50:18
距離: 9.42 km
平均スピード: 18.29 km/h
登り: 169 m
カロリー: 341 kcal
平均心拍数: 124 bpm
最大心拍数: 168 bpm
平均ペダルペース: 42 rpm
最高ペダルペース: 121 rpm
今月の走行距離: 799 km
今年の走行距離: 5426 km
先月の走行距離: 874 km
昨年の走行距離: 7989 km
■本日のフォトアルバム
250830_2025乗鞍応援記 – 写真共有サイト「フォト蔵」
※本ブログ、及び下記のフォトアルバム(フォト蔵)に掲載の画像に差し障りがありましたら、ご遠慮なくお知らせください。速やかに対処します。


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