カンピロバクターの襲撃 [燈明岳山歩き]

 この秋(特に11月)は仕事絡みの自転車イベントで週末が埋まり、家族で出かける機会が少なかった。動きやすい季節を逃して遅きに失した観はあるが、今日は家族で山歩きに出かけることにした。

111217_110342 で、どこに行くか? 久々だし、気温が低いので子供連れであまりハードなことはリスキー。手ごろなコースを考えていたが、先日の串柿ツーリングで見かけていた、この看板のことを思い出した。ネットで情報を集め、この看板に従って燈明岳を登り、余裕があれば三国山方面まで脚を伸ばそうというプランを立てた。

 お弁当を持って、まずは車で堀越観音に向かったが、途中でこちらは青信号を直進していたのに、対向車線の車が強引に右折してきた。あわや正面衝突の危機を、(感覚的には)わずか10数センチの距離でかわしたものの、幸先の悪い出だしとなった。

111217_111002 堀越観音近くの駐車場に車を止めて、山道を歩き始める。寒い中ではあるが息子は元気で、先頭をどんどん進んでいく。

 ところが、分岐が多いのに案内看板は少ない。iPhoneのGPSと連動したマップソフトで大まかな現在地はわかるが、細かいハイキング道までは掲載されていないので、正しいルートがわかりにくい。

111217_113526 大きな踏み跡を選んで進んでいたつもりだったが、途中から下り基調でこんな荒れた道になってきた。どうやらこの道は間違い。ひとつ前の分岐まで引き返した。

111217_115340 何とか本来のルートらしき道に戻り、また上る。どうもふくらはぎがチクチクすると感じていたが、そのチクチクがだんだん上に上がってきた。ついに太ももが痛み出したので、堅い虫でも上がってきたのか? でもこの寒い時期に、とズボンの中を覗いてみると、顔を出したのは杉の枯れ葉。

 足を動かす度に一方向に傾いた杉の葉が押さえつけられて、徐々に上がってきたらしい。ちょっと驚き。

111217_120218 途中からは地図ソフトにも掲載されているコンクリ舗装のしっかりした道に。ヨメさんと娘はゆっくり歩いてついてくるが、私と息子が先頭争奪戦。最後は上り坂を二人でダッシュして、いいトレーニングになった?

111217_120346111217_120646 ちょうど昼頃に燈明岳展望台に到着。紀の川を見下ろし、高野山方面を望む絶景。

111217_121238 展望台でお弁当を食べていると、朝から下り気味だったお腹が痛み出した。山中にトイレがある訳もなく、仕方なく下山することにした。

 急ぎ足で山を下るが、持病のヒザが痛み出した。痛みをこらえながら駐車場まで戻り、慌ててトイレに駆け込んだ。

111217_130254 ひとまずホッとしたが、おなかの痛みは完全に治まらず、ヒザ痛もあるのでもう一度山に入ることは断念した。すぐ近くに堀越観音があるので、参拝することにした。自転車で何度も立ち寄っているが、境内を全て見たことはなかった。本堂の上にある不動明王のお堂などは初参拝。

111217_131346 本堂に降りると、三週間前には見事な黄色だったイチョウの葉が全て落ちていた。

111217_131630 そばでは、さざんか(推定樹齢500年の老樹)の花が咲いており、季節の移り変わりを感じさせた。

111217_171223 お腹の具合が悪いので、早々に引き上げて家路に着いたが、次第に身体がだるくなり、頭がフラフラしてきた。家に帰って寝込んでしまい、体温を計ると38.6度。どうやら単なる下痢ではなさそうだ。


 翌18日は一日寝込んだが、月曜にはほぼ復調した。症状を診てヨメさんはカンピロバクターによる食中毒ではないか、とのこと。家族は無事だし、先週私だけ外食したことがあったので、心当たりもある。症状もぴったり当てはまるので、どうやらその疑い濃厚だ。
 とは言え、同行者は平気な人が多いようだし、私の身心の疲労が溜まって抵抗力が落ちていたことが、発症に繋がったのかもしれない。何とか忙しい時期を乗り切ってホッとしていたが、気が緩んでいたのかもしれない。やはり体調管理は大事だ。


■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/12/17 11:07:23
 完了: 2011/12/17 13:20:53
 移動時間: 1:07:07
 停止時間: 1:06:06
 距離: 4.48 km
 平均: 14:59 /km
 最高ペース: 10:09 /km
 登り: 164 メートル
 降り: 179 メートル
 カロリー: 215

 

■本日のフォトアルバム

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伝説の壁坂、久々の挑戦 [信貴山-暗峠]

 週末全てに仕事絡みの自転車イベントが入った11月が終わり、先週土曜は自転車から離れて阪神タイガースのファン感謝デーに行って来た。息子共々盛り上がり、日曜は走る元気もなく、久々に自宅でのんびり。

 さて、今週末はどうするか? 今シーズンは冬になっても自転車ばかりだったので、ジョギングというパターンも考えたが、やはり二週間に一度は自転車に乗っておきたい。では、ロングライドか峠か?

 シーズンオフなのでトレーニングライドばかりでは、ツマらない。普段あまり行かないルートがないか考えていたが、結局、久々に暗(くらがり)峠に登ってみることにした。11/13の帰省ライドでひとつ東の榁木峠を越え、暗峠をあらためて意識した。

 加えて、12/3放映のテレビ番組「リミッターズ・ハイ」で暗峠が、自動車さえ上るのが困難な「日本一の急坂」として取り上げられた。

 R308の阪奈国境、暗峠は国道でありながら急坂、激坂、壁坂、様々な表現がされる規格外の峠だ。はっきり言って、ここは自転車のトレーニングに行くところではない。どちらかというと、根性を鍛えに行く所と言った方がいいだろう。腰痛を患ってからは、上ることを諦めて、すっかりご無沙汰していた。

 この所、何度か急坂を上る機会があったが、思った以上に苦しまずに上ることができた。そこで、まずは難易度の低い奈良側から暗峠に挑戦し、様子を伺うことにしたのだ。

 暗峠だけではさすがに上りが少なすぎるので、その前に信貴山に上る通称「ぶどう坂」を上ることにした。ここも非常に久しぶりだ。

111210_071032 6:20頃自宅を出走し、最低気温2度の冷え込みの中、中央環状線(府道2号線)を北上。大和川と交差したところで、土手上のサイクリングロードに入り東へ。上ったばかりの朝日がまぶしい。

111210_073000 R170旧道に入り、大県南交差点。ここがぶどう坂の上り口。先日の十三峠行きでは素通りしたが、気になっていたのだ。前方にこれから上る道が見える。

111210_073836 ノリクラ向けのトレーニングには、急坂すぎるし標高も低い。交通量も多いことから敬遠していたが、久々に上ってみると意外にスイスイ。見晴らしがよくヘアピンコーナーが続くので、一見すると凄そうだが、序盤は実はまだマシ。

111210_073912 今日は大阪平野が見渡せる絶景。

 後に暗峠が控えているのでセーブしていたが、意外と疲れてきた。尾根を越えた後半は傾斜の緩急が激しいせいで記憶よりタフなコースだったが、妙にお腹が空いたのでハンガーノック気味だったのかもしれない。昨日買い込んだミニあんパンをかじったりしながら、のんびり上った。

111210_081058 8:10頃、ピークの信貴山のどか村付近に到着。

111210_082026 奈良側にちょっと下ったところで、信貴山朝護孫子寺へ寄ってみた。寺の参道に架かる開運橋の手前に、この看板。珍しい戦前のカンチレバー構造で国の登録有形文化財になったとのこと。

111210_082146 今日はカンチレバーブレーキを装着した自転車で、カンチレバー橋を渡ることになった(実は2回目だが)。

111210_082414 信貴山朝護孫子寺は、聖徳太子が物部氏と戦う際に毘沙門天が現れ、それが寅年寅の日寅の刻であったことから、虎を縁としている。境内にはこんな巨大な虎の張り子(大寅、世界一福寅)もある。と、なれば当然阪神タイガースにも縁の名刹(?)。

111210_082540 紅葉のキレイな赤門まで、自転車を押してやって来た。

111210_082722 赤門をくぐったら、本堂はまだはるか上。久々なのですっかり境内の配置を忘れていたが、これはクリート付のシューズでは厳しい。時間もかかりそうなので、今日はここで引き返した。途中、大寅に阪神優勝祈願。

111210_083524 帰路は開運橋を渡らず、下をくぐって信貴山を下った。

111210_084622 下る途中で県道236号線から離れて、生駒山系の中腹を走る信貴フラワーロードを北進。奈良盆地は晴れているが、朝もやに煙っている。寒いが気持ちのいい天気。

 アップダウンを繰り返す信貴フラワーロードはなかなかタフなコース。最後は東山駅方面に下るが、斜め後ろに戻るようなコースになるので、地図にあった細道に入ってショートカットを試みた。

111210_090636 ところがその道は落ち葉が積もるコンクリート舗装の凸凹道で、とても快適なルートとは言えない。それでも田畑の間の道は風情があるとも言えたが・・・。

111210_091414 何と、途中から舗装が途切れて、ドロドロのダートに。引き返すのはしゃくだし、相当上り返す必要がある。意地になって進み続けたが、自転車がずいぶん汚れてしまった。大失敗の巻。

111210_092708 ようやく舗装路に復帰して尾平尾町の住宅街に。ここまで来れば暗峠へ続くR308は目の前だが、アップダウンと入り組んだ道で、なかなかたどり着けない。iPhoneの地図には道があっても、階段状の急坂があるダートの細道だったりで、行きつ戻りつ。

111210_092916 ようやくR308にたどり着いたが、これもうっかりすると通りすぎてしまいそうなただの路地だ。

111210_093338 久々のR308は住宅地の中の細道から始まり、徐々に傾斜がキツくなってくる。集落が途切れた地点で「↑暗峠」の標識と、生駒山頂のアンテナ群が見えた。この辺りから本格的に急傾斜が始まる。

111210_093720 断続的に現れる集落の中を、コンクリ舗装の急坂がぐんぐん上っていく。舗装がスムーズでないので走りにくいが、ギアをフルインナーにぶち込んで、立ちこぎで何とか上っていく。

111210_094712 中盤はやや傾斜がマシになり、アスファルト舗装に。と言っても、息がつけるような傾斜ではない。

111210_095416 そして最後にまたコンクリ舗装が現れた。距離はわずかだし、舗装もキレイだが、ここが本当にキツい。前26×後24Tの反則ギアでも、ムリに直登しようとすると、前輪が浮くか、後輪がスリップしそうになる。幸い、道幅が少し広いので、久々に蛇行。今日はドライコンディションだから何とかなったが、ウェットだったら絶対ムリだ。

111210_095850 ふっと傾斜が緩くなり、目の前に生駒信貴スカイラインをくぐるトンネルが現れた。よし、ようやく終了、と思ったらトンネルの中が一番傾斜がキツかった。何とか死ぬ気で突破。

111210_100156 10:00ちょうどに石畳の暗峠に到達。久々の暗峠は奈良側からでもかなりの厳しさだったが、何とか足をつかずに上りきることができた。よし、近いうちに大阪側からも上ってみるか、と気分も昂揚。

111210_100318 以前よりも茶店や土産物屋が増えているようだ。主にハイカーだが、結構人も歩いている。こんな難路の上に集落があるのは違和感があるが、古くからの街道の証拠だろう。往時は大阪と奈良を結ぶ最短ルートととして賑わったそうだ。

111210_101030 峠の平坦部分の端っこ。これから、大阪側に下る急坂が始まる地点。谷の間に大阪平野が見える。毎度のことながら、違和感のある風景。

 下り始めてすぐ、あらためて傾斜の凄さに戦慄した。谷伝いに一気に直降する道は、腰を思いっ切り後ろに引き、力いっぱいブレーキを握り締めていないと、前転しそう。奈良側とは比べ物にならない厳しさだ。

111210_101620 と、見覚えのある風景が。先日のリミッターズ・ハイで、車も上れない「傾斜角日本一のヘアピンカーブ」として取り上げられてはいたが、生で見ると一段とえげつない。自動車のスリップ痕が何筋も残るこの傾斜を見て欲しい。路面がかなり荒れているのもわかるだろう。

111210_101733 iPhoneを路面に置いて、角度を計ってみたら「21°」の表示。「%」じゃないですよ、「度」です「度」。道路傾斜の表示として一般的に使用される%表示に直すと『38.4%』ということです。カーブのイン側とは言え、これは絶対に国道の傾斜じゃありません。前述のリミッターズ・ハイでは測量士らしき人が計測して「37.185%」と表示してましたので、こちらの方が正確でしょうが、いずれにしてもとんでもない傾斜です。

 先ほどの昂揚もどこへやら。すっかり戦意を消失(^^;。考えてみれば腰痛を患う前でも、大阪側から足をつかずに上り切れたことはないんだし・・・。記憶が薄れて、なめてました、ハイ。

111210_102254 さらに急坂を下り続けると、枚岡公園の中を通り抜けていく。紅葉がキレイなわき道でパチリ。

111210_103048 枚岡公園を抜けると住宅街。新旧の家屋が細道沿いにびっちり続いている。この急傾斜では生活も大変だろう。

111210_103316 目の前が開け、近鉄奈良線の線路が横切れば、酷道は終了。10:30過ぎ。

 初めて来た人は迷うことが多いようだが、私の自転車が置いてある細道が正解。「国道」という先入観を捨てて、標識通りに細道に突入すれば、それが暗峠道だ。ただし、私が出てきたのは一方通行出口なので、自動車向けの標識に従って少し迂回した方がよいだろう。自転車は逆走可能だが、車が結構多いので危険だ。

 ここからはR308も国道の姿を取り戻す。二車線になり傾斜のゆるくなったR308を進み、中央環状線(府道2号線)で南下。ちょうど正午に帰宅した。

 暗峠の大阪側は、下っただけでも恐るべき急坂であることを、あらためて思い知らされた。記憶を辿れば、私のヘルメットがたった一回役立ったのが暗峠の『上り』だった。急傾斜のあまり、踏み込んだ途端に前輪が浮き、そのまま後転してゴロゴロと坂道を転げ落ちたのた。上りでヘルメットが必要な坂は、ここくらいだろう。

 腰痛を患ってからはご無沙汰していたが、近いうちに大阪側の暗峠に挑戦するかどうか? 果たして私の脚(と腰)は保つのか? ちょっとおじけずいている(^^;。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/12/10 6:22:39
 完了: 2011/12/10 12:00:07
 バイクタイム: 3:30:38
 停止時間: 2:06:43
 距離: 73.92km
 平均スピード: 時速 21.06 km
 最高スピード: 時速 66.83 km
 登り: 856 メートル
 カロリー: 1517 kcal

POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:3005kcal
 計測時間:5:37:07
 平均心拍数:129
 最大心拍数:178
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 78
 最大ケイデンス:125
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:2:48:39
 ターゲットゾーン内時間:2:10:34
 ターゲットゾーン以上時間:0:37:54
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3073.5km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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串柿ツーリング本番も晴天 [鍋谷峠-串柿の里-堀越観音-蔵王峠]

 先週の淡路島ツーリングへの参加に引き続いて、今週は私が企画を請け負った別のショップさんのツーリング企画「串柿の里ツーリング」の本番。東西サイクルモードで始まった自転車漬けの11月の週末も、ようやく終盤だ。

111126_070420111126_070806 冷え込んだ中、7時にショップさんに集合した参加者は、私を含めて4名。早出して来てくれた店長に見送られて出走。

111126_074312111126_081136111126_082100 幹線道路嫌いの私の趣味で、まずは熊野街道に沿って南下。鳳を過ぎてから府道36号線に入ってさらに延長線上の216号線と進み、光明池付近を過ぎた和田町交差点から間道を抜けてR170旧道に入った。のんびり走るには良いルートだと思うが、ロードバイクの3人にはペースを上げにくいルートだったかもしれない。

111126_083434 新旧R170が交差する槇尾中南交差点のコンビニが、山にはいる前の最終の買出し地点。あとは、帰路も後半までこないとコンビニはない。

111126_090032111126_090426 R480に入り、父鬼集落下の温度計は4度を表示。今シーズン初めて経験する低温だ。着込んでは来たが、身体がまだ寒さに慣れていないのでツラい。日射しがあるのが救い。

111126_090550111126_090556111126_090630 製材所前の鍋谷橋で小休止。ここから、各自のペースで峠を目指してもらった。

111126_093642 日本一周の経験もあるK賀さんは、ロードバイクに慣れておらず、今日はフラットペダルだったにも関わらず、ぐんぐん上っていく。この先のルートを考えると、ここで全力を使い果たすわけにもいかないので、着いていくのを断念して、自分のペースで上ることにした。

111126_093850111126_093854 初めてのルートに用心してペースを落としたK賀さんを峠の数百メートル前で追い越したが、この方をビンディングペダルで本気で走らせたらとても敵いそうにない。私も29分40秒と、オフシーズンのこの時期にしては悪くないタイムだったのに、ここまで追いつけなかった。

111126_094156111126_094846111126_095314111126_095354 年上のT本さん、Tさんも続々ゴール。T本さんは今年和泉葛城山に100回上った猛者。Tさんも坂は慣れていないと言いながら、さほど差がつかないいいペース。今回は山道ライドの入門的な企画だったが、思ったより順調に進んでいる。

 111126_100520鍋谷峠で小休止した後は、峠の分岐を東に入りもうひと上り。これが結構きつい傾斜で、慣れない方にはちょっとツラい上り。フラットペダルのK賀も辛そう。交通量は皆無に等しい道だが、今日はオフロードバイクの一団が追い抜いていった。

111126_101208 三国山頂に上っていく道との分岐がひとまずのピーク。「堀越観音→」の標識のある方向に下っていく。

111126_102108111126_102144111126_102158111126_102224 慣れていないロードバイクには過酷なコンクリ舗装の急坂を下っていくと、集落に出て風景が開ける。高野山方向の山々が見渡せる絶景。10/29の試走時に続いて、今回も晴れてよかった。気温もだいぶ過ごしやすくなってきた。

111126_102752111126_102940 大久保の集落には、見事に一面の串柿。かつらぎ町観光協会のウェブページによれば、11/10から約5日間が見頃との記述もあり、見頃を過ぎているのではないかと心配していたが杞憂に終わった。青色の空とオレンジ色の柿の対比が美しい。

111126_103100111126_104030111126_105236 一眼レフを抱えたカメラマンも何人も歩いていた。我々も走ったり停まったりしながら串柿を見物して大久保の集落を通りすぎ、文蔵の滝付近まで急勾配を一気に下る。

111126_105750111126_105758111126_110536 さて、実はここからが本日一番きつい上り坂だ。距離2.3kmで標高差300mを上るので、平均勾配は約13%。途中の中畑の集落にも串柿が吊るされており、さっき下った谷をはさんで大久保の集落を見晴らす絶景なのだが、皆さん景色を楽しむ余裕もないほど苦しんでいる様子。

 「キツすぎるコースだったかなあ?」とは思ったが、時間には余裕を持った計画なので、「上りは押してでも大丈夫ですよ」と声を掛け、各自のペースで上ってもらう。T本さんは和泉葛城山で鍛えているだけに、足を着くこともなくスイスイと上っていき、私が写真を撮っている間に姿が見えなくなった。昼食場所を過ぎてしまうとまずいので、急いで追いかけたがなかなか追いつけない。

111126_111744 結局、ちょっと行き過ぎた所でようやく追いつき、止っていただいた。ちょうどその時我々と反対から自転車のグループが下ってきたので、「こんちわ~」と挨拶。中にはクロスバイクの女性もいたが、過酷な蔵王峠の峠道を上ってきたのだから大したものだ、

111126_111910111126_112038111126_112328 T本さんにはUターンしてちょっと戻って頂き、昼食場所の前で待つとほどなく後続の2人がやって来た。

111126_112608111126_112618111126_112812111126_112854111126_113342 11:20頃には茅葺き茶屋 月空に到着。古民家を活用したお茶屋さんで、少ないながらも食事メニューもある。下見の時に顔を会わせた店長さんは私を憶えてくれていた。

111126_113356111126_115402 機織り機なども置かれた和室で、チキンカレーと生姜入り紅茶をいただいた。静かな山中でゆったりと落ち着いたひととき。

 時間に余裕もあるのですっかりリラックスして、食事を頂いたあとも自己紹介や、今日のコースを振り返って話が続いた。昼食前の急坂はやはり過酷だったようで、「文蔵の滝まで下った時に、やばいと思った」との感想も。ただ、実はまだ過酷なルートが終わったわけではないんです。

111126_123626111126_123806 1時間以上のんびりしてから茶屋を出てみると、庭では猫が日なたぼっこ。これから向かう堀越観音が見渡せる。

111126_124540111126_124552111126_124738  柿だらけの道を少し上ると堀越観音。

111126_124804111126_124810111126_125036111126_125108111126_125410 山中に見事な庭園が広がっており、境内のイチョウが見事。ひと月前の下見の時は緑だった葉が黄色くなって、青空に映える。たまたま同じ堺から来た参拝客と話したが、自転車で来たことに驚いていた。

111126_130554111126_130708111126_130718 堀越の集落を抜けて小さな峠を越えると、東側は見晴らしのよいゆるい下り。橋本方面まで見下ろせる。

111126_131054111126_131110111126_131140 ひと下りして蔵王峠に到着。

111126_131544111126_131558111126_131800 峠のそばに鳥居が立ち並ぶ葛城蔵王権現社があるので、ちょっと参拝。役の行者由来の古刹とのことだが、今日は社務所も閉まっていた。

 府道61号線の大阪側を下り始めると、ここが今日最後の難所。舗装はされているが、うっそうと暗い谷沿いの細道で、路面も荒れて小石や小枝が散乱している。路面に水が流れている箇所も多いし、対向車もたまにやってくる。3人にも充分に注意して下るようにお願いし、ちょくちょく止って後ろの様子を確認しながら慎重に下る。

111126_134246 が、何度目かの停止で、後続を待っていたがなかなかやって来ない。引き返してみると、Tさんの前輪がパンクしたとのこと。やはり慣れない方には過酷すぎる道だったのだろう。企画者として反省だ。

 チューブを交換して走り始めたものの、すぐに「パーン」という音がして再度Tさんがパンク(というかバースト)。タイヤ裏に異物がないか確認したり、リムフラップを確認したりしたが特に異状は発見できない。「続くときは続くんですよね」なんて話をしながら、再度チューブを交換して下りを再開。大阪側は北側斜面なせいもあるだろうが、止っていると暗く寒々しく、身体が冷える。14時前だというのに夕方のよう。

111126_140702111126_140830 この後もこんな風に石を埋め込んだコンクリート舗装もあり、ナロータイヤには過酷な道が続いたが、光滝寺キャンプ場付近でようやくまともな道に戻ってきた。

111126_141314111126_142102 夏場には川遊びやキャンプの車でごったがえす道だが、今日は通行車両も少なく、走りやすい。

111126_142818111126_143002111126_143026111126_143042 滝畑ダムの湖岸を走り、ダムサイトに立ち寄った。

 ここから石川沿いに府道218号線を下ろうかとも思ったが、皆さんはまだ余裕があるので、近道になる関西サイクルスポーツセンター前を通るルートを進むことにした。

111126_144434111126_144440 関西サイクルスポーツセンターまでの上りは、記憶より楽な印象。滝畑ダム側からなら、これからも使えそうだ。

111126_145050111126_145504 R170旧道に突き当たると正面に天野山金剛寺。境内を抜けて天野街道に入った。

111126_150636111126_151008 車がまず通らない天野街道は自転車初心者向きの好ルートだが、ちょっと路面が荒れている箇所もある。ナロータイヤの熟練者にはどうだったかな? と、思いながらも、途中の石碑の解説(ネットの受け売り)などをしながら、自分の趣味のルートを辿ってもらった。

111126_151430 ここは河内長野、大阪狭山、堺の三市が合わさる地点。周辺で一番標高が高く、見晴らしがいい。

111126_160722 その後は天野街道を外れ、府道38号線で西に向かい、間道を経て泉北二号線(府道61号線)の終点まで北進。往路と同じ熊野街道に入った。ここまで来ればあと少し。

 信号待ちでTさんが、前輪タイヤのサイドが裂け、チューブがはみ出ていることを発見。連続パンクの原因はこれだったようだ。無茶なコースのお陰でタイヤまでダメにしてしまい、申し訳ない限りだ。

111126_161422111126_161444 16時過ぎにショップさんに帰着。4人で記念撮影。晴天に恵まれて、景色だけは素晴らしい一日だった。皆さんはいいプランだったと言って下さったが、過酷なコースで参加者に負担を掛け過ぎてしまったことは反省しなければいけない。次の機会があればもっと配慮して企画しようと思う。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/11/26 6:06:54
 完了: 2011/11/26 17:46:14
 バイクタイム: 4:35:38
 停止時間: 7:03:34
 距離: 92.78km
 平均スピード: 時速 20.20 km
 最高スピード: 時速 64.65 km
 登り: 1220 メートル
 カロリー: 1897 kcal

POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
 走行距離: 88.3km
 消費カロリー:2338kcal
 計測時間:8:36:03
 平均心拍数:121
 最大心拍数:—
 平均速度:15.9km/h
 最高速度:50.8km/h
 平均ケイデンス: 73
 最大ケイデンス:115
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:35:27
 ターゲットゾーン内時間:1:02:18
 ターゲットゾーン以上時間:1:06:35
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:2718.6km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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逆風との戦い再び [淡路島ツーリング]

 今日は仕事でお世話になっているショップさんのイベントに参加させてもらった。舞台は淡路島。先月アワイチしたばかりなので勝手がわかるし、多少はお手伝いできるかも思っていたが、結果としては参加者として楽しんだだけで、大してお役に立てなかった。

111120_064652111120_065626 まずはお店の前に集合し、4台の車に分乗し7時頃出発。

111120_082158111120_082152 神戸マラソンの開催日とあって道路状況が心配だったが、まずまずスムーズに進んで8:15くらいには明石港に到着。ほとんどの自転車は、車へ積み込むために前輪を外していたので組み立て。私はマッドガードもあるので、ちょっと手間取る。

111120_082844111120_083806 今回、驚いたのはお子さんを連れて参加された女性がいたこと。2班に別れるうち、短い方のポタリング班とは言え50kmのコースを、お子さんをチャイルドキャリアに載せて走るというのだ(驚)。

111120_083906111120_083916 その自転車。弊社のESGEダブルレッグスタンドを装着いただいております(宣伝)。

111120_084301111120_084504111120_084836 ロードバイクが多いが、MTBや内装変速機付きピスト、小径車も。

111120_085222111120_085232111120_085258111120_085304111120_085514111120_085722111120_085732111120_085756111120_085952111120_090102 9:00発の高速船(淡路ジェノバライン)に乗り込み、いざ出航。

111120_090132111120_090934111120_091058 乗船時に係員から言われてはいたが、今日は風が強く海は大荒れ。かなりの揺れで、何かにつかまっていないと危険なほど。短時間だから良かったが、この調子で30分も揺られたら嘔吐していただろう。上のデッキに自転車を持ち上げたが、やはり波しぶきが飛んでくる。鉄フレームの自転車乗りとしては、サビが心配。

111120_091518111120_091526111120_092238 無事(?)、淡路島は岩屋港に上陸。サイクリング班(約100km)とポタリング班(約50km)に別れ、9:20頃出走。もちろん私はサイクリング班だ。この間アワイチしたばかりと話していたせいか、先頭走者のご指名(^_^;)。

111120_092554111120_093000 サイクリング班は10名。強い追い風に乗って快調に走りだしたが、まずは最初に目についたコンビニに立ち寄った。

111120_094122 オートバイのイベントがあるらしく、ものすごい数のオートバイが走っていた。パトカーの先導があったので、健全なイベントなのだろう。

111120_094752111120_100656 堺では明け方に雨が降ったので心配していたが、淡路島は快晴の青空。念のため持ってきたレインウェアが重たく、恨めしい。

111120_100946111120_101010 ペースの違いもあり、サイクリング班をさらに2つに分け、一路南へ。今日は北西の風9mの予報。後半の向かい風を予想していたが、地形により風が巻くのか、前半から追い風ばかりでなく斜めや横からも強風が吹いて、ハンドルが取られる。交通量も多いので、気を使う。

111120_103830111120_105516111120_105520111120_105524111120_110159 大谷のコンビニに立ち寄ったのが10:40頃。なかなか後ろの班が追い付いてこないので心配したが、約20分後に合流。景色のいい所で休憩したりしていたそうだ。

111120_112136111120_112752111120_113156 初めての参加で勝手が掴めず、後半の向かい風も予想していたので先を急いでいたが、そう言うノリでよいのならと、先日のアワイチの際に立ち寄った厚浜のバス停脇の展望所に立ち寄ってみた。

111120_114150111120_123830111120_115656111120_115700111120_115716 洲本中心部に着き、後続班と合流して昼食。大正時代に建てられたレンガ造りの工場跡を利用した「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに)」に入った。

111120_121125 私は「みけつくに焼肉丼」を注文。淡路島らしくタマネギがたっぷり(肉は恐らく淡路牛ではないが・・・)。予想外にボリュームがあり、ツーリング途中だというのにお腹一杯。サラダバイキングをプラスしたのは余計だった。

111120_131858 昼食後はR28や県道128号線を繋いで内陸部を西に進む。いよいよ、向かい風だ。それも淡路ふれあい公園付近の低い峠を越えてからは、海に近付くにつれて風はどんどん強くなる。下ハンを握りしめて必死で足を回すが、さっぱりスピードを上げられない。

111120_135330111120_135336 見かねて交代を買って出てくれた方に、先頭を引いてもらった。小径車でもかかわらずぐいぐいと走り、着いていくのに必死。お陰でペースは上がったが、後続班がコースを間違えて遅れることが判明。

111120_135852111120_140318 海岸線に出た湊のコンビニに着いたのが14時頃。ここで休憩し、後続班を待とうとしたが、計算するとかなり時間がかかりそう。長居もしづらいので、先行することにした。

111120_142030111120_142044111120_144324111120_144934111120_145516111120_145552111120_151108111120_151114111120_152016111120_152024111120_155143111120_155506 西海岸をひたすら北上するが、相変わらず風に悩まされる。少し内陸に入ったところで風が弱まることもあるが、基本的に斜め前から強風が吹き続ける。あちこちで波が道路にまで上がってきて路面が濡れ、しぶきが身体や自転車に降りかかる。アイウェアまで吹きつける波しぶきで塩を吹き、まだらになってきた。おまけに雲も多くなってきて、寒々しい。

 ほぼ前回のアワイチと同じ展開だが、今回は完全一周ではないので距離も短く、前を引いてくれる方がいるのでまだ気が楽。「これはツーリングやなくて、トレーニングですね」なんて話をできるのも仲間がいるから。北淡図書館のそばに焼き穴子で有名なお店があるとのことで、皆でそれを楽しみに走る。

111120_160716111120_160720 16時過ぎに、富島で魚増鮮魚店に立ち寄り、待望の焼き穴子をゲット・・・しようとしたら、本日は売り切れとのこと。残念。

111120_161036 気を取り直して、走りを再開。淡路島名物の発電風車は、恐らくこれが最北で見納め。

111120_161300111120_162126 自分たちの長い影が斜め前方に伸びる。振り返ると、太陽がかなり地平線に近付き、まもなく日没。

111120_163304 今回も長い苦闘だったが、夕やみ迫る16:30頃、ようやく明石大橋が見えてきた。

111120_163728111120_163952111120_172248111120_172254 江崎灯台付近で、淡路島最北端を通過。風はいきなり追い風になる。スピード上げて、16:40頃に道の駅あわじに到着。ここで後続班を待ちながら軽く食事を摂り、大休止。もうスタート&ゴールの岩屋港は目前なので、のんびり。

111120_174606111120_175625 今日の走りを振り返りながら1時間近くのんびりしていたが、ポタリング班が岩屋港に着いたとの連絡があり、我々も岩屋港に向かうことにした。すっかり暗くなった17:40頃、我々も岩屋港にゴール。天気予報通り気温がどんどん下がっていて、かなり寒い。

111120_174558111120_174748 チャイルドキャリアの母子連れも無事(?)ゴールしていたが、さすがにお子さんは寒そう。20kmくらいはあの向かい風の中を走ってきたのだから、このお母さんはスゴい。

111120_181644111120_181652 18:15頃、サイクリング班の後続班も無事到着。

111120_183844111120_184358 18:40発の高速船で明石に向かったが、今回は上部デッキに自転車を上げられず、後部デッキに自転車を固定。寒いので、とてもデッキ席にはいられず船室に入った。

 帰りの船も揺れる揺れる。明石港に着いたら、自転車はやっぱり波しぶきをかぶり、あちこち濡れている。面倒だが、今回も水洗いしなくては。

111120_191416111120_204616 またも車に分乗して阪神高速に乗る。幸い、神戸マラソンの影響はなかったようで、渋滞する事もなくスムーズにお店に戻ってきた。20:45頃解散。苦しいながらも充実した一日が終わった。

 一人で走るのもいいが、苦楽を共有できる仲間と走るのもまた楽しい。これからもこんな機会には積極的に参加していきたいと思う。淡路島は2回連続で風に泣かされたので、今度は風の弱い時にまた走りたいものだ。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

 ・走行距離:約98km

Cyclemeter、POLAR CS200CAD共に不調で記録失敗

 

■本日のフォトアルバム

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帰省ライド [十三峠-榁木峠-くろんど池]

 先週末はサイクルモード出展で東京(千葉)出張だったので、自転車に乗れなかった。今週末も、昨日土曜日はサイクルモード大阪の見学。今日日曜日は妹夫婦と共に、実家に集まることになっている。

 このままでは2週連続でほとんど自転車に乗れなかった後で、来週の淡路島(ほぼ)一周を迎えることになってしまう(サイクルモード会場までのわずかな平地ライドはあったが)。何とか走っておこうと、私だけ自転車で枚方の実家まで往復することにした。

 4:30に起床して準備をしていたところ、ヘルメットがないことに気付いた。サイクルモード(東京)へ出展する際に私物を展示に使い、会社に置きっぱなのをすっかり忘れていた。交通量の多い道路や峠を通ることになりそうなので、まず会社へヘルメットを取りに寄った。

111113_072352 ちょっと遠回りになったが、無事ヘルメットを見つけて本格的に走り始めた。大和川沿いに東に向かうと、雲はやや多いが朝日が川面に反射してきれい。

111113_072732 早朝から、自転車乗りも多く、抜いたり抜かれたり。

111113_073056 R170(バイパス)を渡る新大井橋。

111113_073702 柏原リビエールホール前の安堂交差点で自転車道を降りて、R170(旧道)に。

111113_074026 この大県南交差点を曲がると信貴山に上る急坂、通称「ぶどう坂」。今日は素通りして、次の十三峠を目指す。

111113_080042 大竹7丁目交差点からタイム計測するつもりだったが、うっかりコースミス。集落内の細道を登って、大阪経済法科大学前で峠道に復帰。

111113_081846 練習会でもあったのだろうか、次から次へ7~8人にぶちぬかれる。全然着いていけない(^_^;)。トレーニング不足で登坂力が落ちている・・・というのは言い訳で、ノリクラ前後のピーク時でも競うのは無理だろう。連れでなさそうな自転車も多かったので、普段からトレーニングの人は多いのだろう。十三峠は距離が短く、傾斜がキツすぎるのでたまにしか来なかったが、これだけ競う人がいれば良いトレーニングになるかも?

111113_083226 十三峠に到着。大阪平野を一望できる絶景がこの峠の魅力だ。なんかもうすでに疲れきってしまった。すっかり、体力が落ちている。

 奈良側に下り、信貴フラワーロードへ入る。ちょっとした登り返しでも勢いで登る元気がなく、フルインナーに入れてカラカラ回して上る。

111113_090904111113_090915 東山駅付近でR168へ入り、北上。疲れてはいるが、時間はまだ早い。地図を見ていて面白そうな細道を見つけ、R308に入ってみることにした。ところが尾瀬町西交差点にはこんな一方通行出口の細道しかない。

111113_091052 これだよなあ? と入ってみてR308の標識を発見。やっぱりこの道だ。いきなりこれだから面白そう先が思いやられる。

111113_091416 国道と思えない細道が住宅街の中を上っていく。すでに結構な急傾斜だったが・・・。
111113_091606 出た、コンクリ舗装。急傾斜の証明だ。

111113_092426 腰に応える急坂を乗り越えた先で、広い道に合流。大瀬中学校の横を通り、造成地の急坂を上っていくと、眼下に第二阪奈道が見え、眼前に生駒山頂も見渡せる。

111113_092844 その先はまた道が細くなり、またもコンクリ舗装。一度止まると走りだすのが大変。

111113_093110 とんでもない急坂をヒイヒイ言いながら上っていくと、暗い切通しの先から光が差してきて、よし峠だ。と思ったら、まだ上りは続いていた。

111113_093412 それでもアスファルト舗装の普通の坂になったので、まだ楽。ほどなく、榁木峠に到着。全く、R308は暗峠といい国道とは名ばかりの「酷道」続きだ。まあ、面白かったが。撮影している間に、右手のハイキング道にMTBの二人連れが入っていった。良いコースなのかな?

111113_095552 下る途中でR308を離れ、霊山寺付近で富雄川沿いに出た。

111113_100418 そのまま県道7号線の対岸の細道を北上し、富雄駅前に到着。駅の近くに店主がfacebook友達でもある自転車店があり、最近初注文をいただいたこともあって挨拶に寄った。R308を通ったりと寄り道していたのは、開店時間の10時まで時間を稼いでいたのだ。ちょっと挨拶のつもりだったが、お互いの実家が近所だったりで話が盛り上がり、開店直後のお忙しいところを長居してしまった。

111113_110952 お店を辞去して、走行再開。もう実家のすぐ近くまで来ている感覚だったが、意外と時間を取り、くろんど池付近を通過した時には11:10頃。急がないと、昼までに実家に到着できない。

111113_112322 交通量は多いが、上りがなく距離が短いR168を通るべきだったと後悔したが、ここまできたら頑張って走るしかない。府県境の峠を超えて交野市に入ったのが11:23。お腹もすいてふらふらだ。

111113_112554 交野側はかなりの急坂。下る途中に絶景ポイントもあるが、時間がないので写真一枚のみ。もっとも、急坂の途中で、道幅も狭く、時々車が通るので、たとえ時間に余裕があっても落ち着いて景色を見られるポイントではない。

 平地に降りてひた走るが、私が実家着いてから皆で移動すると、昼食の予約時間に間に合うか微妙。途中で電話をして、直接店に向かうことを伝えた。一人だけサイクルウェアだと気恥ずかしいがやむを得ない。

111113_114852 母校、枚方市立春日小学校前を通過。じっくり見ている暇はないが、意外なほど変わっていない。

111113_115408 昼食場所、「露庵」に到着したのは11:55。予約時間の12時にギリギリセーフ。

111113_121424 すでに集合していた両親や妹夫婦、うちの家族と共に食事を摂ったが、さんざん腹を減らした後のバイキングなのでつい食べ過ぎてしまった。

 満腹で苦しい腹を抱えて実家に戻り、まもなく1歳になる姪と戯れた。自分の子供が小さい時には育てるのに必死で余裕がなかったが、人の赤ちゃんは責任がないだけ可愛さばかりが目に付く。前回まで、私が(というか男が)抱っこすると泣き出したが、今回はニコニコと笑ってくれた。顔を憶えてくれたのかな?

111113_155114 15:30頃、実家を出て家路についた。帰路は素直に幹線道路を繋ぎ、第二京阪道の側道、中央環状線を進む。

111113_164956 大和川を超える辺りで日没。予想より早く17:30頃には帰宅できた。実家から約2時間だ。

 中央環状線を通っていて驚いたのは、高架を迂回せず通行できるようになっていたことだ。以前は、側道は線路で行き止まり、高架の車道は自転車通行止め、歩道はスロープがあっても狭く通行しづらく、中には階段しかない場所もあった。道路標識に従うと自転車は通行できないため、大きく迂回を強いられた。

 今回久々に通行してみると、自転車通行の困難な高架の「自転車通行止め」標識がなくなっていた。ママチャリの女性や子供が安全に通行できるかどうかという問題は残るが、スポーツ自転車なら一気に車道で乗り越えられる。

 しばらく通行していなかったので、先日の警察庁通達のタイミングで改善されたのかどうかはわからないが、自転車を車道に戻す(歩道を歩行者に返す)方向に進んでいることはスポーツ自転車に乗りにはありがたい。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/11/13 6:24:50
 完了: 2011/11/13 17:33:16
 バイクタイム: 4:53:08
 停止時間: 6:15:07
 距離: 106.65km
 平均スピード: 時速 21.83 km
 最高スピード: 時速 46.24 km
 登り: 1158 メートル
 カロリー: 2768 kcal

POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:3634kcal
 計測時間:7:35:13
 平均心拍数:125
 最大心拍数:175
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 87
 最大ケイデンス:111
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:4:38:30
 ターゲットゾーン内時間:2:02:02
 ターゲットゾーン以上時間:0:54:40
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:2769.5km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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