薄氷 朝陽射す田に 雲雀鳴き [鍋谷峠-犬鳴峠]

スズカエンデューロまで約3ヶ月。トレーニングにも力を入れていきたいところだが、3月はサイクルモードライド大阪、販売店さんの試乗会、台北サイクルショーと週末の仕事が続き、なかなか思うように走れそうにない。今週末は土曜日も休みだったので、今のうちにできるだけ走り込んでおくことにした。

久々の遠出に準備にちょっと手間取り、7時ごろ出走。今朝は堺の最低気温が1度の予報で、それなりに冷え込んだ。少し迷ったが、やはり峠越えを交えたロングライドをすることにして、まずは鍋谷峠に向かった。

170225_071516自宅から3.5kmほどの荒山公園は梅林が有名なので、ちょっと寄り道。かなりの品種の梅が見頃になっていた。今日はロングライドのつもりだし、出遅れたので、ちらっとだけ観梅。

和泉山脈に近づくと、田んぼの水たまりなどに氷が張っており、冷え込みを感じさせられる。それでも、上空からはヒバリの声が響いていた。梅の花といい、冷え込む中にも春の気配。そこで久々に表題の句が浮かんだ。

170225_075906今日は一日中降水確率ゼロの見事な晴れ予報。しかも空気が澄んで、青空がとてもきれい。

国道480号線に入り、逢野トンネルを越えると和泉山脈を見渡す定点観測地点。今日は青空の下の山々がひときわ美しい。

天気は最高なのだが、ここ数日は花粉症らしき症状も出て体調が今ひとつ。アプローチから身体が重く、ペースが上がらない。

170225_080316今日鍋谷峠に向かったのは、いよいよ4/1に鍋谷峠トンネルが開通するという情報を見たから。行くときは毎週にように足を運ぶ峠だが、今年はまだ上っていない。しばらくご無沙汰していたので、開通が近づいた状況を見ておこうと思ったのだ。

ここは鍋谷峠トンネルのひとつ手前のトンネルの入口付近。ここでも工事は最終段階なのだろう。工事関係者が盛んに出入りしていた。

170225_080727ここも定点観測地点。父鬼集落下の温度計はゼロ度ちょうどを表示。歳を取って寒さに弱くなったので、下りを思うと気が重い気温だ。

それでもいつものように、製材所前の鍋谷橋からアタック開始。父鬼川の対岸で道路工事がかなり進んでいるのを眺めながら上り始めたが、新道への付替え工事で旧来の国道480号線も片側通行があり、一時停止。かなり様子が変わりそうだ。

170225_085129鍋谷峠トンネルの入口を過ぎると静かな峠道に戻ったが、相変わらず調子は上がらない。それなりに追い込んだつもりだったが、心拍数も160bpmにすらなかなか上がらず、150bpm台でダラダラ上る体たらくだった。

一時停止があったとは言え、33′21″というひどいタイムで鍋谷峠へ到着。気温はマイナス1度の表示で、峠近くの路肩には雪も残っていた。幸いなことに晴れて陽が射し、風が弱いのでそれほど寒さは感じなかった。

170225_091737体調が今ひとつなのでここでも少し迷ったが、意を決して和歌山側へ下り始めた。鍋谷峠の和歌山側は絶景ポイントがいくつもあるが、今日は一段ときれい。

ここは平の集落から少し下った辺りで、つづら折りで一時的に北側に方向を転じる。くっきりした青空に白雲が浮かび、今降ってきた山を見上げる。

170225_092015こちらは鍋谷峠トンネルの、和歌山側入り口。このトンエルが開通すると、トンネルの上は交通量が減るので走りやすくなるかもしれないが、整備がお座なりになって道が荒れるかもしれない。トンネルより下では交通量が増えるだろうし、自転車乗りとしては複雑な気持ちだ。

私自身が自転車で通りたいという気持ちは無いが、いざという時に自転車が通行できるのかは少し気になる。自動車専用道になるという情報もなければ、自転車や歩行者が通れるという情報もない。ウェブページの写真で見る限り、トンネル内の歩道らしき段差は幅が狭く、片側にしかないようだ。自転車が通行できるとしても路肩のほとんどない車道を通行するしかなく、走りやすいトンネルではなさそうだ。

170225_093520和歌山側の山麓でも梅の花が各所に咲いていた。ただし、こちらは産地だけあって梅の実を採るための品種なのだろう。バリエーションがなく白い花ばかりだ。

170225_094627寒いのは寒いのだが、指が動かなくなるほど冷え切ることはなく、寒さのマシな紀の川沿いまで下り、ひと安心。

先は長いのであまりのんびりしてはいられないが、陽の光が水面に反射して輝く様が美しく、ついつい停車して撮影してしまう。

170225_100223170225_100435紀の川南岸に渡って西進。毎度の立ち寄りポイント、藤崎頭首工の上流側は予想通り、静かな水面に青空を映す絶景。

一方で頭首工の下流側は、轟々と音を立てて迫力ある風景。


 

 

 

170225_110716ごく弱い向かい風になってきたが、土手上の自転車道を気持ちよく走って、竹房橋を渡って国道424号線を北上。その延長にある県道62号線をさらに北上して和泉山脈を上り始める。

本格的な上りに入ってすぐに左折して、旧道(?)に入る。この道は荒れ気味で急勾配だが、交通量は絶無で1台の車と逢うこともなかった。

ローギアに入れて必死で上るが、今日は非常に苦しい。もうすっかり売り切れている。それでも、ピークが近づくと紀の川沿いを見下ろす絶景が広がり、ご褒美をもらった気分。今日は一段と見栄えのする風景だ。

170225_111526何とか(通称)犬鳴峠に到着。峠のさらに上にある焼却場があるが、今日は煙が出ていないなあと思ったら、ゲートが作られて閉鎖されていた。煙突の回りに足場が作られていたが、改修か取り壊しか?

もういい加減疲れていたが、この時点で11:15。撮影にしょっちゅうう停まっていたせいもあるが、ペースが遅く、随分遅くなってしまった。昼までにはとても帰宅できそうにないが、とにかく先を急ぐ。

池田トンネルの出口付近で県道62号線に合流し、長い下り坂を下っていく、大阪府に入り、犬鳴山温泉街を抜けてさらに下り、間道を経て国道170号線旧道に入るいつものルートをたどる。

すでにボロボロでアップダウンがキツいが、必死でペースを上げて走る。結局、帰宅は13時を過ぎてしまった。気持ちのいい天気だったが、走行時間だけを見ても以前の記録より1時間近く遅く、走行ペースが遅かった事がわかる。スズカに向けた20分程度の短時間走行の練習も大事だが、基礎体力を付けるためにもロングライドの能力も鍛え直さなければ。

と言いつつ、これから冒頭で書いた通り、なかなか練習時間が取れないだろう。悩ましいところだ。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

CyclemeterGPSの記録
 スタート: 2017/02/25 6:59:49
 自転車完了: 2017/02/25 13:16:16
 バイクタイム: 4:51:24
 停止時間: 1:24:32
 距離: 100.07 km
 平均スピード: 時速 20.60 km/h
 登り: 1198 m
 カロリー: 3631 kcal
 平均心拍数: 136 bpm
 最大心拍数: 172 bpm
 平均ペダルペース:  68 rpm
 最高ペダルペース: 130 rpm
 今月の走行距離:  573 km
 今年の走行距離: 1320 km
 先月の走行距離:  746 km
 昨年の走行距離: 8860 km


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