思い出を 日焼けに刻む 島周り [淡路島合宿2日目(福良-鳴門岬-石田の棚田-岩屋)]

[淡路島合宿1日目]からの続き

130526_052552130526_052530 食って飲んだ一夜が明けた。目は5時前には覚めたが、走りとお酒の疲れでしばらくは起き上がれず。5時半頃にようやく起き上がってみると、空いた一升瓶が昨夜を物語っている。

宿の窓を開けてみると、福良湾が見渡せ、帆船の姿をした観光船も見えた。今日もいい天気のようだ。朝の清々しい空気に、(仲間には出遅れたが)散歩に出ることにした。

130526_061408130526_061448 宿を出ると先に散歩に出ていた仲間が、すぐ横にある水路を眺めている。船が留められているが、どう見ても出口がない。干潮の時には水門をくぐれるのだろうか?

造船工場もある福良湾だが、水は澄んでいる。水底に沈んだ自転車もハッキリ見える(笑)。

130526_062406130526_062434 ぶらぶら海沿いを歩いて福良バスターミナル(かつての淡路鉄道駅跡だろうか?)付近へ。下見の時には慌ただしく一周するだけだったが、一泊してこんなのんびりした時間を過ごすのもいいものだ。

観光船乗り場に着くと2艘の帆船(風観光船)、咸臨丸と日本丸が、なかなかの偉容で停泊していた。船でのうずしお観光というのも面白そうだ。今回は時間的な問題もあって無理だが、いつか乗ってみたいものだ。


130526_062032130526_062014 観光センター前に、これから向かう鳴門岬への無料バスの案内が立っていた。そこそこ厳しい坂が待ち受けているだけに、仲間へのネタになるかな・・・輪行させてもらえるかどうかは定かではないが(^_^;)。

130526_062520130526_062656 すぐ近くには、福良港津波防災ステーションが立っている。一見、錆び錆びの廃墟のようだが、その実、錆で錆を制し、内部まで腐食させない特殊な素材で作られているとのこと。

でも、やっぱり見栄えがするとは言えないなあ。近寄ってもただの錆びにしか見えない。

130526_062950130526_065658 その隣には、淡路の伝統芸能、人形浄瑠璃が催される淡路人形座があり、観光施設が集中している。

宿に帰って朝食。関西風に納豆はなく、海苔は味付け海苔。私のような関西人には当たり前だが、関東勢には新鮮な様子。

130526_075336130526_075830 腹ごしらえがすんだら、みんな予定の8時より早く準備を完了。学生時代には考えられなかった時間前行動。

体調の悪い家族が心配なあきひろさんは、すでに先行出発済み。残る12名で、元気に出走! 私はちょっと宿酔い気味だが・・・。

130526_080740130526_081718 まずは、先ほどの福良バスターミナル付近へ。飲料などの買い出しや、あらためて帆船と自転車のツーショット撮影。

それでは、本格的に出発。

130526_082608130526_082254 ・・・のはずだったが、5分も走らないうちに、うずしお朝市に遭遇。しばし停車。

私はお土産に焼き穴子をゲット。真空パックだから大丈夫かと思ったが、自家製なので心配と氷も持たされた。うーん、朝一番からかなりの重量増(^_^;)。

130526_084210130526_084206 町外れからは、いきなり厳しい上りが始まる。当然、班走行を解除して、各自のペースで上ってもらうが、途端に脱兎のごとく飛び出す、坂のスペシャリストmasaさんとiwaさん。

これはっ、と私も2人の後を追いかけ、masa-iwa列車に乗った。道はいったん海岸近くまで下り、再び上り坂。

残念ながら、この坂で2人についていけず失速・・・あえなくトレイン途中下車。さすが、ほぼ毎週厳しい峠を上っているだけのことはある。

130526_084924130526_084942 2つ目のピークを超えて下ると鳴門岬先端の道の駅うずしお。8:50頃到着。

先着の2人を鳴門海峡を見下ろす展望所に案内していると、すぐ後ろからN田さんが到着。レース嫌いなN田さんだが、かなりの健脚。実は昨日も宿に到着後、(今朝は開店時間まで待てないあきひろさんに付き合って)ここまで来ていた。しかも、宿の人に「自転車ではどんなに早くても間に合わない」と言われた閉店時間に間に合わせた。しかも二人共太タイヤ・・・どんな脚やねん。

130526_085040130526_085936 鳴門海峡と大鳴門橋をバックに猛虎四號もパチリ。

仲間たちも次々やってくる。残念ながら渦を巻くほどではなかったが、潮流が眼下を川のように流れていた。

130526_085718130526_091924 撮影が落ち着いたら、自転車ラックに駐輪。職員の方が下見の際に2週間前に設置したばかりと言っていたが、こうした設備はありがたい。

展望所付近からは、これから向かう北東方面の風力発電所の風車がこちらを向いて回っているのが見える。いい感じに追い風のようだ。

130526_092018130526_093142 玉ねぎソフトや鳴門金時ソフトなどのご当地スイーツもたくさん販売されており、皆さん「当たりだ」「外れだ」と楽しんでいる様子。淡路島バーガーもあったが、さすがに朝食を食べたばかりなので手が出ない。

ここでも約30分滞在してしまい、そろそろ先を急がねば。

130526_093742130526_095958 鳴門岬からは坂を上って少し引き返し、ピークを越えた先の分岐を湊方面に曲がるとまた上り。標高約120mの本日の最高地点を越える。

先ほど見た風車を見上げながら、追い風にのって海岸線を北上していく、今度は大鳴門橋がバックになる。

130526_100052130526_100922 前から気になっていた沖合の小島に渡る太鼓橋。今回はそちらに行ってみようということになった。

丸山の集落を抜けていくと、みわっちさんのご実家? なわけはない。

130526_101140130526_101618 様子見で先行した時に、地元の子供二人が自転車で競走していたので、茶目っ気を出して二人共追い抜いた。それをきっかけに、私に着いてきた。

子供らと話をしながら、海の展望公園に着くと、大鳴門橋が見渡せるいい景色。

130526_101438130526_101444 気になっていた太鼓橋に近づいてみると、これは弁天島を有料の海釣り公園にしたもので、料金を支払わないと島に入れないのが残念。

太鼓橋の手前で自転車を立てかけていると、小さい方の子に「そんなとこに置いてたら、海に落ちんで。ボクな、いっぺん自転車、海に落ちてん」と言われた。「で、その自転車引き上げたん?」「ううん、新しいの買ってん」・・・くわばらくわばら、風も強いし、慌てて自転車移動。

130526_101902130526_102200 またまた寄り道をしてしまったが、10:20頃再出発。丘の上の風車群が、今日は見事にグルグル回っている。

子供らも集落の外れまで着いてきた。こうした出会いも旅の楽しみ。一人は中1で、もう一人は息子と同じ小4とのこと。特に小4の子は、人懐っこい。

130526_102202130526_103828 「ここで、帰るわ」と言う子供らと「バイバ~イ」と別れ、先に進む。

小4の子がバスで通っている辰巳小学校の前を通る丘を越えて行くと、タイガースの名前の入った印刷会社が?

130526_105308130526_105706 湊の集落の手前に湊港がある。訓読みだと「みなとみなと」。頭の中がそろそろヤバい。

湊付近は瓦の産地であり、御原橋の欄干には瓦が使われている。ここに車でも瓦を使ったオブジェなどがたくさんあった。

130526_112650130526_114542 ほとんど海岸沿いの平らな道だが、岬を迂回する小さなアップダウンが次々現れて、それなにり消耗していく。

11:30頃、都志の手前の焼肉屋さんに入り、昼食。

130526_130840130526_131220 食後のデザートは、iwaさんからご要望のあった江井の和菓子屋「宝来堂」で調達。

私は淡路島名産の玉ねぎを使った「玉葱パイ」を、家族へのお土産に持って帰ることにした。

130526_133608130526_133700 13:30過ぎ、枯木神社に立ち寄り。日本で最初に香木が伝来したとの伝承がある。

裏手には、香木伝説とは何の関係も無さそうな子宝石。どんな由来があるかは現地でご確認下さい。

130526_141424130526_141434 今回、石田の棚田を見たいとのリクエストがあり、寄り道することにしていた。

14時過ぎに、棚田の入り口になる富島の魚増鮮魚店に到着。

130526_141632130526_142016 ここは焼き穴子の有名店で、ぜひみんなに食べて欲しいが、関東まで帰る参加者の事を考えると、そろそろのんびりはしていられない。そこで、焼き穴子組と棚田を見に行く組に分かれて行動することにした。

私は昨秋のツーリングでも通ったので知っていたが、棚田組が店のすぐ脇の道を入って行くと、いきなり急坂が立ちはだかる。苦しそうなメンバーが多いが、なぜか嬉しそうなメンバーも(^_^;)。

130526_142234130526_142702 勾配標識を見つけて一瞬喜びながら、「何だ(たった)11%か」と残念な様子・・・。

上るうちに、県道の向こうに棚田が見えてきた。しかし、近づいて見ると播磨灘を見下ろす風景ながら、田んぼにまだ水が張られておらず、風情はもうひとつ。それにしても、田植えが遅過ぎないだろうか?

130526_145912 もの足りない思いを焼き穴子にぶつけるべく、魚増鮮魚店に戻ったが、大量注文が入ったのか焼くのにかなり時間が掛かっており、先を急ぐ我々は断念。

1台を除き、ナロータイヤだった棚田組は、先行班を追いかけてかっ飛ばす。私は最後尾だったが、着いて行くのが大変なほど。ところが、唯一のMTBだったカサリックさんは余裕でトレインに乗っていた(^_^;)。

やがて、明石海峡大橋が行く手に見えてくる。

130526_150656130526_151458 15時過ぎに、明石海峡大橋直下の道の駅あわじに到着。車で淡路入りしたメンバーはここから走り出していたので、一応のゴールとした。

今回の合宿を振り返り、記念撮影をしたり、おみやげを買ったり淡路島の最後を味わった。

130526_155222130526_160254 「次はノリクラで」と車組と別れ、鉄道移動組は岩屋港のジェノバライン乗り場に、15:45頃戻ってきた。やはりかなり混んでいたが、我々のメンバーはなんとか次の16時の便に乗れた。あと1台多くても台数オーバーだったので、ギリギリだった。

帰路は、デッキ席で海風にあたりながら明石海峡大橋をくぐる。

130526_163928 16:20頃には明石駅に到着し、輪行袋に自転車を積める。なごり惜しいが、新幹線組ともここでお別れ。「じゃあ、次はノリクラで」

私と近所の友人は18:15頃なかもず駅に帰着した。食事して帰宅したのが19:30くらい。錆びは怖いが、さすがに自転車の塩を落とす気力もなかった。

1日目は向かい風に泣かされたものの、今回も晴天に恵まれた「大人の合宿」。お陰で日焼け止めを塗っていたにも関わらず、ずいぶん焼けてしまった。

大きなトラブルもなくホッとしているが、ホストの一人としては至らない点が多く、実行委員長(?)のみわっちさんにも負担をかけてしまった。それでも、懲りずに来年どうするか考えてしまうのは、やはり大勢の仲間達と走るのは実に楽しく、いいリフレッシュになるからだ。浜名湖、岐阜、佐渡、富士山一周、富士山ヒルクライム2本等々、色んな意見も出ているが、仲間がいればどこも楽しそうだ。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter

Cyclemeterの記録
 スタート: 2013/05/26 7:57:56
 完了: 2013/05/26 15:43:49
 バイクタイム: 3:39:54
 停止時間: 4:05:52
 距離: 78.89 km
 平均スピード: 時速 21.52 km
 登り: 2601 メートル (より正確と思われるルートラボは942mを記録)
 カロリー: 1981

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 70.8km
 消費カロリー:—-cal(未計測)
 計測時間:7:53:17
 平均心拍数:—(未計測)
 最大心拍数:—(未計測)
 平均速度:20.2km/h
 平均ケイデンス: 80
 最大ケイデンス:123
 心拍数ターゲットゾーン:130-152 
 ターゲットゾーン以下時間:-:–:–(未計測)
 ターゲットゾーン内時間:-:–:–(未計測)
 ターゲットゾーン以上時間:-:–:–(未計測)
 走行時間:3:30:35
 累計走行距離:5738.1km(2010年12月10日より)
 ※誤停止区間あり

 

 

■本日のフォトアルバム

※今回は容量の関係で縮小画像を掲載しています。元データがご入用な方はお気軽にお申し付け下さい。

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