サイクルモード東京

【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】

 昨日までサイクルモード(東京会場)の出展で、東京(正確には千葉)出張でした。

 芳しくない腰に加えて、開催前日から再発した四十肩を抱えた中で、3日間立ちっぱなしはさすがにツラかったです。特に、初日金曜日は12~21時までのレイトショー。しかも試乗のための出入り口が開いているので、館内でも非常に寒い! 用心して股引き(関西ではパッチと呼ぶ)をはいて、上半身も4枚重ねの厚着でしたが、12月の東京の寒さは予想以上。肩腰の痛みがさらにツラくなりました。

 2日目からは寒さも少し緩みホッとしましたが、出入り口近くのブースの方はもっと辛かったでしょうね。

 先だって開催された大阪会場の入場者数が、昨年とほぼ同じと伸び悩み。自転車ブームの先行きが気掛かりだったが、東京の来場者数は昨年を13%上回る伸びを見せたそうです。まずは一安心。

 今年のサイクルモード東京会場は、開催館が変わって会場が大きくなり、その関係で会期が12月になりました。歳末の忙しい時期で、初日は雨だったにも関わらず来場者は増えました。ちなみに、来年は例年通り11月開催の予定です。

 肉体的には苦しい出展でしたが、ウチの会社のブースにもたくさんの自転車店や愛好家が訪れ、まずまずの手応え。乗鞍の仲間や、大学時代の友人が何人も訪ねてくれたのもうれしいことでした。

 東京会場の来場者を見ていると、大阪会場と少し違うところに気付きました。まず、女性の比率が大阪以上に高い。そして、自転車とは関係ない一般的な意味でおしゃれな人が多い。カジュアルウェアを上手くコーディネイトしていたり、こだわりを感じさせるヘアースタイルだったり、極端な例ではピアスや入れ墨をしていたりといった出で立ちの一群です。彼(彼女)らが、ピストを中心とした懐古的街乗り自転車ブームの主体でしょう。

 そして、中高年を中心にアウトドア系ウェアを着た人たちが多く見受けられました。彼(彼女)らはハイキングやキャンプなどのアウトドアスポーツの一環として自転車を楽しんでいる人々と想像できます。

 これに比べると大阪会場はバリバリのレース系ウェアや、(あまりおしゃれではない)普段着の比率が高く、旧来の自転車マニアが多かったと言えるでしょう。

 私の予想では、こうした首都圏の流行は近いうちに全国的に波及していくでしょう。しかし、若者を中心とするピスト系(ファッション系)愛好家の多くは、いずれ他のファッションに視線を移していくと思います。もちろん、一定の層は定着するでしょうが、ファッションのブームはいずれ終わるものです。

 一方、中高年を中心とするアウトドア系自転車愛好家は、多少の波はあっても比較的継続的に増えていくのではないかと思います。若者ほど飽きが早くなく、健康やエコロジーに関心を持ち、自然に親しむ志向が強い中高年に自転車はうってつけだからです。

 もうひとつ言えるのは、関東の方はマナーが良い。大阪会場では開場前行列や有名選手のサイン会の行列に割り込んだり、サインをもらえないことに悪態をつく人もおり、有名人が現れると人を押しのけて撮影する姿が目に付いた。それに比べると、東京会場の順番待ち行列は実に整然。撮影も譲り合いながらという麗しい光景で、大阪に暮らす者には新鮮だった。まあ、関西人のバイタリティも嫌いではありませんが・・・。

 3日間のショーはまずまずでしたが、終わってからが大変でした。イベントの時間が遅れたせいで閉場時間が30分遅くなったのです。フライング気味にブースの後片づけを始めたものの、飛行機の時間がギリギリで、出発10分前に搭乗口にたどり着く綱渡りでした。

 何とか大阪にたどり着いたものの、実は出張中に娘が新型インフルエンザに罹ってしまいました(*_*)。先日、勤務先で同居の家族に感染者がいる場合、出社しない取り決めをしました。よって、自宅に戻ると当分出社できません。せっかく、身体を痛めつけてまでサイクルモードを頑張ったのに、フォローが遅れれば無駄になってしまう。

 娘は心配だし、ヨメさんには負担をかけてしまいますが、自分たちの生活のためにも私は自宅に戻らず実家に向かうことにしました。終電が近いので途中で食事も摂れず、最寄り駅のバスはすでに終了。タクシーはなかなか来ない。結局、実家到着は深夜0時半。昨夜のご飯はタクシーを待ちながらかじったアンパン1個でした。

 持病の腰痛に加えて、四十肩も再発した中を、3日間立ちっぱなし。ただでさえ、疲労困憊の後にこれはホントにツラかったです。今日はさすがに1日休みをもらいました。幸い娘の症状は安定してきているそうなので、遅くとも週末には自宅に戻れるでしょう。息子やヨメさんに感染しなければ・・・。


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