エミコ&スティーブ壮行会

本日は、大阪難波の居酒屋奴で、エミコ&スティーブ(シール夫妻)の壮行会が行われました。

シール夫妻は12年間に渡って自転車で世界一周旅行は続けてきたが、2001年にエミコさんのガン発病で中断して日本に帰国。しかしお二人の不屈の頑張りでガンを克服し、断続的に世界一周を再開。度々のガン再発で世界一周は中断しているが、今も前向きにガンと戦っておられます。日本では受けられない治療に取り組むため、この度スティーブの母国であるオーストラリアに旅立つことになった。お二人を見送るために、多くの友人や応援者たちが集まりました。

私はサイクルスポーツの連載当初から20年以上エミコさんの軌跡を追い続けているが、直接の接点はイベントで立ち話をさせて頂いたり、facebookで友達になって頂いたくらい。はっきり言って、一ファンに過ぎないのだが、自転車業界に棲んでいるお陰でお誘いを受けることができた。

私が存じ上げない方のほうが多いのだが、自転車関係者だけでなく、エミコさんが最初にオートバイで世界に飛び出した頃から縁のある方も集まっていたそうだ。

120324_145212_thumb120324_145234_thumbまずはエミコさんが登場し、会場は拍手。一見すると元気そうで、あの笑顔をそのまま。苦しいこともあるのかもしれませんが、皆の前では明るく振舞っておられます。

120324_150244_thumb司会の松坂さん。今回の壮行会の発起人の一人で、数々の自転車イベントに関わる仕掛け人。現在はモトクロスインターナショナルに勤務されている。今は商売敵でもあるが、同じ日大出身で大学時代からご縁がある頼りになる先輩だ。この場に出席できるのも松坂さんのお陰だ。

120324_151036_thumbテレビ大阪の田上さん。サイクルモードを立ち上げ、発展させてこられた功労者。この度の異動でサイクルモードの運営からは離れられるとのこと。残念だが、これからは私人として自転車を楽しんでいくとのことだった。

120324_151352_thumb120324_151456_thumb120324_151500_thumb自身もエミコさんとご縁がある、居酒屋奴のオーナーの音頭で乾杯。続いてご縁のある方のスピーチが続く。

120324_152950_thumb連載当時にサイクルスポーツ編集長だった宮内さん。連載当時は、手書きの原稿用紙でやり取り。写真はポジフィルムなので、一度日本に送って現像し、プリントした写真をエミコとスティーブの行く先に送り返す。そこでようやく撮った写真を確認できるので、個別の写真にコメントができる。といった、デジカメやインターネットの普及していない時代の、苦労について裏話を披露していただいた。

120324_154340_thumbタイヤ等のサポートをしていたパナレーサー(パナソニックポリテクノロジー)の宮路さん。

120324_154730_thumb明るく場を盛り上げる、八重洲出版大阪支社長の迫田さん。

120324_154838_thumb今回、お隣の席に座ることができた、元自転車選手の上阪卓郎さん。20年ほど前、ニューサイクリングに連載されていた頃から軽妙な文章のファンで、直にお話できて感激だった。現在は玉出でダイニングバー タクリーノを経営されながら、「たくりーの」ブランドのケミカル用品などもプロデュースされている。

120324_155308_thumb120324_155644_thumb1時間近く遅れてもう一人の主賓、スティーブさん登場。引越しの準備が手間取ったそうだ。英語と日本語を交えた挨拶に、場も盛り上がる。

120324_161504_thumb120324_161642_thumb120324_170234_thumbエミコさんもスティーブも笑顔で会場内を歩きまわり、いろんな方々とお話をされる。

 

120324_162138_thumb120324_163850_thumb前のお席に座った、すうらいさん。お二人とお話したり写真を撮ったりされていた。

120324_170320_thumb私もスティーブさんとツーショット。直接お会いしたのは昨年の「みんなの輪チャリティーライドin奈良」だけなので、憶えてはおられないだろうが気さくに撮影に応じていただいた。

120324_170850_thumb120324_170908_thumb120324_171050_thumbロンドンパラリンピックセーリング日本代表選手の西山克哉氏。ビルの7階からの転落事故で障害を負ったが、諦めずに力を取り戻した方だ。

120324_171858_thumb120324_172952_thumb両親が奄美大島の南にある加計呂麻島出身のシンガー、シーガン山下さん。「例え1%の可能性があるなら前に進んでいく」とエミコさんの生き方を歌い上げ、参加者の感動を誘った。

 

120324_173648_thumbその後も縁の深い方のスピーチが続き・・・。

120324_173756_thumb壮行スピーチのトリは英語落語の大安吉日ことダイアン吉日さん。最も遠方であるイギリスからの参加者と紹介されたが、今日は大阪市内(天六?)からお越しとのこと。

120324_174354_thumb120324_174416_thumbそして時間はあっという間に過ぎ、エミコとスティーブの締めの挨拶。シーガン山下さんの歌の通り、可能性は決して高くないのかもしれないが、お二人は諦めることなく前に進み続けて奇跡を起こしてきた。これから向かうメルボルンにはスティーブの家族がいる訳でもなく、病院が決まっているわけでも、住む家や仕事が決まっている訳でもないそうだ。ゼロからのスタートですと決意を語るエミコさんには、それでもずっと笑顔。

スティーブは「私たちのウェディングパーティーをありがとう」とジョークを飛ばし、挨拶を明るく締めくくった。

エミコさんは周囲の応援に感謝していたが、お二人の頑張りが私に力を与えてくれている。感謝したいのは私の方だ。お二人の進んできた、そしてこれから進んでいく歩んでいく道を考えると、小さなことに悩んでいる自分が情けなくなる。お二人の真似はとてもできそうにないが、その何十分の一でも小さな奇跡を起こせればと思う。

120324_180848_thumb120324_180944_thumb一人一人、エミコさんに朝顔の種をもらって会はお開き。図々しいことだが、退出の際に2002年に発売されてすぐに入手していたエミコさんの本「ガンを越え、めざせ地平線!!」に、サインをしていただいた。今までも苦しい時に時々読み返していたが、「ずっと走り続けます」と一筆入れていただいた本は、これからも私の人生の道標になるだろう

嬉しいことに私の名前を憶えておられ、「これからもよろしくお願いします」と声を掛けていただいた。そう、これからまだまだ二人の戦いは続く。下世話な話だが、治療には多額の費用も必要になる。今回の壮行会の会費の一部もお二人への支援金としてお渡したが、まだまだ支援は必要だ。

お二人を支援するお気持ちのある方にはぜひ、モンベルさんの実施しているシール・エミコ支援基金にご協力をお願いします。そして二人を応援するメッセージや、「気」を送ることもよろしくおねがいします。

■本日のフォトアルバム

※当ページ及びリンク先のフォトアルバム画像の掲載に差し障りのある方はメール等でお知らせ下さい。ただちに対処いたします。

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早春に道連れ多し峠道 [鍋谷峠往復]

 ずいぶんとブログの間隔が開いてしまった。

 台北出張と天候不順を言い訳にして、二週連続で週末トレーニングをサボってしまった。雨のやみ間にやろうと思えばジョギングぐらいできたと思うが、気分が乗らなかったのだ。一度サボりだすと、ズルズル怠惰になってしまうのが私の悪いところだ。

 ただでさえ冬場はトレーニング強度を落として、自転車以外のジョギングなどにも取り組んでいたので、自転車脚がすっかり鈍っている。今週はいよいよノリクラの受付も始まるし、そろそろシーズンイン。いい加減、マジメに登坂トレーニングを始めなければ。

 と、焦りの気持ちが出てきたところで、近所に越してきた友人から「一緒に走らないか」と声がかかった。そんな訳で、近所のコース紹介の手始めに、今日は手近の鍋谷峠に登ることにした。

 6:30頃出走。しばらく遠ざかっていたとは言え、レース志向の友人と一緒に走ると良い意味での緊張感があり、ペースが上がる。アプローチから気合を入れすぎて疲れ切ってしまわないか心配だったが、ほどほどに身体の暖まったいい感じで父鬼の集落までたどり着いた。

120320_073148 定点観測地点の本日の温度表示はマイナス1度。真冬よりはだいぶマシではあるが、山沿いはそれなりに寒い。

 製材所前の鍋谷橋から、いつものようにアタック開始。本気でアタックしたのは、果たして何ヶ月ぶりか? 久々のライドである友人はムリせずのんびり上っているので先行したが、離れて走っていても仲間がいる緊張感は身体にムチを入れる。久々にアタック中の平均心拍数が170を上回り、ラストスパートでは187まで上げることができた。

 その甲斐あって、タイムは29分59秒。春先のこの時期に。30分を切るのは珍しい。間が開いた割には不思議と体調が良かったこともあるが、それも仲間がいる緊張感のおかげかも知れない。

120320_081536 8:15頃、峠についてすぐに、数台の自転車が上ってきた。友人とどのくらい離れているか聞こうと声を掛けると、一人は顔見知りのショップさんだった。調子が悪いと言いながら22分で上って来られるのは、当然のことながら私とレベルが違う。今日の峠道は、知人によく会う。

120320_082226 お仲間はこれから和泉葛城山に向かうとのことだったが、ご本人は10時開店に間に合わせるために、上ってきた道を下って行かれた。入れ違いで、友人が到着。

 明日はお互い仕事でもあり、今日はここで引き返した。帰路は少しルートを変えて、10時前には近所まで帰ってきて、本日のトレーニングはお開きとした。

 子供が小さい時には時間があまり取れず、自由度も大きいことから一人でトレーニングすることが多かった。とは言え、私のような意志薄弱な人間が自分自身を鍛えるのは、限界がある。ところが、自分一人なら妥協してしまうところも、仲間がいればがんばれる。ここ数年は少しずつ自分の時間が取れるようになってきたこともあり、人と走る機会を増やしていこうと思っていた。友人が近くに越してきたことは渡りに船であり、ちょくちょくご一緒できればと思っている。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/03/20 6:30:41
 完了: 2012/03/20 9:50:46
 バイクタイム: 2:33:28
 停止時間: 0:46:17
 距離: 53.91 km
 平均スピード: 時速 21.08 km
 最高スピード: 時速 68.65 km
 登り: 665 メートル
 カロリー: 1307 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:2218kcal
 計測時間:3:44:36
 平均心拍数:141
 最大心拍数:187
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 81
 最大ケイデンス:120
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:1:29:55
 ターゲットゾーン内時間:1:14:39
 ターゲットゾーン以上時間:1:00:02
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3366.1km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

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大阪府境の未走破峠、1ルートクリア [和泉葛城山 塔原ルート]

先々週末はジョギングだったし、先週末は天候と体調が悪く、トレーニングをお休みした。そんな訳で愛車猛虎参號は3週間ぶりの出番となった。今日はずいぶん暖かいが、間が開いてすっかり怠けぐせがついてしまい、ダラダラとして準備に手間取ってしまった。6:15頃出発。

アプローチから、さほどスピードを上げなくても心拍数が高く、かなり自転車足が退化していることを実感。久々だし、体調もまだ完璧ではない。水曜から台北サイクルショーへ出張する準備もあるので、あまり遠出をするつもりもなかったが、和泉葛城山を上る6ルートのうち、未走の塔原ルートを上って、和歌山側に下り、風向き次第で東西どちらかの峠を越えて帰阪するつもり(だった)。

120303_075618 塔原集落手前で府道40号線に入り、西進したが、これが間違い。出掛けに地図を生読みして勘違い。塔原と蕎原の間に上り口があると思い込んでいた。

120303_080752 「近畿自然歩道・和泉葛城山」という表示を見つけたが、入り口がチェーンで閉鎖されている。まさかこれじゃないよな、と思いながらも念のため地図を確認。ここでコースミスに気付いた。

120303_081636 塔原に引き返し、和泉葛城山に向かって登り始める。

120303_081848 集落を抜けた所でに左手に林道塔原線の入り口があった。そう言えば、かなり昔にここから入って牛滝に抜けたことがある。途中からダートだったので、その後走ることはなかったが、ひょっとしたら今は舗装されているかもしれない。

120303_085058 ポカポカ陽気で上着を脱いで上っていたが、上るうちに霧が周辺に流れだした。この写真を撮った時点ではまだ日射しもあり、霧が輝いてキレイだと思っていたが、さらに上るうちに日射しは霧に隠れ、寒くなってきた。身体もしんどく、思うように上れない。元より今日はヒルクライムアタックをかけるつもりは毛頭なく、のんびりと上っていたのだが、それでも疲れ切って何度も休みながら上る始末。

120303_091122 ようやくのことで、牛滝からのルートと合流。この瞬間はやや日射しがあったが、前後はほとんど霧の中を上り続けることになった。当然、展望も開けない。

120303_093230 塔原から1時間以上かけて、ようやく和泉葛城山の山頂に到着。山頂付近も霧の中で寒々しい。山麓は暖かく春の風情だったが、山頂は残雪もありまだまだ冬景色だ。

もう疲労困憊で、とても和歌山側に降りて上り返す元気はない。確かに傾斜がきつく厳しいルートだったが、序盤の激坂がないので牛滝ルートより難易度は低いのではないかと思える。にもかかわらずこの体たらくは、トレーニング不足による体力低下もあるだろうが、体調がまだ完全に回復していないのだろう。

120303_095138 大人しくここから引き返すことにしたが、帰路はより距離を短縮できる牛滝ルートを下った。やはりまだまだ下りは寒く、何度も止まって手を暖めながらだったが、霧を抜けると気温もかなり上がり、平地への眺望も開けた。山の上と平地で、冬と春が綱引きしているようだ。

和泉葛城山1本だったにも関わらず、帰路はクタクタで北風も強くなり、ペースはさっぱり上がらない。結局、帰宅は11:30近くになってしまった。最初のプランでは和歌山側に降りて上り返した上で、この時間の帰宅を目指していたのだから、情けない話だ。

トレーニングとしては不甲斐ない走りになったが、今日は塔原ルートをクリアして、大阪府境越えの未走ルートをひとつ減らした。淀川以南は恐らくあと4つだ。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/03/03 6:17:42
 完了: 2012/03/03 11:24:20
 バイクタイム: 3:32:40
 停止時間: 1:33:53
 距離: 66.74 km
 平均スピード: 時速 18.83 km
 最高スピード: 時速 63.91 km
 登り: 1127 メートル
 カロリー: 1493 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:2577kcal
 計測時間:5:06:20
 平均心拍数:124
 最大心拍数:158
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 70
 最大ケイデンス:117
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:02:17
 ターゲットゾーン内時間:1:57:01
 ターゲットゾーン以上時間:0:07:02
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3365.0km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

■本日のフォトアルバム

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今シーズン初の大台到達 [ジョギング10km]

34838 先週末は自転車だったので、今週はジョギング。時折り雪がチラつく寒々しい天気なので、自転車で遠出しないで正解だろう。

 今日も近所の公園の周囲500mの走る周回コース。いつものごとく、入念なストレッチとウォームアップの後に走り始めたが、今日はいよいよ10kmの大台に挑戦するつもりだったので、ペースをいつも以上に抑えてゆっくり。

 ゆっくりペースのお陰か、脇腹痛は起きず、周回を重ねてもヒザの調子もいい。8周(4km)ほど走ったところで、遅れてきた子供たちが合流したが、娘は逆周りに2~3周しただけで終了。息子も「今日は調子出えへんねん」と言いながら、私と一緒に一周走っては一周休みのインターバル走行。二人とも、今日はヤル気無し。

 私は順調に周回を重ね、今シーズン最長の7.5kmも突破。ここまで来てもヒザに痛みが出ないのは、初めて。ここ数週間、日常生活の中で少しでも機会があれば歩かず走るようにしていたお陰だろうか?

 最後までヒザに痛みが出ず、まだ走れそうな気もしたが、いきなり距離を伸ばすのもよくないだろうと、20周回10kmで終了。途中で合流した息子も、一周おきに3kmくらいは走っただろうか? 昨年は一緒に10km走ったこともあるので、一緒に距離を伸ばしていきたいところだが、本人のやる気がもうひとつ。小一で10kmなら、小二の今年はもっと走れるはずなんだが。

 今シーズンも無事に大台10kmに達し、歩きづめの台北出張に向けた足作りは目標を達成した。もう後は1~2回走れるかどうかというところなので、少しでも距離を上乗せしていきたい。もっとも、今日が奇跡的に調子がよかっただけかもしれないが。

■コースマップ

■本日の走行記録(ジョギング)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/02/18 10:46:03    
 完了: 2012/02/18 11:44:17
 ランタイム: 00:58:05
 計測距離: 8.76km (実走距離約10km)
 平均ペース: 時速 6:38 km
 登り: 11 メートル
 カロリー: 543 kcal

■ラップタイム(1周約500m)

LAP01 0:03:26
LAP02 0:03:23
LAP03 0:03:05
LAP04 0:03:00
LAP05 0:02:53
LAP06 0:02:57
LAP07 0:03:06
LAP08 0:02:45
LAP09 0:03:10
LAP10 0:02:43
LAP11 0:02:50
LAP12 0:02:52
LAP13 0:02:56
LAP14 0:02:53
LAP15 0:02:46
LAP16 0:02:46
LAP17 0:02:46
LAP18 0:02:41
LAP19 0:02:47
LAP20 0:02:22

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大阪府境の未走破峠、淀川以南はあと5個? [鍋谷峠-雄ノ山峠]

なんだかんだで、まともに自転車で距離を走ったのは、ほぼ1ヶ月前。ある程度の高さの峠を超えたのは昨年(大晦日)の話になってしまった。

今日こそは峠を登ろうと4時に起床したが、やはり寒いので準備に気が乗らない。いつもより約30分は余計にかかって、6:00に自宅を出走。今日も昼前ごろから北西の風がやや強くなりそうな予報で針路に悩んだが、とりあえず風の弱いうちに手近の鍋谷峠を越えて和歌山側に下りることにした。

120211_072650 父鬼集落の温度計はマイナス3度。もっと寒い時に上っていたこともあるので、そう驚く数字ではないが、最近は寒さに弱くなっているので下りのことを思うと憂鬱。

いつものごとく製材所前の鍋谷橋からのアタックを開始。と言っても、峠も久しぶりだし、今日は長距離走るつもりなので、軽めのアタック。久々の鍋谷峠はこんなにキツかったか? という、よそよそしさ。やっぱりずいぶん身体が鈍っている。

120211_080712 序盤にウグイスの声が聴こえ、「寒い中にも春の気配~♪」なんて独りごちていたが、そんな春気分を吹き飛ばすように、上るうちに白い物が路肩に、そして路面に現れだした。しばらく寒さが緩んだ日が続いていたので、雪は大丈夫かと思っていたが・・・。

120211_081344 それでもうっすら積もっている程度なのでナロータイヤでも問題なく(?)、8:10頃鍋谷峠に到着。結局、38分42秒もかかるのんびりペースだった。温度表示はマイナス5度。朝凪か、ほぼ無風なので気温ほどの寒さは感じない。

和歌山側に下るのはちょっと躊躇したが、積雪はわずかだし、和歌山側は南斜面なので大阪側よりマシだろうと、下りはじめた。案の定、ゆっくり走ればさほどの不安なく下っていくことができた。とは言え、自分で風を起こすだけ起こして、発熱量の少ない下りは寒い!

特に手の指がツラい。ミニカイロを手の平に直にあて、インナーグローブに、メインの厳冬期用グローブ、さらにオーバーグローブまで重ねていても、何度か停止して指を温めないと走り続けられない。40を越えてから冷え性がひどくなり、冬場のライドが億劫になってきている。パールイズミのヒーター入りグローブに惹かれているが、いかんせんお値段が高すぎる。オートバイ用とかを探してみようか?

120211_091636 ようやくのことで紀の川沿いまで降りてきて、麻生津大橋で南岸へ。晴天なので、平地に降りるとずいぶん暖かく感じる。風向き次第で針路を決めるつもりだったが、幸いまだ微風。どちらに進んでも良かったが、東側の峠は最近越えたところばかりだし、雪も心配。そんな訳で川を下る西に針路を取った。

120211_101552 どこで大阪方面に折り返すか考えながら走っていたが、高い峠は雪が心配。いっそのこと海まで出るか? とも思ったが、久々の鍋谷峠越えだけでかなり疲れてしまった。あまり長距離は厳しいなあ、と思いながら弱い東風に乗って何となく西に走り続けていると、北側の紀泉山脈を越えていく阪和高速道とJR阪和線が見えた。

120211_103804 そうだ、未走破の雄ノ山峠を越えよう、と決定。川辺橋で紀の川北岸に戻る。

120211_105339120211_110436 お腹も空いてきたので、R26沿いで腹ごしらえすることにした。うどん屋を見つけたが、開店10分前。ウロウロしても他の候補があるかわからないので、11時の開店を待って店内へ。ライド中は、腹にもたれず、すぐにエネルギーに変わるうどんが一番。

120211_115452 早めの昼食後、旧道経由で県道64号線を北上し、峠道に入った。雄ノ山峠の和歌山側は急傾斜だという記述をネット上で見たことがあったが、序盤は思ったより楽。いつ来るかといつ来るかと楽しみに、ビクビクしていたら、ついに来ました。目の前に阪和道の橋梁を望むタイトターンの後は、一気に傾斜が増し、グイグイ登っていく。

120211_120218120211_120019 うわさ通りのハードコース、と思ったが5分ほどで坂を登りきり、平坦に・・・。キツイのは一瞬だけでした。ちょっと残念だったが、同時にかなりホッとした。

120211_121546 後は緩い下り坂で、やがて府県境を越えて大阪府へ入った。国境の境橋には「日本最後の仇討ち場」の碑。1857年、「公式に」行われた最後の仇討の場だそうです(非公式の仇討ちはこの後も続いているようで)。

ひと下りして大阪平野に戻り、あとはひたすら府道30号線を北上。幸いなことに、やや強くなってきた風が南西の追い風。午後に西風から北風に変わっていく天気予報だったが、西風がやや南よりになったようだ。最悪の場合、北からの向かい風と戦うことを覚悟していた(と言うか、いざとなったら輪行で逃げようと思ってたが(^_^;))ので、ラッキーだった。

120211_131719 府道30号線は序盤は低いとはいえアップダウンが繰り返し、後半は交通量と信号も増えてやや走りにくいルートだが、追い風のお陰で比較的ペースは早い。とは言え、極寒の鍋谷峠と久々の長距離ライドに疲れ切り、終盤はもうヘロヘロ。14:30頃、何とか自走で帰宅した。100kmをわずか越えた程度のこの体たらくに、自転車足の退化を実感。トレーニング不足は正直に結果に現れてくる。

まあ、冬場はジョギングなど自転車以外のこともしているし、自転車もトレーニングと言うより、ツーリング主体でのんびり走るつもりだ。

今日の雄ノ山峠で、またひとつ大阪府境の未走破峠が減った。北の方はまだまだ行っていない峠が多いが、気が付けば(自転車で走れる)淀川以南の府境の峠はほとんど走破している。残りはあとわずかで、枚方近辺の低いものを除くと峠道はたぶんあと5個だろう。近い目標として、淀川以南の府県境全走破を目標にするのも面白いかもしれない。

◆淀川以南の大阪府境の峠(自転車走行可)

  • 走破済み:洞ヶ峠(R1)、河内峠(R307)、交野峠(府道7号線)、名称不明(R168)、清滝峠(R163)、暗峠(R308)、信貴山(通称ぶどう坂)、信貴山(高井田ルート)、信貴山(府道183号線)、穴虫峠(R703)、竹内峠(R166)、水越峠(R309)、千早峠(R310)、紀(伊)見峠(R371)、蔵王峠(府道61号線)、七越峠、鍋谷峠(R480)、和泉葛城山(牛滝ルート)、和泉葛城山(蕎原ルート)、和泉葛城山(粉河ルート)、和泉葛城山(中尾ルート)、和泉葛城山(犬鳴ルート) 、通称犬鳴峠(府道62号線)、風吹峠(府道63号線)、雄ノ山峠(府道64号線)、孝子峠(R26)、大川峠(府道65号線)
  • 未走破:和泉葛城山(塔原ルート)、梅ノ木峠(府道71号線)、名称不明(府道8号線/阪奈道路)、木ノ本峠(府道751号線)、猿坂峠(府道751号線)
  • 番外:高安山(信貴生駒スカイライン) ※信貴生駒スカイラインは自転車走行不可。ゲートを通らずに誤進入してしまい、気付かずにここまで上ってしまった。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/02/11 6:01:27
 完了: 2012/02/11 14:26:06
 バイクタイム: 5:12:14
 停止時間: 3:12:08
 距離: 107.86 km
 平均スピード: 時速 20.73 km
 最高スピード: 時速 57.60 km
 登り: 1003 メートル
 カロリー: 2392 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:4423kcal
 計測時間:8:24:16
 平均心拍数:126
 最大心拍数:171
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 81
 最大ケイデンス:113
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:4:34:24
 ターゲットゾーン内時間:3:04:25
 ターゲットゾーン以上時間:0:45:27
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3365.0km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

■本日のフォトアルバム

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