第16回スズカ8時間エンデューロ秋sp参戦記

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151113_171119チームCARACLE(カラクル)で参戦することになったスズカエンデューロだが、私が風邪気味なことに加え、メンバーのIさんが身内の不幸で出場できなくなった。しかも天気予報はどんどん悪化し、終日雨で強風注意報まで。初参加からいくつもの試練が立ちはだかった。

これ以上のメンバー減は許されない状況に、病院に行って点滴を打ってもらい、降りだした雨の中を前夜から鈴鹿入り。一縷の期待を持っていたが、当日4:30に起床するとやはり雨。雨雲は延々西の方まで日本を覆っており、途中から回復する気配もないorz。体調はかなり回復しているが、雨に濡れて冷えることが心配。

151114_0601404:30過ぎには私達の宿泊したホテル付近の駐車場から出発していく、出場者らしいグループもあった。5時の開門と同時に入場して場所取りをするのだろう。私たちは、5:30にホテルを出発し、15分程度で鈴鹿サーキットに到着。

151114_060430初参加で勝手がわからず、早朝からごった返すサーキットを右往左往。何とか、6時頃にはピットビル1Fに居場所を確保した。

151114_064904バタバタと準備を進め、6:45からまずは試走一周。右側がチームメンバーのFさん。

鈴鹿サーキットを走るの初めてだが、セナやプロスト、平やスペンサーが走り抜けたコースを走っていると思うと感慨深い。予想はしていたがそれなりに起伏があり、下りではかなりのスピードが出そうだ。試走はレインウェアを着込んでゆっくりと走ったが、本番は雨の中でどこまで追い込むか考えさせられる。安全第一が基本だが、成績にもある程度こだわりたい。

151114_071730試走後は出場受付。参加証を提示して、計測タグやゼッケン、パンフレット、記念品等の入った袋を受け取った。写真は受付に向かうテック・ワン従業員であるTさんと、その奥様(Cさん)。

我々のチームCARACLEは小径車・リカンベントクラス(4時間のみ)へのエントリーを狙っていたが、たった1日で同クラスは定員に達して受付終了。20インチの折りたたみ自転車CARACLE-Sで出場可能な他の4時間のクラスも、全て定員に達していた。Cさんのご協力により、からくる・・・もとい、からくも8時間男女混合クラスにエントリーできた。

受付を終えて、ストレッチや自転車の最終調整等の出走準備。多くの方にブースにお訪ねいただいたのでその応対や、SNSへの投稿などをしていると、あっという間にスタートが迫る。

経験者の助言によると、スタート直後は団子になって事故が多く、ペースで作りも難しいし、未経験者の多くは雰囲気に飲まれて自分を見失いがち、とのこと。レース系イベントへの出場経験のあるのは私だけなので、第一走者を務めることになった。とは言え、私もほとんどノリクラしか経験がないので、緊張感は半端ではない。

151114_080054集合時間の8:45(スタート15分前)にスタート地点にたどり着くと、すでに前方には多くの参加者が並んでいる。先頭付近には主催者のマトリックスパワータグを始め、招待された有名ライダーがおり、ノリクラ優勝者の森本誠氏も来られていたようだ(集団の後方から姿は見えなかったが)。

151114_080536おりしも雨が小止みになり、レインウェアを脱いでも身体が冷えることなく待機できたのは幸運だった。

この大会はパフォーマンス賞があるくらいで、仮装は公認。毎年ノリクラでタイガースハッピを身にまとう私には絶好の機会。とは言え、雨と風の中で速度域の高い走行が予想される今回は抵抗になる綿製のハッピは避け、化繊の応援ジャージを身に纏った。アピール効果は半減するが、おかげで雨の中でも身体は動かしやすい。

そして8:00ちょうどに、8時間の各クラスにエントリーした参加者が一斉にスタート。私もスピーカーから六甲颪を流しながらスタート。結構な大音量のはずだが、大会の喧騒にあまり目立たない。

私の後にもかなりの参加者が並んでいたが、恐らくは集団の後方よりに位置していただろう。事前の情報通り、スタート直後は上りで、集団が団子になっていてなかなかスピードは上げられない。スタート直後のシケインはカーブの角度が急でクランク状になっているため、事故率が高いとのこと。細心の注意を払いながら、周囲と動きを合わせて通過していく。ゆるい下り坂になった西ストレート付近からは集団もかなりバラけてきたので、様子を見ながら徐々にスピードを上げていく。ところが、スプーンカーブに突入する付近が上り坂になっており、ペースダウンした集団がまた団子になって、ペースダウン。スプーンカーブを過ぎると、ほぼ自分のペースで走れるようになった。なんだかんだで結構ペースは上がり、心拍数は180を突破した。さすがに上げすぎだと、ややセーブ。

天気好転への期待もしたが、残念ながらスタート直後にまた雨が降りだした。濡れた路面でのタイヤの限界性能がわからず不安なので、ヘアピンカーブはかなり減速し、周囲の参加者と距離をとって突入。ヘアピンを抜けた後は一直線の下り坂で、周囲に参加者も少ないので思い切って加速し50km/h近くに達した。充分に減速して直角に近い25Rを抜け、テグナカーブへ向けて再加速。

最後はダンロップカーブからS字、第2、第1と下り坂のハイスピードカーブが続く。大して急なカーブではないのだが、濡れた路面で20インチ車輪の45km/h超となれば、ちょっとした事で吹っ飛びそうな緊張感があり、思いきり踏み込めない。

151114_081622第1コーナーを抜けると、ホームストレートはゆるい上り坂。まだ余裕があったので、それなりのペースでピット前を通過していく。仲間から声が掛かり、手を振って2周目に突入した。

2周目は団子になるような集団はなくなり、1周目よりかなり走りやすくなる。周囲との距離感も徐々に把握し、ドラフティング(追走)を試みる余裕も出てきた。ただし、雨中のドラフティングは前走者の跳ね上げる水しぶきをモロに被ることになるし、ペースの合う参加者がそうそう都合良く現れる訳ではない。

そうした中で、CARACLE-Sが並み居るロードバイクに引けを取らないと感じるようになった。コーナリングや下りで引き離されても、上りで追いつくことが多く、極端な不利は感じない。これなら後は脚力と精神力の勝負に持ち込める。・・・それが一番の問題だが(^_^;)。

もちろん、トップクラスの選手は圧倒的に早く、「ゴー」と轟音を立てる集団が一瞬でぶち抜いていく。ドラフティングを試そうとも思わない。

151114_0826222周目を終えて予定通りピットイン。ホームストレートに並行するピットロードのゆるい上りがかなりキツく感じたので、3周は走らないで正解かと思えた。

自己計測で1周目10分38秒、2周目10分28秒のラップタイムがどの程度なのか、この時点ではわからなかったが、これだけ身体が動けば体調はかなり回復したと言えるだろう。ただ、公式記録では2周とも10分台後半となっていた。次走者に交代した後のピット出口までのタイムも含むとは言え、ちょっと差が大きい。

第2走者はTさん。経験が浅いながらも健脚で、いきなり9分台半ばのラップタイムを叩きだした。2周目はやや減速したが、それでも10分台半ばで走ってピットイン。

第3走者はFさん。CARACLE-Sには乗り慣れていないにも関わらず、1周目で10分台半ば、2周目は9分台のタイム。皆さん、経験だけは長い私なんかより、よっぽど優秀だ(^_^;)。しかも2人ともドラフティングはほとんどしなかったとのことで、自力で叩きだしたタイム。

続いて私が2回目の出走。ドラフティングを駆使して2周目で何とか9分台を達成。もっともこれは今回唯一の9分台。前走者の少し斜め後ろに位置することで、顔への水しぶきを避け、肩の辺りで水を受け止めながら追走した。

151114_0929042巡目はTさんに3周してもらったが、タイムはさほど下がらない。この人の脚は本物だ。

3巡目に入って私が出走した10:30頃には一時的に雨が上がった。雨が上がると実に快適に走れるし、ウェアが濡れないというか、むしろ走るとウェアが乾くので待機中も身体が冷えにくい。雨が上がれば危険も少ないだろうと、ここでいよいよ紅一点のCさんに出走願った。

151113_162921Cさんの乗車するCARACLE-Sは他の3人に比べるとノーマルモデルに近いが、タイヤを女性らしいホワイトの1.25サイズにして、サドルも女性用のスポーツタイプに交換。ハンドル位置をやや低くしてエンドバーを装着し、ペダルをハーフクリップ付きのアルミ製に交換してある。とは言え、このカスタマイズは一昨日から急遽行ったもので、Cさんは今日初めてカスタム後のモデルに乗車した。

ドロップハンドルでもないこの仕様で、Cさんは13~14分台のラップを出した。15分は越えるだろうと思っていた私の予想を、いい意味で裏切った。経験の浅い女性を雨の中何度も走らせるのは過酷過ぎるだろうと思っていたが、「これはもっと走ってもらった方が、他の3人の負担軽減になる」というFさんの言にうなずいた。

151113_163207ついでの他の出場車も紹介しておく。これは私のCARACLE-Sで、11/11の作業の後、雨に備えてワンタッチマッドガードを装着した。

151113_163410こちらはFさんのCARACLE-S。ドロップ化とSTIレバー装着を行い、ホイールはCapreo互換ハブを装着しトップ9Tを装着した高レシオ仕様。他のメンバーより細い1インチ幅のナロータイヤにナローサドル、ブラック仕様のシートポストが精悍な印象だ。ペダルもビンディング化。

151113_163610そしてTさんのCARACLE-S。ドロップ化とSTIレバー装着はFさん同様だが、こちらはハンドルポストとシートポストがシルバー仕様で印象はかなり違う。ホイールはノーマルだが1.25幅のナロータイヤを装着。カーボンレールの超軽量サドルを装着し、ペダルはビンディング化。今回はこの4台と4人で参戦した。

151114_11230411:58~12:23は4時間組のゴールのためにピットが封鎖される。一人に負担が集中しないように、Cさんの後の11時台は1周ずつで繋ぐ。

151114_112320そして、ピット封鎖中はTさんに3周してもらった。その間に再び雨が降りだした。その後はほぼ止むこともなく、雨の中の大会が続いた。

151114_142546_018ピット封鎖の解除後は、再び紅一点のCさんが出走して2周回。雨でも積極的に取り組んでいただき、その後も14時台に2周回して合計6周回(約35km)を力走していただいた。

151114_130228_011午後になると4時間の参加者の多くが去って、コースもピットも空いてくる。走りやすく、休憩も取りやすくなるのだが、疲労も溜まってくる。


151114_132000私のラップタイムも12分を越えるまで落ち込んだ。待機時は濡れた身体を冷やさないようにレインウェアを着込み、腹巻きも身につけているが、手先足先の末端は冷えてくる。

151114_133356_014仲間と一緒に頑張って走り続けるうちに、長かった闘いも終盤が近づいてきた。

151114_135722_01515時台に入ってTさんの最終走。途中、チェーンガードが脱落するトラブルがあったが、その分を取り戻す力走を見せてくれた。

151114_150742続いて私の最終走。今回はハッピも着用せず、スピーカーで流す六甲颪も今ひとつ目立たない。そこで、最後くらいは、高速で抵抗になることを恐れて装着しなかったタイガースの応援旗を取り出した。

もう体力を温存する必要はないし、最終走者のFさんに繋ぐためには時間的に2周は回れない。1周で全ての脚力を使い切るべく、応援旗をたなびかせながら必死で飛ばす。雨の中の走行も(今日は)これが最後だ。自己計測11分13秒(公式記録11分08秒)で周回を終え、最終走者のFさんに計測タグを渡して本日の役目終了。走行後は、しばらく自転車に跨がったまま身動きできない状態。もう鼻血も出ない。

151114_155718_032Fさんが最終走に飛び出して、10分もしない15:55にピット閉鎖。やはりどんなに飛ばしても閉鎖前に2周はムリだった。Fさんは11分46秒でチーム42周回目をラップし、43周回目の途中で16:00を迎えた。後はゆっくり走って16:14過ぎにゴール。長かった8時間の闘いが終わった。

そのころ私はというと、最後に行われるパフォーマンスパレード参加のためにピット入口付近に来ていた。ゴールに向かうFさんに声を掛けて見送り、参加者のゴールが落ち着いてからホームストレートを他の仮装チームと共に走りぬけた。・・・のだが、雨のせいかパレード参加者が非常に少なかったのが残念。注目している観客も少なく、ちょっと寂しいパレードだった。

151114_170213ピットの後片付けをして、びしょ濡れのウェアを着替えているうちに表彰式は終わってしまった。皆疲れきって車で休憩しており、最後の抽選会に立ち会ったのは私だけ(^_^;)。

絹代さんの司会で進んだ抽選会は、残念ながら全滅。これにてスズカエンデューロは完全に終了した。

151114_173724

車に戻って成績をチェックすると、8時間男女混合クラスの出走159チームのうち、我々チームCARACLEは35位だった。周りはほとんどがロードバイクの中で、20インチの折りたたみ自転車で出場した我々が上位22%に食い込んだことは、正直出来過ぎ。しかも、私以外の3人はレース系イベントは初参加で、私もヒルクライムレースしか出たことがないので、サーキットレースは素人ばかりだ。

自社商品の宣伝を兼ねた参加だったが、この結果ならCARACLE-Sの優秀さを充分アピールできたのではないだろうか? 私より良いタイムで走ってくれた若手2人と、女性ながら素晴らしいタイムで走ったCさんの頑張りに感謝だ。

裏方に回ってサポートしてくれた上司や同僚、差し入れしてくれたお取引先、そして現地やネットで応援してくれたたくさんの知人友人にも、深く感謝します。

帰路は次の大会でさらに成績を上げるべく、話が盛り上がった。公式ラップタイムを再確認すると4時間時点の周回数は22周。これは4時間ミニ・リカンベントの4位の記録と同じ周回数だ。首尾よくこのクラスにエントリーできれば、競技時間が半分になることでよりペースを上げられるし、初参加で右往左往していた今回に比べれば勝手がわかる。

貧脚を自覚している私は、平地のレース系イベントで結果を出せるとは思えず、これまで消極的だった。今回も正直なところ、進んで参加したわけではなかったが、半分仕事でもあり、何より仲間がいることでトレーニングにも熱が入った。当日も風邪気味であったにもかかわらず、仲間がいることが励みになって実力以上に追い込むことができた。長らくヒルクライムばかりを嗜んできた私だが、新しい試みで結果が出るとやはり嬉しい。仲間に教えてもらった新たな楽しみに、ハマりそうだ。

 

■本日の走行記録

個人記録(CyclemeterGPS)

スタート 完了 時間 距離 平均速 最高速 平均HR 最大HR 平均Cad 最高Cad 詳細LINK
8:00:01 8:21:46 0:21:08 11.38 32.31 49.84 168 186 100 129 LINK
9:02:39 9:24:52 0:20:56 11.63 33.32 49.93 169 180 99 128 LINK
10:16:47 10:39:15 0:21:41 11.64 32.21 50.89 165 178 97 122 LINK
11:28:45 11:39:59 0:11:03 5.80 31.49 49.4 162 171 91 123 LINK
12:51:47 13:20:24 0:22:48 11.59 30.48 47.73 162 176 91 121 LINK
14:26:28 14:51:26 0:23:35 11.58 29.45 49.4 155 168 87 136 LINK
15:34:45 17:46:29 0:11:13 5.80 31.01 50.1 156 175 85 117 LINK

公式チーム記録(順位は8時間男女混合クラス)

ラップ トータル 走者
1 43 10:52.588 0:10:52.588
2 48 10:50.624 0:21:43.212
3 34 9:34.813 0:31:18.025
4 35 10:34.685 0:41:52.710
5 28 9:57.131 0:51:49.841
6 29 11:23.034 1:03:12.875
7 26 10:02.335 1:13:15.210
8 26 11:01.301 1:24:16.511
9 26 10:27.280 1:34:43.791
10 23 9:54.047 1:44:37.838
11 24 10:40.660 1:55:18.498
12 23 10:45.373 2:06:03.871
13 22 11:18.362 2:17:22.233
14 21 10:34.441 2:27:56.674
15 23 11:24.057 2:39:20.731
16 23 13:33.353 2:52:54.084
17 30 14:48.879 3:07:42.963
18 29 10:51.707 3:18:34.670
19 31 10:47.809 3:29:22.479
20 32 11:03.193 3:40:25.672
21 31 11:25.094 3:51:50.766
22 31 10:11.279 4:02:02.045
23 30 10:15.967 4:12:18.012
24 29 12:39.075 4:24:57.087
25 34 13:25.478 4:38:22.565
26 36 14:02.292 4:52:24.857
27 34 10:54.835 5:03:19.692
28 33 11:59.190 5:15:18.882
29 33 10:41.053 5:25:59.935
30 34 11:55.889 5:37:55.824
31 33 10:06.208 5:48:02.032
32 30 10:43.757 5:58:45.789
33 32 13:36.870 6:12:22.659
34 34 14:37.993 6:27:00.652
35 34 11:17.815 6:38:18.467
36 34 12:22.368 6:50:40.835
37 34 10:57.689 7:01:38.524
38 34 12:13.566 7:13:52.090
39 35 10:52.044 7:24:44.134
40 35 10:35.820 7:35:19.954
41 35 11:08.878 7:46:28.832
42 35 11:46.802 7:58:15.634
43 35 16:02.330 8:14:17.964

 

 

■本日のフォトアルバム

※本ブログ、及び下記のフォトアルバム(フォト蔵)に掲載の画像に差し障りがありましたら、ご遠慮なくお知らせください。速やかに対処します。

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