黄金週 のぼり片付け 終わりけむ [新フレーム乗せ換え作業その20]
朝から鯉のぼりや五月飾りを仕舞ったり、散髪に行ったりと連休最後の片付けが色々あったが、今日も10時過ぎから猛虎四號の再組立作業に掛かった。
まずは昨日、途中で終わったシフトワイヤーのセッティング。従業員にしてもなかなか痛い出費だが、効果を体感しているので今回も勤務先のSCS ナノテフロンコーティングシフトワイヤーを、使用することにした。コマンドシフターの採用でワイヤー経路が長く複雑になるので、これまで以上に恩恵が大きいだろう。
コマンドシフターからインナーワイヤーを通して、前後のディレーラーまで導き、仮固定してワイヤーを引き。初期伸びを取る。
次いで前メカの高さや角度なども調整しながら、ワイヤーを本固定して張りを調整。
チェーンラインのチェックもしたが、ほぼ仮セットの位置で問題無さそうだ。前インナー後トップの状態でチェーンがアウターギアにギリギリ触れない位置が定位置だ。
ペダルを装着して、取りあえず走る事が出来る状態になったので、外に持ちだして走行テスト。久々の猛虎四號は、やはり軽快。マッドガードも付けていないので、ほぼロードレーサーだ。
初めてのコマンドシフターなので、思わずダブルレバーの位置に手が伸びる(^_^;)。
私は人差し指をサイドをブレーキレバーのフーデットカバーに乗せように握ることが多いが、コマンドシフターがあると今までと同じようには握れない。戸惑いはあるが、慣れれば有効活用できるだろう。
試走を繰り返して、ハンドルやブレーキレバーの角度など各所を調整。やや前傾がキツイように感じるが、久々のせいなのか微妙。スペーサーさえあればあと5mmはハンドル位置を上げられるので、しばらく乗り込んで慣れなければ調整しよう。
試走でハンドル周りのポジションがほぼ決まったので、今度はバーテープ巻き。
まずコマンドシフターの固定ボルトを覆うカバーをセット。
アウターワイヤーがブレーキとシフトの2本になるので、ハンドルバーの溝に収まりきらない。バーに穴開けすることも考えたが、ひとまずはは3Mのプラスチックテープで2本を束ねてからハンドルバーに固定。ビニールテープに比べて伸びが少なく確実に固定できるし、長期間経過しても粘着剤がベタベタする(関西で言う「わく」)ことがないので、昔から愛用している。これでもハンドルバーの上から握って気になるようなら、穴開けも考えよう。
下準備を終えてバーテープを巻き始めるが、初めてだけあってコマンドシフター近辺がきれいにまとまらない。バーテープは再利用品なので、今回は練習だと思って近いうちに新調しよう。どうもトラ柄より、黒の単色の方が似合いそうな気がしている。
ともかくも巻き終えて、右のバーエンドに自社製品のBIKE’N ROLL バーエンドミラーを装着。
そして左には阪神タイガース公認バーエンドキャップ・・・などはあるはずもなく、実はこれは清酒タイガースの一升瓶の栓。猛虎参號からやっていたことだが、この度新調した。言ってみれば約二千円のバーエンドキャップ(^_^;)。
トレーニングライドに出るための細かいアクセサリー類も装着していく。
細身のスチールバイクに合うBIKE’N ROLL ステンレスボトルケージを二本差し。
POLAR CS200CADを装着したらスピードは表示するが、ケイデンスを拾わない(-_-;)。しばしセンサー位置を調整したが、うんともすんとも言わないので、取りあえず後回し。
これで久々にケイデンスや心拍を確認しながらトレーニングできると思っていたのだが・・・。
チェーンラインが問題無さそうなので、フィキシングボルトをチタン製に交換。
ライト(AKSLEN コブラ)、スマートフォンホルダー(B.free スマホルダー)、カメラ兼スマホ用予備バッテリーケース、といったアクセサリーも装着していく。
相変わらずうるさいハンドル周りで、せめてステム上は開けたい気はしている。カメラを使わなくなったダブルレバー台座付近に移動することも考えたが、そうすると、ボトルの出し入れのジャマになりそうだし、予備バッテリーケースとして使用する時に遠くなってしまう。ハンドルバーサイズのパイプを増設するアクセサリーホルダーは重量増になるし・・・(「今さら何を」とか言わないでね)。
各ワイヤーの末端に熱収縮チューブを被せて火であぶり、短くカット。関係ないところをものすごい火であぶっているように見えるのは、撮影のタイミングでたまたまです(^_^;)。
リフレクターも装着し、これにて走行に問題のない(週末ライドに出かけられる)状態になりました。
一段落ついたとは言え、実はここからが大変な作業。個人的には欠かせない、マッドガードだ。
まずはフロントから。改造時にフォーククラウンの裏にダボを設けてもらおうかとも思っていたが、良い物を見つけた。
先日イトーサイクルさんで手に入れたのが、左図の「ジルベルトウ 埋め込みボルトの代わりになるボルト付ガード用L字金具(原文ママ)」。右図下側のブレーキ留めナットの代わりに使用して、マッドガードを吊るL字金具を固定できるようになっている。
何はともあれこのナットをセット。付属(というか、こちらがメイン?)のL字金具がちょっと安っぽいので、改造前から使用していたL字金具が付いたままのマッドガードを仮装着。これは元々リア用のL字金具で、クラウンの前側でブレーキに共締めして固定していた。従ってクラウン後ろで使用すると、長さが不足して角度が合わない。
ここまでは予想通りだったので、手持ちの前用L字金具を2種類引っぱりだした。右が今まで使用していた改造前の本来リア用のもの。中央が同型のフロント用で、クラウンに固定する部分がやや長いのがわかる(いずれもメーカー不明)。左は本所の輪行用ガードに付属していたもの。ここは形状がスマートな中央のものを採用することにした。
マッドガードを穴だらけにするのはイヤなので、今までの穴を一つ活かすことにして、その後方に固定用の穴を一つだけ開けた。これでもクラウン前部で固定していた時より少し後ろ寄り(下寄り)のセッティングになるが、2cm未満なので許容範囲だろう。
これで装着してみたが、L字金具の角度が鋭角すぎる事が判明。万力と300mmモンキーで曲げ直そうとするが、このプレートが結構丈夫。やっと曲がったと思ったら、相対的に強度の弱いボルト穴の部分で曲がる始末。悪戦苦闘の末、どうにか角度を合わせたが、金具にキズがつき、少し波打ってしまった(涙)。
フレームにダルマネジも取り付けて、前のマッドガードを仕上げて今日はここまで。見栄えは隠し留めに劣るが、止めボルトを蝶ボルトや環付ボルトにすれば、工具なしでの輪行も可能だろう。
クラウンからの突き出しが大きいのが気になるのでナットをもう少し薄く削っても良いかもしれない。さて、次は難題のリアマッドガードだ。