冴え返る 空にぞ初音 冴え渡る [ブルベ200km試走]

 本日は友人がエントリーしたブルベ、「BRM315 近畿200km 泉佐野」。私がうっかりしているうちにあっと言う間に定員に達し、受付終了。ブルベにも興味を持っていたので、開催に合わせてシミューレーションライドをしてみることにした。

 スタート時間には7:00と8:00があり、友人は8:00時出走組だが、一緒にスタートしてもあっと言う間に置いて行かれるのは目に見えている。そこで30分早めにスタートして、先行することにした。2つのグループの中間でスタートすれば、ジャマになりにくいだろうし、遅い人に追いつき早い人に追い越されることで、参加者のペースを伺うこともできるだろう。

 まずは堺の自宅からスタート地点のりんくう公園までの約25kmを自走。5:30過ぎに出走して、国道26号線を南下していると、信号待ちで車から「どこ行きはる? ブルベ?」と、声を掛けられた。その方は今日出場するとのことで、「乗って行く?」と申し出て頂いた。とは言え、今日は早く着きすぎても寒いだろうし、参加しない者が手を煩わせては申し訳ないので、「今日は勝手ブルベなんで」ご遠慮した。とは言え、なんとなく心浮き立つ出来事だった。

140315_065928 本番(?)前から疲労を溜めないようにゆったりペースで走り、途中のコンビニでひと休憩して時間調整。マシンはいつもの猛虎四號だが、今日はブルベ向けに自社商品で電装を強化。

140315_065936140315_065949 フロントにはいつものコブラに加えて、ジェミニUSBライトを追加。ステム上には大容量のモバイルバッテリーを装着し、iPhoneをフル活用する態勢。

 リアには通勤用に使用している強力なTL-62Sをメインに、画像ではサドルバッグのポケットに装着しているUFOライトを暗くなったらウェアに装着。さらに(画像に写っていないが)ヘルメットにオリオンUSBライトを装着し、手持ちのライト類をフル装備。ブルベで義務付けられている反射グッズはまだ入手していないが、同等以上の視認性は確保できるだろう。

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 これまた自社商品でボトル台座を追加し、輪行袋も装着。これで、いざという時はいつでも逃げさせる(^_^;)。

 自他共認める坂バカの私だが、実のところ猛虎四號はロングライド用ロードバイクに近いスケルトンで設計してある。クロモリのしなやかな乗り心地と、マッドガードに大型サドルバッグという装備といい、ある意味ブルベ用自転車と言っても過言ではないのだ。

140315_072127 りんくう公園には7:23に到着。のんびりしすぎたか、予定時間ギリギリになってしまった。沖合には関西空港が浮かび、スッキリ晴れとはいかないが、雨の心配のない空が出迎えてくれた。

140315_072306 7:00スタート組はすでに出走。8:00スタートの参加者たちが集まっている横で、慌ただしくトイレやスマホの設定をして出走準備。友人がまだ来ていないのが気になったが、予定通り7:30に勝手ブルベ200kmスタート。

140315_082321 スタートしてしばらくして、友人から無事スタート地点に到着した旨、連絡があった。

 スタートから50分経過した8:20頃、まずは大阪府と和歌山県の県境、雄ノ山峠を越える。この辺りはまだまだ序盤で体力的にも余裕があり、大阪側の傾斜が緩いこともあって、余裕綽々。

 とは言え、1時間に1回を目安に短時間の休憩を取る予定だったので、峠で小休止。

140315_090415 和歌山市内に降りて紀の川を渡る。参加者ではないので、CP(チェックポイント)1のコンビニは素通り。東に方向を変えて紀の川南岸を遡っていくのだが、船戸駅を過ぎた9:04に地図の地点でAVANT GARDEジャージのライダーに追い越された。反射グッズを身につけていたので、先頭走者に間違いないだろう。私が1.5時間掛けた距離を1時間で走ってくるということは、私の1.5倍のスピードで走ってきたことになる。ペースは意識して抑えめとは言え、脚力の差を思い知らされる。

140315_091904 9:20頃、竹房橋手前の桃山町で、目の前に上りが見えてきたので、ウィンドブレーカーからベストに着替える。今日は寒い日だが、陽が出てすこし気温が上がってきた。

 平坦な旧道を知っているので迂回して体力を温存したいが、ルートラボのコース図は上って下りるバイパスを通っている。紀の川沿いは基本的に平坦だが、こんなアップダウンがいくつもあって疲れた帰路にはコタえるだろう。小休止している間に、3~4番目の参加者らしき自転車に抜かれた。

140315_100709 粉河の荒見付近ではコースミス。曲がるべきところを直進してしまい、200~300mくらいショートカットしてしまった。今回は大容量のモバイルバッテリーを搭載してiPhoneでルートを確認しながら走っているが、迷いそうにない所では画面を消して念のためバッテリーを節約していた。うっかりミスだ。

 国道480号線と交差してしばらくすると県道13号線に並走する堤防上を走る。10:05頃、堤防の斜面に水仙が咲いていたのをきっかけに小休止。こちらが正しいルートのはずだが、すぐ下の県道を数台の参加者らしき自転車が通り過ぎて行く。知ってか知らずか・・・多少のミスコース違いは許されるのだろうか?

 30分後でスタートした参加者に次々抜かれだした。一方、30分前にスタートしたと思われる休憩中の参加者を抜いたのが2台だけ。それもすぐに抜き返された。

 実は、どうも調子に乗れない。先ほどの休憩から間がないが、脚が回らず、すでにヒザ周りがこわばって関節に軽い痛みも生じている。お腹もガスが溜まって張った感じで、補給食も美味しく食べられない。お尻もすでにかなり痛い。距離はまだ50km(自宅からは75km)程度なのに、どうにも先が思いやられる。

 そもそも冬場はマラソンばかりで、今年に入ってから自転車では2回しかまともに遠出していない。それでいきなり200km超は無謀だったのだろう。まあ、自覚はあるので輪行袋を持ってきているのだが・・・。

140315_103011140315_103915 九度山は10:30通過。調子が上がらないところで黙々と走り続けるのはかなりツラい。そこで自分への喝入れ。

 そう、ノリクラでも毎年流している六甲颪だ。

 自分を奮い立たせて、橋本市街地対岸を通過。奈良県に入ってしばらくした11時過ぎに、景色の良いところで小休止。

140315_110659 今日の金剛山は山肌に雪が残り、まだ冬の装い。一方で平地では梅や山吹などの花が咲き、今春初めてのウグイスの唄声(=初音)も聞こえた。春告鳥の異名もある鳥の声を聴き、寒い中でも季節は一歩進んだ風情。

140315_113400 国道168号線に入り、すぐにCP2のコンビニ。11:20、ここでようやく70km。

 すでに多くの参加者が休憩しているコンビニの駐車場に入ると、スタッフの方に「はい、カードを出して」と言われてしまったが、すいません、今日はシミュレーションだけで参加者じゃないんです(^_^;)。

 親切なスタッフの方と、「近いうちにお世話になります」などと、話をしたり、参加者と自転車の話をしたり、食事を買ったりしているうちに、8:00スタートの友人が到着。う~む、70kmで30分差を詰められてしまった。もっと早くスタートスべきだったか?

 友人も足がつったり、ホイールが振れたり、そのせいでホイールマグネットの位置がずれたりで万全ではないらしいが、脚力の差は大きい。

140315_115408 消化の良い物を探して焼きうどんを食べ、20分以上の大休止の後再出発。4~5kmだけ友人を追走したが、やはりオーバーペースになりそうなので、別行動することにした。

140315_123958 ひとり旅で走り続けるが、早くも折り返してきた参加者と行き会うようになった。

 飛鳥駅前を12:40通過。観光客の多い飛鳥の中心部を通り過ぎて行くが、地味なアップダウンが結構コタえる。

 今日は見物もできないので主要観光地を素通り。

140315_125302 12:50頃、県道19号線に入った飛鳥資料館手前で小休止。体調的にはかなりツラい。脚はもちろんだが、首肩や腰も痛い。休憩している間も何台もの参加者に抜かれる。

140315_133849 今回のルートは、ほとんど日ごろのトレーニングライドで走ったことのあるルートだったが、ここから折り返し地点までは未走ルート。それでも90kmを越えていたので、あとわずかという思いがあった。

140315_134335 ところが、国道166号線に入ってからの前半最後の難関は想像以上にキツかった。

 平均勾配は6%程度で標高差240m。疲れた身体にはこれでもキツいが、最後には10%級のほぼ直登の坂が約1.5km続く。

140315_135546 フルインナーに入れっぱなしのギアで必死で上り、県道198号線に入ったところでようやく女寄峠北側のピーク。

 すれ違う参加者に「もうすぐそこですよ」と言われ、ゆるい坂を下っていくと、ようやく折り返しのコンビニ。13:55着。直前で折り返してきた友人とすれ違った。Cyclemeterではスタート地点から107km、サイコンでは105km地点。自宅から概ね130km。

140315_135638 もはやテンション上げてスタッフや参加者と話をする気力もなく、へたり込む。この体調でまだ半分だと思うと、気が重い。3月半ばにしては気温は低いが、天気はまずまず。風も弱く、走行に大きな支障はない絶好のコンディションでこれだ。

140315_141244 一拍おいて店内に入り、またも消化の良いうどん系の食料を探すが、目ぼしいものはない。やむなくカップうどんを食べたが、インスタント(油揚げ麺)だから消化に良くなかったかも。

 食べながらスタッフと参加者の話を聞こえてきたが、「このルートは実質210kmあるので・・・」との事実もここで初めて知った。勝手ブルベなので大した下調べもせず気楽に挑んだが、200kmちょうどだと思い込んでいた。キューシートを印刷するのも忘れていたし、万一iPhoneにトラブルが生じたらヤバかった。

140315_141959 そろそろ輪行でエスケープすることも頭をよぎるが、重い腰を上げて15:20復路スタート。25分の大休止だった。

 参加者とすれ違いながら、ゆるい坂をちょっと上り返して女寄峠北側のピークを超えると、往路で苦しんだ直登が今度は爽快なダウンヒル。とは言え、天国はすぐに終わり。アップダウンを繰り返す飛鳥付近は、低い上りでもインナーに落とし込んでカラカラ回して上るのが精一杯。平地でも、20km/hを切るスピードに落ちてしまう。

140315_152217 15:20、飛鳥を抜けて壺阪山駅を越えた辺りの近鉄沿いで小休止。金剛山、葛城山を見晴らす景色は良いが、身体は重い(^_^;)。休んでいる間にも2台の参加者が抜いていくが、もはやすれ違う参加者はなくなった。30分のアドバンテージを思うと、自分がかなり遅い方であることがわかる。

140315_154243 再出走して15分ほどだったが、LINEでの友人の連絡に返信するために吉野口駅付近で一時停止。彼はもう次のCPに到着し、約6km先行している。

 すぐに再出発したが、ここでミスコース。分岐を右に進むべきなのに直進し続けてしまった。すぐに気づいて引き返し、正しいルートにリカバリー、と思ったら、そこも違う道。往路で通ったところだし、日頃よく通るルートなのに二重のミスを繰り返してしまった・・・。やっぱりかなり疲れているようだ。

140315_160837 何とかルートに復帰し、あとわずかで五條のCPという16:00、後輪にイヤな感触・・・パンクだ。

 疲れきっているところに追い打ちをかける仕打ちを呪ったが、疲れて路肩の砂(パンクの元)を避ける気力もなくなっているのが原因だったかもしれない。

 もはや急ぐ気合もなく、だらだらと修理。結局修理に20分もかかってしまい、その間に恐らくほとんどの参加者は追い越していった。携行していたポンプは高圧まで注入しやすい自社商品のカーブ・ワンだが、いつもなら苦にならないポンピングが辛く高気圧まで上げるのを断念した。

 14:25、ようやく五條のCPに到着し、おにぎりをひとつ頬張り、ドリンクを補給。パンク修理と合わせると、約30分以上動きが止まってしまった。距離はようやく140km。まだ復路の半分にさえ達しておらず、絶望感さえ覚える。橋本から輪行することをかなり本気で考えた。

140315_174649 それでも走りだせば、進み続けることはできる。風が止み、下り基調なせいかと思っていたが、比較的楽に進む。後から考えると、パンク修理とCPで長時間足を休めたので、だいぶ回復していたのかもしれない。一旦止まると走りだすのがツラいし、長時間休んだ分を取り戻そうと、休憩をせずに走り続けるうちに橋本市街地付近を通過。

 17:45、かつらぎ町に入って川沿いの旧道を走る地点で、夕陽が紀の川の川面に反射して美しい風景。ここで、ようやく小休止。気温が落ちてきたのでウィンドブレーカーを羽織り、ライト類も本格的に全て点灯させた。

 陽が落ちたころには自分でも気づいたが、脚が回る。もちろん「疲れている割には」という但し書きはつくが、巡航速度も20km/h台半ばを回復し、気分的にも元気を取り戻した。お尻に合わせた革サドルと、クロモリフレームのしなやかな乗り心地にが、疲れた身体に優しい。改めて、猛虎四號はブルベに最適だと自画自賛。加えて、先ほどのパンクで気圧を上げきれなかったタイヤが意外に快適。これは最初から、少し下げておくべきだっただろう。

 その後も休憩を取らずに走り続け、参加者に抜かれることもあるが、コンビニで休憩している参加者を追い越す場面も増えた。平地で小径車の参加者に追いつかれたりしたが、いくつか丘越えするうちに振り切った。小径車はスピードを維持する力が弱いので、アップダウンの連続は苦手なのだろう。

140315_190603140315_190609 紀の川市桃山町で国道424号線に入ったところで、6台のグループに追いついた。最後尾で走るとややペースが遅く感じたが、交通量が多く悠長に追いぬく暇はない。とは言え、6台を一気に抜くのはかなり体力を消耗しそうなので、大人しく着いて行った。

 19:05、7kmの集団走行の末、CPである和歌山市大垣内のコンビニで全員停止。他にも先行者がおり、ブルベ参加者の自転車がずらり。トイレに行きたかったが、行列もできていた。ここで休むのは効率が悪いと判断して、私は一時停止のみで再出発。この辺はエントリーしていない者の強み。

140315_193553 数人の参加者と抜きつ抜かれつしつつ、次のコンビニを探す。ところが、紀の川を越え、国道24号線を越えても、なかなか見当たらない。雄ノ山峠を上る直前に交差した県道7号線の右手と左手の両方にコンビニを発見したが、どちらも300~400m離れている。タイムロスは惜しいが、このまま最後の難関である雄ノ山峠に挑むのは危険と判断して、左手のコンビニへ。時刻は19:30前。

 トイレを済ませ、パンをひとつかじり、いよいよ今日はじめての缶コーヒーでカフェインドーピング。約15分の休憩の後、再スタート。

140315_200224 雄ノ山峠の和歌山側は傾斜が急で、疲れた身体には当然コタえる。とは言え、この終盤にきて予想よりは脚が回った。1人に抜かれたが、3人抜いて20:02に雄ノ山峠に到着。あとわずかで200km。その頃、友人は約12時間でゴールしたとのことだった。

 雄ノ山峠からの下りは、道路灯のない真っ暗な区間もある。夜のダウンヒルは久々だったので用心していたが、コブラの強力な明かるさのお陰で不安なく下れた。和泉鳥取の交差点を20:19通過。残るは約9km。

 下りの勢いで、終盤の平地区間をラストスパート。残る距離はわずかだし、所詮は試走に過ぎないのだが、制限時間13時間30分以内ということは、21時がタイムリミット。走っていれば充分に余裕があるが、もう一度パンクしたらかなりきわどい。念のため、飛ばせるだけ飛ばす。

140315_204148 気合を入れたせいか、カフェインのおかげか、自分でも驚くほどのペースで走れ、30km/h超でかっ飛ばす。途中でパンクらしき参加者がいたが、やはりゴール直前でこんなこともある。ますます気合を入れて、激走。4~5人の参加者を追い越す。

 ゴール直前の田尻スカイブリッジに、20:40到達。ここまでくれば、担いででも21時までにゴールできる。ようやく一時停止して、関空の夜景をひと睨み。

140315_204831 20:45、ついに210km超を走破して、スタート地点のりんくう公園に帰還。規定時間まであと15分という、ギリギリのタイミングだった。

140315_205234 ところが、スタート地点には人気が全くない。そう言えば、ルートラボでもゴール地点が微妙にずれていたような・・・。この辺りがシミュレーションとは言え、準備不足極まれりというところだ。

 主催者サイトを確認しようとしたが、疲れと海風の寒さで思考力がガタ落ちし、指先も上手く動かずiPhoneが思うように操作できない。辛うじて、コースキューシートで「泉佐野市りんくう公園 open:12:53~20:30」の赤文字を確認し、どちらにしてもゴールはすでに閉鎖されたと思った。

 その時は、寒さと疲れで「もういいや、ちゃんと200km以上を走ったんだし、ゴールのすぐ近くまで来てるはずだ」と、正式なゴール地点へ向かうことを諦めてしまった。今思えば、ウェブに掲載されていたのは7:00スタート組用のスケジュールかもしれないし、たとえタイムアウトになった参加者でも、ほとんどはゴールまでやってくるだろう。そんな姿を見ているだけでも、感動を共有できたに違いない。もったいないことをした。

140315_212424 残るは自宅までの自走。途中のラーメンむさし 貝塚本店でとんこつパイタンラーメンを食べて、ささやかな打ち上げ。疲れた身体に塩味が染みる。

 責任者らしい店員さん(店長?)に「今日は遠くまで走ってきはったんですか?」と声を掛けられたので、「今日は250km走ってきました」と答えたところ、目を丸くして驚いておられた。

140315_213116 しばらくして、その店員さんが、「お疲れでしょうから、糖分摂って下さい」と、シャーベットを持ってきてくれた。これはまた疲れた身体に染みて、心にも染みるうれしい心遣いだった。ライドの途中で、また寄りたいと思ってしまう。

140315_225121 残る道のりは、疲れた身体にかなりツラかった。自宅帰着は22:50。自宅を出てから17時間以上、合計で270km近くを走った。もちろんこれは、1日の走行距離の自己最長記録。300kmブルベの完走も夢ではない? 時間制限には間に合わないが・・・(^_^;)。

 帰宅後は風呂で寝入りそうになるほど疲れきったが、達成感の大きい一日だった。

 今回の反省点は色々あるが、筆頭は「どうせリタイヤするかもしれないし」と、準備がいい加減だったこと。キューシートの印刷忘れもそうだし、コースの詳細やゴール地点の確認などは事前に頭に叩き込んでおく必要がある。「長丁場だし、途中で確認しよう」と思っていても、疲労で思考力が落ちてしまい、普段なら簡単なことができなくなることもある。何より、今年に入ってから(通勤ライドを除けば)、2回しか自転車に乗っていないのに、いきなり200kmは無茶だった。胃腸が重くて食事が義務的だったのも、今回苦しかった点。ムリヤリ補給を摂って乗り切ったが、事前の体調管理も重要だ。

 猛虎四號は意外なほどブルベに適した仕様であり、大きな見直しは必要なさそう。ライト類も今回の装備であれば、200~300kmまでなら問題ないだろう。2灯が義務付けられている400km以上に挑戦するのはまだまだ先の話だ。タイヤの空気圧は、やや低めにする方が良さそう。

 携行する装備に関して言えば、疲労したり雨天や夜間のパンクもありうるので、CO2カートリッジを使用するインフレーターを携行した方が良いと感じた。輪行袋やレインウェア、多めの工具類に関しては今回出番がなく、単なる重りになってしまった。とは言え、当面はやはり携行すべきだろう。完走よりタイムを狙うようなレベルになったら、また考えよう。iPhoneを積極的に活用するために、大容量モバイルバッテリーを携行したのは正解だった。

 あとは、ブルベ本戦を重視するなら、スタート地点までの自走はできるだけ避けた方がよいだろう。近距離でも輪行した方が良いかもしれない。

 本番に挑む前に解決可能な課題が把握できたことは、幸いと言うべきだろう。今回のコースはブルベのコースとしてはアップダウンが少なく、走り慣れた地域で、ほとんど鉄道に沿っているという安心感もあった。多くのコースはもっと難易度が高いので、規定時間内の完走は簡単ではない。トレーニングを重ねてレベルアップしていく必要があるだろう。初めての体験だったが、ブルベには病み付きになる魅力がある。

 

■コースマップ

・ルートラボ http://yahoo.jp/mtVOul
・Googleマップ http://goo.gl/maps/jWIOz

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録 http://p.tl/8KVQ
 スタート    : 2014/03/15 7:30:06
 完了    : 2014/03/15 20:45:20
 バイクタイム    : 9:32:53
 停止時間    : 3:41:56
 距離    : 214.20 km
 平均スピード    : 時速 22.43 km
 獲得標高    : 1551 メートル (ルートラボは2858mを記録)
 カロリー    : 4959
 今月の累計走行距離    : 457.87 km
 今年の累計走行距離    :1251.88 km

POLAR CS200CADの記録
 走行距離    :211.3 km
 計測時間    :13:15:34
 平均速度    :20.9 km/h
 平均ケイデンス    :78
 最大ケイデンス    :112
 走行時間    :10:05:11
 累計走行距離    :8760.1 km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム(フォト蔵)

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