2001乗鞍参戦記

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【旧ホームページから、修正の上で転載したものです】

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 去る2001年8月25日(日)、『乗鞍』こと「第16回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催されました。私も10年モノのツーリング車で参加しました。ご存知の方も多いと思いますが、標高2800Mの乗鞍岳畳平まで自転車で駆け上がる常軌を逸したイベントです。毎年3000人以上参加者を集め、標高差1400M、距離22kmは国内で最もスケールの大きなヒルクライムレースで、1時間以内で走るトップクラスのレーサーから、自分への挑戦としてMTBやツーリング車、折畳み自転車で参加する人まで、非常に幅広い自転車愛好家が集う「お祭り」的イベントです。

 結果は・・・・・・無事(?)、完走してきました。

 「?」をつけたのは、前日不意の胃痛(初のレース参加で緊張したか?)。そして当日朝は下痢。さらに出発直前自転車を見ると後輪がペシャンコ・・・。やはりコンチネンタルの実測45g超軽量ブチルチューブは無理があったか? あわてて予備のビットリア製ラテックスチューブに交換するも、最初から穴開きだったようで空気が入らない。横でローラー台を踏んでいた同行のK枝さん(K枝さんはアップのため5時に起き、速攻でローラーを踏み、朝食もローラーを踏みながら取っていた)に予備チューブを譲ってもらうようお願いしたところ、「パンク修理したヤツだし、ちょっとやばそうだな。(タダで)やるよ。念のためもう1本持っていって」とのこと。この『やばそうだな』が本当に「やばかった」のは後でわかる。そのうち1本をセット。かろうじて空気が入ったようなので、同宿の4人(私、神大A本、理科大K枝さん、同H田くん)で会場に駆けつける。すでに開会式は始まっており、ゴールのレポーターによるとゴール地点は幸い雨はまだ降っていものの気温は「9度」とのことで、思わずどよめきが上がっておりました。

 タイムを競う皆さんの迷惑にならないようにA本とともに集合地点のなるべく後ろに向かう。他の自転車をよけて自転車を持ち上げ地面に下ろすときにイヤな手ごたえ・・・またも後輪はペシャンコになっていました。スタート時間の迫る中、またもあわててK枝さんからもらったもう1本のチューブ(最後の1本)に交換。「これだけパンクが続くのはひょっとしてリムテープがヘタって内側からパンクしてるんじゃ?」と不安がよぎる。だとすれば何本チューブを交換しようが結果は同じ。不安と戦いながらのパンク修理中、「ひょっとして久行?」と声がかかる。何と、元日大工学部サイクリング部のM輪君ではないか! 「いやーこんなチャリ(タイガース仕様)に乗るヤツ、他になかなかいないしね。前のほうで見つけて探しにきたんだけどパンクしてなかったらわからなかったよ」とのこと。幸か不幸かパンクのおかげで旧友との再会を果たしたが、こちらも必死の交換作業中、もうひとつちゃんと話はできなかった。何とか交換を終え、必死でポンピング。もちろんミニポンプでたいした気圧は入らない。なんとかスタートに間に合ったが、すでに頭の中は真っ白、メーターや気圧計のリセットも忘れる始末。

 チャンピオンクラス、女子各コース、男子F(51歳以上)などに続き、我々の「男子C(MTB以外、31~35歳)」は7:36にスタート。同時にレーシーな人たちがすっ飛んでいく。その中にはK枝さんもいたはずです。私、A本、M輪は後ろのほうからのんびりスタート。すでにどうでもいい精神状態になっていたので、やけくそでA本たちを置き去りにして最初からわりと飛ばした。参加者(車)はもちろんロードが最大勢力だが、うれしいことに、M輪君をはじめランドナーの姿もチラホラ。M輪君は大学時代そのままの自転車でフロントバッグつき、ファンライドの取材を受けたそうです。他にもBD-1やバイクフライデーなどの折りたたみ車も見受けられる。なんとママチャリで登っている人もいた(A本によるとセーラー服の人もいたそうな)。トレック、ビアンキ、カレラ、ピナレロといった高級軽量車に乗った人を追い越すと妙にうれしい。その一方で日東キャンピー(キャリア)をつけたままのランドナーにぶち抜かれると少しショック。先発グループの人を追い越す一方で、後発グループのトップクラスの人が「右行きまーす」と叫びながら追い越していく。最後には20分後発のMTB男子の人たちにも追い抜かれる始末。本当にレベルがバラバラの人が一緒に登っている。

 幸いタイヤはパンクすることなく登り続けたが、高度が上がるにつれて空気が薄くなり、息が苦しくなってくる。ペースを落としながらもチェックポイント1、2と登り続け、森林限界を突破! 視界が開けてくる。おお、あそこに見えるは雑誌編集者の大前さんではないか。愛用のニコンF5を私に向けて・・・はくれなかった。大前さんは憶えてくれているかわからないが面識はあるので、「こんちわ~」と挨拶をして走り去る(一応会釈を返してくれました)。そしてついにゴールまであと5km、4km・・・と表示されはじめた。
 3km地点で最後の力を振り切ってスパート・・・したが2km地点を越えたあたりで失速。ダラダラとゴールを目指す。あと1km、なぜか鳴り物入りの応援団がいて「ガンバッテ、あと少しです!」と応援してくれる。死に物狂いでついにゴールイン。標高2800mの乗鞍岳畳平に到着。高度差1380m、距離22kmを無事登りきりました。タイムは総合1776位(男子C324位)の01:43:57。自分としては予想外に上々の出来でした。ビール断ちをしてまで4.5kgの減量をした甲斐があったというものです。

 さて、ゴール後の畳平は人と自転車で大混雑。指示に従い預けた荷物(防寒具、カメラなど)を取りに荷物運搬車に向かう。道の反対側で先にタイム01:15:37でゴールした人が下山するため集合しており、その中にすでに1h15mでゴールしたK枝さんを発見、「早かったじゃん」と声をかけていただく。あまりの人の多さに荷物を受け取るまで10~15分はかかっただろうか、すっかり凍えてしまう。ようやく荷物を受け取りウインドブレーカーを着込んで何枚か記念撮影。人ごみを掻き分けゴール近くで待っていると、A本がゴールしてきた。聞けば途中でクランクがはずれ、往生していたとのこと。フィキシングボルトをまわす8mmアーレンキーがなく、6mmのアーレンキーを差し込んだ隙間に2mmアーレンキーで埋めて固定したとのこと。とっさの機転、大したものだ。A本の荷物を取りに行く途中でM輪君にも再会。連絡先を教えあって記念撮影。MTBクラスのH田くんはすでにタイム01:27:16でゴールしていたが、会えなかった。同行者のいるM輪君はもう少しゴールにいるとのことなのでA本と下山しました。

 体は疲れたが気分は最高でした。自転車で乗鞍岳に登るなんていう「バカ」な仲間が4000人もいるのは実に心強く、なんともいえない楽しい気分になりました。スタート前3回のパンクにめげず大阪からはるばる参戦して本当に良かったです。一度参加して勝手がわかったので、来年は徹底してコミックエントリーを狙おうかと思っています。ただひとつ残念だったのは、日大経済サイクリングアソシエイターOBからの参加者が私一人なこと。

『アソシエイターOBに告ぐ、来年は誰か参加しなさい!』

 

■フォトギャラリー

※本ブログ、及びフォトアルバム(フォト蔵)に掲載の画像に差し障りがありましたら、ご遠慮なくお知らせください。速やかに対処します。

 

■『乗鞍』仕様車

『乗鞍』で使用したのは、700Cツーリング車「猛虎参号」。10年近く前(2001年時点)に組んだものとはいえ、手持ちの自転車では一番軽量だからだ。『乗鞍』用に一段の軽量化を図っている。まずはマッドガード、キャリアなどを取り外し、ハンドルバー、ステム、ハイコラムスペーサー、タイヤ、チューブ、ボルト類などをのパーツを交換した。その結果、1kgほどの軽量化を果たし約9kgの車重となった。サドルを変えればもっと軽量化できたが、サイクルツーリスト最後の意地として皮サドルを残した(チタンベースなので結構軽いし)。限られた予算内でそれなりに軽量化を頑張ったのだが、最近のロードは7kg台なんか当たり前なので遠く及ばない。その分は体重を4.5kg落としたことで補えただろうか? 当日はパンクでチューブを交換していたのでやや重量増になっていたが、減量とトレーニングの甲斐あって快調に走れた。やはり自転車は足が一番大事! 2002年はツーリストらしくマッドガードやキャリアをつけて走ろうかと思っている。

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フレーム Velo, Wood Bell製オーダー 550mm(丹下チャンピオンNo.2)
ヘッド小物 丹下精機 バンテージ
ハイコラムスペーサー カーボン製20mm
ハンドル TNI ネオクラシックバー 410mm
ステム 日東 UI80 110mm
バーテープ プロファイル コルク
ブレーキレバー サンツアー シュパーブプロ
ブレーキアーチ ダイアコンペ 987 チタン仕様
チドリ マファック
シフトレバー サンツアー シュパーブプロ
クランク スギノPX 170mm
フロントギア TA 42×26
BB小物 ワールドクラス チタンBB
フロントメカ サンツアー シュパーブプロ
リヤメカ サンツアー シュパーブプロ
チェーン レジナSL シルバー
ペダル シマノ PD-747
シートピラー シマノ デュラエース SP-7410
サドル ブルックス スイフト
シートピン アルミナット+スチールボルト
ボトルゲージ ミノウラ AB100-4.5mm
ボトル キャノンデール
ヘッドプレート アルミ タイガースロゴ
ハブ サンツアー SL 32H
リヤギア サンツアー シュパーブプロ 7段 12-24
クイック メーカー不明 スキューワー
リム カンパニューロ ストラーダXL グレーアルマイト
タイヤ パナレーサー ストラディアスクライマー20C
チューブ コンチネンタル 軽量ブチル
リムテープ ナショナル ポリライト
スポーク 国産 #15(リアフリー側は#14×#15バテッド)
ニップル 真鍮
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