遅々として 進まぬ作業 日は短か [新フレーム乗せ換え作業その2]

化粧終え 秋晴れの日に来ぬ 四代目 [新フレーム引き取り&乗せ換え作業その1]】からの続き

 

121014_082826121014_082906本日も引き続き、新フレーム猛虎四號の組立作業。それに先立ち、朝イチにまずは昨日パーツをほとんど外した猛虎参號の重量測定。

猛虎四號の測定時と同じく、ヘッドパーツ付きの状態で2765gなので、現状で145gの軽量化ということになる。焼き入れパイプを用い、ホイールベースもつめたスケルトンなので、もう少し軽くなってくれると嬉しかったのだが、まあ仕方ない。アヘッド化したステムによる軽量化も見込めるし、長いヘッドコラムを切断すれば、もう少し重量は減る。

121014_090328121014_091020そのコラムカット作業は、しっかりした金ノコと、パークツールのソーガイドを持っている近所の友人に応援を頼んだ。私の持っている金ノコは安物ですぐ刃が外れるし、ソーガイドも安物。小さな万力はあるが、しっかり固定する場所がない。

友人宅近くの公園で作業開始。万力は固定する場所がなかったが、二人いれば、手で押さえることもできる。

121014_091326121014_091120スチールなので、それなりに大変だったが、ほどなくコラム切断完了。作業後はちゃんとお掃除。

何て書いてるが、私はフォークを押さえていただけで、切断作業も掃除も友人がやってくれた。なんてやつだ(^_^;)。
121014_092632121014_094922帰宅して切断後のフォーク重量を図ると770g。40gの軽量化だ。フレームとヘッドパーツを合わせると、2580gになったということだ。

ひとまずのポジションでステムを装着したが、20mm長めにしていることもあって、スペーサーが合計63mmにもなる。手持ちのカーボンスペーサーだけでは足らず、アルミスペーサーも動員。

本当はステムは水平かやや前下りにしたいところだが、スペーサーが長いのもみっともないし、重量的に不利。80度ステムで我慢したほうがいいだろうか? ちなみに画像のステムは誤って上下
逆さにつけてしまった時のものなので、実際にはもう少し前上がりは少なくなる。

121014_093158121014_093214パーツ類は基本的に乗せ換えのつもりだったが、友人から「いま使わずに、いつ使うのだ!(byクシャナ殿下)」と言われたことで思い直し、この機に手持ちのあるパーツは惜しまずにつぎ込むことにした(友人はシマノパーツを使えという意味で言ったのだが、思いっ切り曲解)。巨人兵みたいに短期間で壊れてもらっては困るが・・・。

以前からスペアパーツとして確保していたシュパーブプロのRメカは8S対応の最終型(と言っても7Sで使用するが)、Fメカは直付用のため、装着用バンドを用意した。ブレーキレバーもシュパーブプロのBRS対応最後期型。7Sリアコグ、SEDISのチェーン、トラ柄バーテープは新品。先日イトーサイクルで購入した前ギアも新品。シュパーブプロのブレーキアーチは手持ちの中古品だが、BRS対応ではない。シートポストは友人からもらったシマノXTRの中古品。

121014_095224121014_101216猛虎参號から載せ替えるパーツのクリーニングを開始。スギノPX最終型はギアを外して汚れを拭き取ったが、長年の使用で傷だらけ。一部足が当たってアルマイトが剥がれてムラにもなっている。

121014_101540121014_102758そこで、金属磨きNEVR-DULLで磨いた。アルマイトが剥がれた部分はピカピカになったが、アルマイト部分は大して変化なし。残念。

諦めて購入したばかりの新しいギア板を装着する。ネジの数が多くて面倒だが、全てグリスを塗布してから組み付ける。

121014_104306ギア板装着完了。これまで通り軟弱脚向けの42×26Tの超ワイドレシオ。Fメカのキャパシティぎりぎり。
121014_105140121014_105848続いてボトムブラケット。ワールドクラスのチタンBB、軸長113mm。

シールドベアリングなので、汚れを落としてやるだけ。本当はベアリング交換をしたいのだが、既成のプーラーなどが使えず、簡単にできそうにない。力任せに強引に行くか、方法を検討中だ。


121014_110316121014_111456難題だったのがシフトレバー。

インデックスのない左でさえ、これだけの部品点数。


121014_112618121014_113122インデックス付きの右側は、まずCリングで封印されており、開けるにも覚悟がいる。

開けると部品がこんなに! 小さなベアリングまであるので、慎重に作業したが、根気のいる作業だった。


121014_115020121014_121832あと少しだが、なかなか上手く行かない。

悪戦苦闘の末、ようやくグリスアップ完了。

いよいよパーツの組み付けを開始。まずはボトムブラケットから。

121014_122426121014_122928ところが、ワンをある程度まで入れると抵抗が非常に大きくなって、入らない。ところが、試しに普通のBBを入れてみるとちゃんと収まる。

軸長の短いワールドクラスのBBは、通常のBBより奥までワンが入るため、ネジ山がそこまで切れていなかったようだ。


121014_133224121014_133856そこで、またも国際救助隊(近所の友人)にSOS発信。

私の心の中でサンダーバードのテーマが鳴り響く中、友人がBB用タップを持って到着。これは、さすがに私も持っていない。というか、何で個人でこんな工具まで持ってるねん?

タップをBBシェルの奥まで切り直して、無事作業終了。

121014_142638121014_142626友人のお陰で無事にBBの装着ができ、クランクも装着して、前後ホイールやシートポストを装着。ここからは、ディスプレイスタンドにセットして正立した状態で作業を続行。


 

 

121014_152934121014_153112ブレーキアーチがBRS(ブレーキ・レスポンス・システム。シマノのSISに相当)非対応なので、ブレーキレバーからBRSスプリングを外し、ついでにグリスアップ。

121014_160406121014_164924昨日計測した位置にレバーを装着し、ハンドルバーをフレームに装着する。角度はiPhoneで計測。

キャリア、ブレーキ、サドル等を仮装着し、自転車らしい姿になってきたが、まだまだこれから。


121014_164950121014_164940糸を垂らして、サドル位置をセット。BBを基準に、猛虎参號のと大体同じポジションになったはず。フレームが変われば、適性ポジションは変化するだろうが、ひとまずここを基準にスタートしよう。

この時点で17時近くになり、本日の作業終了。丸一日掛けても、なかなか進まない。変速関係パーツや、ワイヤー類、マッドガードなどの大物が残っており、先は長い。

家の中には作業できる場所もなく、マンションの公共スペースで作業している。従って、作業途中で放置することもできず、準備と片づけにも時間がかかる。こうなると週末にしか作業はできず、さて完成はいつになることやら(^_^;)。

部屋籠り 天高き空 我れ誘い [新フレーム乗せ換え作業その3]】に続く

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