元の鞘 大小戻す 年の暮れ [新通勤車組立て・その7]

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手仕事を 日暮れが急かす 冬の口 [新通勤車組立て・その6]からの続き

DSC02371 昨日は来客があったためあまり時間は確保できなかったが、先週前輪から外したアラヤCTL-385を、傷んだ後輪のものと交換する作業を開始。

DSC02372 まずはスプロケット(リアコグ)を外す。リアハブもサンツアーSLマイクロライト(フリーハブ)。フリーボディが軽合金で、1990年代前半には超軽量ハブだった。重量計測は失念。

 この時代はトップコグにスプラインが切ってあり、それで固定される。外す際にはスプロケット外しを2丁使って(1丁は空転止め)トップコグを緩める。

DSC02374 リアコグを外すとフリー側のフランジが露出して、スポークを外せる状態になる。スポークをよく見ると、一部はチェーンが落ち込んだ際に削られたり、歪んだりしている。当座しのぎのつもりとはいえ、不安。

DSC02376 今までの後リムはハトメが1箇所分断しており、ぶつけたと思われる変形も見られる。走行時にキチキチという異音もあり、リムに亀裂が入っている可能性があると考えている。

 そこで、痛みの少ない前リムと交換することにしたのだ(前輪は先週組み換え済み)。

DSC02377 バラす前にスポークテンションを計測しておく。借り物のパークツールTM-1でフリー側が、概ね22~24の目盛りを表示(111~138kgf)したが、1本25を越える(165kgf~)ものもあった。

 ハトメが分断してから、どうせもうすぐ交換するならと、試しにテンションを思い切り上げてみた。キチキチ音が生じたのは、それ以来なのでリムの耐えられる限界を越えてしまったのかもしれない。一方で、体感できるほどホイールの剛性が上がり、もがいてもふにゃふにゃしなくなった。

DSC02390 当たり前のことながら、ホイールは重量だけでなく、剛性も重要な要素。特にダッシュ性能を重んじるなら、多少の重量増は厭わず剛性の高いリムでがっしり組んだホイールを使用する方が良い。・・・といいつつ、さらに軽い(=剛性の低い)リムを前輪につけた私(^_^;)。もう完全に、上り以外は捨てた仕様になっている。

 反フリー側は14~21(?~89kgf)とテンションのばらつきが大きかったが、大半は16~17近辺(59~65kgf)。

DSC02404DSC02401 ニップルを緩め、ホイールをバラバラに。

 前輪ではハブ穴を1つずらしてしまい、ロゴもずれてしまった。今回はバルブ穴両側のスポークを外さず、目印にしておいた。抜け落ちないようにテープ止め。

DSC02405 フリー側スポークの一部が傷んでいたので予備を探したが、組んだ時に確保しておいた星スターブライトの予備は2本のみ。やむなく曲がりのひどい2本のみ交換。

DSC02408 各パーツをクリーニングして、再度ハブにニップルを通していく。ただし、傷のついたスポーク、つまり元々フランジの外側に露出していたものは、内側に通る部分に使用した。同じスポークがこれ以上傷つかないためにだ。

DSC02411 目印のスポーク2本を、前輪から外したリムのバルブ穴の両側に装着。それを基準に残りのスポークをリムにセットしていく。スポークのネジ山と、ニップルのリムへの当たり面へグリスを塗布。

 フリー側が終わったら反対側もセット。仮組みを終えたところで、昨日は時間切れ。

 

DSC02465 明けて今日は紅葉狩りポタリングから帰宅して早めの昼食後、作業再開。今日も寒いし、仮組みを終えているのでホイールを仕上げるまでは部屋を汚す恐れが少ない。そんな訳で、珍しく室内作業。

DSC02467 センターをチェックしながら、左右のスポークテンションを上げていく。頻繁にスポークをシゴいてよじれを取り、何回かは体重を乗せてスポークに力を掛ける。

 その度に生じる縦横の振れを取っていく作業を繰り返し、横振れをジョイント部の段差以内に収めてホイール組み終了。

DSC02469 組み上げたホイールのスポークテンションは、ほぼ22~24の目盛り(111~138kgf)の範囲で、1本だけ24.5(147kgf)。

 組み換え前のように25(165kgf)を越えるような飛び抜けたものは無い。 とは言え、全体の平均はバラす前とほとんど同じ。前述のように、交換前のリムはテンションの上げ過ぎで引導を渡した可能性が高い。

 このブログを書きながら改めて考えると、ちょっと上げ過ぎかという気もしてきた。

DSC02486 反フリー側はほとんどが16~19の目盛り(59~80kgf)の範囲で、13(対応表の下限以下)と15(54kgf)が1本ずつ。やはりややバラつきが大きい。

DSC02505 組み替えた後輪の重量は、QRなしで920g。前後で1595gは、シマノの完組ホイールと比較すれば、前後で10,000円ちょいのR501(1,900g)よりはかなり軽く、50,000万円前後のRS81(1,505g)よりわずかに重いというところ。

 そう考えれば、骨董品の集まりにしては、まあまあ悪くない重量だろう。もっとも、剛性やエアロ性能は完組みホイールに及ぶべくもないと思われる。

 私は上りに的を絞っており、低トルク高回転走法なので、さほどのデメリットはないと思っているが、同程度の重量なら剛性が高いほうが良いに決まっている。こんな手間ばかりかかって実効性の低い骨董品いじりは、人には薦められない。・・・本人は楽しんでやっているが(^_^;)。

DSC02508 軽量ホイールのリム換装が(一応)完了したので、ピンチヒッターで使用していた重量ホイール(MA40+シュパーブプロ)を猛虎四號から外す。ここからは寒い戸外に出て、マンションの廊下で作業だ。

DSC02509 タイヤを外し、軽量ホイールから外していたスプロケット(リアコグ)を装着。同じサンツアーの7S用なので、軽量ホイールのSLマイクロライトと重量ホイールのシュパーブプロのフリーハブは互換性がある。

DSC02510DSC02511 同じく、軽量ホイールから外していた通勤用のタイヤGMD G701を装着し、新通勤車にホイール装着。

DSC02513 フリーボディの材質の違いによるのか、スチールのシュパーブプロと軽合金のSLマイクロライトではスプロケットの位置が微妙にずれる。ハイロー調整とワイヤーの張りを調整してインデックスを最適化。

DSC02512 これにて重量ホイールを、ようやく想定通りに新通勤車に装着することができた。重量は増えたが、気を使わずに乗れる頑丈さが通勤用にはありがたいし、この方がトレーニングにもなるだろう。

 通勤だけでなく、オンロード専用の猛虎四號を補完する役割も期待している。頑丈さを活かして、ちょっとしたダートに入るランドナー的な使い方ができるだろう。そのために、前24×後22Tという超ローギアも装備している。

 未装着のスタンドやサイクルコンピュータ、グレードの低いBB、ステム、ヘッドパーツなど、手を入れたいところはまだまだあるが、ひとまず走行性能に関わる部分はほぼ仕上がった。

DSC02514 表題は「新通勤車組み立て~」となっているが、軽量ホイールのリムを換装したのは猛虎四號に装着するため。

 先ほど重量ホイールから外したスプロケットやタイヤ類を装着。

DSC02515 タイヤ装着時にタイヤレバーを使うとチューブを傷めてしまうことがあるので、できるだけ使用したくない。毎度のごとくビートワックスの力を借りて、何とか素手で装着。後はパーツクリーナーを塗布した布で、リムに付いたビートワックスや油分を拭きとっておく。

DSC02516 完成した後輪を猛虎四號に装着し、新通勤車同様にハイローとインデックス調整をして一応の完了。これで2台の前後輪ともに本来の持ち主(?)に戻り、不釣り合いな状態が解消した。表題の句は前後ホイールを、武士の二本差しに例えた川柳。正月くらいは、と質草の大小を引き取った武士を笑った句とも取れるだろう。

 猛虎四號は前輪がCTL-370、後輪がCTL-385というアラヤの超軽量リムのコンビ。ハブはサンツアーSLマイクロライトなので、20年前なら最軽量クラスの組み合わせ。一応完成はしたが、スポークテンションをかなり上げたこともあって、耐久性には大いに不安がある(^_^;)。当座しのぎのつもりではあるが、いきなり壊れてもこまるので、後輪のテンションは少し下げようかと思案中。CTL-385でもテンション低めなら、10年保った実績がある。

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