早朝コンプリート[サイクルシティ堺デジタルスタンプラリー]
毎年秋冬にはスタンプラリーに積極的に取り組んでいるが、2024~2025年の秋冬シーズンは周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2024の泉州のお菓子詰め合わせ5000円相当と大和川サイクル月間のLAZER製COMPACT AF(実売5000円程度)、愉快・爽快・空海ウォーク デジタルスタンプラリー2024の大野ぶどうのジャム、「ビュースポットおおさかデジタルスタンプラリー」の大阪・関西万博グッズ(マグカップ、ポプリなど)と当選品の獲得が続いた。
さらに、サイクルモード東京で出張中の4/19にヨメさんから「チルド便が届いた」と連絡が入った。すぐにピンと来たのは今シーズンの最後に、と2/9に回った河南町冬のデジタルスタンプラリー。河南町のイチゴ50名はかなり当選確率が高いと予想していた。家族には新鮮なうちに食べてもらい、私が食べたのは帰阪後の4/21で少し鮮度が落ちていたのが残念だったが、美味しく頂いた。一緒に河南町のガイドブックや(画像に写っていないが)河南町のマスコットキャラクター「カナちゃん」のマスキングテープなども送られてきた。この春に開局した奥河内ラジオという地域FM局の案内が目を惹いた。
今シーズンも大漁で終了。……と思ったが、5/1からサイクルシティ堺デジタルスタンプラリーが開催との情報が入ってきた。もはや乗鞍ヒルクライムに出場する訳ではないので、春夏にトレーニングに明け暮れる必然性もないし午前中に他用もあるので、今日は手短かに済むこのイベントに取り組むことにした。
6:37にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。最低気温14度とようやくらしい気温になってきたので、下半身はショート丈のレーサーパンツ。それでも最高気温が21度の予報だったので、上半身は薄手のロングにした。
景品獲得だけなら5箇所回ればよいが、近場で10箇所なら当然全部回る。上神谷街道を北上すること15分。06:51に最寄りの大仙公園催し広場に到着。今日はイベントの予定が無いようで静かだが、散歩の人がちらほら通り過ぎていく。
公園内を抜けて仁徳天皇陵側から公園を出た。1週間後にツアー・オブ・ジャパン堺ステージやそれに先立って出場選手によるエキシビションレースである堺国際クリテリウムや、実業団(JBCF)クリテリウムが開催されるので、交通規制の予告看板があちこちに立っていた。
引き続き北上していき、堺東駅前へ。7:04に堺市役所に到着。
スタンプポイントは高層館21階展望ロビーだが、地上の市民交流広場で2個めのスタンプ獲得できた。
通称13号線(府道30号線)をさらに北上してシマノ自転車博物館に7:07到着。
10時開館なので当然まだ開いていないが、3つ目のスタンプは建物の前で問題なく獲得できた。
ちょっと西に横滑りして、堺の目抜き通り大道筋沿いの堺伝匠館へ7:13着。堺の伝統産業を紹介する施設だが、ここも10時開館なので、まだ静か。
ちょっと北上して山口家住宅に7:19着。江戸時代初期に建てられた伝統的な堺の町家で、国の重要文化財に指定されている。
さらに北上して、鉄炮鍛冶屋敷に7:22着。全国で唯一のこる江戸時代の鉄炮鍛冶の作業場兼住居として堺市の有形文化財に指定されている。
6個目のスタンプ獲得。先の山口家住宅は一度入館したことがあるが、こちらはまだ入ったことがない。一度機会を作りたいものだ。
さらに北上して大和川の堤防に上がり、東に遡る。阪堺線の大和川駅前には大阪・関西万博に向けて整備された大和川リバーサイドサイクルラインのモニュメントが(微妙に名前が違うが)設けられていた。
つつじの名所巡りポタの試走や本番で、このところ何度も訪れている大和川サイクルモニュメント「廻」に7:34着。
「廻」にデン(大阪弁でタッチ)したら、もと来た道を取って返し、堤防に上がった地点よりさらに西に向かって走る。向かい風がちょっと辛いが、整備されたばかりの道が気持ちいい。ハンドルのステムに近い部分を握って、肘を折りたたんで上半身を前に倒して姿勢を低くし、空気抵抗を減らして我慢のTT体勢。
大阪・関西万博が開かれている夢洲に向かって北岸に渡る阪堺大橋を素通りして、さらに西に進んでJ-GREEN堺の眼の前が「自転車デザイン照明」のスタンプポイント。
大阪・関西万博に向けて整備された大和川リバーサイドサイクルラインのモニュメントで最近設置されたと思われるが、プレートには先ほどの大和川駅のモニュメントと同様に「サイクルライン」でなく「サイクリングロード」と記載してある。混乱する記述だし、途中の案内板はうっかりすると万博に行くつもりでここまで来てしまいかねない控えめなものだった。この辺りはもう少しわかりやすくしてもらうとありがたい。
そもそもが、今回の万博に向けたサイクリングロードの整備は、自転車乗りからするとちょっとチグハグだ。サイクリングロード沿いの大阪府東部から万博にシティサイクルで行くのは、距離的にかなりの難行だ。ではロードバイク乗りが自転車で万博に行く気になるかというと、大和川沿いのサイクリングロードは夢洲の手前で途切れ、咲洲のコスモスクエア駅に設けられた駐輪場に駐めて、地下鉄で万博会場に向かえという設定。自転車で万博に行ったという達成感は無くなるし、盗難も心配だし、ビンディングペダルで会場を歩き回れるものでもない。私なら、自転車でなく別の手段で万博に行く。
南側からアクセスする大和川リバーサイドサイクルラインに対し、北側からアクセス経路である淀川リバーサイドサイクルラインは万博会場に達しているが、舞洲と夢洲に渡る2つの橋は乗車禁止で歩道を押し歩きで渡らなければならない。これがロード乗りにとってどれだけ苦行か理解しておらず「誰が行くねん!」というルートだ。少なくとも万博への経路としては、ほとんど使えない道を多額の費用を費やして整備したことに、めまいがする思いだ。
ただ私が予想外だったのは、シェアバイクを用いて万博に行く人が出現していることだ。万博会場にもシェアバイクのポートが設けられているので、片道ごとに返却と貸し出しをすれば盗難の心配をする必要もないし、片道だけ利用する方法も取れる。暑くなる前の今の時期であれば、有用かもしれない。
それと、途中の川沿いが走りやすくなるのは万博と関係なく喜ばしいことだ。せっかく整備したのであれば、万博終了後も定期的な補修を続けて、自転車に親しむ人が増えるよう活用して欲しい。
話は今日のスタンプラリーに戻る。景品交換所でもあるさかい利晶の杜を最後に回るつもりだが、ちょっと早く回りすぎて、9時の営業開始まで約1時間もある。そこで、久々に堺浜を周回していくことにした。
堺浜の周回コースや向かう途中には、万博会場に向かうためのパークアンドライド用駐車場が設けられていたが、さほど混み合っていない。駐車料やバス料金が高い割に時間的メリットやエンターテインメント性がないので、我が家にしても利用する気になれないのは確かだ。
堺浜の周回コースに入り、少しだけ追い込んで一周。といっても最大心拍数は161bpm程度で、8分40秒で周回。自転車で周回するのは2年半振りだが、コースに大きな変化はないようだ。ただし日曜なのに自転車の数が少ない印象。2周目はペースを落として周囲を観察しながら走った。道路に大きな変化はないが、周囲の土地にはいくつか変化があり、シャープ(及び子会社の堺ディスプレイプロダクト/SDP)のカラーフィルター工場があったと思われる一角は工事中。昨年8月に液晶ディスプレイの生産は停止され、ソフトバンクグループやKDDIグループ、積水化学工業に工場や土地を切り売りしていることが報道されている。
周辺の変化といえば、周回コースの北側にも万博へのパークアンドライド拠点が設けられていた。景色を愛でながら走り、大阪湾に面した西側でTORACLE-COZ2を停めた。やや風が強いが、海の景色は美しい。海の向こうに六甲山方面の山並みがくっきり見える。
携行食を頬張りながら小休止していると、少数ながらもホンキのトレーニング中の自転車が通り過ぎていく。すでに過去形になるのが残念だが、スズカエンデューロを目指して必死でグルグル回っていたころが思い出される。
シャープの入口がある東側に来ると、正面の建物の左上にあった「SDP(堺ディスプレイプロダクト)」のロゴが無くなっていた。主力工場と隣接するメリットが無くなった今、交通の不便なこの地に管理部門を置くメリットも恐らく無い。近いうちに、シャープ本社や独身寮も移転することになるだろう。シャープ誘致を機会に「匠町」の新地名を付けた堺浜から、ものづくりが失われていく。データセンターや物流拠点が「匠」の名にマッチするとは言い難く、残ったクボタなどの製造業者に頑張ってもらいたいところだ。
余談だが、2008年にシャープ誘致に伴う新町名募集をしていた際には応募こそしなかったが、「早川町」だろう、と呟いていたことがある。企業名由来の地名と言えば「豊田市」が有名だが、関西には「ダイハツ町」「松下町」「三洋町」等など結構あちこちにあったりする。堺市がそこまで一企業に期待するならで、いっそのこと撤退できないようにシャープの創業社(者)名を付けてはどうかと思ったのだ。堺市が私の意見を取り入れなかったのが残念(応募してないけど)。
時間調整を終えて、8:50に堺旧港にやって来た。万博に向かう旅客船を発見。大人3800円の料金は単なる移動手段と考えると高額だが、道中も楽しめると思えば面白いかもしれない。
ついでに少し足を伸ばして旧堺燈台にやって来た。よく観光案内に使われる東方向は影になっていたので、対岸の南蛮船の描かれた倉庫も納めて南側から撮影。やはり、灯台は入口や窓がある東からの方が映えるようだ。
旧港に戻ると、先ほどの万博会場行き旅客船が出港するところだった。カメラを向けると乗客がこちらに盛んに手を降っている。やはり乗船自体がエンターテイメントなのだろう。こちらも手を振って見送った。
あとはフェニックス通りを東に進んでさかい利晶の杜に、開館直後の9:08に到着。
ここで10個目のスタンプを獲得して、早朝のうちにコンプリート。特典の獲得資格を得た。
入館して無事に景品を受領。クリアファイルや塗り絵、コーヒーのドリップパック、堺市自転車地図など高額なものではないが、努力が形になるのは楽しいものだ。ついでに館内に置かれていた来週から始まるツアー・オブ・ジャパンのパンフレットも頂いてきた。レースだけでなく、当日はシマノ自転車博物館に無料で入場できるのもポイント。忙しい日々だが、久々に観戦したいものだ。
■STRAVA
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■Ride with GPS
早朝コンプリート[サイクルシティ堺デジタルスタンプラリー]・Ride with GPS
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2025/05/11 6:37:16
自転車完了: 2025/05/11 10:01:03
バイクタイム: 1:53:54
停止時間: 1:29:53
距離: 45.82 km
平均スピード: 24.14 km/h
登り: 21 m
カロリー: 1244 kcal
平均心拍数: 124 bpm
最大心拍数: 163 bpm
平均ペダルペース: 64 rpm
最高ペダルペース: 140 rpm
今月の走行距離: 259 km
今年の走行距離: 2660 km
先月の走行距離: 564 km
昨年の走行距離: 7989 km
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