台湾自転車事情2010その2

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【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】

[台湾自転車事情2010その1]よりの続き

100320_085138 明けて3/18、いよいよ台北ショーへ。今年はMRTが延伸して会場である世貿中心南港展覧館のすぐそばに駅ができましたが、ホテルと会場の往復はほとんど無料のシャトルバスを利用しました。

 ホテル間だけでなく、今年は桃園空港への無料シャトルバスも運営されていました。その他にも、出展企業を通じての宿泊費の優遇や、無料の歓迎レセプション、軽食のサービス、パソコンコーナー、ビジネスや観光のツアーの提供(有料)など、主催者である中華民國對外貿易發展協會(TAITRA、台湾貿易センター)の海外バイヤーに対する優遇は、相変わらずすごいものでした。

100318_144456_thumb 会場レイアウトを見てすぐに気づいたのは、上下二層の大ホール(1Fと4F)だけでなく、5F、6Fも展示スペースになっていたこと。明らかに昨年より展示スペースが拡大しています。ショーガイドによると、出展者が昨年の761から892に、ブースコマ数は2888から3018に増加しています。

 昨年は、表向き出展者も来場者も増えたと発表されていましたが、ビジネスデーは人影がまばらな時間帯もあり、最終日の一般ユーザーの来場などで、なんとか帳尻を合わせた印象を受けました。経済危機の影響が、自転車業界にも及んでいたのを実感させられたものです。

100318_111000_thumb 今年は、昨年より会場に活気を感じました。恐らく来場者もかなり増えているでしょう。5Fは中国(大陸)コーナー、6Fは新規出展コーナーとなっていましたが、いずれも通路と小部屋しかない狭いフロアですので、大ホール(1F、4F)に出展するより、かなりの不利を否めないと思われました。特に6Fに上がるエスカレーターがないため、混み合うエレベーターか階段で上るしかありませんでした。これでは億劫になります。

 聞いた話では、まだ200社以上の出展待ち業者がいるそうで、無理矢理の出展スペース拡大も追いついていないようです。

 ただ、個々の業者を見ると、出展面積を減らしたり、数社で共同出展しているケースが多々見受けられました。主催側からブース面積縮小の要請もあったようですが、それに応じる業者が多かったということは、一概に「危機を乗り越え順風満帆」とも言いきれないように思われます。業界一様に業績が回復しているのではなく、回復度合いは業者によって大きな差があるということです。

 今回のショーでは、日本人の姿をかなり多く見かけました。輸入業者のバイヤーだけでなく、自転車販売店やマスコミ関係者も多かったようで、NHKの取材も来ていました。ショーだけでなく、台湾の自転車事情を色々取材して、朝のニュースの時間帯に台湾特集のひとつとして放映する予定だそうです。

 会場では韓国人の姿も増えていたように思われます。昨今、韓国政府が自転車産業を優遇する政策を取っていることも影響しているのかもしれませんが、やはりいち早く経済危機から脱しつつある韓国経済の勢いを反映しているのでしょう。

100320_121242_thumb 昨年に引続き、最終日3/20(土)は台湾の一般客も入場。子供連れで場内を歩いている家族連れや、サイクルウェアの若者も多く、多くの人にサイクルスポーツが普及しつつあることが伺えました。

100319_141716_thumb さて、肝心の展示の傾向はと言いますと、完成車はピスト系自転車が、昨年よりかなり減りました。

100319_141752_thumb 特に、昨年は散見された実戦的なピスト競技車がほぼ皆無で、今年展示されていたピスト系自転車は、ほとんどがフラットハンドルでした。その多くは皮サドルなどを用いた装飾性の高い懐古調で、実用性よりファッション性が重んじられていました。

100319_141144_thumb 数を減じたピスト系自転車の代わりに、今年目立ったのが電動自転車です。日本で主流の婦人車(ママチャリ)タイプだけでなく、小径車をベースにしたスポーツタイプや、リカンベントタイプも数多く展示され、自転車というよりスクーターのようなものも見受けられました。

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 ピストに限らず「懐古調」は昨年に続き大きなトレンドでした。ピスト、ロード、プロミナードと車種は分散していますが、多くの完成車ブランドで高級スチールバイクがラインナップされ、本革やメッキを多用した自転車があちこちで見受けられました。

100319_141920_thumb パーツ類でも、亀甲型押しの軽合金マッドガードや、メッキパイフ風のキャリアやボトルケージ(実際にはステンレス製)、ラージフランジハブ、砲弾型ヘッドランプ(ただし中身はLEDライト)といった、懐かしい品々が復活を遂げていました。ヨシガイ、スギノ、タンゲといった日本(発祥)業者さんも、この時流に乗って大いに盛り返している様子でした。

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 靴に例えれば、行動しやすいスニーカーだけでなく、トラディショナルな革靴も見直されているといったところでしょうか。早い、軽いといった性能ばかりを追い求めるのでなく、伝統的なものを見直すという傾向は、決して悪いことではありませんが、一歩間違うと自転車を流行のファッション小物として扱っているだけとも言えます。一時のブームに終わらずに定着するかどうか、注目していきたいと思います。

100318_113826_thumb1 ファッションと言えば、もうひとつ今年増えたのが、女性を意識した装飾性の高い商品です。

100318_153150_thumb1 蝶の形のボトルケージ、ラインストーンをあしらったベルやバルブキャップといったキラキラ商品が会場のあちこちに見受けられました。

100318_150304_thumb1 中には自転車をラインストーンだらけにした「デコチャリ」も・・・。


[台湾自転車事情2010その3]に続く


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