手間ぞ積りて 軽くなりぬる? [猛虎四號軽量化1]

 連日のトレーニングと猛暑でしんどいところだが、ノリクラ本番が迫ってきたので、軽量化を含めた猛虎四號の整備を少しでも進めておくことにした。

130818_140820 これまでシュパーブプロの直付式フロントディレイラー(以下FD)を、バンドアダプターを介して装着していた。しかしながら、この構成だと重いスチールボルトが2本も増える。アダプターのブラックカラーに違和感があるし、デザインも野暮ったい。代わりのアダプターを物色していたが、28.6mm径用ではシルバーで軽量なものはなかなか見当たらない。

130818_141250 猛虎参號で使用していた使い古しのバンド式FDと交換することも考えたが、ネットオークションで新品のバンド式が出品されているのを発見し、ついつい落札。また散財してしまった。

130818_141944 交換前の直付式FDはバンドアダプタを含めて約120g。

130818_141334130818_142504 バンド式FDは、なんと25%も軽量で約90gしかない。

130818_142950 さらに、バンド部の固定ボルトと、ワイヤー固定ボルトをアルミ製に換装し、約85g。これで、約35gの軽量化を達成できることになる。

130818_150434 バンド部分がマッドガードに干渉して装着できず、マッドガードを外したりという手間はあったが、無事に装着。高さや羽の角度を調整し、ハイロー位置やワイヤーの張りも調整し、組み付け完了。やっぱり、バンド式の優美なラインは美しく、クロモリバイクにマッチする。

130818_151140 バンド式はFDの位置がやや前よりになり、ワイヤー固定ボルトとマッドガードとの干渉が無くなった。これは予想していなかった優位点。また、バンド部分とマッドガードの干渉も無くなった。最初からバンド式を使用していれば、マッドガードにツブしを入れる必要はなかった。位置が前よりになったことで変速性能に変化が生じるのかは、今のところ不明。


130818_152104130818_152142 FDそばにあるチェーンウォッチャーのボルト&ナットもアルミ製に換装。

 元々のスチール製ボルト&ナット込みで約10gだった。

130818_152630 アルミ製に換装したら、秤の表示は0gになってしまった。最小表示単位が5g単位なので、5gの下は0gになってしまう。恐らく5gを下回っているということなので、5g以上の軽量化ということだろう。

130818_153200 アーレンキー式のボルトに交換したことで、トルクを掛けて締めることも容易になった。ドライバーを突っ込みにくい場所なので、これまで苦労していた。


130818_154854130818_154558 続いてダウンチューブのアウター受けの留めボルトもスチール製からアルミ製に交換。これは軽量化効果は小さすぎて計測不能(^_^;)。


130818_155326 ここまではわずかな軽量化ばかりだったが、今度は大物(?)。XTRのシートポストはMTB用でかなり長いので、強度上問題のない部分をカットする。

130818_155436 カット前の重量はサドル込みで585g。

 MAXラインから先端までの長さが7cmだったが、安全マージンを取っているだろうし、直径の2倍あれば強度上問題ないとの話も聞いたことがある。とは言え、サドル交換などの事態も想定して、念のため8cmはフレーム内に収まる位置にカットすることにした。

130818_155748 まずはパイプカッターを当ててクルクル回すが、以前の経験から言っても焼入れアルミは強固で、パイプカッターだけでは切断は難しい。これは目印のライン引き程度。

130818_160040 ソーガイドをセットして、金ノコで切断していくが下手な鉄パイプより手強い。

130818_160632 6分もノコを引き続けて、ようやく切断。切断面をヤスリで整えておく。

130818_161620 切断後の重量は540gなので、45gの軽量化。

 合計すると、今日の作業で約85gの軽量化を達成したことになる!

 ・・・ホントに微々たるものだ(^_^;)。走行性能に好影響が出るレベルではなく、トラブルが起きても全て自己責任になるし、リスクを考えれば止めておいた方がよい行為だ。

 それでも錆びやすいスチールパーツを少なくすれば、長期間美観が保てる。隙のない構成にすればモチベーションも上がる。「チリも積もれば山となる」(かもしれない)ので、他の軽量化も進めていくつもりだ。


130818_163338 実は直付FD用のバンドアダプターを外したのには、もうひとつ理由がある。シマノ105のFDをいただく機会があったのだが、これを娘のロードレーサーに装着しようと思ったのだ。

 元々付いていたバンドがかなり径の大きいもの用だったが、最近のシマノFDは直付式が標準になっており、バンドアダプターを交換することで各サイズに対応できる。

130818_163718 早速、バンドアダプターを交換しようとしたが、シマノ純正のアダプターは前面が平面になっており、猛虎四號から外したものは曲面。単純に換装すると、固定力が不足する恐れがあるだろう。

130818_164112 恐らくは、シュパーブプロの直付式FDに付属していたこのワッシャを流用すれば、曲面を平面に変換できると思われたが、105のFDはチェーンを一度切断しないと交換できない。プレートの変形を防ぐために、左右プレート間を開けられるボルトを廃したのだろうが、ある意味シュパーブプロのFDの方が機能的だ。ちょっと時間のかかる作業になるので、またの機会にすることにした。

 シュパーブプロのパーツを抜いてしまうのも躊躇われるし、一般的なフレーム直付台座は外したアダプターと同じ曲面形状なので、シマノ純正やその他のメーカーでも同様のパーツがあるだろう。この間に探してみよう。

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