手を入れて 乗れた自転車 乗れなくし(涙) [ママチャリパンク修理、猛虎四號ホイール組み]

140810_095917 今日の表題は川柳。台風が再接近する中を、朝からヨメさんの自転車を修理。昨日スローパンクをしたのだが、ママチャリの後輪の修理は面倒なので気が重い。

140810_100641 スタンド、キャリア、マッドガードといったハブの両側に挟んでいるステー類に加えて、左はハブブレーキ、右は3段変速といくつものアイテムが重なりあっている。

 それらを外して、チェーン引きも外し、チェーンケースを開けて前ギアからチェーンを外してたるみを作ってようやく後輪が外れる。毎度のことながら、バック拡げ工具が欲しくなる。

140810_101759 毒喰らわば皿までで、前輪も外した(こちらは簡単)。

140810_103550 減りの少ない前輪(右)と後輪(左)を交換して、長持ちさせようという目論見。

 まだ差は少ないが、ホイールチェンジのために前後輪を外す気合はないので、この貴重(であることを祈る)な機会を利用することにした。

140810_102346 後輪のバルブナットを外すと、バルブが傾いた。これは例のあれか? と、タイヤを外してみると、はやり中でチューブが折れ曲がっている。

 空気圧が極端に低い状態でブレーキングすると、リムとタイヤの位置がずれて、こんな現象が起きる。これがスローパンクの前と後どちらで生じたのかは不明だが、チューブが擦れて粉を吹いており、肉厚が薄くなっている事が予想される。このチューブはパンク修理せずに、破棄することにした。

140810_104558 後輪にはストックのあった新品チューブを装着。特に後輪は、できるだけトラブルを防止したい。

140810_102824 タイヤをセットして前輪を戻そうとしたら、ハブの回転が軽すぎる事に気づいた。2012年末にグリスアップしたばかりだが、念の為に開けてみると、汚れは少ないが、かなりグリスが減っている。

 2年足らずでここまでグリスが減るのは意外だが、前輪は駐輪場でも雨を浴びやすいし、ヨメさんが雨中走行をすることが増えたせいかもしれない。たっぷりグリスを足しておいたが、これからも要注意だ。 

140810_110405 前輪に続き、毎度のごとく苦労しながら後輪も装着。最後にエアーを規定気圧まで注入して終了。二日がかりのメンテで、またしばらくは調子よく走ってくれることを祈りたい。

140810_115112 ついでに、娘のママチャリにリングロックを装着した。

 予備キーが無くしたので取り外していたのだ。ワイヤーロックで場つなぎをしていたが、これで素早いロック&解除が可能になるだろう。代金は、キーを無くした娘の小遣いからマイナスするか?


 午前中で家族の自転車の整備は終わらせたが、台風で外に出られないし、午後は懸案になっていた猛虎四號の後輪の組み換えをすることにした。

 10年以上使用したアラヤCTL-385リムは、往年の超軽量リム。カタログスペック385gの超軽量でヒルクライム中心の私の走りを支えてきたが、さすがにそろそろ限界なようだ。後輪はダッシュをかけると剛性不足でフニャッとしたり、走行中にキチキチという異音がするようになった。そこで昨年末に前輪用にさらに軽量なCTL-370を入手し、それまで前輪に使用していたダメージの少ないCTL-385を後輪に回した

 一時的に状況は改善したものの、わずか数ヶ月で後輪に回したCTL-385からもキチキチ音が生じるようになり、剛性不足も感じるようになった。 過去の経験で言うと、キチキチ音はリム内部で破片が動くことで生じる。つまり、破片が生じるようなリムの破損が内部で生じている可能性があるということだ。テンションコントロールに失敗したのかもしれないが、高テンションに耐えられないほど強度が落ちているのだろう。

140810_125605 早急な交換が望ましいが、同等品の入手は困難を極める。現行品でも400gを切るようなアルミリムは滅多にない。数少ない同クラス品であるKINLIN XR-200を採用することも考えたが、金銭的な問題もあってなかなか交換できなかった。困っていた所に、近所の友人が使っていないMAVIC OPEN PROを提供してくれた。重量的には重くなってしまうし、他のパーツと年代がずれてしまうが、精度と強度に定評のある現行リムは普段使いに持って来いだろう。

 リム2本だけでなく、なぜか片方のリムはデュラエースの前ハブにSAPIMの2.0スポークで組まれた頑丈な完組み状態(^_^;)。デュラハブは無期限レンタルとのこと。そのまま使用できるが、重量的には現在使用しているCTL-370+サンツアーSLマイクロライトの方がだいぶ軽い。前輪は剛性不足も感じないし、当面交換せずに使用することになるだろう。

140810_130807 バラす前に、参考にスポークテンションを計測しておいた。フリー側が平均109kgf、反フリー側が平均74kgf。左59:右41のテンション比ということになる。

140810_132313 いよいよ後輪をばらし始める。ニップルをゆるめ、ニップルスターターMOJOhandsでニップルを外し、スポークも外していく。

140810_140925 最後にバルブ穴周辺のスポークを残しておき、リム交換後の位置の参考にする。左落としとか、右落としだとか、スポークのセットには頭を使うものだが、私はもっと単純に、バルブ穴周辺のスポーク位置をコピーして、周囲のスポークの位置を決めていく手法を取ることが多い。

 もっとも、今回はヨンロク組に初挑戦するつもりなので、反フリー(左)側しかそのままコピーはできない。久々に頭を使う必要がありそうだ。

140810_141155 そんな訳で、事前にDT SwissのSporkes Calculatorで計算した表を眺めていて、青くなった。「何で右が3クロス(6本組)で、左が2クロス(4本組)やねん!」何とヨンロク組の左右を取り違えて計算していたのだ。当然、事前に調達したスポークも誤った長さ。

140810_143258 非常に初歩的なミスで、これ以上の作業は不可能になった。仕方ないので、スポークに目印のラベルを張ってバラし、ホイール組みは中断となった。

140810_144317140810_144132 最後に重量比較。リム単体で見た場合、CTL-385は実測390gで、OPEN PROは465g。外周部で75gは結構大きな数値。とは言え、普段使いにはトレーニングになるし、剛性が高いリムは意外に重さを感じない。現在通勤車に使用しているMA40のホイールをピンチヒッターにした時にも、体感している。重量的にはMA40と同等だが、より新しい世代のOPEN PROには、さらに改善を期待だ。

140810_145032 バラす前にホイール全体の重量を測るのを忘れたが、昨年末に組み直した時にはQRなしで920gだった。念のため外したパーツを集めて袋に入れて計測したら、925g。ほぼ同数値が出た。

 大腿骨骨折後、お蔵入りしている猛虎四號だが、そろそろ実走トレーニングに出られそうなくらいに回復してきた。早いところ適正なスポークを調達して、走行可能状態にしたい。

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