日本インドネシア交流サイクリングイベント [GOWES Relationship in NARA]

先週末は仕事でアーバンバイクロア大阪に出展していたので、トレーニングライドはできなかった。昨日は久々の土曜休でいい天気だったが、疲れも溜まっていたし散髪やら期日前投票やら自転車の整備やら諸々のヤボ用と今日の準備で過ごした。

今日も仕事絡みなのだが、インドネシア人サイクリストとの交流イベント、GOWES Relationship in NARAにレンタルバイクとしてCARACLE-Sを貸し出し出すことになった。「良かったら一緒に走りませんか?」と誘われ、私もライドに加わることになった。

190407_070712車にCARACLEシリーズを9台載せて奈良に向かって出発した直後に、CARACLE-COZに乗った自転車乗りを発見。信号待ちのタイミングで窓を開けて、「おはようございます!」と声をかけてみたが、前後に車がいるので真横に停車できず、気付いてもらえなかったのが残念。

190407_075332集合場所である奈良健康ランドに到着したのは8時前。同ランドの駐車場には自転車乗りの休憩、集合場所に使える奈良バイクステーションが設けられているが、今回はここを拠点にイベントを開催する。すでにスタッフのみなさんが準備を始めていた。

私も貸出し用のCARACLE-Sや、試乗・展示用のCARACLE-COZ、そして私が上司の乗るCARACLE-COZを再チェックしながら準備していると、興味を持った方から色々声を掛けられる。CARACLE-Sの小ささやCARACLE-COZの軽さに対するこポジティブな評価を聞くのも嬉しいことだが、なんと関係者の中にもCARACLE-COZのオーナーがいた。今日はイベント開始前から2台のCOZを拝見するさ幸先の良い出だし。この方は、前フォークを交換してディスクブレーキ化されていた。「いじる(改造する)度に重くなる」というコメントは、販売状態の完成車がすでに限界まで軽量化されている証明だと言えるだろう。

190407_0837246:30頃からスタッフミーティング。私にもお呼びがかかり、5つある小グループのサブリーダーに任命された。運営に協力する旨は申し出ていたので、謹んで拝命。

190407_0956489時ごろから参加者も集まりだし、レンタサイクルを申し込んでいた参加者に、CARACLE-Sを貸し出していく。スポーツ車未経験の方が多かったので、サドル高などのフィッティングとブレーキや変速の説明していくが、インドネシア人の参加者も日本が達者な方ばかりで助かった。

190407_10051010:00から開会式。MCアケさんが軽妙なトークで盛り上げる。参加者とスタッフ合わせて総勢40数人の参加者は、主に関西在住のインドネシア人と日本人が半々くらい。

近年、インドネシアでは自転車ブームになっており、POLYGON という同国製自転車は、輸入代理店の新家工業を通じて日本でも販売されている。同社の内藤さんも今回のイベントに参加している。

190407_102606コース説明、安全への諸注意などの後、記念撮影をして出走! と、思ったら、走り出せないCARACLE-S貸出車が・・・。

どうやら、借りたCARACLE-Sが他のものと入れ違い、サドルの高さが合わなかったようだ。親切心で他の参加者がサドル高を変えようとしたが、CARACLE-Sの構造を知らずに無理に操作して、シートクランプを壊してしまったようだ。慌てて未貸出のCARACLE-Sからパーツを抜き取って、交換。参加できない方がいて、1台余っていたのが幸いだった。

気を取り直して出走し、国道24号線を南へ向かう。私がグループの先導をすることになったが、もちろん試走はしていない。地図ももらったし、コースはiPhoneに入力したし、前のグループもいるし、大丈夫だろうと思っていた。ところが、先行した他のグループもタイヤがバーストしたり、メカトラで次々止まっている。トラブルがCARACLE-Sだけでなくホッとしたが、いつの間にか全グループの先頭に(^_^;)。

190407_105030南下1.5km足らずで左折して県道36号線に入り、ほどなく第一の花見ポイント。大和川沿いの桜並木は7~8分咲きといったところか。ポカポカした日和に青空、そして流れる川の風景の中で日本らしい桜の風情。インドネシア人の自転車乗りたちにも、楽しんでもらえたようだ。

右はインドネシア側のまとめ役にして、私のグループのリーダーであるAsriyadi(アディ)さん。190407_104844

今回は私以外に上司とその家族も参加している。私のTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)と、上司の乗るCARACLE-COZフラット仕様試作車、上司の奥さんが乗るCARACLE-S LITE(18インチ)試作車で記念撮影。CARACLEシリーズの試作車3台揃い踏み(^_^;)。

190407_111928しばらくは田園風景の中をさらに東進。三味田交差点で右折して国道169号線を南下していく。

交通量が増えて少し走りづらいが、順調に進んで11:30頃天理市トレイルセンターに到着。

190407_114624山の辺の道沿いの情報提供、休憩施設だが、2年前のリニューアルを機にバイクラックやシャワー施設が設けられ、食事もできる。周辺は桜を始めとする花がいっぱいで、芝生広場でお弁当を広げた。

今日初めてお会いする方が多いが、和気あいあいと会話が進む。インドネシアの地理、風土、風習など、興味深い話を伺った。日本人参加者もユニークな方が多く、普段は忍者をしているという女性も!

190407_121458聞くと、奈良市内のミ・ナーラに内にある忍者と金魚のテーマパーク『奈良祭都』で働いているとのこと。くノ一(女忍者)とは、かなり意表を突かれました(^_^;)。

食後はすぐ隣りにある長岳寺の山門前の桜が見事だったので、TORACLEを持ってきて撮影。

すっかりのんびりしてしまったが、12:30頃再出走。出だしで順番が混乱してしまい、MCアケさんに頼まれてグループから離れて全体の先頭を引っ張ることになってしまった。

190407_124132引き続き国道169号線を南下していくが、交通量が多いので気を使う。コースを間違わないよう一定ペースで走るよう心がけたが、試走していないので冷や汗モノ。

インドネシア人は道端の石材屋のカエルに注目。これが日本らしさかどうかは疑問だが。

190407_124454桜井市に入り、大神神社の巨大な鳥居が左手に見えてくる。

190407_124500時間が押しているので残念ながら立ち寄らずに素通り。鳥居を大きさに感嘆していた参加者は残念そうだ。

190407_131226安倍木材団地2丁目交差点から西進するが、後と間が空いてしまったので、はぐれないように交差点で待機。その間にコンビニで小休止した参加者はアイスを食べるほどの暖かさになってきた、私も長袖インナーを脱いで半袖ジャージに。

190407_132910今まで追い風気味だったが、ここからは向かい風。それでもちょっと頑張って西進3kmで藤原京跡に到着。時刻は13:30頃。

入り口には「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」という百人一首で有名な持統天皇の句碑が建っている。

190407_132958この句碑のと地点からは押し歩き、醍醐池の東側を北に向かって歩いていくと桜並木が続いている。その向こう、醍醐池の北側に広がる風景に息を呑んだ、

190407_133444広大な菜の花畑の周りを桜並木が取り囲み、黄色と桜色の見事なコントラスト。加えて上空の青空と背景の耳成山が、俗世間離れした美しい風景を作り出していた。

なるほど、ここが今日のメインと言われていただけのことはある。天候に恵まれたのはとても幸運なことだった。

190407_134400参加者もみんな「すごいね」とつぶやき、あちこちに散らばって、散策や記念撮影に夢中になっていた。

190407_135246これは宣伝写真に使える! と、私もあちこちでCARACLEシリーズを撮影し回った。

190407_135308惜しむらくは、現行販売モデルでない試作車や改造車ばかりなこと。・・・と思っていたら、CARACLE-S貸出車を携えた綺麗所お二人が登場。すかさず、撮影に協力していただいた。

190407_135502我々以外も大勢の花見客が訪れていたが、なんとウェディングドレス姿の女性まで。どうやら外国人カップルのようだったが、日本人でもなかなか拝めない素晴らしい風景の中での写真はいい思い出になるだろう。

190407_141220今回は撮影係として(文字通り)走り回っている花田さんが、私や上司の息子さんをモデルにして撮影してくれた。私も便乗して上司の息子さんを撮影。彼はジュニアMTBで参加しているが、この場はCARACLE-COZフラット仕様車を持ってもらい、パチリ。

190407_141121_H094ちなみに、花田さんの撮影したうちの一枚がこちら。同じ場所で撮っても私とは全然違う、見事な構図の写真だ。CARACLE-S貸出車を携えているのは、例のくノ一さん。

190407_143746結局、約45分も藤原京跡の風景を楽しんで、14:15頃やっと再出走。また私が先頭を引いて、耳成山近くまで北上。横大路を西進し、さらに飛鳥川沿いの自転車に入る。心配していた向かい風もさほどではなく、コース後半は、自転車道沿いに断続的に続く桜並木を楽しみながら北上していく。

190407_145206約30分走り、後方確認のために県営福祉パークで停車した。トイレに行きたい人は行ってもらうが、後のグループが着いてきていることか確認できたらすぐ再出走するつもりだった。が、全員集合の記念撮影が始まってしまい、またものんびりしてしまった。

190407_150046それでも10分ほどで再出走し、北上を続ける。残念ながら、快適な川沿いコースはこの画像辺りまで。

終盤は国道24号線に横滑りして、さらに北上する。スポーツ走行の経験のない参加者でも無理なく走れる20km/h前後で先導していたが、交通量の多い中をゆっくり走るのは結構辛かった。

190407_153344験の少ない参加者はもっと辛かっただろうが、15:30過ぎに無事に奈良健康ランドに帰ってきた。予想していなかったことだが、後半は全体の先導をすることになったので、大過なく全員無事で帰ってこられてやれやれ。

190407_153650CARACLE-S貸出車も初っ端のトラブル以降は、大きな問題がなかったようでホッとした。

参加者もスタッフも今日見た風景の話に盛り上がるが、これで終わりではない。

190407_161156奈良健康ランドの裏手での桜並木で、お花見パーティーの開催だ。呑兵衛としてはアルコールがないのが残念だが、インドネシア人の大多数を占めるイスラム教徒は飲酒が禁止されているし、私も帰路があるのでどちらにしても呑めない。

基本的には日本のパーティーでよく出る料理類をバイキング形式で取っていくのだが、豚肉を使っているものはその旨表示されている。これも豚肉が禁忌であるイスラム教徒への配慮だ。

ワイワイと今日の走りやインドネシアと日本の違いについて、話が盛り上がる。前述の通りインドネシアはスポーツ自転車ブームだが、中国系の人はほとんど乗らないとのこと。私はマレーシアの自転車乗りとも交流の経験があるが、そちらでは自転車乗りは中国系の方が中心で、酒宴も盛んだった。隣国でも事情は違うところが面白い。いつか、インドネシアやマレーシアを走ってみたい思いが募るパーティーだった。

190407_165926パーティーの最後に抽選会で盛り上がる。スタッフ扱いの私は抽選対象外だが、一般参加の上司の息子さんも当選してサイクルソックスをゲット。

190407_17360617:30頃、パーティーはお開き。数日前までは降水確率の高い天気予報だったので心配していたが、結局は南国出身のインドネシア人が凍える心配のない暖かい(暑い?)気温に加え、一日中晴天で最後に夕日も拝めた。

190407_174004最後に記念撮影をして、主催者と今回多大な協力を頂いた奈良健康ランドの担当者のスピーチの後、解散となった。

未経験者でも楽しめるほぼ平坦なコースと、見事に桜の盛りに開催だったので、日本・インドネシアどちらの参加者にも満足度の高いイベントだっただろう。機会があれば、今後もこんな国際交流+自転車イベントに協力していきたい。

■コースマップ

■#relive

relive190407
Relive ‘日本インドネシア交流サイクリングイベント [GOWES Relationship in NARA]’

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter190407CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2019/04/07 10:35:14
 自転車完了: 2019/04/07 15:34:49
 バイクタイム: 1:58:56
 停止時間: 3:00:28
 距離: 33.07 km
 平均スピード: 時速 16.68 km/h
 登り: 60 m
 カロリー: 653 kcal
 平均心拍数:  90 bpm
 最大心拍数: 128 bpm
 平均ペダルペース:  42 rpm
 最高ペダルペース: 128 rpm
 今月の走行距離:  189 km
 今年の走行距離: 2383 km
 先月の走行距離:  787 km
 昨年の走行距離: 7965 km

■本日のフォトアルバム

※本ブログ、及び上記のフォトアルバム(フォト蔵)に掲載の画像に差し障りがありましたら、ご遠慮なくお知らせください。速やかに対処します。

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