『2011ノリクラ』参戦記 [8/27・受付日]
8/27はノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)の受付日。今年も嫁さんの実家の車を借りて、早朝4:30過ぎに乗鞍へ向けて堺の自宅を出発した。
これまで、私の出場に家族を強引に付き合わせていたが、今年は娘が初出場する。
思えば、私がノリクラに出場するきっかけになったのは、第一子である娘の誕生だ。4月に娘の出生予定日を控えた正月に親戚から「お父さんになるにあたって、何か期するものがあるのか?」と聞かれ、酔った勢いで「自転車で乗鞍に上ります」と答えたのだ。今にして思えば何で「ノリクラ」だったのか自分でもわからないのだが、ともあれ娘の誕生と共にノリクラ出場を開始した。
昔から「いつか子供と一緒に出場したい」と言っていたが、当初は16歳からしか出場できない大会であったこともあり、遠い先の話だった。ところが、数年前から満10歳で出場できるショートコースが新設された。気が付けば今年で11回目の参戦となり、娘が参戦可能年齢に達した。当初は親の勝手な思いだったが、幸いにして娘自身も乗り気で、今回出場することになった。
堺から乗鞍までのルートは、まず近畿道-第二京阪-京滋バイパス-新名神-東名阪道-伊勢湾岸道-東海環状道-中央道と高速道路をつなぎ恵那ICで一般道に降りた。途中、6:30過ぎには御在所SAに着き、自宅から持参した朝食。
トイレやらハミガキやら、何かと時間の掛かる子供連れ。結局1時間以上滞在している間に、同じく大阪在住のあきひろさんと、滋賀在住のみわっちさんの車が現れた。お二人はこれから名古屋在住のサムさんをピックアップして、松本経由で3人で乗鞍入りの予定。出発に手間取る我々を追い越していった。
我が家の車は、名古屋は素通りして恵那ICで降り、家族で観光のため恵那峡に向かった。道すがら、菓子屋「恵那川上屋」に立ち寄った。
恵那峡で天界苑に入場。恵那峡ワンダーランドに隣接する「癒しと自然の展望ガーデン」とのこと。
展望台からは恵那峡の絶景が一望できる。この日の木曽川はここ数日の断続的な豪雨のせいか、増水してややにごっている。
天界池に戻ってコイにエサをやっていると、ふれあい動物園でバードショーが始まるとのこと。
再度ふれあい動物園に入場して、鷹やフクロウが出演するショーを見ているうちに、観客代表として息子が鷹を腕に留まらせることになった。
息子には良い体験になっただろう。
展望風車には入場できなかった。上って展望できる風車ではなく、展望される風車?
足湯。あまり時間の余裕もないので、これにて天界苑を出て恵那峡観光終了。
中津川市街に向かい、途中にあった「そばや幸」で昼食。私は、そばとミニ豚丼セット。かなり腰が強い歯ごたえのあるそばだった。
ヨメさんと娘は天ぷらそば、息子は越前おろしそばをいただいた。
昼食後は中津川市街を経由してR19(木曽路)をひた走る。交通量は多いが、渋滞することはない。この画像では夏空に白い雲だが、道中雨も降った。木曽川も増水している。
薮原で県道26号線に入ると、交通量は激減するので快調に飛ばす。奈川渡ダムでR158に合流し、さらに県道84号線に入っていよいよ乗鞍高原へ。本当は上高地乗鞍スーパー林道を通れば混み合うR158を経由せずに乗鞍入りできるのだが、通行料金860円は高い・・・と思っていたのですが、後で確認したら2008年から無料化されたみたいですね。しまった!
さあ、いよいよ乗鞍入り。時間も押しているので、まずは受付のある観光センターへ向かう。渋滞する車の周囲を色とりどりの自転車が走っていく。気分も盛り上がります。
受付終了まであと1時間となった16時頃に、観光センターに到着。日本中から集まった坂バカたちが歩き回っています。
ふと目についたのが、この電動自転車。もちろんレギュレーション上は、出場はできないのだが・・・。
選手受付に並び、娘ともどもゼッケン、計測センサー等を受け取る。
別のテントで参加記念品も受け取り(今年はスポーツタオル)。娘も緊張が高まってきたようだ。
受付会場では毎年のごとく出店が立ち並んでいる。メーカーや輸入代理店が直接出店して半端物をさばいているケースもあるので、かなりお得なものもある。じっくりは見られなかったが、私は指切りグローブを購入。娘用のものもないかと思ったが、さすがに見当たらなかった。
ツール・ド・フランスの名物「悪魔おじさん」のコスプレをした方。外装変速付きとはいえ、ママチャリで出場とのこと。
今年から始まる「ヒルクライムチャレンジシリーズ」の宣伝ブースも。各大会の上位入賞者は、ノリクラに無料招待とのことだ。私自身は年一回ノリクラに出場するのが精一杯。新潟や福島まで遠征するのは厳しい。
乗鞍岳方面を見ても、雲が多く明日のコースは見えない。乗鞍でも不安定な天候が続いているようだが、明日は何とか晴れて欲しい。
受付会場を後にして、常宿「寿家」へ。すでにほとんどの仲間は到着して、明日の準備をしながら旧交を温めている。宿に入るとすでにプレ宴会が始まっている。加わりたいところだが、まずは明日の準備しなきゃ。
自転車の積載状態。娘の自転車はQR式ホイールではないので、意外と場所を取った。斜めにして、ステムのボルトを緩めてハンドルの向きを変えて何とか収めた。新聞紙に隠れて見えにくいが、私の自転車は前後輪を外し、後方を上にして吊ってある。
出たり入ったりする仲間たちと話しながら、自転車を組む。娘は先に組みあがった自転車でそこら辺を走り回っている。
自転車が組みあがった頃に、息子にサプライズ。K原兄弟の弟T久さんが、息子のためにカブトムシを持ってきてくれたのだ。もう、大喜び。
寿家さんでは、離れの土間を自転車保管庫として開放してくれているので、組みあがった自転車を収めておく。超高級車は少ないが、この一室だけで何百万円分かの自転車が・・・。もちろん、夜間は施錠されている。
まだ準備が終わっていないが、18時から夕食。リーダー格のみわっちさんの音頭で乾杯!
今年はみわっちさんの後輩である日大工学部サイクリング部の現役生も加わり、我々のグループだけで約30人となった。他の常連さんがノリクラの抽選に漏れたこともあって、寿家さんを貸切。
関東、関西の大学サイクリング部やNEC府中サイクリングクラブを中心に、その友達や家族親族が次々繋がって、気がつくとこんな大人数になってしまった。年齢も住所も様々で、今となっては寿家さんに同宿するということ以外、共通点を探すのが難しい団体になってしまった。
今年は新メンバーが多いこともあり、順番に自己紹介。自転車乗りというだけで、すぐに打ち解けら
れるのが良いところだ。
19時過ぎに夕食は終了。手の空いたメンバーは、すぐに宴会に突入。私はまだ準備が残っている(泣)。急いで娘の自転車をもう一度車に積み込んだ。私自身は自走でスタート地点に行く、宿からは結構上るので娘は車で向かうのだ。
準備がほぼ終了したところで、子供らと風呂に入り、ようやく宴会に参加。すでに、ずいぶん盛り上がっている。
私が来たときには、恒例になっているGW明けのツーリングの場所をどこにするかが話題になっていた。以前から色んな案が出ていたが、南紀、富士山周回、浜名湖、淡路島、再度琵琶湖一周、山陰、とびしま海道などなど、走りたいところはいくらでも出てくる。
たびたび脱線しながらも、最終的に来年のツーリングはひとまず伊勢志摩方面ということに決定。関東、関西両方からのアクセスを考えると、交通の便がよい地域が望ましい。詳しくはこれからだが、伊勢志摩なら比較的交通の便もよいだろう。
不安定な天候が気掛かりだが、明日に備え21時には宴会もお開き。三々五々、寝床に入った。
「『2011ノリクラ』参戦記 [8/28・本番]」に続く。
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