沖縄社員旅行脱走ライド1日目 [美ら海水族館-古宇利大橋-羽地ダム]

今日から3日間はテック・ワンの設立30周年記念社員研修(?)旅行。自転車事業はまだまだマイナーだが、主事業の金属加工は86年前に創業し、法人設立から30周年を迎える。主事業の仕事が落ち着くこの時期に開催されたが、自転車事業はCARACLE-S新世代モデルの発売を控えて大忙し。直前まで居残るか迷ったが、上司やスタッフの協力で何とか参加することができた。

行き先は沖縄。となれば、容易に飛行機に載せられるCARACLE-Sアピールの場として活用しない手はない。当初はCARACLEシリーズ9台を持参して、初日に主事業スタッフを含む希望者でツーリングを行う予定だった。ところが、(私のせいではないと思いたいが)数日前の天気予報は3日間とも雨(^_^;)。次第に好転して2日目以降はまずまずの天気になってきたが、初日の雨予報は最後まで消えなかった。

やむなく、集団ツーリングは断念。私だけが2日目以降の天候回復を願ってTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)を携行した。

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TORACLE-Sを収めたスーツケースとともに、早朝の関西空港に集合。これまで海外にCARACLE-Sを携行する場合はフラットハンドル仕様のものを選択していたが、今回ドロップハンドル化したCARACLE-Sでも市販のスーツケースに収納した。ちょっと折りたたみの手間は掛かるし、大きなデュアルコントロールレバーではなく、コンパクトなブレーキレバーとシフトレバーを分離して装着したり、余分なコラムをカットしたり、という工夫は必要だが、ポジションの多様性があるドロップハンドルならストレス無く上りでも長距離でも走れる。

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TORACLE-Sとヘルメットやバッグなどの装備品を収めたスーツケースをチェックインカウンターに預ける。スターアライアンスグループは自転車の輸送に厳しく、別途X線検査が必要だったり少し手間は掛かったが、サスペンションも非密閉構造の航空輸送対応型に交換してあるので、問題なく預かってもらえた。

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これで安心して沖縄へひとっ飛び。奄美大島までは行ったことがあるし、さらに向こうの台湾には十数回飛んでいるが、実は沖縄は初めて。これで未踏の都道府県は秋田だけになった。降り立った那覇空港は、やはり雨。

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無事にTORACLE-Sを回収し、従業員とその家族、総勢三十数名で貸切バスに乗り込んで、沖縄本島を北上。名護市で昼食にソーキそばを頂いて、でかいカタツムリに驚いたりしている間に雨の止み間が増えてきた。雨雲レーダーを見ると、沖縄本島をだけ雲が切れているが、周囲は雨雲が囲んでいる。

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美ら海水族館に着く頃には、雲の合間にちらほら青空も覗くようになってきた。水族館を見学しながら検討し、次の雨雲はギリギリ沖縄本島を避けて通過すると期待して、ここから走ることにした。

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早めに見学を切り上げてバスに戻り、スーツケースからTORACLE-Sを取り出し組み立てる。航空輸送のためタイヤの空気を抜いていたので、CO2カートリッジで一気に注入。ちなみに、CO2カートリッジは韓国系以外のほとんどの航空会社に持ち込みできる。

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TORACLE-S組み立て完了。気温と湿度が高く、組み立てるだけでも汗が吹き出してくる。15:25、ぼちぼち戻ってきている仲間たちに見送られて出走した。まずは、仲間がバスで向かう古宇利大橋を目指して国道505号線を東へ。最初のうちはポジションの微調整で一時停車したりともたついたが、下り基調と強力な追い風で快調に飛ばす。

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15:55頃、今帰仁村役場付近で仲間のバスに追い抜かれた。その際に上司が私の姿を撮影してくれた。しばらく信号で追いつたりしていたが、ここで結構急な上り坂が現れ、一気に離された。上りきったところで左折して県道248線に入る。

190614_160944屋我地島に渡るワルミ大橋は2000トン級の船舶を通すために、海面から40m近い高さとのこと。これから向かう古宇利大橋がエメラルドグリーンの海の上に見下ろせた。

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県道110号線に左折して下っていき、さらに247号線に左折すると古宇利大橋のたもとに到達。晴れ間も増えてきたが追い風気味の強風が吹き荒れていて自転車が振られる。絶景ポイントとして有名だがハンドルを取られないように集中せねばならず、走りながら景色を楽しむ余裕がない。

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中間の一番高いところにテラスがあったので一時停車して撮影。後で見ればきれいなエメラルドグリーンの海に伸びる真っ直ぐな橋はなかなかの絶景だが、壁にしっかり立てかけたはずのTORACLE-Sが倒されたりと、この時は風に抗うのに必死。

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ようやくのことで橋を渡り切り、16:30頃仲間のバスと出会うことができた。強風と雲行きに不安はあったがこの先も宿泊地まで自走することにして、バスの出発を見送った。

古宇利島を一周することも考えていたが、この強風と時間を考えると最短距離で宿泊地に向かった方が良さそうなので、早々に出走した。

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ちょうど日差しも出て、写真で見るといいロケーション。とは言え、向かい風となる復路は往路より更に厳しい。途中でへたりこんでいるレンタサイクルの家族連れもいたが、吹きさらしで回復もままならないだろう。不慣れな人は遭難しかねない過酷さだった。

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我地島に戻って県道110号線を東進。やはり向かい風で、ペースが上がらない。ジリジリと地道に前に進み、羽地内海の反対側で奥武島に渡り、さらに沖縄本島に渡る。

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宿泊地に向かうには沖縄本島を横断する必要があるので、距離が短く標高差も少なめの羽地ダムに進路を取った。上り坂になる頃には山に遮られて風もマシになってきたが、代わりに雲行きが再び怪しくなってきた。

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ひと上りしてダム湖沿いを走り初めた頃に、雨がぱらついてきた。せっかくの景観を楽しむ余裕もなく、先を急ぐ。

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ダム湖沿いはかなりの傾斜のアップダウンが連続し、なかなかペースが上がらない。ようやく南岸に向かって下り始めた頃には路面はびしょびしょで、TORACLE-Sが汚れていくのが憂鬱。それでも、強い雨雲は少し前に過ぎたようで、ずぶ濡れになるほどの雨に遭わずに済んだ。

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平坦路まで降りてくると、雨はほぼ上がり、道端の木々が水中から生えていた。大浦マングローブ林だ。

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大浦湾まで来ればあと少し。ようやく景色を楽しむ余裕も出てきた。

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最後にひと上りして、18:20過ぎに本日の宿泊地カヌチャリゾートに到着。沖縄は日の入りが遅いのでそれほど心配はしていなかったが、本降りの雨に遭わずに明るいうちに到着できたのでホッとした。もっとも、入り口から宿泊棟までも結構距離があり、再び雨が降り出したのでちょっと焦った。

今日は風と雨に祟られ、起伏も結構厳しかった。結果としては大勢で走らなくて正解だった。私はこんなコンディションでもそこそ楽しめるが、多くの人には辛いだけだろうし、危険も高まる。

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TORACLE-Sを拭いて水気を取り、シャワーを浴びて汗と泥を落として、少し遅刻して夕食会場へ。バーベキューとオリオンビールと泡盛をたらふく頂いて、沖縄1日目の夜は更けていった。

■コースマップ

■#relive

relive190614
Relive ‘沖縄社員旅行脱走ライド1日目 [美ら海水族館-古宇利大橋-羽地ダム]’

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter190614CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/06/14 15:25:31
自転車完了: 2019/06/14 18:53:45
バイクタイム: 2:08:11
停止時間: 1:19:57
距離: 22.78 km
平均スピード: 時速 22.78 km/h
登り: 291 m
カロリー: 1371 kcal
平均心拍数: 124 bpm
最大心拍数: 165 bpm
平均ペダルペース: — rpm
最高ペダルペース: — rpm
今月の走行距離:  417 km
今年の走行距離: 4221 km
先月の走行距離:  850 km
昨年の走行距離: 7965 km

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これまでのコメント

  1. […] 羽地内海の島巡りや八重岳のヒルクライム、そして瀬長島の夕陽と沖縄でも自転車活動に勤しんできたが、3日目の今日はいよいよ最終日。自由時間は少ないが、早朝にホテル周辺を散走 […]

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