鰯雲 稲穂傅く 彼岸花 [竹内峠-穴虫峠]

表題は、季重ねどころか季語の三連星のジェットストリームアタック(^_^;)。俳句とは言えないくらいだが、一ヶ月ぶりに郊外を走ったら、そう表現したいくらい季節が変わっていた。

仕事でイベントや出張、休日出勤が相次いだ上に、天気にも恵まれず、9月はさっぱり走れなかった。例年忙しい月だが、今年は消費税引き上げ前の受注集中も加わった。週末にトレーニングができたのは9/8の堺浜くらいで、後は御堂筋サイクルピクニック(仕事)の往復で9/16に44km走ったくらい。出張中に埼玉群馬を早朝に走ったが合わせても20km足らず。通勤ライドも出張で5日分抜けた。そんな訳で、もう月末なのに月初からの走行距離は600kmに満たない。7ヶ月連続で月間700kmを越え、900km近い月もあったことを思うと、翌週にブルベを控えながら不安な仕込み具合だ。

それでも、試走を含めれば4回も完走している200kmなので舐めて掛かっていたが、BRM1005和歌山200km Twilight Wind Farmは、よく調べてみると獲得標高が3800m近いかなり厳しいルートだ。ノリクラ3回分に近い上りに加え、補給の利かない山間部区間が長いので、装備も安易にはできない。元々、仕事の忙しい時期なのでDNSの可能性もあると思っていたが、真剣に逃げ出したくなってきた。

といって、一週間前(正確には6日前)にジタバタしてももはや手遅れ。仕事の疲れも抜けていないし、装備の準備もあるので、付け焼き刃のロングライドやヒルクライム練習はやめて、今日は体調を整える程度の短距離ライドに抑えることにした。

TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で、6:23に自宅出走。近所のコンビニで友人と待ち合わせたが、一緒に走るのはほぼ二ヶ月ぶり。9月は落ち着いて離す機会がなかったので、パリ・ブレスト・パリ(走行距離1200kmの世界最高峰ブルベ)を完走した友人の体験談で、走る前から盛り上がった。

行き先には迷ったが、竹内峠を越えて穴虫峠で帰る二上山を一周するルートを辿ることにした。ひとまずひたすら東に向かうが、やはり身体が重く、すぐに息が上がる。

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石川を渡ると田園風景が開け、叡福寺に隣接する太子・和みの広場で小休止。またも自転車談義で盛り上がる。

昨晩、ブルベに向けて、少しだけTORACLE-COZの装備を変更した。まず、前後の移動やトラブル発生時の行動しやすさを考えて、ペダル&シューズを歩きやすいSPDに変更した。ロードシューズの底が固く、少し窮屈なので長時間ライドが苦しいという事情もある。

そして革サドルBROOKS製スィフトの装着。普段使用しているfi’zi:k製アンタレスR1は超軽量で比較的お尻にも合っているが、100kmを超えるようなライドになると少し痛みが出てくる。重量増は痛いが、乗り心地に関してはジャストフィットさせた革サドルに勝るものは無い。チタンレールなので、約390gと革サドルにしては軽量だ。

ハンドル高も5mm上げ、BentoBoxをトップチューブ上に装着した。もう少しスタイリッシュなトップチューブバッグを物色していたが、どれもBentoBoxより幅が広くて、ダンシングでヒザが当たることが予想される。BentoBoxもヒザが擦るのでお蔵入りしていたのだが、CARACLE-COZはトップチューブが低く、かなりマシ。ブルベでダンシングは多用しないだろうし、荷物の積載場所が欲しいので本番前に試してみることにした。

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再出走して竹内街道を上っていく。急傾斜区間もあるが、早朝の旧街道は静かで風情がある。

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国道165号線に合流してもうひと上りすると竹内峠。少し気合を入れて走ってみたが、ギクシャクしてひまひとつ。サボるとあっという間に脚力は落ちていく。ダンシングでもBentoBoxはそれほどジャマにはならないが、フタ部分を固定するベルクロがヒザに当たると少し痛い。とは言え、来週はヒザ下丈のレーパンで臨むつもりなので、恐らく気にならないだろう。護摩壇山など山の上は結構寒くなると、昨年も同コースに出場した友人の助言だ。竹内峠の奈良側は、ほぼ直線の下りで速度が上がる。CARACLE-Sと比べると、COZが高速域でも安定しているのは、さすがカーボン製というところか。

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竹内交差点で左折して県道30号線に入ったが、ちょっと寄り道して当麻寺山門前へ。鰯雲は多いが、晴れ間のある天気に改善して幸いだった。

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そのまま二上山麓を横滑りして、集落や田園風景の中を抜けていく。ふっと風景が開けたところで、鰯雲と二上山をバックに、たわわに実った稲穂と彼岸花(曼珠沙華)の大群落。少し盛りを過ぎていたが、まさに秋という風景を拝めて幸いだった。9月も終わりというのに、相変わらず暑いが。

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県道30号線に合流して二上山を回り込み、帰路は穴虫峠を越えて大阪に戻り、10:15に自宅に帰着。短時間の早朝ライドだったが、ブルベ仕様の確認ができ、大いに秋を感じることができた。同じ道でも四季折々表情が変わるのが自転車ライドの醍醐味の一つだ。

■STRAVA


190929 鰯雲 稲穂傅く 彼岸花 [竹内峠-穴虫峠] | ライド | Strava

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter190929
CyclemeterGPS
の記録
スタート: 2019/09/29 6:23:43
自転車完了: 2019/09/29 10:15:33
バイクタイム: 2:08:35
停止時間: 1:42:58
距離: 51.70 km
平均スピード: 時速 24.12 km/h
登り: 406 m
カロリー: 1526 kcal
平均心拍数: 132 bpm
最大心拍数: 176 bpm
平均ペダルペース:  61 rpm
最高ペダルペース: 129 rpm
今月の走行距離:  613 km
今年の走行距離: 6728 km
先月の走行距離:  706 km
昨年の走行距離: 7965 km

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