奥和泉ルート開拓ポタ [神於山HC]

今年のレース活動はスズカエンデューロで終わり、イベント参加も先週の大和川サイクリング倶楽部が恐らく最後。公私入り混じったな自転車三昧の日々も一段落だ。それでも習慣(惰性?)で週末トレーニングに出ようと思っていたが、近所の友人は明日の関西シクロクロス第6戦烏丸半島に出場のためご一緒できず。

そんな時に息子の野球の試合があるとのことで、たまには応援に行くことにした。少年野球のチームに入っていたころは年に数回は応援に行っていたが、私の職が変わってなかなか余裕がなかったのと、中学校の野球部に入ってからしばらくは試合に出られないこともあって、応援もご無沙汰していた。

171223_093508_0412年生も後半になり、出場機会も増えてきた。今日の第一試合はスタメンだったが、2打席のいずれも凡退で、守備でもセンターにボールが飛んでくることがなく、攻守ともにイイところなし。しかも試合はサヨナラ負け(^_^;)。

なかなか機会を作れないだけに残念だったが、(体格だけは?)成長した息子の様子は感慨深かった。週末も自転車に取り組むのは半分仕事とは言え、ここ数年家族との交流が激減していることを反省した。

反省したという舌の根も乾かないうちになんだが、帰宅後懲りずにTORACLE(CARACLE-S改)で出走(アカンわ、このおっさん)。今日は寒さが緩んでポカポカ陽気なことに加え、ひと仕事挟んでの出走で気が緩み、おまけに心拍センサーを忘れてしまい、やる気が湧いてこない。朝一番のピンと張り詰めた空気の中に走り出してこそ、気合も入るというものだ。

171223_121535加えて11時過ぎての出走とあって、空腹のせいか脚に力が入らない。行先もはっきり決まらないまま、とりあえず和泉山脈に向かってだらだら走りながら、昼食どころを探す。消化の良いうどん屋が最善だが道中に見当たらず、12時近くになったので河内らーめん喜神で醤油とんこつラーメンをいただいた。お味はまずまずだったが、ちょっと出てくるまでに時間がかかった。

エネルギー補給をして元気が出るかと思ったが、相変わらず脚が重く、どうにも調子が上がらない。国道170号線旧道に出て西進しつつルートを考えていたが、今日の調子では牛滝から和泉葛城山に上るのも楽しくなさそうだ。センサーがないので、心拍データも取れない。

春木川町から大沢町に向かうショートカットコースで牛滝に向かうことも思っていたが、決断がつかないままダラダラ走り続けるうちに行き過ぎてしまった。引き返しても、山中の細道なので台風被害が残っているかもしれないし、何より和泉葛城山に上る覚悟が付かずに国道を進み続けて決断を先延ばし。

171223_125928牛滝に向かうメインルート、府道40号線へ入る内畑交差点が近づき、決断のタイミングが迫ってきた。その時、正面の神於山が目に入った。

そうだ! 今日は神於山に上ろう。

国道170号線の旧道とバイパスに挟まれた神於山は、標高296.4mとさほど高くない。それでも周囲の山々と連続しない独立峰はよく目立ち、山頂まで自転車走行可能な車道もあるとのこと。

いつか上ろうと思いながら、トレーニングのメインにするには標高が物足りないし、遠出のついでに上るにはちょっと大変そうだ。そんな訳で何十回も素通りしていた。今日みたいに調子の上がらない日は、ルート探索のいい機会だ。

171223_130149内畑交差点にあったのが、この看板。なんと牛滝に向かうルートが通行止めになっていた。ひとつ先の谷の河合町交差点から射撃場のある尾根を越えて迂回するように案内されていた。

断念した直後だったので影響はないが、牛滝に向かうつもりだったらショックだっただろう。

内畑町から国道170号線バイパスまで下りた方が楽にアクセスできるだろうが、どうせなら神於山南側の峠を越えて一周してみることにした。それも、国道170号線旧道でなく、山の中腹まで上る旧々道(?)を上ってみる。

171223_130752牛滝川を越えたところで国道170号線旧道を離れ、山に向かって直登する急傾斜を上って、この分岐から旧々道に入る。

171223_131032この道は国道170号線旧道からも、ガードレールが山腹を横切る鉢巻のように見える。当然逆からも下を見晴らすいい景色。今日はちょっと霞んでいるのが残念。

以前も通ったことがあるが、大型車では厳しい細道。周辺の田畑へのアクセス道路になっているようで、それなりに使われているようだ。枯れ枝や落ち葉が多くペースは上げられないが、ナロータイヤでも何とか通行できる。最後は神於町の集落を経て、峠で国道170号線旧道に合流する。

171223_132453いつも看板だけは見ている神於寺にも立ち寄ろうかと思ったが、国道からすぐの寺務所は普通の農家のようでちょっと入りづらかった。はるか上方にも街灯が続く参拝路らしき道が続いているが、かなりの激坂。本堂は上にあるのだろうが、今回は断念して自転車で上れるである登り口に向かった。

171223_133436河合町交差点近くで北上し、津田川沿いの府道39号線に入る。神於山西側にある登り口の近くに意賀美神社があるが、この機会にお参り。

交通量の多い府道のすぐ脇ながら、境内は人影がなく、緑に囲まれて神秘的な雰囲気が漂う。雨乞いのご利益ありとのことで、雨男としては、なんとなく親近感(笑)。

171223_134133奥に見えるのが、その名も「雨降りの滝」。この水をさらえて神前に祈ると必ず雨が降ったことから、そう呼ばれるとのこと。

どうやら私以上に強力な雨乞いパワーがあるようだが、自転車乗りとしてはあまりあやかりたくないような・・・。

171223_134557神於山登頂祈願をして府道に戻る。少し戻ると、道沿いに「神於山登山」という看板が立っており、ここが登り口であることを示している。

171223_134818さて、では神於山に初挑戦、と思ったら入り口に「この先通行止め」の看板が立っていた。

おいおい、登頂祈願をした途端にこれかい! とツッコミを入れたが、どうやらこれは車の進入を止めるもののようで、脇には通路が開けられていた。写真を撮っている間にも、ハイカーや自転車、果てはオートバイも通路を通って上っていく。

これなら大丈夫そうだ、と私も上り始めた。予想以上に傾斜は急で、路面も枯れ枝や落ち葉が散乱して荒れている。ロードバイクでタイムアタックをするようなルートではなさそうだ。

とは言え、特に崩落箇所もなく、ナロータイヤでも何とか上っていける。ところどころ路面の土砂を重機で片付けた跡が残っていたので、しばらく前は通りづらかったのかもしれない。

171223_140547谷筋を上りきって山の南側に出ると傾斜はゆるくなり、落ち葉が多いながらも走りやすくなる。

171223_140826恐らく車道の最高地点になるのがこの電波塔前の分岐。登り口からゆっくり上っても、16分でたどり着いた。結局、ここまで車が通れないような危険箇所は見当たらなかった。

この近辺にいくつか分岐があり、先ほどの神於寺方面に下りていくルートもあるようだ。とは言え、東に向かう一本を除いて他はダートハイキング道だった。

171223_141322そんなハイキング道のひとつに、「神於山展望台0.2km」の標識があった。トレーニング時ならスルーしていただろうが、今日はルート探索モードだし、どうしようかとしばし逡巡。腰を痛めてからこの10年ほどはほとんどダートに入っていないが、昔はよく700×23Cタイヤでも平気で山道に入っていた。

171223_141524ええい! 何のためのMTB用SPDシューズだ。と、結局は山道に突入した。20インチのナロータイやでは乗車できないところが多かったが、わずか200m。押しと担ぎで山頂の展望台にたどり着いた。

171223_141809TORACLEを担いで展望台に登ると、大阪平野全体を見晴らせる好展望にしばし見惚れた。

関空に発着する飛行機や、六甲山、振り返れば金剛生駒山系まで拝める。空気が澄んでいれば淡路島も見えただろう。

171223_142808分岐に戻り、元来た道を引き返すかと思ったが、東にも舗装路が伸びているのが気になる。山頂にもあったルートマップによると、車道が山の北東側で国道170号線バイパスに下りている。

この先に通行止め区間があるのかもしれないし、舗装路が続いている保証もない。最悪の場合、もう一度登り返して来なければならないかもしれない。トレーニングとして追い込んでいる普段だったらなかなか先へは進めないが、今日は車輪を進めてみた。

すぐに急傾斜の下り坂になり、コンクリート舗装に丸い滑り止めの溝が施された区間もあった。落ち葉も多く滑りやすいので気をつけながら下っていく。溝が道路を横切っている箇所がいくつかあるので、注意が必要だ。

171223_143042国見の森広場付近で舗装が途切れ、ダートになった。わちゃーと思ったが、周囲には数台の車が止まっている。反対側の登り口は車が通れなかったので、この先に普通の乗用車が入ってこれる程度の道が続いているはず。20インチのCARACLE-Sでも何とかなるだろうと、先に進む。

171223_143228幸いなことに、国見の森広場を横切った反対側は再び舗装路が続いていた。

171223_143747ホッとして下り再開。ほどなく、こちら側は開放された登り口のゲートを通過。道の駅愛彩ランド付近の国道170号線バイパスに下りてきた。

結局、危険箇所は見当たらないまま、神於山を縦走したことになる。神於山は標高差が少ないのに傾斜がきつ過ぎるし、路面が荒れているので、タイムアタックするようなヒルクライム練習コースとしては今ひとつ。とは言え、自然や景色を楽しむにはなかなか面白いルートだ。違う季節にまた訪れてみよう。

その後は泉北丘陵をジグザグと家路につき、15:30過ぎに帰宅した。このところはトレーニング効果を高めるために知っているルートを繋いで走ることが多いが、こうしたルート探索ライドも以前はよくやっていた。そろそろレースで上を目指す活動には限界を感じているので、またこんな走り方を再開するのもいい感じだ。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2017/12/23 11:08:01
 自転車完了: 2017/12/23 15:37:26
 バイクタイム: 2:40:51
 停止時間: 1:48:30
 距離: 50.40 km
 平均スピード: 時速 18.80 km/h
 登り:  497 m
 カロリー: 1045 kcal
 平均心拍数: — bpm
 最大心拍数: — bpm
 平均ペダルペース:  50rpm
 最高ペダルペース: 118rpm
 今月の走行距離:  645 km
 今年の走行距離: 8766 km
 先月の走行距離:  790 km
 昨年の走行距離: 8860 km


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これまでのコメント

  1. […] の手前で、間道でショートカットして牛滝方面に向かう。向こうに見えるのはヒルクライムコースもある神於山。今日はここで済まそうかとも思ったが、恐らく昨日の雨で道が荒れている […]

  2. […] 最後に神於山の登山道と合流して国道170号線バイパスに出た。目の前が道の駅「愛彩ランド」。終盤は神於山に上った時に通ったことがある。 […]

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