ひこばえの 棚田 見下ろす坂の上 [淡路島ポタリング]

本日は自転車処ぽたりんぐぅさんの淡路島ポタリングに参加してきた。昨年はロングコース(約100km)班だったが、今年は腰の具合に不安があったこともあり、娘を連れてショートコース班(約54km)に参加することにした。

121007_0517285時ごろに自宅を出走して、集合場所のぽたりんぐぅさんへ。まだ真っ暗で、半袖ジャージにレーパンでは、寒いほど。自転車に乗れなかったこの二週間で、一気に季節が変わってしまった。早くに起こされて、眠い寒いと言いながらも、娘は笑顔。不安はありながらも、楽しみなようだ。

121007_055716121007_0557245:30ごろ堺市駅前のぽたりんぐぅさん前に到着し、前後して参加者の方々も続々と集まってきた。

121007_061240121007_061244店長の當眞さんの簡単な説明を受けて、自転車はレンタカーのトラックに積み込み、人間はドライバー役を引き受けてくれた参加者の車に分乗して、出発したのは6:20頃だったろうか?

121007_081132121007_081140阪神高速と明石海峡大橋を渡って、淡路島北端に近い岩屋のBikers Cafe チルコロさんに8時過ぎに到着。チルコロさんは出発帰着の拠点になっていただき、着替え場所やトイレをお借りした。


121007_083728121007_083746海に面した店内にはたくさんの自転車が展示され、自転車用の整備スペースも設けられている。

中でもストロングライト49Dのクランクや、サンツアーサイクロンRメカが装着されたタンデムツーリング車に目を惹かれた。

121007_083720店内にオーナーさんの犬もいるため、娘も大喜び。

121007_084102何て解説はしているが、この時点で私はチルコロさんの店内をじっくり見る余裕はなかった。実は、車を降りて早々、出走準備をしているところで左手の薬指から何かが抜けていく感触。ヤバイッ、と指を見るとやはり結婚指輪がなくなっている・・・。

落下音がしなかったので、草むらに落ちたのだろうと探しまわり、娘や近くの参加者も探してくれたが、なかなか見つからない。私のことでイベントに支障が出てもまずいので、ひとまず諦めて帰着してから、また探すことにした。

結婚してすでに13年近く、子育てを通じてヨメさんと積み重ねた絆は、指輪の有無でどうにかなるようなものではないが、私にとっては結婚式で誓ったことを事あるごとに思い出すための大事な目印。逆の立場であれば、妻に嫌みのひとつも言うだろう。心に重荷を抱えたままの走りだしだったが、これでトラブルが終わるわけではなかった。

バタバタと準備をして、あらためて詳細な打ち合わせ。ショートコース班を2つに分け、私と娘はN崎さんご一家3人と一緒に走ることになった。

121007_084822121007_091612ロングコース班の出発に続いてまずは、ショートコース班も我々子連れファミリーグループ5人が先行して、8:48出発。

天気は晴れ。海沿いのR28はほとんど平坦。しかも追い風。子供2人がロードバイクなこともあって、意外にペースは早く、20km/h程度で巡航できる。

121007_092102121007_092110子供にはちょっとしんどい坂を上った先には、世界平和大観音が道沿いにすっくと立っている。経営者の死去後に閉鎖されて久しいが、存在感は圧倒的。敷地内にはなぜか自由の女神像も見え、敷地外ながらすぐ前には喫茶&レストラン「アメリカ」があるという、国も文化もゴチャ混ぜで違和感を禁じ得ない珍名所だ。

121007_092314121007_092216倒壊の危険があるとのことで地元では大問題になっているらしく、実際、手前の十重之塔の先端は折れて垂れ下がっていた。

停車して道路端から見物していると、後ろの班も追いついてきた。

121007_093922121007_093926世界平和大観音のある高台を下って海沿いに出て、景色のいいところでまた停車。スタートから50分走ったので、ちょっと長めに休憩を取った。その間にも、次々と自転車が通りすぎていく。

121007_094848121007_094958大人グループも追いついてきて、しばしのんびり。しんどいと言っていた子供2人だが、磯に降りていって海と戯れている(^_^;)。

ここまでは順調だったが、生穂集落の海沿いを走るR28旧道を通行中に、トラブル発生。私の後タイヤに「シュッ」と何かが当たる音がしたので振り返ると、正にその瞬間に娘が前のめりにひっくり返っているところ。車間を詰めすぎて、前輪を私の後輪に当て、バランスを崩したらしい。

慌てて停車して駆けよったが、自転車が身体の上に乗って絡まり、身動きが取れない様子。手を借りて自転車を除けると、痛いと言いながらも、泣きもせずに自分で立ち上がった。コロンと転がったせいか、幸いにしてヒザの小さな擦過傷だけで他にケガは無いようだったが、肝を冷やした。大人なら、あんな転び方をしたらただでは済まないだろう。

N崎さんご一家や、すぐ後を走っていた大人グループの方々にも手助けや、励ましの声を掛けていただき、恐縮。幸い、自転車もSTIレバーの角度がズレたくらいで、ホイールにも振れはなく、一見して問題はなさそう。STIレバーの位置を戻して走行を再開した。

121007_103454121007_103832大谷交差点のコンビニで小休止をして、娘のキズを消毒。念のため持ってきた救急セットが役に立った。ここから県道66号線に入り、海沿いから離れるとすぐに小径車や子供にはきつい登りが現れた。

朝が早かったので、すでにお腹が空いている。ひと峠越えて、下る途中でラーメン屋を見つけたが、まだ10:30過ぎとあって開店前。

121007_104408121007_104454坂を下りきったところに、創作うどん家ぜん丸を発見。11時開店とのことだったが、「入ってお待ちください」との暖かいお言葉に甘えて、早めの昼食とすることにした。

121007_111724121007_111756娘は釜玉うどん、私を始め多くのメンバーは「豪快丼」を注文。淡路島牛丼プロジェクト掲載メニューとのことだが、もはや牛丼ではない。牛丼+カツ丼+海老天丼を合わせた名前通り豪快な丼。ボリュームも多く、セット(うどん付き)にしなくてよかったというのが皆の共通意見。我々が出発する頃には店内はお客さんで埋まり、かなりの人気店のようだった。

121007_115230121007_115110暑くなく寒くなく、気持ちのいい気候の中、のんびりと走行再開。コンビニに立ち寄る間に大人グループに先に行ってもらう。

121007_115910121007_122654またひとつ峠を超えて、ゆるやかな坂を下って行くと伊弉諾神宮に到着。国産み神話で知られる伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島に構えた幽宮を元にすると言われるのが淡路国一宮のこの神社。

121007_122608121007_122926正面の鳥居は阪神大震災で倒壊したものを再建したものとのこと。

駐車場の脇に自転車を止めて参拝する。


121007_123356121007_123054整えられた境内には「古事記編纂千参百年」の幟が立ち並んでいる。

121007_123634121007_123522本殿の手前に大きな日時計と「ひのわかみやと陽の道しるべ」という石碑が立っている。太陽の運行と出雲大社や高千穂神社、伊勢神宮、熊野大社といった日本の大神宮の位置関係が記されており、興味深い。

121007_123640もっとも、そんなことは関係ないし子供たちは日時計に登って遊んでいる(^_^;)。

121007_124200本殿入り口に掲示された「頭髪感謝祭」の掲示に思わず吹き出した。どんな祭か知らないが、親族に頭髪の薄い者が多い呪われた血筋の人間としては、そっちを想像してしまった。まあ、私も笑ってはいられないが・・・。

121007_124234やっと、拝殿にお参り。いつものごとく「家内安全」と、今日は「結婚指輪が見つかりますように」も加えて祈願。

121007_133326売店などを覗いてから、再出走。ほどなく、西海岸沿いの県道31号線に突き当たり、右折して北上。尾崎では集落内の旧道を走ったが、今日は秋祭りのようだ。この集落は神輿を引いていた。

北上ルートは逆風なので、子供たちのペースもがくんと落ちる。15~17km/hがせいぜいだが、時間には余裕があるので大人グループに先に行ってもらい、のんびり進む。

121007_133948121007_13422413:40頃、枯木神社に到着。日本最初の香木伝来伝承地とのことで、珍しく海に向かった拝殿。淡路島は線香の産地としても有名だが、関連するのだろうか?

121007_134252121007_134326境内の裏には香木伝説とは全く関係無さそうな子宝石と、その伝承が記載されている。

121007_134738121007_140106疲れ気味だった子供たちだが、海に降りられる所を見つけると飽きずに遊んでいる。「適当に休んどきや」と言っても聞きやしない(^_^;)。

休憩している間にも、だんだん逆風が強くなってきた。雲も増えて空が暗くなってきたのも気になる所。ちょっと気がせいてきたので、14時頃再出発。

121007_145420121007_145122途中一回、育波のコンビニで小休止した後、富島の焼きあなごの有名店、魚増鮮魚店に到着したのは14:50頃。テラテラ光る鮮度の高い穴子を、目の前で焼いている。この臭いはもはや暴力だ。

121007_145948121007_150002焼きたての大きなあなご2尾で550円なり。油の乗った身は、ふっくらしてとても美味。昨年は到着時に売り切れで悔しい思いをしたが、1年振りのリベンジを果たした。

あなごパワーを注入して、さあもうひと頑張り。東海岸に戻る県道71号線の山越えだ。軽く考えていたら、魚増鮮魚店を出発して数百メートルで、目の前にいきなり急坂が出現。

私もちゃんと下調べしていなかったので予想外。當眞さんからは「2つの山の間を抜ける低い峠」と聞いていたので、なめてかかっていた。集団はばらけ、各自のペースで必死で上って行く。

121007_151956121007_152118坂の途中にあった富島八幡神社でも、今日は秋祭りで蒲団大鼓がずらっと並んでいる。後続を待ちがてら見物。

121007_152220121007_152734後続追いついてきたので、再出発。神社からしばらくは傾斜が緩くなったが、集落内の旧道(?)から県道71号線に合流したところに、傾斜11%の表示(汗)。皆から悲鳴が上がる。

121007_152742直線的な急坂が続いていたが、その時点でも上りはすぐに終わるだろうと思っていた。様子見がてら先に行ってピークから声を掛けようと思ったが、少し先で急傾斜こそ一段落するがその先にはまだ上りが続いている様子。こりゃだめだと、皆の様子を見に引き返した。

121007_153658121007_153712女性や子供、小径車が中心のショートコース班ではあったが、急傾斜でも意外にみんな健闘している。娘はノリクラ用の低ギア比なので比較的余裕があったが、N崎さんの息子さんもロードバイクのギア比で押しもせずに頑張っている。

121007_153736121007_154302傾斜が一段落する地点で後続を待つ。皆さん予想外の急坂ながら、なぜか笑顔(苦笑?)。ここからは、蘖(ひこばえ)が茂る棚田や海が見下ろせる絶景。この辺りは石田の棚田として有名だそうだ。

121007_154658121007_155612全員揃ったところで、ピークを目指して再出発。最初の急坂を登った上は台地状になっており、傾斜はさほどキツくなく、住宅も点在する開けた風景。

121007_160918上り切った後は、交通量が少なく傾斜が緩い気持ちのいい下りが待っていた。この写真の直後なのだが、ここはちょっとした上り返し。上り切った辺りで、後続を待つために止まろうとしたら、後ろから娘が声を掛けてきた。「お父さん、後の人らな・・・アッ」と声が途切れ、次の瞬間「ガシャーン」という音。振り返ると、娘が深さ1mほどの側溝に落ちてひっくり返っていた。

またも血の気が引いたが、とにかく駆け寄り娘を抱き起こした。今度はヒザに大きめの擦過傷を作ったが、他に大きな外傷はない。手足の関節や頭にも大した異常はないようだったのでひと安心。側溝の底に土が積もっていたもあって、ショックが和らげられたのかもしれない。

自転車は借り物だし、参加者の皆さんに迷惑をかけている負い目から、ついつい「今日二度目やで、何でなん!」と語気を強めてしまったが、娘は今回も泣きはしないで堪えている。思い直して「慌てんでいいから、落ち着いて」とできるだけ優しい声で事故の状況を尋ねた。

答えは「何でかわからんけど、端に行き過ぎてしまってん」とのことで、疲れもあったのかもしれないが、結局のところ単純な油断ということのようだった。私自身、4月に側溝に落ちる事故を起こしているので、偉そうなことは言えないが、親としては一日に何度も事故を起こされては気が気ではない。

私が娘を見ているうちに、自転車は参加者の方や當眞さんが見てくれていた。「自転車は大丈夫です」とのこと。二度の転倒にも大きな異常のない自転車の丈夫さに助けられた。体重の軽い子供に、24インチチューブラリムで14番スポーク36本はオーバースペックだろうと思っていたが、子供の自転車は丈夫であることが大事なのかもしれない

121007_163038「あと少し、がんばろうな」と娘背中をさすってやり、再出発。16:30ごろ、久留間交差点で海沿いのR28に戻ってきた。

121007_164232121007_165234日没が近付き、道路上には自分の影が長く伸びている。後は朝に走った平坦な道を7kmほど引き返すだけだが、向かい風で道路も渋滞気味。気温もかなり下がってきた。一団となって走るには13~14km/hで巡航するのが精一杯。これらに加えて、娘には事故のショックもあるだろう。表情が硬い。

121007_165556121007_165557わずか7kmが結構長く感じたが、16:55に出走地点のBikers Cafe チルコロさんに帰ってきた。

121007_170022121007_170030すでにロングコース班も到着済み。今年は大きなトラブルもなく、スタートが早かったこともあって、明るいうちに帰ってこれたとのこと。

121007_165714途中は苦しくても、走り終わればみんな笑顔。なのだが、「頑張ったな」と声を掛けても、娘だけは表情が沈んだまま。

121007_170908121007_170852チルコロさんで用意されたカレーを頂き、皆で今日の走りを振り返る。暖かい部屋で食事をして、ようやく娘の表情にも明るさが戻ってきた。

とは言え、私はのんびりしていられない。暗くなる前にもう一度指輪の捜索。しばらく探してみたが、やっぱり見つからない。自力捜索を諦め、すぐ近くに淡路警察署があったので、紛失届けを出すために場を離れる旨を當眞さんに伝えたら、「僕も探してみましょう」とのこと。

私の失敗の尻拭いを當眞さんにさせるのは筋違いだし、主催者の當眞さんは他にも用事がたくさんあるはず。遠慮したのだが、私が警察に言っている間にも捜索を続けてくれていた。

警察で紛失届を出して戻る途中に携帯電話が鳴り、當眞さんから「たぶん、ありました」との連絡。戻って確認すると紛れもなく私の結婚指輪。やはり草むらにあったとのことだが、なくした本人が見つけられないものを探しだしてくれた當眞さんには感謝してもし切れない。出したばかりの紛失届を取り消しに警察に再往復することになったが、まずはひと安心。神社の度に祈願したお陰だろうか、いつかお礼参りをしなくては。

121007_181140121007_174130ようやく落ち着いて席についたが、そろそろ帰路の出発時間。結局じっくりとチルコロさんを拝見することもできなかったのが残念だが、これは娘が撮ったワンちゃん。娘はワンちゃんと戯れ、子供だけサービスのデザートを賞味して、復活したようだ。

121007_181322121007_18204618:20頃、チルコロさんを出発。


121007_205136121007_205626渋滞に巻き込まれて20:50頃ぽたりんぐぅさんまで帰ってきた。娘は、ほぼ寝っぱなし。初めての50km超ライドに事故連発で疲れきっただろう。ちょっと心配だったので、ヨメさんに車で迎えに来てもらい、娘と簡単にばらせる娘の自転車を載せて帰ってもらった。

121007_212808121007_212836私は最後のひと頑張り。自走で帰宅したが、自宅近くで地車に出会った。今週末は近所でも祭りだったのだ。今日はたくさんの秋祭りに出会う一日だった。

今回の淡路島ポタリングは、私と娘ばかりがトラブルを起こしてしまい、當眞さんや参加者の方々に迷惑をかけっぱなしだった。参加者の方々に充分楽しんでもらえただろうか? それが気がかりだ。

親の勝手な都合ではあるが、娘に嫌な思い出だけが残ることも心配。これに懲りず付き合ってくれればよいのだが。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録 (一部記録不正確)
 スタート: 2012/10/07 8:48:44
 完了: 2012/10/07 17:01:57
 バイクタイム: 6:56:23
 停止時間: 1:09:38
 距離: 55.97 km
 平均スピード: 時速 8.07 km
 登り: 1502 メートル
 カロリー: 2368 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 54.4 km
 消費カロリー:—-kcal(心拍計不調)
 計測時間:8:08:18
 平均心拍数:—
 最大心拍数:—
 平均速度:—-km/h
 平均ケイデンス: —
 最大ケイデンス: —
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:——-
 ターゲットゾーン内時間:——-
 ターゲットゾーン以上時間:——-
 走行時間:3:36:21
 累計走行距離:5053.3km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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嵐の日 出師は先の 四代目 [新フレーム完成?]

120930_102822木曜日に自転車工房エコーの唯さんから連絡が入った。新フレーム「猛虎四號」が完成したが、問題があると言うのだ。台風で今日の自転車ライドを断念したので、様子を見にエコーさんを訪問した。

120930_101700開店直後にオジャマして、早速フレームを拝見。フレーム自体には全く問題なく、塗装も遠目には黄色と黒が塗り分けられ、注文通りの見事なタイガースカラー。

120930_101710ところが、トップチューブの上面に塗装ムラがあるのだ。どうせ使ううちに傷はつくものだし、少々のことならそのまま引き取らせてもらおうと車でやってきた。とは言え、ワイヤー内蔵工作をしたこともあって、スムーズなこの位置の塗装ムラはかなり目立つ。乗車中に下を向く度に目に入るので、さすがに気になるだろう。

120930_103658そんな訳で、責任のない唯さんには申し訳ないが、再塗装をお願いすることにした。有名な塗装業者さんの手によるものなので意外だが、たまにはこんなこともあるのだろう。それ以外の部分はラグといい、胴抜きといい、キレイに仕上がっていただけに残念だ。

(塗装以外は)完成したフレームを見るのは初めてだったが、やはりコンチネンタルカットラグは存在感が抜群。ちなみに、トップチューブには「猛虎四號」のロゴも入っている。

120930_102254シート部は集合ステーになっており、幅の狭いシートステイブリッジには貫通穴だけでなく、マッドガードを隠し留めするためにボルトを付けていただいた。

120930_102230リアキャリアも同時作製。シートステイブリッジの貫通穴と、シートステーにロウ付けしてもらったダボを利用して装着する。リアエンドのマッドガードのステー用の右側ダボは、将来ダルマネジを使用する可能性に備えて、外側にオフセットしてもらっている。これにより、留めナットがトップコグやチェーンと接触しない。

120930_120318これが、最終的な猛虎四號のスケルトン。純ツーリング車の猛虎参號よりは、やや戦闘的なポジション。ツーリング、ロングライド、ヒルクライムレースと、1台でオンロードのいろんな用途に使えるように、汎用性のある設計を意図している。

再塗装には、恐らく3週間くらいかかるだろう。猛虎四號の出師(出陣)はもうしばらくお預けだ。

120930_103518120930_103548猛虎四號の後ろには、店内の工房スペース。猛虎四號もここで作られ、今も製作中のフレームが見える。フレームが作られる所を間近で見られるお店は、他にはなかなかないだろう。

120930_104258120930_104322唯さんは自転車に限らず物造りや機械いじりの得意な方で、お手製のプラモデルや、ウクレレも飾られている。店内の本棚などもご自分で作製され、車も全て自分で整備されるそうだ。

120930_120008これも手作りのステンドグラス。しかし、唯さんではなく、唯さんの奥さんの手によるものだそうだ。ご夫婦そろってモノ作りの得意なのに驚かされる。

120930_120630120930_120556余談だが、エコーさんで買い手を探しているのが、このトライアルバイク。サドルこそ破損しているが、それ以外は傷みが少なくあまり使われていない様子。

120930_120744120930_120646フレームも使用しているパーツも本格的で、リアブレーキはマグラ。この仕様で2万5千円程度というのはかなりお買い得と思われる。腰を痛めてなければ、私が欲しいくらいだ。興味のある方は、エコーさんにお問い合わせ下さい。

台風の迫る中ではあったが、朝から何人も修理のお客さんや、常連さんが訪れていた。居心地のいい雰囲気に、自転車談義が盛り上がり、今回も長居してしまった。

帰路はちょうど台風の最接近しており、荒れた天気だったが、もう一件寄り道。東淀川のイトーサイクルさんに立ち寄った。特にツーリング系の造詣が深いお店で、自転車業界に入る前からお世話になっていた。

120930_151524枚方に住んでいた結婚前には度々おジャマしていたが、住まいが遠くなって10年以上ご無沙汰していた。しかし、今回はイトーさんでなければという要件があった。TAの5ピンクランク用替ギアを手に入れたかったのだ。新フレームでも現在使用中のクランク、スギノPXを流用するつもりだが、5ピンクランク用替ギアはなかなか入手できない。歯数バリエーションが多い5ピン替ギアを常時在庫しているのは、大阪ではイトーサイクルさんくらいだろう。

希望のアウター42T、インナー26Tの組み合わせを無事ゲット。今使用中のギアがかなり消耗していたので、新フレームへの組み付けを機会に交換するつもりだ。

久々の訪問にも関わらず、仕事絡みの情報も色々教えていただき、店長さんは親切に応対してくれた。ありがたい限りだ。今日は嵐の中ではあったが、2つの親切な自転車屋さんとの交流に心が暖まる一日だった。

■本日のフォトアルバム

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走り終え 野分立ちたる 嵐前 [ジョギング5.5km]

34838今週末は日曜日(9/30)に、アートサイクルティーエーズさんの走行会に参加させてもらう予定だった。ところが、台風が近づいてきており、今晩から雨の予報。明日は自転車で走るのは恐らく難しいと思われる。

明日決行となる可能性もゼロとはいえないので悩んだが、実は台風以外にも明日のイベント参加をためらう理由がある。先週日曜からまた腰を悪化させてしまったのだ。かなりマシになってきてはいるが、重い鈍痛が残り、長距離ライドには不安が残る。

そんな訳でいずれにしても明日のイベント参加は断念し、今日天気のいいうちに腰の様子を見がてらジョギングしてみることにした。

入念なストレッチの後、腰痛ベルトで腰を固めていつもの公園周回コースを走りはじめた。腰も前述の通りだし、前回の5km走が久々にしてはペース早すぎるのではないか、という助言も複数いただいた。そんなわけで序盤から意識してゆっくり走る。最初はキロ7分を目標にしていたが、さすがに遅すぎるように思われ、キロ6分半程度で周回を重ねていく。

最初は物足りないように思われたが、これだけゆっくりでも脇腹痛の兆しが現れた。さらにペースを落として受け流し、さらに周回を重ねていく。腰は違和感みがないわけではないが、走れないほどではない。

さすがに5km近くになるといつものヒザ痛が出てきたし、腰もツラくなってきたので、無理せず12周回約6kmで終了とした。と思ったが、後で記録を見たら周回数を間違えていて約5.5kmだった。それでも、前回より距離を伸ばすことができた。

これからも当面は、ゆっくりしたペースで距離を伸ばしていくようにしよう。

帰宅してしばらくすると、パラパラ雨が降りだした。台風の影響が本格的に出てくるのは今晩以降だろうが、徐々に風も出てきた。早めに行動しておいて正解だった。

■コースマップ

■本日の走行記録(ジョギング)
 Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/09/29 10:57:40
 完了: 2012/09/29 11:33:36
 ランタイム: 0:35:31
 停止時間: 0:00:00
 距離: 5.26 km
 平均: 6:45 /km
 登り: 145 メートル
 カロリー: 398 kcal

■ラップタイム(1周約500m)
 ラップ01 0:03:15
 ラップ02 0:03:08
 ラップ03 0:03:09
 ラップ04 0:03:10
 ラップ05 0:03:11
 ラップ06 0:03:17
 ラップ07 0:03:42
 ラップ08 0:03:04
 ラップ09 0:03:10
 ラップ10 0:03:19
 ラップ11 0:03:06

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バイシクルクラブとファンライドに掲載されました [2012ノリクラ]

今年は自転車雑誌2誌に、私の雄姿(?)が掲載されました。

bc1210zbc1210aバイシクルクラブの取材記者は、自らも58分台でゴールした山口博久さん。選手としてゴールした後は、そのままゴール地点で取材というお忙しいお立場に頭が下がります。重量やギア比など自転車のスペックにも詳細な取材を頂いてましたが、六甲颪の元である車載スピーカーにも注目いただきました。

それにしても、クロモリとはいえまずまず軽量な私の出場車に比べて、ママチャリで参加のコスプレの方々(ウォーリー、ミク、マルチ、悪魔おじさん、セーラー服)には頭が下がります。近年は、コスプレやる以上ママチャリでないといけないような雰囲気が・・・。私にはとてもムリですが。

fr1210zfr1210aファンライドには2年連続で掲載いただきました。走行中の写真を掲載いただいているので、並み居るカメラマンのどなたかがファンライドの方だったんですね。

現地でインタビューを受けたわけではないんですが、こちらも自ら出場されていた橋本謙司(ハシケン)さんの記事。バイクラの山口さん同様に、自らも1時間切りという私とは次元の違う世界で戦われています。惜しくもファンライド編集部を去られるとのことですが、今後の活躍をお祈りします。

今年は上記お二人のライターさんの対決も面白かったですね。

12年目のノリクラですが、自転車雑誌2誌に掲載となれば、今年のコミックエントリーも大成功\(^o^)/。また、来年に向けての励みになります。

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半袖が 肌寒き夜に 友去りぬ [MACC離日]

「マレーシア コナ・日本文化交流ライド」と銘打ち、約三週間以上に渡って西日本各地を走ってきたMACC(マレーシア・アドベンチャー・サイクリスト・クラブ)のメンバーたちが、いよいよ日本を離れることになった。

120925_1957167/26朝のマレーシア行きフライトに備えて、彼らは7/25午後から関西空港入り。私は仕事終えてから、彼らの荷物の一部を車で関西空港まで運ぶことにした。彼らが旅の終盤に宿泊していた久保・谷田貝ご夫妻のお宅で、彼らの荷物をトランクに収めたが、軽自動車でもまだまだ余裕があった。結果としては、もうちょっと荷物を残していっても良かった。

久保・谷田貝ご夫妻には何日も宿泊をお引受けいただき、申し訳ない限りだったが、出発前に谷田貝さんから差し入れの缶コーヒーやお菓子などを頂き、最後まで恐縮。

120925_200340120925_200514車で訪れるのは初めてだったので、ちょっと心配だったが順調に車を飛ばして、20時頃に関西空港に到着。

MACCの方々が日本を

に荷物を引き渡して、ひと仕事終了。

120925_200528120925_200524いつの日にかの再会を約束して、お別れ。マレーシアを訪れることも、強く要望された。海外での自転車ライドはまだ未経験だが、せっかくご縁もできたし、マレーシアを走る機会ができたら面白い。仕事を何日も休むのは難しいし、腰痛持ちでもある私にとって簡単なことではないが、ちょっとマジメに考えてみよう。

今回は私の協力が至らぬことばかりで、MACCの方々には充分なおもてなしも出来なかったし、久保・谷田貝ご夫妻にはさんざんご迷惑をお掛けした。反省点ばかりではあったが、少し自転車を愛する仲間たちの役に立てただろうか?

今まで自分が自転車を通じて楽しませてもらったお返しをできればと、ここ数年小規模のイベントを企画したりしていた。ところが、今回のマレーシア人サイクリストとの交流では、お返しどころかまた新たな出会いと楽しみを与えてもらった。今さらながら、自転車ってイイな、と思う。

 

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